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ミツボシクロスズメダイとは?気になる性格や飼育方法を詳しく解説!

ミツボシクロスズメダイとはどのような魚かご存知でしょうか?白黒カラーがとてもシックでかっこいい魚ですが、実は性格が強いので混泳させるのが難しい海水魚です。今回はそんなミツボシクロスズメダイの性格や飼育方法などを詳しく解説していきます!
更新: 2020年6月8日
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ミツボシクロスズメダイとは?

ミツボシクロスズメダイは、これから海水魚飼育を始めていきたい方にとって、育てやすいのでオススメ出来る魚です。しかし、実は性格がかなり強いので、色々な魚を混泳させたいと考えている方は注意が必要。今回はそんなミツボシクロスズメダイの性格や飼育方法などを詳しく解説していきます!

ミツボシクロスズメダイの特徴

ミツボシクロスズメダイとは?

ミツボシクロスズメダイはスズキ目スズメダイ科ミスジリュウキュウスズメダイ属に分類される海水魚。西部太平洋からインド洋にかけて生息しており、日本では千葉県より南の太平洋岸、沖縄などでよく見かけます。浅いサンゴ礁に群れていることが多い魚ですが、水深50mほどの深い海にいることもあります。大きさは成魚で15㎝ほどになる、大型のスズメダイです。

ミツボシクロスズメダイはオスが卵を守る

ミツボシクロスズメダイは、産卵期になると色が薄くなります。また、産まれた卵はオスが守る特徴があります。

ミツボシクロスズメダイは育てやすい海水魚!

ミツボシクロスズメダイは非常に生命力の強い魚で、初心者でも飼いやすいのが嬉しいポイント。ただし、性格に難がありますので、その点だけ注意が必要です。性格と混泳については後述して解説していきます。

ミツボシクロスズメダイの寿命は?

気になる寿命ですが、大体5年程度とされています。ただし、寿命は生育環境によって変わりますので、雑に育てれば寿命が短くなり、良い環境で育てれば寿命は長くなります。10年程度まで寿命が伸びることもありますので、なるべく丁寧に育てたいですね。他の魚から攻撃されるような環境ですと寿命は短くなってしまいますので、混泳には注意しましょう。

ミツボシクロスズメダイの幼魚

ミツボシクロスズメダイの名前について

ミツボシクロスズメダイという名前の通り、黒い体に三つの白い点があるのが特徴です。頭部に一つと両側側面に一つずつで三ツ星ということですね。しかし、実はこの白い点は幼魚から成魚に変わっていく際に小さくなっていき、成魚になると次第に消えていきます。大抵は成魚になっても小さく残っているのですが、幼魚の頃の、クッキリと白い点がある時期が可愛らしいですよね。

幼魚はイソギンチャクと共生する

ミツボシクロスズメダイは、クマノミのようにイソギンチャクと共生します。しかし、共生するのは幼魚の間だけ。幼魚から成魚に変わるにつれイソギンチャクから段々と離れていきますので、共生目的で飼われると寂しい思いをするかもしれません。幼魚の頃だけ共生を楽しみましょう。

ミツボシクロスズメダイの性格と混泳

ミツボシクロスズメダイの性格

気になる性格ですが、性格はかなり強く、幼魚の頃はまだ良いのですが、成魚になるにつれ凶暴になっていきます。他のスズメダイと比較しても荒い性格ですので、これから育てる方はよく考えて購入したいですね。


同種での混泳

自然界では同種で画像のように群れているのを見ますが、水槽内では同種での混泳も難しいのでやめた方が良いでしょう。もし同種混泳させる場合は、60㎝水槽で、ライブロックの隠れ家を用意してあげる必要があります。また、数が多いのも危険ですので、2匹だけにしておいた方が良いでしょう。

他の魚との混泳

他の魚を攻撃するかもしれませんので注意が必要です。幼魚の頃はまだ攻撃しませんが、成魚になると小さな魚を攻撃し始めます。相手が大きい魚だと攻撃しにくくなりますので、混泳させる際はヤッコなどを選ぶと良いでしょう。また、水槽サイズがかなり大きければ、小さな魚を入れても攻撃されにくくなります。基本的には小さな魚の混泳は避けて、大スペースを取れる方だけ混泳を検討しましょう。

サンゴ・イソギンチャクとの相性は?

