東海の紅葉のおすすめ名所&穴場スポットを大公開！
東海地方は日本のほぼ中央に位置して静岡、愛知、岐阜、三重の四県からなり、秋の紅葉の季節にはそれぞれの県のおすすめの名所や穴場のスポットが方々に点在し、どこも甲乙つけがたく人気となっており、紅葉のシーズンには多くの紅葉狩りの人々で賑わいます。
今回は、秋の季節の東海地方のおすすめ紅葉の名所や穴場スポットを厳選してご紹介していきます。
東海のおすすめ＆穴場の紅葉名所スポット その1
人気の見どころ：乗鞍スカイライン
乗鞍スカイラインは岐阜県の標高1,684 mの平湯峠から標高2,702 mの乗鞍岳の畳平まで延長14.4 kmの日本一の高度を走る山岳道路であり、雲上のスカイラインとして有名で、特に秋は綺麗な紅葉一色に染まり多くの人が旅行やドライブで訪れます。
標高差を追って下る紅葉ライン！
ここの紅葉は標高の高い山頂部から始まり標高差を追って紅葉ラインが日毎に下っていき見事な紅葉の錦で山肌を染めていきます。特に登山口にもなっている畳平からはすぐ前に乗鞍岳が聳え、さらに周りには360度の大パノラマが広がりその紅葉の光景は息を呑むほどの美しさで、絶好の撮影スポットにもなっています。
観光地の基本情報
【住所】岐阜県高山市丹生川町岩井谷乗鞍
【連絡先】0577-79-2012
【紅葉の見頃時期】10月上旬
【アクセス】
[バス]：「高山駅」から約45分で「ほおのき平バスターミナル」。乗鞍岳山頂・畳平まで約50分。
東海のおすすめ＆穴場の紅葉名所スポット その2
人気の見どころ：香嵐渓（こうらんけい）
香嵐渓の歴史は古く江戸時代に渓谷の近くにある香積寺（こうじゃくじ）の住職が、寺から巴川までの参道にかえでや杉を植えていったのが最初であり、その後さらに地元の人々よって数多くの楓が追加して植えられていき、そして昭和に入って「イロハモミジ」や「オオモミジ」も次々と植樹され、現在見られるような綺麗な紅葉の名所が造られていき、訪れる人誰もが撮影して思い出に残しています。
重なり合う美しい紅葉！
香嵐渓には今では楓などの木々が約4000本も植えられており、紅葉のピークの季節になると寺の参道から渓谷に沿って見事な紅葉の並木が見られ、特に巴川に架かる待月橋（たいげつきょう）から見る紅葉が綺麗な絶景として人気となっており、さらに夜にはライトアップもされて昼とはまた違った幻想的な紅葉が見られ、多くの人が時の経つのを忘れいつまでも眺めています。
観光地の基本情報
【住所】愛知県豊田市足助町
【連絡先】0565-62-1272
【紅葉の見頃時期】11月中旬～11月下旬
【アクセス】
[電車]：名古屋鉄道「東岡崎駅」からバスで約70分、「 香嵐渓」下車すぐ。
[車]：東海自動車道道路「豊田勘八IC」から約25分。
東海のおすすめ＆穴場の紅葉名所スポット その3
人気の見どころ：寸又峡（すまたきょう）
寸又峡は静岡県の北、山麓地帯を流れる寸又川の長い間の浸食作用によってできた複雑に入り組んだ渓谷で今なお豊かな自然が残り、夏の季節は新緑、秋は紅葉が格別に綺麗で、大間ダム湖に架かる「夢の吊り橋」は有名な観光名所となっています。
また昔材木の運搬に使われた道路や橋が遊歩道として整備され「遊歩百選」にも選ばれ、また大井川鉄道に乗って寸又峡を訪れるのも人気となっています
吊橋からの紅葉が絶景！
峡谷を流れる寸又川の周辺は、秋には樹木が紅色や黄色に色づき、鮮やかな紅葉を見ることができ、特にエメラルドグリーンのダム湖に架かる「夢の吊橋」からの紅葉の眺望がすばらしく、多くの人が撮影のシャッターを押しています。
観光地の基本情報
【住所】静岡県榛原郡川根本町千頭
