はじめに
山形県は酒田市のある県北から山形市の県央、そして米沢市のある県南と縦に長い県ですが、それぞれの地域にお酒、サクランボなどの名産も多く、またおすすめの観光名所や見所が点在しています。今回は2019年に行ってみたい山形のおすすめ観光名所をランキング形式でご紹介していきます。
【2019】山形観光の人気スポットランキング15位
おすすめの名所：東沢バラ公園
東沢バラ公園は、村山市に造成された日本でも有数の規模を誇るバラ園で、そこに750品種にも及ぶ二万株以上のさまざまな色のバラが植えられており、園内を散策するとそこに咲き誇るいろいろな種類の美しいバラの花々の甘い香りに包まれ、環境省が選ぶ「かおり風景100選」にも認定されているばバラ園です。
オリジナルのバラも必見！
このバラ園では数々のバラが育てられ、地元で造られたオリジナルのバラ「むらやま」や平和の象徴となる「ピース」と名付けられたバラ、薄紫色などが美しい人気の品種「バイオレット」などが丹精され、見る人を魅了しています。またバラは6月、7月、8月、9月頃が見頃で、夏の最盛期には「バラまつり」が開催されバラ好きの人のみならずたくさんの人が訪れ、さらに「恋人の聖地」の一つにも選ばれています。
山形観光の基本情報
【住所】山形県村山市楯岡東沢1番25号
【連絡先】0237-53-5655
【2019】山形観光の人気スポットランキング14位
おすすめの名所：蔵王ロープウェイ
蔵王といえば冬の樹氷が有名ですが、この樹氷を上から眺めながら走る蔵王ロープウェイは2段階運行になっていて、蔵王温泉の町を起点とする標高855ｍの「蔵王山麓駅」から標高1,331ｍの「樹氷高原駅」までの山麓線・約1.8kmを大型のロープウェイで約7分かけて上っていき、そこから標高1,661ｍの「蔵王地蔵山頂駅」までの山頂線・約1.9kmを小型の循環式ロープウェイで約10分かけて眼下に広がる景色を楽しみながら上っていきます。
四季を通して楽しめる！
このロープウェイは冬はスキー客、夏は新緑の観光、秋は赤や黄色で彩られた蔵王の山々の紅葉狩りに蔵王温泉の客や観光客で賑わいます。特に冬は蔵王の名物・樹氷を下に見ながら滑るように上がっていくの人気となっており、また5月のゴールデンウィークには「キッズ感謝デー」が開催され、小学生以下の子供はロープウェイ乗車が無料なり、また蔵王温泉のゆるキャラ樹氷の「じゅっきーくん」との記念撮影など楽しいイベントが行われます。
山形観光の基本情報
【住所】山形市蔵王温泉229-3
【連絡先】023-694-9518
【2019】山形観光の人気スポットランキング13位
おすすめの名所：鶴ヶ岡城址公園
鶴ヶ岡城址公園は、山形県のやや県北の鶴岡市にある公園で、かつて鶴ヶ岡城があった跡地に造られており山形県でも随一の桜の名所としてよく知られており春4月の満開の時期にはたくさんの花見客が訪れ人気となっており「日本さくら名所100選」や「日本の歴史公園100選」にも選ばれています。
山形一の桜の名所！
鶴ヶ岡城はかつて庄内藩の藩主・酒井家の居城となっていましたが明治時代の廃藩置県後に廃城となり当時の堀や石垣のみが残っています。公園内には酒井家が使っていた古典雛人形や武者人形またゆかりの品々を収めた宝物殿や山形出身の偉人の功績や行いを伝える大宝館の白い建物、また太平洋戦争で亡くなった英霊を祀る鶴岡護国神社などもあり、地元の人や観光客など多くの人が散策がてら訪れています。
山形観光の基本情報
【住所】山形県鶴岡市馬場町
【連絡先】0235-25-2111
【2019】山形観光の人気スポットランキング12位
おすすめの名所：ドッコ沼
ドッコ沼は蔵王温泉の近くから中央ロープウェイに乗り、終点の「鳥兜山展望台」から徒歩15分位の場所にある沼で、少し変った名前の由来は、かつてこの沼に棲んでい龍を一人の僧侶が密教の仏具である金剛杵（こんごうしょ）の独鈷（とっこ）をこの沼に投げ入れて龍を鎮めたという説と、沼の形が独鈷に似ていることから付けられたという説があるようです。
沼のエメラルドグリーンと紅葉のコントラストが見事！
