検索アイコン
エックス
Facebook
LINE

クラッスラとは?クラッスラ属の種類や育てる際のポイントをご紹介!

クラッスラとはどのような植物かご存知でしょうか?可愛らしい多肉植物は、お部屋に飾っておくと癒されますよね。クラッスラは育て方も難しくなく、また色々な種類を楽しめるのも魅力です。今回はそんなクラッスラ属の種類や育て方をご紹介していきます!
2020年8月27日
T・S
※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。

この記事で紹介しているアイテム

クラッスラ(花月)金のなる木

クラッスラとは?

これから多肉植物栽培を始めようと考えている方にオススメなのが、「クラッスラ」です。こちらは種類豊富な属で、育て方も難しくなく、初心者でも多肉植物を楽しみやすいのがポイント。今回はそんなクラッスラ属の種類や育て方をご紹介していきます!

クラッスラの特徴

クラッスラとは、ベンケイソウ科クラッスラ属に分類される多肉植物を指します。原産地は南アフリカ、東アフリカ、マダガスカルなど。非常に種類が多い属で、現在確認されているだけでも500種類ほどあるとされています。多肉植物の代表的な属ですね。大きさも様々で、丈が数センチのものから1mになるものまであります。慣れてきたら色々な種類を育ててみて、コレクションするのも楽しいですね。

クラッスラは育てやすい?

初心者にとって大切なのは、栽培難易度ですよね。見た目が良くても、難しいと育てられません。クラッスラは育てやすい植物で、放っておいても育ってくれるという訳ではありませんが、基本的なお世話さえしてあげられれば育てられます。種類によって育て方が多少違いますので、まずは王道の品種からチャレンジしてみましょう。

クラッスラの開花時期

クラッスラは種類によって開花時期が違います。大きく分けると夏型・冬型がありますが、春に咲くものもあります。花色は赤やピンク、オレンジ、白といった、暖かさを感じられる色です。花は小さめですので、基本的には葉を楽しむ植物と言えます。

クラッスラの花言葉と風水

クラッスラの花言葉は?

花を咲かせますので、花言葉も持っています。種類によって持っている花言葉が変わりますが、代表的な種類である「金のなる木」は「一攫千金・幸運を招く・不老長寿・富」といった花言葉があります。非常におめでたい内容になっていますので、新しく事業やお店を始める方の贈り物にすると良いかもしれません。

クラッスラの風水は?

飾る際に参考になる風水ですが、金運アップに良いとされていますので、南東に置くのがオススメです。また、丸い葉はリラックス効果が高いので、過ごすことの多いリビングに置くのも良いでしょう。

クラッスラの名前の由来は?

聞きなじみの無い名前なので、由来も気になりますよね。こちらはギリシャ語で「厚い」という意味になっており、多肉植物らしい語源になっています。また、「弁慶草」とも呼ばれており、こちらは水をしばらく与えなくても問題無い強さから付けられた名前となっています。

クラッスラの種類

クラッスラの種類①花月

最も有名な種類が、「花月」です。こちらが通称「金のなる木」と言われており、多くの方が育てている品種ですね。また、枝代わりの品種でゴーラムという種類もあります。大きく育てることも可能です。

クラッスラの種類②神刀

こちらは夏型の種類で、まるで刀を重ねたように見える品種となっています。夏時期には赤色の花を咲かせる見応えのある種類ですね。

クラッスラの種類③火祭り


数あるクラッスラ属の中でもインパクトが強いのがこちらの品種です。秋から冬時期に、画像のように葉が赤く紅葉します。水と肥料が多すぎると赤くなりにくいのでご注意下さい。

クラッスラの種類④キムナッチー(キムナッキー)

こちらは見た目が非常に変わった、面白い種類です。名前も可愛らしいので、特徴的な品種を育てたい方におすすめです。

クラッスラの種類⑤月光

こちらは画像のように、葉に微毛があるのが特徴の品種です。この微毛は暑さから守る為に生えているとされており、高温多湿を苦手とします。夏越しに注意して育てたいですね。

クラッスラの種類⑥星の王子

こちらは星型に葉を重ねていくのが特徴の品種です。クラッスラ属の中でも人気な種類ですね。とても可愛らしく、また育てやすいので初心者の方にもおすすめです。

クラッスラの販売価格は?