【連絡先】0547-59-2746
【紅葉の見頃時期】11月上旬～11月下旬
【観光地へのアクセス】
[電車]：(寸又峡温泉)大井川鉄道大井川本線「千頭駅」から寸又峡行きバスで約40分。
[車]：東名高速道路「静岡IC」から国道362号経由で約2時間。
東海のおすすめ＆穴場の紅葉名所スポット その4
人気の見どころ：赤目四十八滝（あかめしじゅうはちたき）
赤目四十八滝は、三重の奥深く流れる澄んだ滝川と深い森が作る深山幽谷の渓谷で、周辺には秘境の雰囲気が漂う柱状節理の断崖絶壁が見られ、昔から修行者や忍者の修行場であったされています。また滝巡りの遊歩道に沿って季節毎の自然を背景としたいくつもの名物の滝があり「日本の滝100選」や「平成の名水百選」、「森林浴の森100選」などにも選ばれている滝や自然の名所になっています。
滝と紅葉のコラボが美しい！
この渓谷の水には「マイナスイオン」の成分が含まれていることでも知られ、渓谷の周辺で森林浴をすると心身共に癒されるという知る人ぞ知る隠れスポットにもなっており、また遊歩道に沿って散策していると、赤目五瀑と呼ばれる滝が次々と現れ、その他にも形の違った多くの瀧を見ることができ、特に紅葉の季節には滝とその周りの紅葉とのコラボが綺麗で多くの人を魅了しています。
観光地の基本情報
【住所】三重県名張市赤目町長坂
【連絡先】0595-63-3004
【紅葉の見頃時期】10月下旬～11月下旬
【アクセス】
[バス]：近鉄「赤目口駅」から赤目滝行き三重交通バス約15分、「赤目滝」下車。
[車]：名阪国道「上野IC」から国道368号、165号線を経由して約45分。
東海のおすすめ＆穴場の紅葉名所スポット その5
人気の見どころ：富士山スカイライン
富士山スカイラインは、富士山の南の裾野を通り富士宮市から御殿場まで繋ぐ約35 kmの自動車道路であり、途中の富士山の五合目は標高が約2380mで車で行ける日本最高地点となっており、ここの展望台からの眺めは裾野に広がる富士山の雄大な姿が見られ、季節毎の風景が美しいエリアにもなっています。
長い期間に亘って紅葉が楽しめる！
富士の裾野には幾種類もの常緑樹や紅葉する樹木が繁殖しており、標高差が大きいことから秋には紅葉ラインが上方から裾野へとゆっくり進み、富士山を背景にして長期間紅葉を楽しむことができます。
観光地の基本情報
【住所】静岡県富士宮市ー御殿場
【連絡先】(0544)22-1111（富士宮市役所）
【紅葉の見頃時期】10月上旬～11月上旬
【アクセス】
[車]：・東名「富士IC」よりR139経由、山梨方面へ1時間。
東海のおすすめ＆穴場の紅葉名所スポット その6
人気の見どころ：御在所岳(ございしょだけ）
御在所岳は、三重県の北西、滋賀との県境にも近い標高1,212mの山で「御在所山」の名でも知られ「鈴鹿国定公園」の中に位置しており、未だ自然が豊富に残り急峻な岩壁や季節ごとの花々が美しい変化に富んだ山であり、ロッククライミングの名所ともなっていて、その形が美しく「日本二百名山」や「関西百名山」、「鈴鹿セブンマウンテン」などにも選ばれ絶好の撮影スポットにもなっています。
ため息を誘う、紅葉の絶景！
御在所岳の麓には湯治客に人気の「湯の山温泉」があり、ここから御在所岳の頂上まで名物のロープウェイが繋がっており、特に秋の季節には山頂から麓の温泉地まで紅葉ラインが約1ヶ月かけてゆっくり下りていきますが、ロープウエイに乗ってこの紅葉を上から眺めると、ため息が出るくらい美しい錦の綾を見ることができ多くの人がカメラを向けて撮影しています。
観光地の基本情報