この沼の周囲は約350ｍでそれ程大きな沼ではなく、水深は2ｍほどで沼の底から常に水が湧き出ており、沼にはエメラルドグリーンの綺麗な水が湛えられています。また沼の周囲は豊かな自然に囲まれ、夏は新緑、秋は紅葉が美しく、特に沼のエメラルドグリーンと紅葉の赤や黄色のコントラストが見事で多くの観光客が見に訪れます。
山形観光の基本情報
【住所】山形県山形市 蔵王温泉 ドッコ沼畔
【連絡先】023-694-9301
【2019】山形観光の人気スポットランキング11位
おすすめの名所：致道博物館（ちどうはくぶつかん）
致道博物館は山形県北の鶴岡市にあり、名前の由来はかつてこの地にあった旧庄内藩の藩校「致道館」からとって付けられていて、この藩校で使われていた学問用の道具や文具などや庄内地方の歴史的に貴重な民俗資料に加え、旧家に伝わる国宝の太刀や武具が収蔵され展示されています。
歴史的に貴重な物が見られる！
また敷地内にはかつての庄内藩にあった多くの歴史的な建物が移設されており、「旧西田川郡役所」や「旧鶴岡警察署庁舎」は重要文化財に指定され、その他にも酒井家の隠居所であった「御隠殿（ごいんでん）」や、名勝に指定されている酒井家の庭園などが並んでおり歴史的にも価値があり見応えがあります。
山形観光の基本情報
【住所】山形県鶴岡市家中新町10-18
【連絡先】0235-22-1199
【2019】山形観光の人気スポットランキング10位
おすすめの名所：羽黒山（はぐろさん）
羽黒山は、山形県の鶴岡市の郊外にある標高414mの山で、県北に広がる月山や湯殿山と合わせてを「出羽三山」と呼ばれており、その中でも羽黒山は主峰として昔から山伏などが修行を行う修験道の聖地・山岳信仰の山として知らており、樹齢約三百五十年を超す杉の巨木が生い茂る隠れた名所として、またパワースポットの穴場にもなっています。頂上には出羽神社が鎮座し、参詣道の入り口になっている「随神門」から山頂までは1.7kmの参道が続き全部で2400段以上ある石段を上がっていきます。
昔から修験場として有名！
参道の途中には平安時代中期に平将門が創建したとされる 東北地方では最古の塔といわれ国宝に指定されている五重塔があり、高さは約30mある純和様式の塔で屋根は苔むす杮（こけら）葺きで、塔自体には彩色等を施されていない素朴感が漂う塔なっています。すぐ近くには樹齢1000年を超す樹の周りが10mの巨杉「爺杉」があり五重塔に美しく映えており、さらに杉の巨木の間の参道の長い階段を息を切らせながら神社まで上っていくと少しだけ修験者気分に浸れます。
山形観光の基本情報
【住所】山形県鶴岡市羽黒町手向字手向7
【連絡先】0235-62-2355
【2019】山形観光の人気スポットランキング9位
おすすめの名所：霞城公園（かじょうこうえん）
霞城公園は、山形市の中心部にある旧山形城跡に造られた公園で、この山形城は藩主であった最上義光により築かれた城で、当地における合戦で城郭が霞で隠れて敵に見えなかったことから「霞ケ城」とも呼ばれており、国の史跡に指定され「日本100名城」にも選ばれています。また桜の名所としても知られ石垣に映える桜が美しく「日本の桜のランキング」トップ10内にも選定されており、桜の満開に季節には公園のそばを通っている奥羽本線の電車が観桜のために速度を落とすサービスをしているほどです。
電車も観桜のためにゆっくり走る！
桜の季節の夜にはライトアップもされ大勢の人で賑わい、また公園内には最上義光公の馬上彫像や山形県立博物館、山形市郷土館などの文化施設、また体育館や武道館、弓道場、野球場などがあり、各種スポーツ大会やイベントなどが開催され大勢の人が参加し、また市民の散策や憩いの場となっている人気の公園です。
山形観光の基本情報
【住所】山形県山形市霞城町1-7
【連絡先】023-641-1212
【2019】山形観光の人気スポットランキング8位
最新のおすすめの名所：さかた海鮮市場
「さかた海鮮市場」は山形県北の酒田港のすぐ近くにある魚専門の市場で、漁場となっている日本海で毎日水揚げされたばかりの新鮮な海の幸をたくさん並べて提供しています。一階は日本海で獲れた地魚や海産物をリーズナブルな価格で販売しており、並べられた試食用の海産物を食べ歩きしながら自分用やお土産用の海産物を買う人も多いようです。
港を見ながら海鮮グルメを楽しむ！
