ギヌラは臭い植物?その特徴や育て方、花の注意点など基本情報を解説!

ギヌラは臭い植物?その特徴や育て方、花の注意点など基本情報を解説!

ギヌラという植物をご存知でしょうか?紫色の葉が素敵な、個性的な植物なのですが、実は花が臭いことで知られており、放っておくと臭い香りが広がります。今回はそんなギヌラの臭い特徴や育て方のコツ、管理上の注意点など基本情報を解説していきます。

記事の目次

  1. 1.ギヌラとはどんな植物?
  2. 2.ギヌラの特徴
  3. 3.ギヌラの種類
  4. 4.ギヌラの花言葉と名前の由来
  5. 5.ギヌラの販売価格は?
  6. 6.ギヌラの育て方①環境
  7. 7.ギヌラの育て方②用土・植え付け
  8. 8.ギヌラの育て方③水やり・肥料
  9. 9.ギヌラの育て方④植え替え・増やし方
  10. 10.ギヌラの育て方⑤切り戻し・手入れ
  11. 11.ギヌラの育て方⑥病気・害虫
  12. 12.まとめ

ギヌラとはどんな植物?

一般的な観葉植物よりも個性的で面白味のある植物を育ててみたい方におすすめなのが「ギヌラ」です。ギヌラは紫色の葉が特徴的なカラーリーフで、個性的な雰囲気で好まれます。ただし、実は花から臭い香りがすることでも知られており、その花を放っておくと臭くて嫌がられてしまうのが難点です。今回はそんな個性的なギヌラの特徴や種類、花言葉や育て方など基本情報を解説していきます。

ギヌラの特徴

ギヌラとは?

ギヌラとは、キク科サンシチソウ属に分類される常緑多年草です。サンシチソウ属ではなく、ギヌラ属とされることもあります。原産地はユーラシア大陸やアフリカ大陸と、その近辺の島々で、ギヌラ属は100種類以上が生息しています。つる性の植物であり、高さはあまりありません。観葉植物としてよく育てられているのは、パープルパッションやパープルサンダーといった品種で、紫色の葉に魅力があり、寄せ植えのアクセントにも使われます。

ギヌラは初心者でも育てやすい?

初心者の方が気になるのが育てやすさですが、ギヌラは比較的育てやすいタイプの植物と言えるでしょう。元々の生命力が弱くありませんので、初心者の方も、気になった方はぜひ育ててみて下さい。育てる上で注意しなければならないのが、水やりの頻度などの基本的な部分はもちろんのこと、冬の管理がポイントとなります。暑さには強いのですが、寒さには弱い部分がありますので、冬越しが上手く出来れば問題ありません。

ギヌラの開花時期と臭い香りについて

紫色の葉を楽しむカラーリーフですが、花も見せてくれます。花は春から秋にかけて咲き、画像のように黄色い花となっています。花自体の見た目は悪くないのですが、実はこの花は臭いことで有名です。室内で育てる場合は特に臭い香りは問題となりますので、花は早めに切り取ってしまうと良いでしょう。また、花を放置しておくと種が出来ますが、その種の発芽率もあまり良くありませんので、増やす場合は後述する挿し芽がオススメとなります。

ギヌラの種類

ギヌラの種類①パープル・パッション

最もよく流通しているのが、パープルパッションです。こちらは葉の表面が緑色、裏が紫色になっており、紫色の短い毛で覆われているのが特徴。また、葉はギザギザとしていて、半蔓性です。画像の通り、落ち着いたシックな雰囲気があり、人気があります。和名はツルビロードサンシチと呼ばれており、「蔓天鵞絨三七」と書きます。

ギヌラの種類②パープル・サンダー

もう一つ、よく流通しているのがパープルサンダーです。こちらは葉に淡い桃白色の覆輪斑が入る品種で、パープルパッションと比べると流通・販売量は劣りますが、人気があります。パープルサンダーもパッションも育て方の基本は変わりませんので、お好きな方を育ててみて下さい。

