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夏着物おすすめ10選!この時期に嬉しい薄い素材で安い夏物を厳選紹介!

着物は高いという印象ですが、最近では薄物や単衣といわれる夏の着物もかなりお安く手に入ります。浴衣も含め、夏の着物を気軽に楽しむコツ、素材や小物などもわかりやすく解説していますので、夏に着物を着るというワンランク上のおしゃれを手軽に楽しんでくださいね。
2020年8月27日
chiro
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はじめに

夏の和装は暑そうというイメージですが、実は涼しい素材や着方もたくさんあります。日本古来の知恵の詰まった伝統衣装である夏の着物を粋に着こなして、今年の夏はワンランク上の大人の可愛さを演出してみてはいかがでしょうか。浴衣も帯や小物も手に入れやすいお値段のものも紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。

夏の着物おすすめ1「浴衣」

安いセット売りの浴衣

夏の和装の中でも一番身近なのは浴衣ですね。花火大会や夏祭りでも浴衣姿の女性をよく見かけます。中には麻の単衣や絹の薄物を浴衣のように着こなす夏の着物の上級者もおられますが、浴衣は安くてもかわいいものが多いのでセットで買うとお得です。安いものだと5千円くらいから販売されているのも魅力ですね。

女性らしい浴衣の素材とコーディネイト

浴衣と言えば木綿が基本ですが、中には麻とポリエステルの混素材のものも出回っています。木綿でも洗えるものと洗い張りに出すものに分かれますので、安いからと言って購入すると後の経費が掛かることにもなりかねませんので、お店によく確認してから購入します。パリッとした麻混ならシャリっとした帯を、かわいい柔らかい木綿ならレースやレーヨンの柔らかい帯を合わせたほうが女性らしさを強調できます。

夏の着物おすすめ2「薄物色無地」

色無地の着物なら夏物でも安い

色無地の着物は安いものだと正絹でも5万円台で仕立てられます。安いのに格は高く、一つ紋を入れておけば、お茶席でも披露宴でも遜色なく着られます。色は見本帳で選びますが、微妙なニュアンスのバリエーションが揃っていて迷う楽しさもあります。夏の色無地なら涼しげな色が人気ですが、着物ですから顔映りが一番良い色を選びたいところです。ポリエステルなら1万円台でも購入できます。

色無地の着物を女性らしく着こなすコツ

着物は洋服と違いカラーコーディネイトは反対色を持ってくることが多いです。これを差し色と呼びますが、夏物ならこの差し色に涼しげな色を使うと、より女性らしさを演出できます。例えば白っぽいグレイなどの夏物の色無地に、濃い紺色の帯を合わせ、芥子色の帯締めを差し色にして、帯どめはコバルトブルーなんていうのも夏の和装上級者のコーディネイトですね。

夏の着物おすすめ3「薄物小紋」

薄物の小紋はポリエステルがおすすめ

薄物は透け感が命です。安いポリエステルの薄物は透け感が微妙で好みが分かれるところです。しかし、ポリエステルなら柄のデザインも豊富で、遊び心を満たしてくれるデザインも多いです。夏祭りなどをポップな感じで楽しみたいならポリエステルのセットものの安い薄物を探しましょう。ネットなら3万円くらいで帯まで揃えることができます。

絹や麻の薄物の小紋も素敵

何をもって安いというかは少し難しいところですが、夏の和装の中でも薄物の小紋は麻や絹でも安い部類に入ります。反物で購入し、仕立ててもらうのが基本ですが、安い反物なら1万円台でも購入できます。但し仕立て代は夏物でも1万円以上はかかりますので、帯や草履まで揃えると5万円くらいはかかると思ったほうが良いでしょう。しかし、絹や麻の本物は柄も肌触りも格別です。

