プロトリーフ 花と野菜の有機培養土 5L
【緑肥】 タキイ種苗 クリムソン クローバー
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クリムゾンクローバーについて
クリムゾンクローバーはきれいな赤の花色がきれいな植物で、雑草のような育てやすさを持ち、初心者にも育てやすいのが人気の花である一方、少し育て方に注意が必要です。はじめてこの草花を育てるときに気をつけたいことや、剪定や増やし方とその時期を解説します。
クリムゾンクローバーの基本情報
「ストロベリーキャンドル」
— 花言葉のつぶやき (@hana56801) May 19, 2019
花言葉 善良
マメ科の1年草。原産地はヨーロッパ。季節は4~6月。花の色は、赤、ピンク、白。 pic.twitter.com/Y8clRa15ZZ
科・属:マメ科シャジクソウ属(トリフォリウム属とも)
原産地:ヨーロッパ各地
学名/英語名:Trifolium incarnatum/Crimson clover
栽培難易度:簡単だが日本の夏の季節は苦手
クリムゾンクローバーはアカツメクサと違う?
クリムゾンクローバーを直訳すると炎のツメクサとなり、少し草花に詳しい方ならアカツメクサのこと?と思われるでしょう。
アカツメクサはいわゆる一般的な白いクローバーの花色が、赤(というよりも濃いピンクや紫色)くなった種類です。今回のメイン植物であるクリムゾンクローバーとはとても近い仲間ではありますが、花の色形が大きく違います。
クリムゾンクローバーの特徴
この花は広い土地一面に植えられていて、とても見事な花畑に仕立てられていることが多いですね。その理由はクリムゾンクローバーの特徴と深い関係がありました。
特徴①値段が安い
【緑肥】 タキイ種苗 クリムソン クローバー
この植物は広大な牧草地に植えられる草食動物の餌や、肥料になる草としても、栽培されています。その理由はとても安く種が売られていること。需要があるので価格も安くなっているのでしょう。
一般家庭で育てる分なら本当に安く種が手に入りますので、失敗覚悟で(どんな初心者の方でもまず失敗することはない植物なのですが)ガーデニングに使ってみてください。
特徴②増やし方が楽
日本の季節には少々合わないところがありますが、絶えたと思っていてもまた季節が変わると復活する場合もあります。また種を採取できますので増やし方も楽におこなえるのです。
特徴③土に栄養を与えてくれる
同じツメクサの仲間の中で一番草丈が低いのが白、続いて赤(ムラサキ)、そして一番背高ノッポなのがこのクリムゾンクローバーとなります。
草を刈って肥料にしたいという目的の方には効率の良い植物といえますし、この花を植えておくだけでもミミズが多く発生し土壌がよく肥えるので、土を休ませつつ豊かにする目的でも植えられるのです。
クリムゾンクローバーの育て方①日当たりや置き場所
大きな畑がなくても自宅の花壇やコンテナ・鉢植えでもきれいな花を咲かせられます。どんなところで栽培したら良いのか、元気な花を咲かせるための日当たりや置き場所の注意点を見ていきましょう。
栽培するところの日当たりは、できるだけよく日光に当たれる場所にしましょう。日陰よりも日なたを好む植物です。1日中は無理だとしても、できるだけ午前中には太陽光が差すような場所に置く・または植えるのが良いでしょう。
季節の置き場所に注意!
日なたが好きですが夏の季節の暑さは苦手です。本来多年草扱いのこの草が1年草扱いなのは夏の季節のせいです。暑い地域の場合は夏に枯れてしまうのは仕方ないと割り切り、引き続き育てたい場合はまた種まきから始めると良いでしょう。
鉢植えならば、できるだけ風通しが良い涼しい場所に置くことで、夏の暑さから守ってあげられます。
クリムゾンクローバーの育て方②土・肥料
植物はそれぞれ好みの土があり、もちろんクリムゾンクローバーにも育ちやすい土というものが存在します。この草花が快適に成長できる、土づくりのやり方とはどこに気をつけたら良いのでしょうか。
土づくり
どんな場所ででも生育可能ですのであまり土質にはこだわりませんが、健康的な株にするには水はけに注意します。あまり多湿で粘土質な土はクリムゾンクローバーの栽培には向きません。
地植えでの土
地植えで種まきをする場合は、あらかじめ栽培予定の土を耕しておくとその後の植物の成長の手助けとなります。それほど深く耕す必要はなく地表から10~15cmほどで十分です。
初心者にもおすすめの市販の土
プロトリーフ 花と野菜の有機培養土 5L
鉢植え用に用意するならば、市販の草花用培養土がおすすめです。丈夫な植物ですが、古い土で病原菌などがある場合は葉が枯れたり、きれいな花が付かなかったりする場合があります。観賞用であるならば、新しい清潔な土であることが大切となるでしょう。
クリムゾンクローバーの肥料
秋に種まきをして、花の時期は翌年の春から初夏までなので、追肥の必要はありません。逆に追肥をあげすぎてしまうと葉が黄色く変色する場合があるので注意しましょう。
クリムゾンクローバーの育て方③水やり
基本的には手間がかからない初心者向けの草花ですが、鉢植えやコンテナで育てる場合には水やりにも気をつけていきましょう。
水やりは他の多くの植物と同様に、土が乾燥したらあげるというやり方が好ましいです。まだ土が湿気っているうちにあげるのは植物にとっていろいろと良くないことが多いので、乾いたことを確認してからたっぷり与えてください。
