石川県には冬グルメがいっぱい!
本州の中央部の日本海側に位置するのが石川県です。江戸時代に開花した「加賀百万石」の文化が今も息づいている文化県で、非常に多くの文化財が県内に残されています。また、国定公園に指定されているエリアがたくさんあって自然環境にも恵まれていることがわかります。素敵な観光名所がたくさんある石川県ですが、美味しいグルメも見逃すことができません。今回はその石川県の冬のグルメにスポットを当ててみましょう。
冬の石川観光で食べたいおすすめグルメをご紹介!
それでは、冬の石川観光で食べたいおすすめグルメをご紹介していきましょう。庶民的な郷土料理から食通を唸らせる高級グルメまで多彩な食べ物が登場します。どうぞご覧ください(記載の情報は2018年12月21日現在のものです)。
冬の石川観光で食べたいおすすめグルメ①
金沢カレー
石川県の冬グルメ1番目は「金沢カレー」です。金沢市を中心とした地域で提供されているご当地グルメで、「金沢カレー協会」なるものが設立され、金沢カレーのブランド化と金沢カレーを使った地域の活性化に取り組んでいます。ドロッとした濃厚なカレーのルーであることや、付け合わせにキャベツの千切りがのせられていること、ステンレス製の舟型の皿を使うなどいくつかの特徴があります。
この冬グルメの美味しいお店は?
金沢カレーといえば、有名なのが「カレーのチャンピオン 野々市本店」でしょう。地元だけでなく旅行者にも知られた有名店で、このお店の前身である洋食店が金沢カレーの元祖となっています。シェフが学んだ洋食料理のノウハウがメニューの随所にいかされており、そのカレーの味は文句のつけようがありません。口コミでも「この店のカレーが一番金沢カレーらしい」という声が聞かれます。冬は温まるカレーが一番です。
この人気店は石川県のココ!
〔場所〕石川県野々市市高橋町20-17
〔TEL〕076-248-1497
〔営業時間〕11:00~24:00
〔定休日〕無休
〔アクセス〕北陸自動車道「白山IC」より17分
冬の石川観光で食べたいおすすめグルメ②
いしるラーメン
石川県の冬グルメ2番目は「いしるラーメン」です。いしるといえば秋田県の「しょっつる」を連想する方も多いでしょう。魚を発酵させて作る醤油のことで、能登ではイカの内臓やイワシを使用します。そのまま臭いをかぐと鼻をつまむようですが、料理に使うとそのメニューの味が一段と引き立つ不思議な調味料です。このいしるの旨味を効かせたスープでいただくのがいしるラーメンで、温まる冬の食べ物としておすすめできます。
この冬グルメの美味しいお店は?
この名物を使ったグルメが味わえるのが「七味ラーメン」です。薄茶色の透明感のあるスープはいしるの臭みなどは皆無で、麺をすすると独特の旨味がどこからともなく伝わってくる感じがします。また、石川県らしいラーメンメニューはほかにもあり、イカを塩麹に浸けたものを使った「イカ味噌ラーメン」など、石川県の名物を使ったラーメンを味わえます。石川観光の食事に温まる名物ラーメンはいかがでしょうか。
この人気店は石川県のココ!
〔場所〕石川県鳳珠郡能登町字天坂3-54-3
〔TEL〕0768-76-2073
〔営業時間〕11:30~20:00
〔定休日〕不定休
〔アクセス〕のと里山海道「のと里山空港IC」より20分
冬の石川観光で食べたいおすすめグルメ③
小松うどん
石川県の冬グルメ3番目は「小松うどん」です。このうどんは、かの有名な松尾芭蕉にも贈られたといわれる歴史ある食べ物で、明治時代に小松駅の近くに「加登長(かどちょう)」といううどん店ができ、その味が有名になって店舗がどんどんと増えていきました。名峰「白山」の伏流水を使って作る細めの麺は適度なコシと喉越しが特徴で、現在では70軒以上のお店が美味しい名物うどんを提供しています。
この冬グルメの美味しいお店は?
この名物グルメで温まるなら「中石食品工業・めん塾」がおすすめです。小松うどんの製麺工場が直営するお店で、できたての小松うどんが味わえて人気となっています。シンプルなメニューである「打ちたてうどん」は360円と安いのでお手軽ですね。また「牛肉うどん」も温まるおすすめのメニューです。水だけでなく、小麦粉は小松産を、塩は能登産を使用するまさに石川県の名産品にこだわった名物グルメといえるでしょう。
この人気店は石川県のココ!