夏の着物おすすめ4「薄物訪問着」

安い夏物の訪問着はネットで探す

薄物の訪問着が着こなせれば和装の上級者と言えるでしょう。というのも、涼しげな中にも女性らしさがあり、きりっとした和装姿に仕上げるのはなかなかに難しいからです。夏の着物の中でも薄物は着られる期間が2か月と限られています。汗をかくことも考えれば、安いセットものの購入が無難かもしれませんね。ネットで探せば着物と帯、長襦袢のセットでお仕立て済みのものが安く販売されています。


夏物の訪問着は女性らしさを際立たせる

訪問着とは着物の中でも格が高く、披露宴や正式なパーティに来ていくことができます。できれば控えめに一つ紋を入れておきたいところです。訪問着とは襟と身ごろの柄が続いているデザインですが、襟もとに涼やかな新緑が薄く入っていて、裾模様で流水と鮎の柄なんてとても女性らしくて素敵ですね。

夏の着物おすすめ5「単衣色無地」

単衣色無地の着物がひとつあると便利

単衣の色無地は夏の和装の中でも特に便利な1枚です。着物としての格は高いので、お茶席にも披露宴にも行けますし、帯で遊んで浴衣のように着ることもできます。通常色無地には一つ紋を入れますが、紋は後でも抜けるので、飽きてきたら紋を抜いてもらって普段着のように遊びことも可能ですし、安いものなら1万円台で購入できます。

単衣色無地という夏の和装の楽しみ方

単衣の着物は初夏と晩夏に用いますが、最近では暑ければ5月でも着ている女性が多いです。帯は夏物でも袷でもどちらでも良いですが、あまり暖色なものは暑苦しいので避けたほうが良いでしょう。胴裏がついていない着物を単衣と呼びますが、中でも色無地の単衣は、格は高いのに使いまわしがしやすい便利なアイテムです。

夏の着物おすすめ6「単衣小紋」

お祭りや会食にも着て行きたい夏物の単衣小紋

単衣でも薄物でも小紋の着物は女性らしさと一緒に個性も出せるので、持っておきたい和装アイテムのひとつですね。特に単衣は薄物と違い柄がはっきりしたものも多いので、好みの柄を選びやすく帯も合わせやすいのが特徴です。素材にこだわって麻や絹などの天然素材で仕立てるのも粋ですが、安く楽しみたいならポリエステル着物がおすすめです。

夏の和装を極めるなら単衣の小紋

夏の和装の上級者を目指すなら、単衣の小紋を着こなすべきです。というのも、柄で遊びつつ帯で格を高めるという方法がとりやすく、柄の中の一色を差し色に使えば、全体が引き締まったトータル感が演出できるので、バリエーションがきくからです。背の高い女性なら大きめの柄で大胆に、背の低い女性なら小さい柄でかわいらしさを魅せるという方法もありますね。

夏の着物おすすめ7「単衣訪問着」

夏の結婚式に着て行きたい単衣訪問着

単衣の着物は胴裏が付いてないだけで、袷の着物とほぼ同じ柄ゆきです。但し、和装は着物にしても帯にしても先取りの柄を良しとする傾向にありますので、6月にバラやボタンのジャストシーズンな柄は選びません。特に訪問着は着て行く場所によって柄を考える必要がありますので、1枚だけ持っておきたいなら、素材にはこだわった良いものを持っておきたいものです。

夏物の訪問着は究極の女性美

単衣の訪問着は薄物と違いシャリ感を強調する必要はありませんから、しなやかな女性らしさを出すにはぴったりのアイテムです。暑い時期ですから、襟を冬よりも多めに抜いても不潔感はありませんし、薄手の生地が女性らしい線を強調してくれるので「女性の美しさ」を全体で表現できます。できれば涼しげな色の着物に、濃い差し色を合わせて帯の素材で夏らしさを出したいものです。

