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ムラサキハナナの育て方は?種まきかた増やし方まで栽培のポイントをご紹介!

ムラサキハナナの育て方をご存知でしょうか?ムラサキハナナと言えば、自宅でももちろん育てられますが、道端でも見かける野草として知られていますよね。今回はそんなムラサキハナナの特徴や育て方・栽培方法、種まきでの増やし方などを解説していきます!
2020年8月27日
T・S
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ムラサキハナナの育て方は?

野性味あふれる植物でお庭を華やかにしたいと考えている方におすすめなのが「ムラサキハナナ」です。自然なお庭を作るには、煌びやかすぎるお花よりも、生命力が強くてワイルドなお花が似合いますよね。ムラサキハナナは自生するほど生命力が強い上に、実は食用にも出来るという特徴があります。今回はそんなムラサキハナナの育て方・栽培方法から種まきでの増やし方まで解説していきます!

ムラサキハナナの特徴

ムラサキハナナとは?

アブラナ科オオアラセイトウ属に分類される、中国原産の一年草です。後述しますが、色々な呼び方をされているので、この名称を知らなくても花自体は知っているという方が沢山います。現在はヨーロッパや日本でも野生化している為、全国的に見ることができ、道端でも見かける野草として知られていますよね。草丈は約50センチほどになります。

ムラサキハナナは初心者でも育てやすい?

育ててみたいと考えている方にとって大切なのが、栽培難易度ですよね。ムラサキハナナは非常に丈夫な植物ですので、初心者の方でも簡単に育てられます。よほど酷い扱いをしない限りは枯れませんので、安心ですね。群生させるととても美しいので、是非沢山育ててみて下さい。一度種まきをすれば、翌年からはこぼれ種でも増えてくれますので、どんどんボリュームを増やせます。

ムラサキハナナの開花時期

開花時期は3~5月になります。開花時期を迎えると、茎の先に3センチ程度の可愛らしい花を沢山咲かせます。花弁は4枚あり、その中心には雄しべと雌しべがあります。花色は名前の通り紫色で、派手な花ではないものの、群生させれば中々迫力があります。美しい花ではありますが、野性味が強いので、整形花壇ではなく、自然風の庭で育てると良いでしょう。

ムラサキハナナは食べられる植物

驚きの特徴が、実は食用になることです。ただの野草だと考えている方が多いのですが、実は中国では野菜として栽培されているほど食べやすい植物なのです。ただし、旬が過ぎた葉は固くなってしまいますので、固くなりすぎていない若い葉を食べましょう。食べ方は後述して解説しています。また、アブラナ科の植物ですので、種子からは油も採取出来ます。

ムラサキハナナの花言葉と名前の由来

ムラサキハナナの花言葉

花言葉は、「知恵の泉・聡明・優秀」といった能力をイメージさせる花言葉と、「癒し・仁愛・変わらぬ愛」といった優し気な花言葉の二つに分かれます。どちらも良い印象の花言葉ではありますが、意味がかなり違いますよね。どなたかに贈られる際は、どちらかの花言葉を選んで添えてあげると良いでしょう。

ムラサキハナナの名前の由来

ちょっと不思議な響きの花の名前ですよね。漢字で書くと「紫花菜」と書き、紫色の花の菜という意味があります。また、属名であるオオアラセイトウ(大紫羅欄花)や、ショカツサイ(諸葛菜)と呼ばれることもありますね。諸葛菜は、三国志で知られる諸葛亮公明が群体の食料にしていたことが由来となっています。ハナダイコンと呼ばれることもありますが、実はこれは間違っていますので、他の呼び方をした方が良いでしょう。

ムラサキハナナの販売価格は?