ギヌラの花言葉と名前の由来

ギヌラの花言葉

臭い花ではありますが花を咲かせますので、花言葉も持っています。ギヌラの花言葉はあまり知られていませんが「独創的」です。臭い香りを持つという個性的な面から付けられた様子の花言葉となっており、多くの方が納得するのではないでしょうか。花をどなたかに贈ることはあまり無いかと思いますが、株自体を贈る機会はあるかもしれません。花言葉の意味に気を付けて贈りましょう。

ギヌラの名前の由来

少し不思議な響きに感じる名前ですが、これはギリシャ語が由来となっています。ギヌは「雄」という意味があり、オウラは「尾・しっぽ」の意味で、この二つが合わさってつけられた名前とされています。これは柱頭がしっぽのように突き出ている様子から付けられています。また、和名ではビロードサンシチなどと呼ばれますが、これはビロードのような形状になることと、仲間のサンシチソウが日本にもある為、こう呼ばれるようになりました。

ギヌラの販売価格は?

ギヌラの販売価格

観葉植物 ハイドロカルチャー 苗 ギヌラ プチサイズ 1寸

楽天

育てる前に気になるのが苗の販売価格ですが、こちらは比較的安価に販売されています。大きくない苗であれば数百円程度で販売されていますので、気軽に購入して育てられます。ただし、そもそもの販売量が多くありませんので、園芸店やホームセンターで売っていないかもしれません。その場合はネットショップを利用すると良いでしょう。

ギヌラの選び方

お店で販売している株を購入する場合は、状態の悪いものは避けて選びましょう。葉の色つやが悪かったり、病害虫の様子があったりするものは避けた方が無難です。最初に調子の悪いものを選んでしまうと、後の管理が大変になります。お店であれば状態の悪いものを避けられますが、ネットで購入する場合はどの苗が来るか分からないことが多いので、信頼出来るお店を利用して下さい。

ギヌラの育て方①環境

ギヌラは地植え?鉢植え?

育てる際の形ですが、日本の寒さには耐えられない場合がほとんどですので、多くの地域では鉢植えで育てることになります。一般的に販売されている鉢を使えるのはもちろん、半つる性の植物ですので、釣り鉢にして垂らすようにして育てるのもオシャレでおすすめです。お好きな鉢・形で育てていきましょう。

ギヌラに適した生育環境

日光を好む植物ですので、日当たりが大切です。日光が不足すると、葉の色が悪くなり、茎も細く間延びしてしまいます。徒長すると弱い苗になってしまいますので、なるべく日の当たる場所で育てていきましょう。春と秋は戸外での管理がおすすめです。ただし、真夏の直射日光を浴び続けると葉焼けすることがありますので、夏は半日は日陰となるような、半日陰での管理が良いでしょう。

ギヌラの冬の管理

育てる上で一番ポイントとなるのが、冬の管理です。冬越しさえ上手く出来れば問題なく育てていけるでしょう。耐寒温度は5度程度ですので、出来れば10度くらいの気温で管理して下さい。秋になり、最低気温が15度を下回る頃には室内に取り込みます。室内管理をする際も、出来るだけ日の当たる場所で管理しましょう。窓際は夜間に冷え込みますので、かなり寒い日は移動させるなどして下さい。

ギヌラの育て方②用土・植え付け

ギヌラの用土

使用する用土は水はけの良い土が良いでしょう。一般に販売されている観葉植物用の土を使うのが簡単でおすすめですが、水はけが悪そうであれば少し川砂を混ぜると改善出来ます。また、ご自身で土を混ぜる場合は、赤玉土の小粒を7割、腐葉土を3割の割合で混ぜて使います。その際、元肥に緩効性肥料を少し混ぜておくと良いでしょう。

ギヌラの植え付け

植え付けの適期は4~8月の、穏やかで暖かい時期が適しています。鉢の底に鉢底石を敷いてから、用意した用土を入れます。購入した株を置いて、隙間をなくすように土を入れ、たっぷり水やりをすれば植え付け完了です。植え付けてしばらくは水切れに注意しましょう。