夏の着物おすすめ8「締めやすい帯」

安い帯をたくさん持つという選択もある

帯は着物に比べると、夏物でも安いものは少ないです。中には安いことに特化した帯も売られていますが、締めにくくあまりお勧めできません。「帯は良いものを」というのが着物上級者の多くが口にする言葉ですが、これは全体の印象を決めるのは帯だからです。そこでおすすめなのがリユースの帯です。リユースの着物をお使うお店は街中でもネットでもかなりの頻度で出店されていますので、気軽にのぞいて気に入ったものを選ぶのは良い方法と言えるでしょう。


夏の帯はシャリ感が大切

夏の和装は涼しさを感じさせるのが第一ですが、着ている本人も涼しくないと汗だくでかえって暑苦しく感じさせてしまいます。通気性の高い素材で、中にこもった熱気を放出してくれるものがおすすめです。特に帯はシャリっとした粗い織目のものが夏らしくて良いでしょう。帯は締めやすさも大切ですので、できれば絹や麻などに代表される天然素材のものが良いですね。夏塩瀬の帯など和装女性の憧れの一品ですよ。

夏の着物おすすめ9「浴衣に合わせたい帯」

浴衣をより女性らしく見せるコツ

浴衣は長襦袢を着ませんから、透けるような素材は選びません。柄は大きめな方が涼しさを演出できますが、色はあまり多色でない方が良いでしょう。女性らしさと高級感を演出したいなら白地に藍染めの絞り模様の浴衣に、粋な博多献上帯を斜に結ぶという方法がおすすめです。かわいらしさを出したいなら、レースなどの柔らかい帯を二重蝶結びにするか、大きな飾り結びにするという方法も良いですね。

浴衣をもっと楽しむには帯の素材が大切

浴衣が木綿なら帯は博多献上帯か兵児帯のような柔らかいものが合わせやすいですが、単衣の着物を長襦袢なしで浴衣のように着るなら、帯の素材は少し考えて選びます。浴衣は言ってみれば下着感覚なので、特に大きなルールはないですが、単衣を浴衣にするなら着物と帯の素材のバランスが大切になってきます。麻の単衣なら絽綴か麻の羅が良いでしょう。絹の単衣なら絽塩瀬か紗、博多献上などが良く似合います。

夏の着物おすすめ10「夏物の長襦袢」

洗える夏物の長襦袢は必須アイテム

長襦袢は浴衣では用いませんが、夏物の着物には欠かせない大切なアイテムです。肌襦袢を着て長襦袢を重ねますので、暑い素材は絶対に避けましょう。そして大切なのは自宅で洗えるものかどうかです。着るたびに洗いたいならケアのしやすい「自宅で洗える長襦袢」を持つべきでしょう。購入する前にお手入れの方法を必ず確認することをおすすめします。汗シミはほっておくと黄ばんでしまい、もう着れないということも起こりますので、このポイントはぜひ押さえておきましょう。

夏物の長襦袢のお手入れ方法

ビルの中などは冷房が効いているので、それほど汗をかいていないという場合は、襟周りや帯上周りの汗が溜まりやすいところだけメンテナンスしておくという手があります。用意するものは手ぬぐいかタオルを2枚と、揮発性の高いベンゼンです。着物のメンテ用ベンゼンは「たもつ液」とも呼ばれ、デパートの呉服売り場でもネットでも購入できます。1本千円未満ですので、ぜひ1本は持っておきましょう。ケアしたい部分の下に手ぬぐいを敷き、ベンゼンを含ませた手ぬぐいで叩くように汗をしたの手ぬぐいに沁みとらせます。

和装で行きたい夏のおすすめデートスポット

和装で行きたい東京の夏イベント

数ある花火大会の中でも隅田川のお祭りは有名ですが、ぜひ夏の着物でお出かけしたいお祭りと言えば、入谷の朝顔市です。毎年7月6日から8日の早朝5時から始まるこのお祭りは、夜の11時まで続き屋台もたくさん出ます。明るいうちに夏物の和装でお出かけし、朝顔を購入したら一度戻って着替えて夜祭に行くのが良いでしょう。せっかくの朝顔がしおれてはもったいないですから。明るい日差しの中で映える柄の浴衣を選びましょう。