ムラサキハナナの販売価格


気になる販売価格ですが、種は大体200円程度で流通しています。ただし、野草として全国的に自生している植物ですので、あまり流通量は多くありません。ネットショップでも通販出来ますが、下記のような公式サイトから探した方が確実です。特に品種はなく、本種の種だけが販売されていますね。また、種の流通がメインですが、早春にはポット苗が販売されることもあります。

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ムラサキハナナの選び方

ポット苗を購入する際の選び方ですが、そもそもの生命力が強いので、あまり心配して選ばなくても大丈夫です。葉が青々としていて、元気そうな苗を選びましょう。病気になることはあまりありませんが、害虫の被害を受けることはありますので、害虫が付いていないかだけチェックしておくと良いですね。

ムラサキハナナの育て方・栽培方法①環境

ムラサキハナナは鉢植え?地植え?

育てる際に悩むのが、鉢植えにするか地植えにするかの選択かもしれません。ムラサキハナナは生命力が非常に強いので、どちらでも育てることは可能です。野性味の強い雰囲気がありますので、自然な形で言えば地植えの方が合いますが、お庭が無い場合、あるいは飾りたい場所が決まっている場合は鉢植えにすると良いでしょう。室内でも育てられますが、屋外の方が雰囲気が合いやすい植物です。

ムラサキハナナに適した生育環境

ムラサキハナナは日当たりの良い場所を好みます。日光がよく当たる場所で育てていきましょう。多少日陰になっても育ちますが、日当たりが少ないと徒長気味になりますので、なるべく日の当たる場所で育てましょう。また、水はけや風通しが良いことも元気に育てる条件となります。

ムラサキハナナの夏冬時期の管理

観葉植物を育てる際のハードルになるのが、厳しい夏冬時期の越え方ですよね。しかし、ムラサキハナナは野生化するほどの植物ですので、夏冬も簡単に超えられます。耐寒性が非常に高いので、冬でも屋外に出しておいて大丈夫です。また、冬の寒さに当たらないと開花しなくなりますのでご注意下さい。鉢植えの場合は軒下に移動させると良いでしょう。夏は乾きやすいので、水やりペースにご注意下さい。

ムラサキハナナの育て方・栽培方法②用土・植え付け

ムラサキハナナに使う用土

使用する用土はあまりこだわらなくても大丈夫です。野生化する程の植物ですので、お庭の土をそのまま使用出来る場合が多いでしょう。少し改良した方が良さそうであれば、種まきをする前に腐葉土を混ぜ込んでおくのがおすすめです。鉢植えにする際は、市販されている観葉植物の土を使うか、赤玉土を7割・腐葉土を3割の割合で混ぜた土を使って下さい。

ムラサキハナナの種まき

準備が出来たら種まきをしましょう。種まきの適期は9~10月ですが、寒い地域に住まわれている方は8月中旬以降に行って下さい。秋時期に種まきをすることにより、冬の寒さで花芽が作られ、春に開花します。種は鉢や花壇に直まきしてしまって構いません。重ならないように種まきをして、2ミリ程度覆土をし、水やりをします。後は乾かさないようにしばらく管理してあげましょう。

ムラサキハナナの苗の植え付け

直まきせず、苗作りから始めた場合は、本葉が4枚になったタイミングで植え付けをしましょう。根が大切ですので、なるべく傷つけないように丁寧に植え替えて下さい。植え変えタイミングが遅れると成長に支障が出ますので、遅れないようにしましょう。


ムラサキハナナの育て方・栽培方法③水やり・肥料

ムラサキハナナへの水やり

観葉植物を育てる上で最も大切な水やりですが、ムラサキハナナは水やりもあまり気にし過ぎなくて大丈夫です。地植えであれば雨水から吸水出来ますので、ほぼ水やりは必要ありません。真夏の暑さが厳しい時期に、あまりにも乾燥している場合は水やりをしてあげましょう。鉢植えの場合は地面から水が供給されませんので、土の表面が乾いたらたっぷり水やりしてあげて下さい。

ムラサキハナナへの肥料

肥料分もあまり必要ありません。やせた用土でもしっかり育ってくれます。逆に、肥料分が多すぎると徒長してしまい、花も付きにくくなるので気を付けましょう。周囲に他の植物がある場合は、ムラサキハナナに肥料分がいきすぎないように、緩効性肥料を少量だけ与えると良いですね。

ムラサキハナナの育て方・栽培方法④植え替え・増やし方

ムラサキハナナの植え替えは?