ミツボシクロスズメダイはサンゴやイソギンチャクと相性が良い魚です。育てる際はイソギンチャクなども一緒に育てると良いでしょう。ただし、サンゴやイソギンチャクは海水魚よりも難易度が高い場合が多いので、まず最初は魚だけで育てて、慣れてきたらイソギンチャク等も入れると良いかもしれません。

ミツボシクロスズメダイの飼育方法①用意

用意するもの①水槽

まずは水槽を購入しましょう。幼魚は当然小さいですが、成魚は10センチ以上になりますので、60センチ以上の水槽を用意して下さい。60センチは安定感のあるサイズで、機材も揃えやすいので非常にオススメです。他の魚も多少入れられます。

用意するもの②フィルター

汚れる水を綺麗にする為のフィルターも用意しましょう。60センチ水槽であれば、画像のような上部式フィルターがオススメです。上部式フィルターは酸素もしっかり供給されますし、濾過能力も高く、扱いも簡単です。また、サンゴやイソギンチャクも育てる場合は、プロテインスキマーというタンパク質を処理するアイテムも購入しましょう。プロテインスキマーを入れると水質がとても良く保たれます。

用意するもの③ヒーターとクーラー

海水魚にはヒーターと水温計が必要です。適温は25度前後ですので、ヒーターで水温調整をしましょう。夏は暑くなりますので、逆にクーラーが必要となります。寒い地域であれば必要ありませんが、水温計で28度を超えるようであればクーラーも設置してあげて下さい。オススメの水槽用のクーラーは下の記事で紹介しています。

用意するもの④餌

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餌も飼育には欠かせませんよね。ミツボシクロスズメダイは餌の好き嫌いが特にありませんので、海水魚用の餌であればどんなものでも構いません。自然界では藻も食べていますので、植物性の餌を与えると良いでしょう。上記のメガバイトグリーンがオススメです。

用意するもの⑤ライブロックとサンゴ砂

サンゴ砂とライブロックも用意しましょう。サンゴ砂は水槽の底に3センチほどの厚みになるよう敷きます。ライブロックは水質を良くしてくれる「生きた岩」ですが、キュアリングという作業が必要になるアイテムです。ライブロックの概要やキュアリングの方法は下の記事で紹介しています。


用意するもの⑥カルキ抜き

水道水をそのまま入れてしまうと魚が塩素で死んでしまいますので、カルキ抜きで中和しましょう。天日に当てる方法もありますが、カルキ抜きを使うと非常に簡単です。オススメの製品は下の記事で紹介しています。

用意するもの⑦人工海水

海水魚ですので、人工海水を使って海水にしてあげましょう。お近くに綺麗な海がある方は、その海水を使っても構いませんが、基本的には人工海水を使います。上記の人工海水はカルキ抜きも出来るタイプですので、非常に便利でオススメです。

用意するもの⑧照明

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水槽セットであれば照明も付いてくることが多いのですが、無い場合は別途購入しましょう。オススメなのは、超寿命なLEDタイプです。一緒にサンゴやイソギンチャクなどを育てる場合は少しこだわった照明が必要になりますが、海水魚だけを育てていくのであれば、普通のLEDライトで大丈夫です。

用意するもの⑨掃除用具

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掃除道具も必要です。水を抜くと同時にサンゴ砂に溜まった汚れも取り除くホースを購入しましょう。そして、その水を受ける大きめのバケツと、コケを綺麗にする為のスポンジも用意します。最近では100均でも水換えホースが置いてあることもありますのでチェックしてみて下さい。