また二階は「海鮮どんや とびしま」がオープンしており、港を一望できる海側のウッドデッキの席で海を見ながらこの店ならではの美味しい海鮮丼や海幸定食などを楽しむことができ、また夏には「みなとオアシスまつり」が開催されいろいろなイベントも行われ、大勢の人で賑わい人気となっていますので、県北の酒田に行った際には是非立ち寄ってみてください。
山形観光の基本情報
【住所】山形県酒田市船場町2-5-10
【連絡先】0234-23-5522
【2019】山形観光の人気スポットランキング7位
おすすめの名所：文翔館（ぶんしょうかん）
文翔館は山形市の中心部にあり、大正五年に建てられた「旧山形県県庁舎」及び「県会議事堂」の二つの建物が修復して再現されている施設で、国の重要文化財にも指定されています。この二つの建物はどちらも山形出身の同一デザイナーにより設計されていますが、それぞれの外観は大きく印象が異なり、どちらも個性ある美しい建造物となっています。
大正のノスタルジーを感じさせる建物！
旧山形県県庁舎の外壁には花崗岩を用いており、屋根には黒色スレートを使用し、また塔の部分に創建時から稼働しているシックな外観の機械式の大時計は、札幌市にある時計台に次いで国内で二番目に古い貴重な時計台となっています。一方県会議事堂は煉瓦造りで英国風の建造物になっており、内部のシャンディリアや家具など当時のモノを再現しており、大正初期の洋風建築を代表する貴重な建造物として多くの人が訪れており、夜にはライトアップもされ夜空に美しい姿を浮かび上がらせています。
山形観光の基本情報
【住所】山形県山形市旅篭町3-4-51
【連絡先】023-635-5500
【2019】山形観光の人気スポットランキング6位
おすすめの名所：上山城（かみのやまじょう）
上山城は、かつて最上氏の管轄であった県北から広がる領域の最南端にあたる上山市に建てられた城塞であり、県境となっていた米沢の伊達氏や上杉氏とのせめぎ合いの城となっていました。最上氏衰退の後は歴代藩主の居城となっていましたが、土岐氏の治政下で改築された壮麗で美しい外観の城郭は「羽州の名城」としてその名を世に広めました。
山形の歴史が垣間見える城！
しかし1692年に土岐氏が領主として他国に移った後に江戸幕府により取り壊されてしまい、当時の堀の跡や石垣のみが往年の名残を現在に止めています。また城跡の一部は公園や「月岡神社」の境内となっており、その後1982年に二の丸跡に三層の現天守が建立され、内部は「郷土歴史資料館」となって利用され、季節毎に「雛人形展」や「鎧や太刀・武具などの収蔵展」などといったイベントが開催され、また観光旅行などで来て泊まるなら近くに上山温泉があり、おすすめです。
山形観光の基本情報
【住所】山形県上山市元城内3-7
【連絡先】023-673-3660
【2019】山形観光の人気スポットランキング5位
おすすめの名所：山居倉庫（さんきょそうこ）
山居倉庫は山形県北の酒田市に、明治26年に「米穀取引所」の倉庫として、舟による米の積み下ろしや運搬に都合の良い場所として、当地の最上川と新井田川に挟まれた通称「山居島」に建てられました。建設当時は14棟の巨大な木造の黒色の倉庫とケヤキの並木が連なり、現在でも独特の美しい風情を持つ景観を作っています。
先人の知恵が感じられる倉庫！
この倉庫は二重屋根構造になっており土蔵と屋根の間の風通しをよくしたり、ケヤキ並木を植えて日本海からの強い風や日陰を作って夏の直射日光をさえぎり倉庫内の温度を一定に保ち、また天窓や換気窓などを配置するなど、さまざまな工夫を懲らして空調の管理を行っていた先人の知恵が感じられます。現在は14棟のうち12棟が残っており、今も米穀の倉庫として立派に使用され、建物の一部は庄内地方の米の歴史資料館として活用されていますので、県北の酒田市に行った際には是非訪れてみて下さい。
山形観光の基本情報
【住所】山形県酒田市山居町1-1-8
【連絡先】0234-23-7470
【2019】山形観光の人気スポットランキング4位
おすすめの名所：上杉神社（うえすぎじんじゃ）