クラッスラの販売価格

クラッスラ(花月)金のなる木

出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon
出典:Amazon

クラッスラは栽培・増やし方が簡単な植物ですので、沢山流通しており、価格も安価です。種類にもよりますが、画像のようなサイズのものであれば400~1000円ほどで販売されていることが多いですね。大きなものは値段が高くなりますので、まずは小さなものから育ててみてはいかがでしょうか。

クラッスラの選び方

ネットショップで購入する場合は選べませんが、店頭で購入する場合はより良い株を選びましょう。葉が詰まっていて、全体的にしっかりしたものがおすすめです。また、病気や害虫がないかもチェックしておきましょう。

クラッスラの育て方・栽培方法①環境

クラッスラは鉢植え?地植え?

クラッスラ属を日本で育てる場合は、基本的に鉢植えがおすすめです。梅雨時期の湿度や冬の寒さで枯れる恐れがある為です。ただし、かなり暖かい地方であれば外でも冬越しが可能ですので、そういった地域にお住まいの方は地植えも検討しても良いでしょう。

クラッスラに適した生育環境

クラッスラは日光を好みますので、日当たりを大切にしましょう。また、風通しもとても大切です。日当たりが弱いと育ちが悪くなりますので、赤く染まるタイプのものは特に日当たりを重視して下さい。鉢の置き場所は時期によって変えてあげます。

クラッスラの夏冬の管理

冬は5度くらいまで耐えられますが、寒くなってきたタイミングで室内に入れてあげた方が良いでしょう。夏は直射日光を避けて半日陰で管理して下さい。夏冬は育ちが悪くなりますので、その分水やりの頻度も減らして管理します。

クラッスラの育て方・栽培方法②用土・植え付け

クラッスラに使う用土

使用する用土は、市販されている多肉植物の土を使うと良いでしょう。ご自分で作りたい場合は、赤玉土を3割、鹿沼土を2割、軽石を2割、腐葉土を3割で混ぜるのが一般的です。市販の土を使った方が簡単ですので、初心者の方は培養土を使うことをおすすめします。

クラッスラの植え付け


株を購入し、鉢や用土も揃えたら植え付けをしましょう。鉢から株を取り出したら、少し根をほぐして、黒ずんだ根があればハサミで切ります。鉢には鉢底ネットを敷いて、少し軽石を敷き、その上に用土を入れていきましょう。用土の上に株を置いて、隙間を埋めるように周りに土を詰めていきます。最後に水やりをして根を活着させれば完了です。

クラッスラの育て方・栽培方法③水やり・肥料

クラッスラの夏型種への水やり

水やりは夏型と冬型で少し違いがあります。春・秋時期は土の表面が乾いてから水やりをたっぷりしましょう。夏は少し控え目にします。土の表面が乾いてから3日ほど待って水やりをしましょう。冬は室内に取り込んで、昼間に水やりをします。

クラッスラの冬型種への水やり

冬型種も、春・秋時期は土の表面が乾いてから水やりをたっぷりしましょう。夏時期に入ったら、断水状態にします。休眠期に入ってしまいますので、水をあまり消費しなくなるからです。冬は室内に取り込んで、昼間に水やりをします。

クラッスラへの肥料

沢山の肥料を必要とする多肉植物ではありませんので、少しだけ肥料を与えましょう。春時期に緩効性化成肥料を与えるのがおすすめです。液体肥料をお持ちの方は春~夏時期に、月1回、薄めに与えると良いでしょう。与えすぎても効果はありませんので、ほんの少しで大丈夫です。

クラッスラの育て方・栽培方法④植え替え・増やし方

クラッスラの植え替え

どんどん育っていきますので、毎年植え替えをしましょう。植え替え時期は、夏冬タイプであれば春に、春秋タイプであれば秋に行います。鉢から株を取り出し、黒ずんだ根をカットし、土をある程度落としてから新しい鉢に植え替えて下さい。その際、少しだけ肥料も与えましょう。