ギヌラの育て方③水やり・肥料

ギヌラへの水やり

水やりは一般的な観葉植物同様、鉢土の表面が乾いたらたっぷり水を与えます。乾く前に与えると水の与えすぎになりますので、乾いてから与えるようにしましょう。水が多い状態よりも、少し控え目にしておいた方がバランスの良い株になります。冬時期はあまり水を必要としなくなりますので、乾いてから3日ほどあけて水やりをすると良いでしょう。また、乾燥している様子であれば、時折霧吹きで水をかけてあげて下さい。

ギヌラへの肥料

肥料は多すぎるよりも、やや少なめに与えた方が綺麗になります。最初に元肥として緩効性肥料を土に混ぜておいた後、春から秋は2~3ヶ月に1回のペースで緩効性肥料を追肥してあげます。液体肥料を使う場合は、月に1~2回のペースで与えると良いでしょう。

ギヌラの育て方④植え替え・増やし方

ギヌラの植え替え

よく成長する植物ですので、植え替えは毎年必要となります。植え替えの適期は5~6月が適期ですが、4月~7月の間であれば行っても構いません。植え替えは植え付けと同様に、新しい用土を用意して、また緩効性肥料を混ぜておきましょう。この植え替えと同時に、切り戻しや、後述する挿し芽での増やし方を行います。

ギヌラの増やし方

種まきで増やすことはあまりありませんので、挿し芽での増やし方が一般的です。この増やし方は簡単で、5~9月に、伸びすぎた茎を3節つけて切ります。先端の葉を2枚残して下葉は取って下さい。パーライトとバーミキュライトを同量で混ぜた土に、半分ほど挿します。あとは明るい日陰で、水切れしないよう管理すれば、1ヶ月ほどで根が出てきます。必ず成功する増やし方ではありませんので、同様に何本か挿しておくと良いでしょう。

ギヌラの育て方⑤切り戻し・手入れ

ギヌラの切り戻し

茎が伸びすぎて乱れている状態になったら、適度な長さに切り戻してしまいましょう。切った茎は、挿し芽での増やし方で使えます。また、切り戻すことで脇芽が出るので、ボリュームが増えてバランスが良くなります。冬の寒さで下場が落ちてしまった株は、春に株元から5㎝ほどの位置で思い切って切り戻すことで、新芽が出てまた美しく茂ってくれます。

ギヌラの手入れ

育てていると下葉が黄ばんできますので、黄ばんだら除去して下さい。また、開花時期の項でも先述した通り、花は臭いので、つぼみが付いたら取っておくと良いでしょう。

ギヌラの育て方⑥病気・害虫

ギヌラの病気

炭そ病という糸状菌が原因の病気が発生する可能性があります。もし発生したら、発生箇所を取り除いて処分し、防除しましょう。気温と湿度が高いと発生しやすいので、風通しの良い場所で管理することが大切です。

ギヌラに付く害虫①ハダニ

一般的な害虫であるハダニが付きます。ハダニは暖かく乾燥している環境を好みますので、定期的に霧吹きをすることで予防出来ます。特に、葉裏に付いて吸汁しますので、葉裏に霧吹きするようにしましょう。また、上記動画のような、比較的安全な薬剤を使うのも良いでしょう。

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ギヌラに付く害虫②カイガラムシ

カイガラムシが付くこともあります。カイガラムシは名前の通り、殻を持っている害虫で、薬剤が効きにくいのが特徴です。見つけたらこすり落として駆除しましょう。幼虫の間は薬剤が効きやすいので、薬を使うのも良いでしょう。詳しい対策方法は下記記事で解説しています。

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まとめ

今回の「ギヌラは臭い植物?その特徴や育て方、花の注意点など基本情報を解説!」はいかがでしたでしょうか?臭い特徴から花言葉や育て方、植え替えや増やし方などを解説させて頂きましたが、個性的な植物がお好きな方はぜひ育ててみて下さい。毎年植え替えが必要ではなりますが、管理自体は難しくありませんので、初心者でも育てられる植物です。

ギヌラが気になる方はこちらもチェック!

今回はギヌラについて解説させて頂きましたが、他にも観葉植物・ガーデニングに関する記事が沢山あります。気になる方はぜひ見てみて下さい。

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T・S
ライター

T・S

元農家で農業検定を持つライターです!植物に関すること、海のこと、DIYについて主に書かせて頂きます!


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