上杉神社は、米沢市にある米沢城址の松が岬公園内にあり、明治9年に戦国の武将である上杉謙信を祀る神社として建立されました。しかし大正8年に発生した米沢の大火で類焼し、神社はほとんど焼失してしまいましたが、その後国からの補助金や市民の献金などにより、大正12年に現在の神社が再び創建されました。
上杉謙信ゆかりの神社！
境内には謙信が崇めた毘沙門天像や上杉氏にまつわる絵画、太刀、槍、鎧、武具などの重要文化財を多数収蔵する「稽照殿（けいしょうでん）」があり、謙信の没日の4月29日には太例祭が行われ、また人気の「上杉まつり」や「上杉雪灯篭まつり」が開催される主催会場にもなっています。
山形観光の基本情報
【住所】米沢市丸の内1-4-13
【連絡先】0238-22-3189
【2019】山形観光の人気スポットランキング3位
おすすめの名所：銀山温泉（ぎんざんおんせん）
銀山温泉は、山形の県北にも近い尾花沢市にある温泉で、かつて当地にあった「延沢銀山」の鉱夫が銀山川に湧いている温泉を発見したのがその初めとされ、湯治場となっていきました。その後江戸時代の17世紀中頃には、銀が採れなくなり銀山は衰退していきましたが、温泉は湯治湯として残り発展していき現在では山形を代表する温泉郷となっています。
大正のレトロを感じさせる旅館！
温泉街には大正時代に建てられた非常にモダンな木造三層四層建築の旅館が立ち並び、外装には珍しい左官が使う鏝（こて）で絵が描かれいる旅館もあります。喧騒を離れた山奥に突如現れる大正のレトロを感じさせる旅館は独特の雰囲気があり、ジブリのアニメ「千と千尋の神隠し」のモデルにもなったと言われており湯治客を魅了しています。
山形観光の基本情報
【住所】山形県尾花沢市大字銀山新畑
【連絡先】0237-22-1111
【2019】山形観光の人気スポットランキング2位
おすすめの名所：鶴岡市立加茂水族館
鶴岡市立加茂水族館は、鶴岡市のやや県北にも近い日本海に面した海岸に建つ県で唯一の水族館で、特にクラゲで有名な水族館として「クラゲドリーム館」の愛称でも知られています。同館では五十種類以上のクラゲが展示されており、その種類の多さでギネス世界記録にも認定されています。館内には「クラゲプラネット」と呼ばれる円形の水量40トンの水槽の中にミズクラゲが二千匹以上泳いでおり、これを直径5mのアクリルのガラス窓から見ると迫力満点です。
まさにクラゲ水族館！
また「クラネタリウム」という施設では、常に30種類以上のクラゲが泳いでおり、中でも江戸時代からの民間伝承上の謎の生物とされるフワフワした白い毛玉のような珍しい「ケサランパサラン」も展示されて話題となっています。さらに当地の沖合の日本海に生息する百種類を超す魚類なども水槽の中を泳いでおり、アシカショーやウミネコの餌付けショーもあり、子供も大人も楽しめる水族館になっています。
山形観光の基本情報
【住所】山形県鶴岡市今泉大久保657-1
【連絡先】0235-33-3036
【2019】山形観光の人気スポットランキング1位
おすすめの名所：立石寺（りっしゃくじ）
立石寺は山形市にある歴史の古いお寺で、別名「山寺」という名前でも親しまれており、松尾芭蕉が奥の細道の紀行の途中ここに立ち寄り「閑さや岩にしみ入る蝉の声」という有名な句を詠んだことでも知られ、境内には芭蕉の像と句碑があり、夏に訪れて参道を上って行くと今でもたくさんの蝉の声に囲まれまさに芭蕉の俳句の世界に足を踏み入れた感じがします。
山形の歴史を感じさせる古刹！
寺の建物は山の麓から山頂まで点在して建っており、参道を上っていくと重要文化財にも指定されている歴史を感じさせる「根本中堂」や「立石寺三重小塔」が見られ、山頂には奥の院が静かに建っており、ここからは眼下には山形市の街の素晴らしい景色が広がり見ていると心身共に癒されます。
山形観光の基本情報
【住所】山形県山形市山寺4456-1
【連絡先】023-695-2002
まとめ
【2019】山形観光のおすすめ観光名所ランキングのご紹介、いかがでしたか？山形には県北から県南まで行ってみたいたくさんの観光名所がありますね。今年はこれらの中から観光の目的地を選んで、どこで何するかという遊ぶ旅行プランを立てこれらの名所巡りをしてみて下さい。
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