一年草ですので、植え替えも必要ありません。植え替えをするとしたら、苗作りをして、鉢、もしくは花壇に植え替えするタイミングだけです。もし何かしらの事情があって植え替えをしなければいけなくなったら、根を傷つけすぎないように、丁寧に掘り上げて植え替えて下さい。根がちゃんと活着するように、植え変えた後はたっぷり水やりをしましょう。

ムラサキハナナの増やし方は種まきで

肝心の増やし方ですが、ムラサキハナナの増やし方は種まきになります。花が枯れると、種が入ったサヤが出来ますので、サヤが茶色くなったら種を採取します。その種を涼しい場所で保管しておいて、秋時期になったら種まきをしましょう。種を採取するのが確実な増やし方になりますが、放って置いてもこぼれ種で増えることが多いです。一部だけ種を採取しておいて、一部は自然に任せてみるのも良いでしょう。

ムラサキハナナの育て方・栽培方法⑤病害虫・その他

ムラサキハナナの病気

非常に丈夫な植物ですので、病気になることもあまりありません。ですが、あまりにも厳しい環境になっていたり、水やりをしすぎたりすれば危険ですので、基本を守って適切に管理しましょう。

ムラサキハナナに付く害虫①ハモグリバエ

本種の栽培で一番悩まされるのが、ハモグリバエの被害です。ハモグリバエの幼虫は、名前の通り葉の中に入ります。葉に入ると、画像のように、進んだ道が白く変色して、見た目が非常に悪くなります。幼虫は葉の中にいますので、押しつぶして駆除することは出来ますが、葉の跡は無くなりません。あらかじめ薬剤散布をするなどして予防した方が良いでしょう。詳しい対策方法は下記記事で解説しています。

ムラサキハナナに付く害虫②コナガ

コナガによる被害もよく受けます。コナガの成虫は画像のように小さく、6~7㎜程度しかありません。しかし、放っておくと大量発生してしまい、大きな被害になることもあります。特にアブラナ科の植物を好む害虫ですので注意しましょう。詳しい対策方法は下記記事で解説しています。


ムラサキハナナに付く害虫③アブラムシ

観葉植物の害虫として定番の「アブラムシ」も付きます。少数に吸汁される程度なら問題ありませんが、繫殖力が高いので、大量発生する可能性もあります。屋外で育てる場合は毎日チェックするのも大変ですので、薬剤散布などを検討した方が良いでしょう。詳しい対策方法は下記記事で解説しています。

ムラサキハナナの食べ方

ムラサキハナナの味と食べるタイミング

最後に、ムラサキハナナの食べ方をご紹介します。中国では食用の野菜として栽培されている本種ですが、味はあまり評判が良くありません。美味しくない訳では無いのですが、特別感動する程の味ではないというのが、多くの方の意見です。ちゃんと調理すれば、ほのかな苦味を楽しめる植物ですので、興味がある方は試してみて下さい。

ムラサキハナナの食べ方

中国での食べ方は様々ですが、日本でサッと食べたい場合は、お浸しや炒め物にするのが定番です。お浸しにする場合は、柔らかい時期の茎や葉を食べましょう。茹でてから水にさらすのがポイントです。ほうれん草のお浸しを作るようにして試してみて下さい。

まとめ

今回の「ムラサキハナナの育て方は?種まきかた増やし方まで栽培のポイントをご紹介!」はいかがでしたでしょうか?特徴から栽培方法、食べ方まで解説させて頂きましたが、初心者の方でも育てられる、非常に育てやすい植物でしたよね!食用にすることも可能ですので、興味がある方は是非育ててみて下さい。種まきをしなくても自然に増えていくことが多いので、一度育てれば毎年楽しめるようになるのもポイントです。

ムラサキハナナが気になる方はこちらもチェック!

今回はムラサキハナナについて解説させて頂きましたが、他にも観葉植物・ガーデニングに関する記事が沢山あります。気になる方は是非見てみて下さい。