はじめに
マップコードとは?調べる方法やカーナビでの使い方
カーナビなどで地図を表示させるのになかなか目的の場所が出ずに困ったことはありませんか?住所や建物名で一覧検索する方法もありますがスムーズとは言い難いですね。そんなときに便利なのがマップコードという数字から地図を調べる方法です。
マップコードを使いこなそう
一度取得すれば同じ場所を何度でも何人にも簡単に伝えることができURLより少ない文字列で取得できるので受け取る方も入力が楽で喜ばれます。今回はこのマップコードという仕組みの説明と調べる方法・駐車場などの大まかなワードの一覧検索からの作成方法・受け取った側の使い方も解説していきます。(「マップコード」および「MAPCODE」は(株)デンソーの登録商標です。)
マップコードについて
マップコードとは
この仕組はデンソーというメーカーが考えたもの。このデンソーは愛知県に本社がある自動車用品のシェアトップをほこる会社ですが、自社製品だけでなくこのマップコードを無償で利用することを許可し(一部利用に際しては決まりがある。後述で詳しく紹介)そのおかげでカーナビでの地図表示・検索方法がとても簡単になりました。
マップコードは緯度経度を使った地図表示機能
マップコードは簡単に説明すると緯度経度を使って日本国内をブロック分けして数値化。数字のみの文字列を入力するだけで難しい地名などを入力せずともピタリとその場所の地図を取得できるというものです。緯度経度を使っていることから範囲の重複などはなく、たとえ住所番地がない場所であっても検索・地図の取得ができるという大きなメリットがあります。
マップコードの仕組み・数字の意味
この仕組みで使われているのは0から9までの数字と*という記号ひとつだけ。入力は簡単なのは良いですが知らない人が見たらただの数字の羅列ですし同じように数字を羅列するものとして電話番号や緯度経度などもあり紛らわしいことも。その数字の組み合わせの意味を分かれば、これはマップコードであるとわかりやすくなるでしょう。簡単にではありますが、ここでは緯度経度から出すその数字の意味をご説明します。
マップコードとは4組の数字の組み合わせ
カーナビなどに入力する場合、連続した数字であることも多いですが実はマップコードは4組の数字の組み合わせでできています。それぞれは緯度経度をもっと単純に数値化しているのでそれだけ見てもマップコードをよほど記憶している人でない限りただの数字としか見えないでしょうが、それぞれの数字は機械の中で緯度経度に戻され的確にその場所の地図を取得することができるのです。
それぞれの数字の意味は
マップコードの書かれ方(各数列の意味)を説明すると日本全体を緯度経度を数値化した1162個のゾーン分けに、その中を900個のブロックに、また次も900個のユニットに。そのあとに*を付けてユニットをもっと細かいSコアというものに分けます。これが合計4組の数字の組み合わせになり、マップコードと呼ばれるものの書式です。
マップコードの表示について
ここまでマップコードなら日本国内の細かいところまで指定することができると言ってきましたが、それがどのくらい細かいかという表示範囲についても解説しておきましょう。
マップコードはどのくらいの範囲に対応しているのか
マップコードは最大で27km四方のゾーン分けされます。その次に約750m四方さらに2-30m程度の大きさと次第にそのゾーン内を小さくブロック分けしていきます。マップコード高分解拡張部対応のカーナビでない場合この2-30mの範囲が通常の表示範囲となります。
マップコードは最小3m四方の範囲まで表示
マップコードに*がつきその後に数字が表示されているものは、さらに範囲を狭めて地図を検索することが可能です。これをマップコード高分解拡張部対応と呼びます。こちらになると3m✕3mという極めてピンポイントに地図を調べてマップコードを取得することができるでしょう。
マップコード対応のサービスは
マップコード対応1.国内生産のカーナビ
数字をいくつか入力するだけで簡単に目的地を表示できる便利なマップコード。一番利用しやすいのはカーナビシステムでしょう。日本製のカーナビの約8割がマップコードでの目的地検索に対応しており、とても使いやすいです。予め別のツール類で調べる・知人から教えてもらっておくことで住所を入力したりカーナビの施設一覧検索などの面倒な検索は不要となり一発で目的地を表示させられます。
マップコード対応2.マピオン
マピオンは日本の地図検索サービス。いろいろな地図検索方法がありますが、その中にマップコードでの表示も使用可能。表示の使い方は上部検索窓の上にある検索方法一覧の中からマップコードを選び、その窓の中にマップコードを入力するだけ。これですぐに目的地の地図が表示されます。こちらでは地図表示された中からポイントを選んでそこのマップコードを調べることもできるので、そちらも後述でご紹介しましょう。
マップコード対応3.一部のスマホアプリ
スマートフォンアプリの中では表示させるだけでなく調べることもでき、そのマップコードをBluetoothでカーナビに転送することができるものがあります。それが「NaviCon おでかけサポート」。iosとAndroid両方に対応しており、制作はマップコードを開発したデンソーですので信頼度も高いアプリです。
マップコードを検索して調べる方法1.GoogleMap
マップコードは施設のホームページなどでは地図案内として表示されていることもありますが、地図サービスによっては自分で調べることができより見たい場所の地図取得することが可能です。ここからは2つのサービスでの調べる方法を紹介しましょう。
マップコード取得・作成方法1.
