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粘着くん液剤 1L
モスピラン粒剤 3kg
モスピラン 乳剤
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アブラムシとは
アブラムシの基本情報
アブラムシはカメムシの仲間になる小さな虫で、日本だけでもアブラムシは約600種類以上生息していて世界では4000種類以上のアブラムシがいます。アブラムシ見た目は緑、赤、黒などまざまです。胴体が太くて短い特徴的な形をしており植物の上でほとんど動くこなく過ごしていています。すぐにアブラムシは増えることができるので少数だからといってアブラムシの対策を講じないと厄介なことになるので無農薬野菜を作っている方は大変です。
アブラムシは対策をしないとやってくる植物の天敵
アブラムシは数ミリの小さな虫でほとんどの植物にやってくる植物の天敵です。アブラムシは植物にやってきて汁を吸い続け雌だけで増えるので、対策をしないとどんどん増えてアブラムシを退治するのが難しくなります。アブラムシは体長が小さいため気づきにくく、気づいた頃には大量に付着していてすでに、植物に何らかの影響を与えている場合もあるので見つけ次第アブラムシに効く農薬など使ってしっかりと撃退しましょう。
アブラムシは対策や撃退方法はたくさんある
アブラムシは数ミリという小さな体長なので、アブラムシを撃退する方法は他の害虫などと比べるとたくさんあります。家庭菜園の野菜や果物なので、できるだけ農薬を使いたくないという方も手間がかかりますが無農薬でアブラムシを退治する方法もあり、アブラムシには天敵がいるのでうまく天敵を利用することで、無農薬で駆除することもできます。発生する時期や条件、原因などもあるのでアブラムシことを知って撃退方法や対策を講じましょう。
アブラムシの種類
チューリップヒゲナガアブラムシ
緑色で1番見かけやすいアブラムシの代表的な種類でナス科、アブラナ科に来やすいアブラムシです。特徴は体長のわりの長い脚になります。
ミカンミドリアブラムシ
柑橘類につくアブラムシでかなり濃い緑色をしており、丸みを帯びた体をしていて桃やりんご、梨などに被害をもたらす害虫です。
モモアカアブラムシ
色のパターンが多いアブラムシで赤系と緑系が存在します。ウリ科、ナス科、アブラナ科などほとんどの植物に来ます。
セイタカアワダチソウヒゲナガアブラムシ
都会では見かけることがないアブラムシですが、空き地などに生えていることが多いセイタカアワダチソウについていることが多い真っ赤なアブラムシです。
アブラムシが付きにくい植物
アブラムシの対策に利用できる植物
アブラムシには種類がたくさんありますが、一定の植物にしか付かないアブラムシもいればどんな植物にもつくアブラムシもいるので特定の植物だけ来ないというのはあまりありません。しかし植物の臭いなどからアブラムシが嫌う植物はあります。アブラムシが嫌う植物はバジル、ミントなどがありこれらの植物を一緒に植えることでアブラムシ対策になったり天敵が棲みやすくなって結果的に退治したり撃退できるようになる場合があります。
アブラムシに植えるだけで効果のある植物
バジルやミントのように植えるだけで害虫対策になったり、天敵の住処になって天敵がアブラムシを退治することができる植物をコンパニオンプランツといいます。無農薬でアブラムシなどの害虫対策ができるのでおすすめです。チャイブはアブラムシを寄せ付けやすいのでチャイブを囮のようにすることで他の植物をアブラムシから守ることができ、アブラムシの駆除はできませんが対策になります。
アブラムシの被害に遭いやすい植物
アブラムシの対策や駆除が必要な植物はいろいろありますが身近な野菜などでは以下のようになります。白菜やレタスはアブラムシが非常に来やすい印象があります。
ウリ科 | きゅうり、ゴーヤ、マクワウリなど |
ナス科 | じゃがいも、トマト、ほおずき、ピーマンなど |
マメ科 | 枝豆、いんげんなど |
セリ科 | 人参、水菜など |
バラ科 | 薔薇、苺など |
キク科 | 菊、レタスなど |
アブラナ科 | 白菜、大根など |
アブラムシが原因の病気
実はアブラムシ自体は影響は少ない