ミツボシクロスズメダイの飼育方法②準備

水槽のセッティング

用意が終わったら、水槽を立ち上げていきます。水槽の立ち上げをする前に、一通り洗っておきましょう。水槽を置いてサンゴ砂を敷き、水を入れてヒーターやフィルター動かせば完了です。まだ魚などは入っていませんが、ヒーターやフィルターは動かしたままにしておきましょう。

2週間の空運転

立ち上げが終わったら、1~2週間ほどそのままにしておきます。この時、ライブロックを購入してきて入れておくと良いでしょう。この2週間はバクテリアを増やす期間で、バクテリアが増えることにより水質が安定しやすくなります。ライブロックにはバクテリアが沢山いますので、入れることで更に水質が良く保たれます。

ミツボシクロスズメダイの飼育方法③導入

ミツボシクロスズメダイを購入

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ミツボシクロスズメダイは安価で販売されていることが多く、500~800円程度で購入出来ます。ネットショップでも上記のように安く販売されていますので、お近くに海水魚ショップが無い方は検討しましょう。先述したように、混泳すると攻撃し合う可能性がありますので、1匹か2匹だけ購入しましょう。

自然採集も可能

もしお近くに生息している場合は、自然採集も可能です。磯場で見かけますので、採りにいってみましょう。夏の終わりから秋頃が採集シーズンで、幼魚が採れます。

水合わせをして入れる


急激な水質変化はストレスとなりますので、水合わせをしてから水槽に入れます。画像は淡水水槽ですが、このように袋を30分ほど浮かべて、水温を合わせます。次に、袋をあけて、水槽の水を少し入れ、1分経ったらまた少し入れます。袋が水でいっぱいになったら少し捨てて、また水槽の水を入れてを繰り返し、3周したら袋から魚だけを出して水槽に入れます。袋に入っていない場合は、バケツ等の中で水合わせをしましょう。

しばらくは構わない

環境が変わると魚も緊張します。しばらくはそっとしておいてあげましょう。あまりジロジロと見るとストレスがかかってしまいます。

ミツボシクロスズメダイの飼育方法④管理

餌やり

餌やりは一日一回、5分程度で食べ切れる分だけ与えます。まだ餌を食べられそうな様子でも、少し少なめに調整してあげた方が寿命が伸びる傾向にあります。

水換え

水質維持の為、定期的に水換えをしましょう。水替えの方法は上の動画が参考になります。水替えの際は底砂に溜まった汚れもしっかり抜きましょう。頻度は週に一度が目安ですが、魚が少なければ二週に一度でも大丈夫です。更に、プロテインスキマーを設置している場合は月に一回まで減らしても問題無いでしょう。

ミツボシクロスズメダイの飼育方法⑤病気

飼育する際に心配なのが、病気ですよね。ミツボシクロスズメダイは病気にかかることが少なく、とても丈夫な海水魚です。しかし、必ず病気にならないという訳ではありませんので、丁寧に育てたいですね。病気になる原因は水質と水温変化がほとんどですので、基本的な育て方をしっかり守りましょう。もし病気にかかってしまったら、その病気の症状ごとに薬浴で対応します。病気は早期対応が大切ですので、状態をよく見ておきたいですね。

まとめ:ミツボシクロスズメダイとは?

今回の「ミツボシクロスズメダイとは?気になる性格や飼育方法を詳しく解説!」はいかがでしたでしょうか?性格が強く攻撃的な面がありますが、非常に生命力が高く育てやすいので、初心者にもオススメ出来る海水魚です。基本的なことを守っていれば問題なく育てていけますので、興味が湧いた方は是非チャレンジしてみて下さい。

ミツボシクロスズメダイが気になる方はこちらもチェック!

今回はミツボシクロスズメダイについて解説させて頂きましたが、他にも海水魚に関する記事が沢山あります。気になる方は是非見てみて下さい。