クラッスラの増やし方①挿し芽

植え替えや剪定のタイミングで、株を増やすのも良いでしょう。一番簡単な増やし方が挿し芽です。枝を切って、葉を3枚残して下葉を取り、切り口を3日間乾かしてから、新しい用土に植えます。植える際は、先に棒で穴を開けてから挿すようにすると良いでしょう。これだけで増やしていけますので、非常に簡単です。

クラッスラの増やし方②株分け

もう一つの増やし方が「株分け」です。群生するタイプであれば、植え替えタイミングで2つか3つに分けるようにすれば、株を増やせます。その際も、弱った根などがあれば軽くカットしておきましょう。

実生での繫殖は?

植物の増やし方で一番イメージしやすいのが「実生」、つまり種で増やす方法ですよね。クラッスラも実生は可能なのですが、花が小さいので種も小さく、栽培が少し難しいのです。実生じゃなくても増やせますので、初心者の方には挿し芽をおすすめします。

クラッスラの育て方・栽培方法⑤手入れ・剪定

クラッスラの剪定

品種によってはどんどん育っていきますので、見た目が荒々しくなってきたら、整えるように剪定をしましょう。剪定は気軽に、好きな場所でカットしてしまって構いません。剪定した枝・茎は挿し芽に使えますので、増やしたい方は挿し芽に使いましょう。

クラッスラの手入れ

花が咲き終わったら放っておかずに、花茎を切ってしまいましょう。花茎を切ることで、栄養が種子にいかなくなり、株が弱くなるのを防げます。また、枯れた下葉があれば、病気の原因にならないように取り除くのも大切です。

クラッスラの育て方・栽培方法⑥病害虫・その他

クラッスラの病気


病気になる可能性がありますの。風通しを良くすることや、水やりをしすぎないようにすることが予防となりますので、基本的な育て方を守りましょう。よくある病気が「さび病」で葉にさびのような茶色い斑点が出ます。発症した場合は、その葉をすぐに取り除きましょう。

クラッスラに付く害虫①アブラムシ

観葉植物の害虫として有名なアブラムシは、多肉植物にも付きます。アブラムシは吸汁しますので、放っておくと株が弱ってしまいます。また、どんどん増えていきますので、毎日付いていないかチェックしましょう。少数であれば、ガムテープで取って対応出来ます。多すぎる場合は薬剤の使用を検討しましょう。対策方法は下記記事で解説しています。

クラッスラに付く害虫②カイガラムシ

カイガラムシもよく知られた害虫です。成虫は薬剤が効きにくいので、成虫になる前に薬剤を使って予防しておくと良いでしょう。放っておくと、アブラムシと同様に吸汁して株を弱らせてしまいます。詳しい対策方法は下記記事で解説しています。

クラッスラに付く害虫③ハダニ

ハダニもよく付いてしまう害虫です。体調がとても小さいので、よく見ないと分からないかもしれません。こちらも吸汁するタイプの害虫ですので、早めに見つけて対策を取りましょう。駆除方法は下記記事の内容を参考にして下さい。

クラッスラを紅葉させるポイント

葉が赤くなる種類でも、育て方によってはあまり赤くならない場合があります。赤くするポイントは温度変化にあり、秋から少し寒さを感じさせることで紅葉します。また、肥料が多くても赤くなりにくくなりますので、秋からは肥料を与えないようにしましょう。寒さを感じさせればしっかり赤くなります。

まとめ

今回の「クラッスラとは?クラッスラ属の種類や育てる際のポイントをご紹介!」はいかがでしたでしょうか?育て方や剪定方法、注意点などを解説させて頂きましたが、とても魅力的な多肉植物でしたよね!育てやすいのですが、多湿環境にすると枯れやすいので、乾燥気味に育てていきましょう。

クラッスラが気になる方はこちらもチェック!

今回はクラッスラについて解説させて頂きましたが、他にも観葉植物・ガーデニングに関する記事が沢山あります。気になる方は是非見てみて下さい。