アブラムシは害虫ですが数匹葉などについている程度ならただちに影響はありません。なぜアブラムシが厄介なのかと言うとアブラムシがウイルスを媒介するためだからです。アブラムシによって運ばれたウイルス感染してしまうと治療方法はなく農作物がだめになっています。そのためアブラムシがつかないようにアブラムシに効果があるコンパニオンプランツを植えたりして、アブラムシ対策を整え天敵などを利用して撃退や退治する必要があります。
アブラムシが原因の病気
アブラムシが運ぶ代表的な病気にモザイク病があります。きゅうりと蕪のモザイク病が有名で発病すると葉がモザイク状のまだら模様できます。アブラムシは他にも葉が巻いていく病気の葉巻病などのウイルスを媒介するので放置しておくと危険です。またすす病もアブラムシが原因になることが多く汁を吸われる被害より病気の被害も心配です。すす病が発病するメカニズムはアブラムシの糞に含まれる糖分でカビが生えることが原因になります。
アブラムシの発生する時期
西日本の暖かな場所ではアブラムシは年中発生する
アブラムシの発生時期は気温によって少しだけ違いがあり東日本、北日本と比べると年間の気温が高めの西日本の太平洋側では時期を問わずアブラムシが一年中発生することがあります。アブラムシはもともと、西日本では暖冬などの影響もあり一年中発生しやすいく、なかでもアブラムシが1番発生する時期は春と秋の暖かすぎず、寒すぎない時期です。この時期にどんどんとアブラムシが増えて世代交代を繰り返して大量発生します。
アブラムシは東日本、北日本の冬は発生しない
アブラムシは寒い時期になると越冬できないのでアブラムシの成虫は死滅すると言われています。そのため東日本や北日本では3月頃の暖かくなる時期に卵からアブラムシが生まれ寒くなる11月ぐらいまで発生します。アブラムシがよく発生する時期は西日本と同じで春と秋なのでその時期に合わせてアブラムシを撃退できるように殺虫剤を取り揃えておいたり、退治してくれる天敵が棲めるようにコンパニオンプランツを利用したりして対策を立てましょう。
アブラムシの発生する原因
肥料がアブラムシ発生の原因になる場合もある
アブラムシが付きやすい植物を栽培していると、羽のあるアブラムシが飛来して付着し、最初のうちは雌のアブラムシだけでも増えていく事ができるので大量発生する原因になります。また肥料のやりすぎもアブラムシが飛来する原因になります。肥料が多いと葉にアミノ酸がたくさん蓄えられそれを求めてアブラムシ飛来して増えていくので、葉を育てる窒素が多い肥料の扱いには気をつけましょう。
アブラムシの駆除方法:予防編
駆除対策の前にアブラムシの飛来を予防する
アブラムシは殺虫剤などで退治することは簡単です。しかしまずはアブラムシの飛来を防いでアブラムシの被害に遭わないようにすることも大切です。太陽光を反射する銀色はいろいろなアブラムシなどの害虫の発生を抑えてくれます。また防虫ネットには銀色の糸などが使われているものもあり、目の細かい防虫ネットはアブラムシなどの害虫も防いでくれます。前述したコンパニオンプランツもアブラムシの予防になるので活用してください。
アブラムシに日当たりが悪いと狙われる
アブラムシに狙われる原因になるのは肥料が多いだけではなく植物の生育環境もあります。アブラムシなどの害虫は日当たりが悪く弱っている株も狙うことが多いので、風通しや日当たりを改善してアブラムシなどに狙われないような環境を作ることも大切です。アブラムシは体が小さいので雨にも弱いので雨が当たらない、水やりが少ない場合でも発生するので気をつけましょう。
アブラムシの駆除方法:無農薬編1
無農薬ではアブラムシの天敵で退治
殺虫剤で駆除することは簡単ですがアブラムシは体が小さく柔らかいため天敵となる虫がたくさんいます。アブラムシの天敵として有名な虫は「てんとう虫」です。てんとう虫はたくさん種類がいますが全てのシュルのてんとう虫がアブラムシを退治してくれるわけではありません。よく見かけるナナホシテントウ、ナミテントウはアブラムシを食べるので草むらなどで見つけたら捕まえてきてアブラムシがいる農作物に放してみるのも駆除方法の一つです。
てんとう虫以外のアブラムシの天敵
アブラムシにはてんとう虫以外の天敵もいます。クサカゲロウ、ヒメハナカメムシなどいろいろな昆虫の成虫、幼虫がアブラムシほ食べて退治してくれるので殺虫剤を使いたくない方はアブラムシの天敵を利用しましょう。殺虫剤を使うとアブラムシなどの害虫だけではなくてんとう虫などの益虫も撃退してしまうのでむやみに使わずアブラムシに対する最終手段として取っておいたほうが植物や環境にも優しいです。