〔場所〕石川県小松市日末町い78
〔TEL〕0761-44-8338
〔営業時間〕11:00~14:00(土・日・祝日は15:00まで)
〔定休日〕無休
〔アクセス〕北陸自動車道「小松IC」より11分
冬の石川観光で食べたいおすすめグルメ④
金沢おでん
石川県の冬グルメ4番目は「金沢おでん」です。冬の温まる食べ物といえばおでんは外せませんね。熱々のおでんと美味しいお酒があれば体の芯から温まるに違いありません。そんな名物B級グルメが金沢にもあります。金沢ではおでん好きが多く、冬が旬と思いきや時期に関係なく365日食べられています。金沢おでんの特徴は、ネタに必ず金沢の食材が使われていることと、一年を通しておでんを提供していることです。
この冬グルメの美味しいお店は?
この名物グルメは「赤玉 本店」がおすすめです。ランチでもおでんが食べられる有名店ですが、このお店の冬の時期のおでんのネタとして使われる「カニ面」と呼ばれる食べ物をチェックしておきましょう。カニ面は石川県で水揚げされるメスのズワイガニのことで、丸ごとおでんのネタになっています。口コミでも評判の美味しいネタですので必ず食べてみることをおすすめします。温まる食べ物で冷え切った体を元気にしましょう。
この人気店は石川県のココ!
〔場所〕石川県金沢市片町2-21-2
〔TEL〕076-223-3330
〔営業時間〕平日12:00~24:00(土・日・祝日は12:30~)
〔定休日〕月(祝日は営業)
〔アクセス〕北陸自動車道「金沢西IC」より15分
冬の石川観光で食べたいおすすめグルメ⑤
治部煮(じぶに)
石川県の冬グルメ5番目は「治部煮」です。温まるこの食べ物は石川県の郷土料理のひとつで、加賀地方で高級食材として食べられてきた「鴨肉」を使用した料理ですが、鴨鍋などの鴨料理などと異なり、鴨肉に粉をまぶしてから鍋に投入します。それにより鴨肉の旨味が閉じ込められて大変美味しい味に仕上がります。また、加賀特産の「すだれ麩」を入れたり、薬味にワサビを使う点も治部煮ならではの特徴です。
この冬グルメの美味しいお店は?
この名物グルメを味わうなら「加賀谷 金沢店」がおすすめです。本格日本料理が味わえる少々高級なお店ですが、ランチとディナー両方で石川県の郷土料理や海鮮料理が味わえる有名店となっています。汁に独特のとろみがついていて何ともいえない美味しい味がします。またツーンと感じる薬味のワサビの香りも心地いいですね。ほかにも石川県らしいメニューがたくさんあるので一緒にいただいてみましょう。
この人気店は石川県のココ!
〔場所〕石川県金沢市木ノ新保町1-1 金沢百番街あんど
〔TEL〕076-263-2221
〔営業時間〕11:00~21:00
〔定休日〕無休
〔アクセス〕北陸自動車道「金沢東IC」より16分
予約や口コミチェックはこちらから!
加賀谷 金沢店の予約や口コミを確認したい方はこちらのサイトがおすすめです。
冬の石川観光で食べたいおすすめグルメ⑥
加賀カニごはん
石川県の冬グルメ6番目は「加賀カニごはん」です。2015年4月に誕生した新しい石川県のご当地名物グルメです。この食べ物の主役は加賀市の橋立漁港で水揚げされる名物のズワイガニで、この食材をそれぞれのお店が工夫を凝らしたカニご飯に料理して旅行者に提供しています。また料理を盛り付けする器にもこだわりがあり、石川県の名産品である「九谷焼」と「山中漆器」の器が使用されてるのが特徴です。
この冬グルメの美味しいお店は?
このご当地名物グルメは「割烹 加賀」でいただきましょう。和のおしゃれな雰囲気が漂う老舗の割烹料理店で、ランチ限定でこの食べ物が味わえます。1,950円のランチメニューですが、見た目も豪華で食べて美味しいと旅行者の間でも評判です。現在このご当地グルメは5つのお店でのみ味わえるようになっており、数量限定のため予約必須となっています。もし予約が取れれば食べ歩きも楽しいのではないでしょうか。
この人気店は石川県のココ!