【住所】三重県三重郡菰野町湯の山温泉
【連絡先】059-392-2261
【紅葉の見頃時期】10月中旬～10月下旬
【アクセス】
[電車]：近鉄「湯の山温泉駅」からバスで約10分、終点の「湯の山温泉・御在所ロープウエイ前」下車。
[車]：東名阪自動車道「四日市IC」から約20分。
東海のおすすめ＆穴場の紅葉名所スポット その7
人気の見どころ：岩屋堂公園（いわやどうこうえん）
岩屋堂公園は愛知の瀬戸市を流れる鳥原川沿にある公園で、市街地から近場にかかわらず静かで自然が溢れる渓谷として日帰りで行ける人気の公園となっており、「岩屋堂」の名前は園内に名僧「行基」にまつわる天然の大きな岩の祠（ほこら）から由来し、他にもこの渓谷に沿っていくつかの迫力のある瀧があり、変化に富んだ景観が見られる公園です。
ライトアップされた紅葉が幻想的！
また岩屋堂公園は、ここの秋の名物にもなっている紅葉が有名で「東海自然歩道」のルートにもなっている渓谷沿いの遊歩道を散策すると渓谷周辺の綺麗な紅葉が目に入り、11月上旬からはライトアップも始まり、夜空に浮かび上がる赤や黄色の紅葉の木々が幻想的で美しく、深まりゆく秋に彩りを添えデートスポットにもピッタリです。
観光地の基本情報
【住所】愛知県瀬戸市岩屋町81
【連絡先】0561-85-2730
【紅葉の見頃時期】11月中旬
【アクセス】
[電車]：名鉄「尾張瀬戸駅」からバスで「品野本町」下車、徒歩25分 。
[車]：東海自動道「せと品野IC」から国道248号経由約15分。
東海のおすすめ＆穴場の紅葉名所スポット その8
人気の見どころ：奥飛騨温泉郷（おくひだおんせんごう）
奥飛騨温泉郷は、高山市にある平湯、福地、新平湯、栃尾、新穂高の五つの温泉の総称で、周りには乗鞍岳、御嶽山、焼岳、穂高連峰など名峰が聳え立ち、その麓にある湯量の豊富な温泉郷で、日本一とも言われる100を超える露天風呂もあり、いつも多くの旅行客や湯治客で賑わっている人気の温泉郷です。
滝と紅葉のコラボが綺麗！
ここはまた秋には紅葉の名所としても知られ「飛騨・美濃紅葉三十三選」にも選ばれており、温泉郷から眺める連峰の山肌が日一日と紅葉していく光景は見る人々を魅了し、特に近くにある落差65mの平湯大滝（画像上）の周辺が紅葉する頃の光景は迫力ある滝とのコントラストが見事で、絶好の撮影スポットにもなっています。
観光地の基本情報
【住所】岐阜県高山市 奥飛騨温泉郷内
【連絡先】0578-89-2458（奥飛騨温泉郷観光案内所）
【紅葉の見頃時期】10月上旬～10月下旬
【アクセス】
[バス]：JR高山駅から濃飛バスで約60分。
[車]：中部縦貫自動車道「高山IC」から約50分(平湯温泉)。長野自動車道「松本IC」から約60分。
東海のおすすめ＆穴場の紅葉名所スポット その9
人気の見どころ：曽木公園（そぎこうえん）
曽木公園は、土岐市の南にある自然溢れる公園で季節ごとの風景が美しく、特に秋には紅葉の名所として知られ「日本紅葉の名所100選」や「飛騨・美濃紅葉三十三選」などに選ばれており、園内には楓、銀杏、ミズキなどたくさんの樹木が秋になると紅色や黄色に色付き、綺麗な紅葉を見せてくれます。
水面に映る「逆さ紅葉」は必見！
また曽木公園内には大小八つの池がり、これらの池の水面に紅葉が映る「逆さ紅葉」がここの名物となっており、さらに夜になるとこれらの池の周辺は約100基のライトが点灯され、その光のスポットに浮き出た紅葉が池に映る光景は綺麗な幻想的な光景となり、訪れる多くの人が撮影して思い出に残しています。
観光地の基本情報
【住所】岐阜県土岐市曽木町
【連絡先】0572-54-1111