アブラムシの駆除方法:無農薬編2
身近にあるテープを使ってアブラムシを退治
柔らかな若葉や茎などにアブラムシは付きやすいです。そんなアブラムシを殺虫剤を使わず簡単に退治する方法にテープがあります。接着剤が強いテープはアブラムシだけではなく茎などを傷めるのでアブラムシだけ捕殺できるように養生テープ、などの粘着力の弱いテープを使って駆除しましょう。テープでアブラムシ捕殺する方法は付着しているアブラムシにそっと貼り付けて剥がすだけです。アブラムシが大量発生している場合は不向きです。
アブラムシなどの害虫駆除用の黄色いテープ
カモ井 虫取り
市販されているアブラムシなどの害虫対策として黄色の粘着テープを吊るしておく方法もあります。この方法は飛来するアブラムシには効果がありますが、すでに葉っぱなどについているアブラムシは引っかかることがありません。そのためアブラムシ用の対策としては効果はあまりないのですが、他の害虫を防ぐこともできます。また粘着テープなので殺虫剤と同じように益虫にも被害が出るのでます。
アブラムシの駆除方法:無農薬編3
アブラムシを直接落とす
アブラムシがいる場所によるのですが柔らかなブラシなどを使ってアブラムシを落とすこともできます。体が柔らかなアブラムシでもブラシで落としだけでは死にません。ただ落とすだけでも効果はあります。また落とす時に受け皿になるようなものを使ってアブラムシを集めてから駆除するとやりやすいです。茎が柔らかなものはテープの時と同じように気をつけないとアブラムシと一緒に植物を傷つけてしまう恐れがあります。
手で直接アブラムシを潰す
アブラムシを直接落とす方法と同じようにアブラムシを直接潰す方法もあります。園芸用の手袋など薄手の手袋をしてアブラムシのいる茎を軽く指先でつまむだけです。アブラムシは柔らかいので簡単に潰れますしつまむだけなら茎などもそう簡単に傷みません。この方法だとアブラムシを確実に駆除することができるのですが残骸などで茎などが汚れたりします。アブラムシの残骸はできるだけ水やりなどで流しておきましょう。
アブラムシの駆除方法:無農薬編4
アブラムシは牛乳で撃退、駆除しよう
牛乳を使って体の小さなアブラムシだからこそできる殺虫剤を作ることができます。殺虫剤と言っても牛乳を使うので殺虫成分はないので無農薬と変わらず、益虫まで駆除することがないので使いやすいです。牛乳を使ったアブラムシの撃退方法は霧吹きで牛乳をかけるだけです。ただし条件があり、よく晴れた日の午前中に牛乳をスプレーし、数時間放置して牛乳が固まるまで待ちます。その後牛乳を洗い流してアブラムシの駆除は完了です。
アブラムシに効くが、臭う
殺虫成分が無くてもアブラムシを撃退することができる理由は、牛乳が乾燥して膜をできるのでアブラムシが窒息するためです。そのため晴れた日以外では使えません。また牛乳そのものなので臭いますし、栄養のあるものなのでカビの発生する原因にもなりますし殺虫剤ではないのでアブラムシを確実に駆除できるかと言うとそうではありません。アブラムシとイタチごっこになる可能もあるので、他の方法と併用して退治しましょう。
アブラムシの駆除方法:無農薬編4
殺虫剤ではないけどアブラムシなどに効く木酢
竹酢液、木酢液は炭などを作る時にできる副産物で農薬のようにアブラムシに有効とは書かれていません。しかし竹酢液などを使うことでアブラムシなどの害虫を防除することが可能です。ただし殺虫剤のような効果はないので10日ぐらいに一回と小まめにスプレーしないとアブラムシが寄ってきます。アブラムシ以外にもさまざま害虫に行くと言われ、竹酢液、木酢液をアブラムシに使う場合は約200倍程度に薄めてからスプレーします。
アブラムシに効果があるニームオイル
ニームオイル
木酢と同じようにアブラムシに効果がある植物由来のオイルにニームがります。ニームは東南アジア原産の木で種に虫よけの効果のある成分が含まれていて、その種からできたオイルがアブラムシに効きます。殺虫効果もあるようですがどちらか言うと忌避効果にあるのでアブラムシが来ないように小まめにスプレーしないと効果が薄まり再びアブラムシが発生するので植物の様子を確認しましょう。アブラムシは葉の裏、新芽など柔らかい場所にいます。
アブラムシの駆除方法:無農薬編5
アブラムシは唐辛子を嫌がる