〔場所〕石川県加賀市山代温泉桔梗丘2-73
〔TEL〕0161-76-0469
〔営業時間〕11:30~14:00
〔定休日〕火
〔アクセス〕北陸自動車道「加賀IC」より13分
冬の石川観光で食べたいおすすめグルメ⑦
石川県の能登鍋も美味しかったです。 pic.twitter.com/BUWXK8ziIu
— ラキポキ (@yullianlove7386) January 26, 2014
能登鍋
石川県の冬グルメ7番目は「能登鍋」です。石川県の多くのお店で冬限定で提供される名物グルメで、鍋のスープに能登の香りがするベースを使うことや、能登の美味しい食材で料理すること、地元産の練り団子と呼ばれる食べ物を入れることが能登鍋と名乗る条件になっています。芯から温まるこの料理メニューは、和食店や割烹料理店だけでなくカフェやレストランなどでも提供されています。
この冬グルメの美味しいお店は?
この温まる鍋物グルメは「まいもん処 いしり亭」がおすすめです。銀行だった建物を改装したお店で、金庫室や鉄製の扉など銀行の面影が残ったユニークな内装となっています。こちらの鍋メニューは、七尾市で収穫される「中島菜」とつくねが入ったもので、ほろ苦さを感じる中島菜の味がスープによくマッチしています。石川県内の能登鍋を食べ歩いてみるのも冬ならではの楽しみです。
この人気店は石川県のココ!
〔場所〕石川県七尾市生駒町16-4
〔TEL〕0767-52-8900
〔営業時間〕10:00~18:00(日・連休最終日は17:00まで)
〔定休日〕無休
〔アクセス〕能越自動車道「七尾IC」より10分
冬の石川観光で食べたいおすすめグルメ⑧
水生物館のウキゴリです。ハゼ科の魚では珍しく川などの中層に浮いているので、「浮き」ゴリ(ゴリはハゼの別名です)という名前が付いています。井の頭池にもたくさんのウキゴリが棲んでいるんですよ。 pic.twitter.com/iKaG9u7uxG
— 井の頭自然文化園[公式] (@InokashiraZoo) September 20, 2017
ゴリ料理
石川県の冬グルメ8番目は「ゴリ料理」です。金沢でゴリといえば、市内を流れる浅野川や犀川(さいかわ)で捕獲される「カジカ」と、県内で最大の潟である河北潟で捕獲されるハゼ科の魚「ウキゴリ」のことをそう呼んでいます。昔は漁師がゴリを取る姿が頻繁にみられましたが、現在では生活環境の変化などによってゴリの数が減少し貴重な食材になってしまいました。刺身や唐揚げも絶品ですが冬場は汁物が美味しくなります。
この冬グルメの美味しいお店は?
この貴重な名物グルメは「魚半」でいただきましょう。石川県の郷土料理が美味しいと口コミでも評判の有名店で、こちらでゴリ料理を味わうことができます。新鮮なゴリのお刺身や刺身にする際に出た骨や皮の部分を唐揚げにして食べさせてくれます。ほかの郷土料理メニューも充実していて味も絶品ですので、美味しいお酒と一緒に石川県の味を堪能してみてはいかがでしょうか。
この人気店は石川県のココ!
〔場所〕石川県金沢市香林坊2-12-15
〔TEL〕076-222-2289
〔営業時間〕11:00~14:00,16:00~23:00
〔定休日〕水
〔アクセス〕北陸自動車道「金沢東IC」より18分
予約や口コミチェックはこちらから!
魚半の予約や口コミを確認したい方はこちらのサイトがおすすめです。
冬の石川観光で食べたいおすすめグルメ⑨
能登寒ブリ料理
石川県の冬グルメ9番目は「能登寒ブリ料理」です。石川県の冬のグルメといえば寒ブリを挙げる方も多いのではないでしょうか。ブリは12月から2月の冬が旬の魚で、この時期は鮮度も脂乗りも色合いもすべてが整った高品質のブリが水揚げされます。刺身で食べてもよし、しゃぶしゃぶで食べるのもよしとどんな食べ方でも絶品で、高い値がついて高級魚として全国に発送されています。
この冬グルメの美味しいお店は?
この名物グルメを味わうなら「のと前回転寿司 夢市七尾店」に行ってみましょう。脂ののった新鮮なブリはやはりお寿司でいただきたくなります。こちらでは大きめに切られたブリをネタにしたお寿司を食べることができます。冬場に訪れれば醤油に脂が浮くほどのブリのトロを味わうことができるでしょう。メニューには地魚を使ったお寿司のセットもありますので、ぜひ石川県のとれたての海の幸を味わってみてください。
この人気店は石川県のココ!