乾いた土の判断方法で簡単なのは、鉢を手で持ってみること。水を含んだ土は重たく、乾くとかなり軽いと感じられますので、そのときが水やり時とわかりますよ。
水やりの注意点
水やりの方法ですが地植えの場合と鉢植えの場合では変わることが度々あり、特に水をたくさん必要とする植物以外は地植えは水やりの必要はありません。クリムゾンクローバーも地植えにするなら、水やりは雨などで十分まかなえます。水のやりすぎには注意しましょう。
クリムゾンクローバーの育て方④剪定
暑い夏には枯れてしまうので1年草扱いですが、環境が適した場所ならばそのまま株が残り、翌年にまた花を咲かせることもあります。そのためには剪定をして、株を充実させてあげることも必要です。それだけでなく花つきや草姿を整える意味でも、開花時期には剪定をしてあげた方がよいこともあるでしょう。
4月ごろから6月ごろまで次々に花が開花してくるので、クリムゾンクローバーの剪定はこの花がら(花の時期が終わって枯れ始めたもの)を刈り取る作業となります。
種を取る場合はこの花がらを残しておくことになりますが、できるだけ種の収穫は花のシーズンの最後の方にした方が長く花が楽しめるのでおすすめです。
剪定の注意点
花がら摘みはこまめにできれば毎日でもチェックして、黒くなったものは早めに剪定してしまった方が、後の草や花の色もきれいに保てます。花つきがよく剪定しても栄養が不足している(葉や花の色が薄くなってきたとき)ようならば、ごくごく薄くした液体肥料を与えてください。
クリムゾンクローバーの育て方⑤増やし方
春から花を咲かせるためには、秋に種まきや苗の植え付けをしていきます。今年育てた花から種を採取すれば自宅で増やすことも可能ですよ。ここではクリムゾンクローバーの増やし方についてご紹介していきましょう。
この植物は比較的涼しい地域であれば、花が終わったあとの株でも冬越しをして翌年もまた新しい芽を出してきます。しかし株分けをするほど大株にはならないので、増やす場合は種まきでおこなうようにしてください。
ガーデンカバーなど一面に植えている場合は、絶えた株で隙間が開く場合もありますので、その時もそこに新たに種まきをして増やします。
増やし方の注意点・時期
種まきの方法はばら撒きでかまいません。鉢植えの場合は、発芽したものの中から成長がよく健康そうなものを選んで育てます。種まき時期は秋9月ごろが適期で、間引きしながら育てた苗は10月か11月ごろ植え付けましょう。
苗を植え付けて増やす
買ってきた苗や種まきから増やしたものは、秋のうちに植え付け作業をしましょう。特に鉢植えに仕立てる場合には、移植を嫌うマメ科の根をできるだけ傷つけないようポットでの種まき・植え付けがおすすめです。
ひとつのポットに数個種まきして、間引きしながら最終的に1本の苗を残し、そのまま土を崩さないよう丁寧に鉢に植えてください。
クリムゾンクローバーの花言葉「人知れぬ恋」
ここからはクリムゾンクローバーの花言葉と、おすすめの飾り方を紹介していきます。この燃えるキャンドルのような真紅の花言葉の、人知れぬ恋にはどんな理由があるのでしょうか。
真っ赤なきれいな花を咲かせるクリムゾンクローバーなのに人知れぬといわれてしまうのは、この花が緑肥え用にも使われることから来ているのではないでしょうか。切り花や鉢花として流通されているもの以外にも、あまり人の目に触れず育てられている花も多いのです。
その他の花言葉と意味
胸に火を灯すという花言葉は、この花がキャンドルの炎に似ていることから付けられた花言葉です。その他にも私を思い出して、は花が終わった後の茶色い穂が、美しい赤い花だった頃から想像できないような色に変色してしまっているために付いたものなのでしょう。
クリムゾンクローバーの飾り方
きれいに咲いた花は、そのまま花壇や畑で咲いているのを愛でるだけでなく、他の飾り方もあります。花がらになる前に早めに剪定して楽しむ方法などをご紹介しましょう。
切り花
クローバーに似た葉も楽しめますが草丈が長く成長する花なので、切って切り花としても流通しているのです。家で栽培するときも咲いたら早めに花はカットして切り花として楽しむ方が、後から上がってくる花のためにもなります。
鉢植え
広大な畑の景観植物というイメージが強いクリムゾンクローバーですが、自宅で育てる場合は鉢植えに仕立てることもできます。鉢からこぼれそうに広がった赤い花も、それは愛らしく心を癒やしてくれるでしょう。
ドライフラワー
花がきれいな時期にできるだけ長めに切り取ってから、葉を取り除き逆さに吊るして乾燥させてください。きれいな花色のままドライフラワーになるので、乾いた花を使って季節のインテリアやリースとしていろいろな飾り付けに活用しましょう。
クリムゾンクローバーで季節の園芸を楽しもう
クリムゾンクローバーは、キャンドルのような形をした真っ赤な花が印象深いマメ科の草花です。マメ科の草は土を豊かにしてくれるので、庭の花壇の肥やしとしても最適。
花を楽しむだけでなく、土壌のためにも植えて嬉しい花として栽培されています。広い場所がなくても鉢植えでも気軽に育ててみてくださいね。
その他季節の花が気になる方はこちらもチェック
春の花畑や花壇・コンテナを美しく彩るクリムゾンクローバーをご紹介しましたが、その他の季節の草花の育て方のコツの解説や花言葉の記事もご用意しています。気になるタイトルがありましたらこちらもぜひご活用いただければ幸いです。
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