アブラムシはナス科の植物にも寄ってきますが唐辛子スプレーで撃退することもできます。ニームと同じようにアブラムシが臭いを嫌います。唐辛子スプレーの作り方は焼酎に唐辛子を14日ほど漬け込み、その後水で200倍程度に薄めた汁をアブラムシにスプレーするだけです。忌避効果がなくなると再びアブラムシが発生するので様子を見つつ、アブラムシが発生したらスプレーしましょう。アブラムシだけではなく他の害虫にも効果があると言われています。
アブラムシの駆除方法:農薬編1
アブラムシに効く農薬は多い
アブラムシは世界規模で駆除されている害虫のためアブラムシに効果がある農薬はたくさんあります。アブラムシ専門の農薬もありますがアブラムシに同じ殺虫成分の薬剤を使っていると薬剤に耐性を持ったアブラムシが出てくるのでアブラムシの駆除に薬剤を使う時は気をつけましょう。またアブラムシなどの害虫だけではなく益虫にも影響があるので使用は最低限にして、ラベルに登録されている植物に薬剤を使用しましょう。
アブラムシに効くおすすめの農薬:粘着くん
粘着くん液剤 1L
粘着くんはデンプンを利用して作られた殺虫成分のない農薬です。アブラムシに使うと牛乳スプレーのように作用してアブラムシを退治しますが、アブラムシの天敵であるてんとう虫など他の虫に影響が出ないようになっています。アブラムシ以外では同じく小さなダニなどにも使うことができ殺虫成分がないため薬剤に抵抗性があるアブラムシが発生してこないので使いやすく安全性の高い農薬です。
アブラムシの駆除方法:農薬編2
アブラムシなどの害虫にだけ効く農薬
モスピラン粒剤 3kg
アブラムシに農薬を使う時はミツバチなどの益虫やアブラムシの天敵まで駆除しないように配慮することが大切です。モスピラン粒状はアブラムシの天敵には影響が出にくく、モスピランは蜂などにも影響が無いのでアブラムシ駆除にうってつけです。水溶剤もありますがこちらはアブラムシ以外にも効力が出るので益虫を大事にしたい場合はアブラムシなどの害虫以外にあまり影響が出ない粒状がおすすめです。
抵抗性アブラムシにも効くモスピランの特徴
モスピラン 乳剤
モスピランはネオニコチノイド系の薬剤なので、有機リン系などの薬剤に抵抗性があるアブラムシでも駆除可能です。アブラムシ類として登録さている農作物もかなり多いので使いやすくて少量でも効果がります。アブラムシだけではなくアザミウマ、ウリハムシなどウリ科の害虫にも使えるので夏野菜を育てる時にあれば役立つでしょう。
アブラムシの駆除方法:農薬編3
アブラムシで登録のある使い方が簡単な農薬
住友化学園芸 ベニカベジフルスプレー
ベニカベジフルスプレーはアブラムシを駆除するたびに薬剤を水で薄めたりするのが面倒な方はおすすめしたい農薬です。使い方はアブラムシなどに直接スプレーするだけなので水和剤などをつかうより簡単ですがアブラムシで登録されている植物も少なく抵抗性アブラムシには効かない場合があります。アブラムシ以外の害虫にも効きくので家に一本あると便利です。
アブラムシに農薬を使う時の注意点
アブラムシに使える農薬はたくさんありますが、ラベルに書かれていない植物にアブラムシの対策として使うのは法律で禁止されています。アブラムシ駆除に使えるのは、アブラムシで登録されている植物にしか使うことができないので注意しましょう。アブラムシはほとんど動かない植物なので散布する場合はムラができないようにアブラムシがいることの多い葉の裏、新芽などに確実に散布することが大切です。
アブラムシの駆除法まとめ
アブラムシ対策はアブラムシの生態を知ることが大切
アブラムシがどこから来て、何が原因で発生するのかがわかるとアブラムシの飛来をある程度は防ぐことができます。そして次にアブラムシ有効な対策としてアブラムシの嫌がる植物を植えたり、アブラムシがいなくなるような臭いがするものを利用して撃退したり、牛乳などを使ってアブラム駆除することができます。アブラムシ天敵を利用したり、アブラムシなど害虫にしか効かないような優しい農薬を使ったり駆除する方法はたくさんあります。
害虫が気になる方はこちらチェック!
アブラムシ以外にも害虫はいますし、アブラムシより食害がひどい害虫もいます。暮らし~のにはそんな害虫に関する記事がたくさんあるので気になる方はチェックしてみてくださいね。
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