まずはPCでもスマートフォンや携帯でも使いやすいGoogleマップでの調べ方から。Googleマップの画面ではなくこの章の下記リンクのURLがマップコード取得用の地図となりますので、そちらからGoogleマップにアクセスするようにしてください。
マップコード取得・作成方法2.
取得の仕方は簡単。リンク先の地図表示させると沖縄が出てくるでしょう。これを拡大や縮小、地図の移動など普段のGoogleマップを使う要領で目的地を探してください。
マップコード取得・作成方法3.
調べる位置が表示されたら、マップコードを取得したい場所をタップまたはクリック。見慣れたGoogleマップでの赤いポインターが立ち下部に緯度経度とマップコードの両方が表示されますので、これをコピーしたり書き写したりして利用しましょう。
マップコードを検索して調べる方法2.マピオン
マップコード取得・作成方法1.
もうひとつ、利用者も多いマピオンでのマップコードの取得方法も簡単ですのでご紹介しましょう。まずはマピオンのページへアクセスして自分が調べたい場所を表示させてください。
マップコード取得・作成方法2.
マップコードを調べたい場所(地図中央にしたい場所)をタップまたはクリックすると地図に赤い☓がつきます。一度赤いチェックポイントが立つと地図の別の場所を触れると簡単にポイントが移動するので、うっかり間違えに注意しましょう。
マップコード取得・作成方法3.
PCなら右クリックすることでそのポイントしたところの詳細が表示されます。一度この窓が表示されればポイントが移動しても大丈夫なので見やすいように表示範囲を移動させて平気です。この中の「地図URL」というところを選ぶとその中にマップコードも含まれるので、この画面のスクリーンショットや手書きでメモなどに書き写す等、利用しやすい方法で保存すれば良いでしょう。
マップコードの使い方
カーナビでマップコードを使おう
取得仕方もわかったところで、このマップコードをよく使うカーナビでの使い方を例としてご紹介しましょう。カーナビの検索方法一覧には住所や電話番号などいろいろな方法がありますが目的地には住所登録がない場所を選びたい場合も多いでしょう。そんなときに便利なのがマップコードを使った方法です。
カーナビにマップコードを入力するには
使用できるカーナビであれば、目的地検索一覧の中にマップコードが表示されるでしょう。画面に触れることでマップコード入力窓が出てくるので、そこに数字を打ち込むだけ。対応機種であれば先程のスマートフォンアプリを使用することで入力せずともアプリからコードを飛ばすことも可能ですのでこちらと合わせて使うのもおすすめです(アプリの使い方はアプリ側でご確認ください)。
カーナビでのマップコードの使い方は簡単
検索方法一覧からマップコードを選択して数字入力・アプリからコードを飛ばすとどちらの方法にしてもカーナビでの使い方はとっても簡単です。何より住所入力が大変なのはカーナビを使っている人にとってはよくご存知でしょう。行ったことがない場所で地図から目的地が選べない場合はマップコード利用が簡単でおすすめです。
マップコードは自由に使えるか
マップコードの利用・表示条件
マップコードを調べて自分で使う、ともだちに教える程度であれば良いですが例えば企業などで印刷物として配る・ホームページに掲載するといった使い方の場合は比較的ゆるやかな規約・条件が発生します。その方法は2つのことをする必要があります。
マップコードの印刷物やHP利用は
印刷物やホームページに常に表示させる場合は①マップコードのロゴマーク画像を同時に表示させる②「マップコード」および「MAPCODE」は(株)デンソーの登録商標です。という文字列を入れる。このふたつです。ロゴマークはマップコードのサイトからダウンロードして使用することができます。
まとめ
マップコード対応サービスで検索・作成便利に利用
カーナビでよく知らない場所を目的地として設定する場合、それを他人に教える場合にも便利に使えるマップコード。その調べ方はPCやスマートフォンアプリなどを利用することで簡単に取得することができます。カーナビで住所を入力するのが大変という方は是非マップコードを調べてからという方法をお試しください。
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