〔場所〕石川県七尾市新明町1 ミナ.クル1F
〔TEL〕0767-53-1153
〔営業時間〕11:30~21:00
〔定休日〕第2・第4水
〔アクセス〕能越自動車道「七尾城山IC」より10分
冬の石川観光で食べたいおすすめグルメ⑩
とり野菜みそ鍋
石川県の冬グルメ10番目は「とり野菜みそ鍋」です。近年首都圏などでも販売されている鍋料理用の調味料が「とり野菜みそ」で、石川県の食品メーカーが製造していて、石川県ではこの調味料を使った鍋が冬の家庭の味となっています。江戸時代に廻船問屋を営んでいた食品メーカーの初代当主が、乗組員の健康を考えて不足しがちな野菜などの栄養食材を美味しく食べられるようにと考え出したのがこの調味料でした。
この冬グルメの美味しいお店は?
この調味料を使った鍋グルメで温まるなら「とり野菜 まつや 桂店」に行ってみましょう。この食べ物は家庭で作ることがほとんどのため、現在は飲食店で食べられるのはここだけです。メニューには鳥肉と牛肉、豚肉の3種類があり、肉とともに野菜がたっぷりと入っています。調合味噌の味は絶品で、食べていくと体が芯から温まるのがわかります。名前の由来が野菜や栄養を「とる」から来ているというのもとてもユニークです。
この人気店は石川県のココ!
〔場所〕石川県金沢市桂町イ32-4
〔TEL〕076-268-8174
〔営業時間〕11:00~14:00,17:00~22:00
〔定休日〕無休
〔アクセス〕北陸自動車道「金沢西IC」より13分
冬の石川観光で食べたいおすすめグルメ⑪
能登牡蠣料理
石川県の冬グルメ11番目は「能登牡蠣料理」です。三陸や広島県など牡蠣が有名な産地はたくさんありますが、能登の牡蠣も大変美味しいと評判です。能登の海は牡蠣のえさとなるプランクトンが非常に豊富なため、通常の牡蠣は出荷まで2年もしくは3年を要するのに対して、能登牡蠣は1年で出荷が可能になります。牡蠣という食べ物は栄養価が高いことで知られており、その栄養やミネラルが一番多くなるのが冬です。
この冬グルメの美味しいお店は?
この名物グルメを堪能するなら「牡蠣処 海(かい)」がおすすめです。1時間待ちが当たり前という有名店で、来店者の多くが注文するメニューが海コースと波コースという牡蠣尽くしのセットとなっています。自分で牡蠣を焼くことができてその匂いが何ともいえません。さらに、牡蠣の小鉢や牡蠣フライ、牡蠣の釜めしまでついてくるのですから有名にならないはずがありません。ぜひ並んででも食べてみましょう。
この人気店は石川県のココ!
〔場所〕石川県七尾市中島町浜田ツ-21
〔TEL〕0767-66-1594
〔営業時間〕11:00~14:00 ※水揚げのない時期(6月~9月)は休業
〔定休日〕無休
〔アクセス〕能越自動車道「徳田大津IC」より11分
冬の石川観光で食べたいおすすめグルメ⑫
輪島フグ
石川県の冬グルメ12番目は「輪島ふぐ」です。能登の輪島の冬グルメといえば、何といっても天然フグが有名ですね。石川県は天然フグの漁獲量が大変多く、全国の市町村別でも輪島市は連続で日本一の座をキープしています。秋から冬にかけては「トラフグ」が、また春先から初夏にかけては「ゴマフグ」などが水揚げされています。フグは美味しいだけでなく高タンパク低カロリーで、コラーゲンたっぷりの健康的な食べ物です。
この冬グルメの美味しいお店は?
この美味しくてヘルシーな名物グルメは「やぶ新橋店」でいただきましょう。ランチタイムもディナータイムも営業しているので、石川観光の食事にはぴったりのお店です。こちらでは3,240円で輪島フグの料理の数々が味わえます。フグのメニューは、炙りや一夜干し、天ぷらや煮付けなど多彩で、単品での注文も可能です。有名な輪島フグの味を堪能するなら、やぶ新橋店を選んでみましょう。
この人気店は石川県のココ!
〔場所〕石川県輪島市河井町24-17
〔TEL〕0768-22-0006
〔営業時間〕11:00~21:00
〔定休日〕火
〔アクセス〕のと里山海道「のと里山空港IC」より23分
石川の冬グルメを味わってみよう!
ここまで、石川観光で食べたいおすすめグルメをご紹介しましたがいかがでしたか?石川県の冬は寒さが厳しいですが、冬でしか味わえない絶品グルメが旅行者をもてなしてくれます。皆さんも冬の石川県を訪れて、美味しいグルメを思う存分楽しんでみてはいかがでしょうか。
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