入谷朝顔市の基本情報

【住所】東京都台東区入谷鬼子母神内
【連絡先】03-3841-1800(下谷観光連盟・入谷朝顔実行委員会)
【アクセス】JR鶯谷駅南口から徒歩3分、地下鉄入谷駅2番出口から徒歩1分
【駐車場】なし

和装で行きたい京都の夏イベント

夏の京都は暑い事でも有名ですが、浴衣姿が似合う街の代表ともいえるところです。夏の和装でお出かけしたいおすすめは貴船神社の七夕祭りです。七夕飾りの間を縫うように歩く着物姿は、なんとも女性らしく美しいものです。貴船神社は京都でも北の方にあるので比較的涼しいですし、名物の川床も多く快適に過ごせる場所でもあります。開催は7月初旬からでライトアップもあります。

貴船神社七夕まつりの基本情報

【住所】京都府京都市左京区鞍馬貴船町180
【連絡先】075-741-2016(貴船神社)
【アクセス】叡山電鉄鞍馬線貴船口から京都バスで貴船バス停下車すぐ
【駐車場】なし


夏の着物に合う髪型

夏の着物に合うショートヘア

麻の素材を生かしてシャリっと着る浴衣は、襟を抜き気味にするのでショートヘアでも女性らしさを演出できます。お安い浴衣セットでも髪飾りでグレードアップできますし、絹の薄物ならなおさら映えます。麻の着物には麻の髪飾りと言うのもシャレています。女性らしさを前面に出すなら絹の薄物がやはり素敵です。絹の髪飾りも安いものなら1千円くらいから販売されています。

夏の着物に合うアップヘア

浴衣や薄物などのさらっと着たほうが良い夏物には、軽めのスタイルが似合います。ゴージャスな髪形で女性らしさをアピールし過ぎると暑苦しさを感じさせてしまいかねません。特にお安いセットもので気軽に遊ぶなら、軽い編みこみ程度にした方が着物の良さも出て上品な感じに仕上がります。麻や絹の薄物を着るなら、袷と同様にアップにして飾る小物に凝っても良いでしょう。

夏の着物に合う小物

夏の着物に合う履物

夏の着物の中でも麻や絹のものにはパナマと呼ばれる草履を合わせるのが一般的です。但しパナマはかなり高価ですので、安いセットものを探すなら、着物と帯と履物のセットで大体2万円くらいで購入できます。浴衣ならぜひ下駄を合わせたいところです。下駄もピンキリですがこちらも浴衣とセットで1万円くらいです。

夏の着物に合うバッグ

麻の着物には麻の素材、絹なら籠ものかパナマが似合います。浴衣はカラフルなものでも洋服に合わせたバッグでも似合うので手持ちのもので使いまわしもできます。特にセットものの浴衣ならテーマカラーがはっきりした色のものが多いので、籐に似せたバッグなど色味を押さえたほうが良いでしょう。安いものなら1千円未満で購入できます。

まとめ

浴衣の女性

夏の着物は涼しさと粋さを演出できる素敵なアイテムです。浴衣なら着やすいですし、お値段もお手頃なものが揃っていますので、着物初心者でも気軽にチャレンジできますね。慣れてくれば単衣とか薄物とか上級者の着物に挑戦してみるのも楽しいです。1万円以下のセットもたくさん販売されていますので、この夏はぜひ夏の和装を楽しんでください。

着物が気になる方はこちらもチェック!

夏の和装と言えば浴衣をすぐに連想しますが、袷の着物と同じように夏の着物にも様々な種類があります。暑い夏にあえて和装を楽しむという「究極の日本のおしゃれ」にぜひチャレンジしてみてくださいね。暮らし~のでは、夏の着物の種類や扱いや、和装で行きたい夏イベント情報などが詳しく載っている記事もありますのでぜひ参考にしてください。