【紅葉の見頃時期】11月中旬～11月下旬
【アクセス】
[電車]：JR土岐市駅から市民バス運行。
[車]：中央自動車道「土岐IC」から約30分。東海環状自動車道「土岐南多治見IC」から約20分。「せと品野IC」から約30分。
東海のおすすめ＆穴場の紅葉名所スポット その10
人気の見どころ：定光寺（じょうこうじ）
定光寺は、愛知県瀬戸市の尾張徳川家初代徳川義直の廟所（びょうしょ）がある臨済宗の寺院で、本堂や「獅子の門」、「竜の門」、築地塀また納められている太刀などが重要文化財に指定されている歴史の長い古刹となっています。
遊歩道の紅葉に癒される！
またこの寺院の境内には見晴らし台があり、秋にはこの周辺の綺麗に紅葉した楓などが見事で、さらにここから遥か遠くに名古屋の市街地を眺めることができ、絶好の撮影スポットにもなっています。
また寺に隣接して定光寺公園があり、ここには池や芝生の広場、自然休養林などがで造られ、この林の中には遊歩道が整備され秋には綺麗に紅葉した木々の並木を見ながら散策すると心身共に癒されますよ。
観光地の基本情報
【住所】愛知県瀬戸市定光寺町地内
【連絡先】0561-85-2730
【紅葉の見頃時期】11月中旬
【アクセス】
[電車]：JR定光寺駅から徒歩15分。
[車]：東名「春日井IC」から国道155号、県道15号を経由して約30分。
東海のおすすめ＆穴場の紅葉名所スポット その11
人気の見どころ：浜松城跡（はままつじょうし）公園
浜松城の前身は15世紀頃に築城された「曳馬城（ひきうまじょう）」という名の城で、その後1570年徳川家康の居城となって「浜松城」と改称され、城の拡張や大改修が行われ「野面積み（のづらづみ）の石垣」（画像上）で有名となり、この時期には城下町も形成されていきました。
この城の城主が歴代、江戸幕府の重役に就いたことから「出世城」とも言われましたが、明治時代の廃城令により取り壊されてしまい跡地が公園となり、1958年には往年の美しい天守閣が再建されました。
城には桜や紅葉がよく似合う！
浜松城跡公園は、浜松市のほぼ中心の小高い丘を巡る場所に広がり、春は浜松でも名高い桜の名所として知られ城を背景とした桜が美しく、また秋には鮮やかに紅葉した錦が公園内を染め上げ、この紅葉も城とのコントラストが綺麗で見事で、多くの人がカメラを向けて撮影しています。
観光地の基本情報
【住所】静岡県浜松市中区元城町100-2
【連絡先】053-473-1829
【紅葉の見頃時期】11月下旬～12月上旬
【アクセス】
[電車]：JR浜松駅からバスで約5分「市役所前」下車徒歩5分。
[車]：東名高速道路「浜松IC」から約20分。
東海のおすすめ＆穴場の紅葉名所スポット その12
人気の見どころ：宮妻峡（みやづまきょう）・水沢もみじ谷
宮妻峡は、鈴鹿国定公園内の山奥を流れる鈴鹿川支流にある静寂感が漂う渓谷で、その昔この地で猿丸太夫が百人一首の「奥山に紅葉踏みわけ 鳴く鹿の 声きく時ぞ 秋は悲しき」という一首を詠み、当時から人里離れた静かな寂しい土地であったようです。
もみじだけを育てた谷！
宮妻峡はまた「水沢の紅葉谷」としても知られ、その名前の由来は江戸時代の藩主がこの地のモミジ以外の木を全て伐採して、モミジだけを育てたことにより秋の紅葉の季節になると周辺が真っ赤に色づき、まさに「もみじ谷」の様相を呈したと言われ、この現象が現在でも引き継がれており紅葉の季節には盛大な「水沢もみじ祭り」も開催されます。
観光地の基本情報
【住所】三重県四日市市水沢町山の坊
【連絡先】059-357-0381(四日市観光協会)
【紅葉の見頃時期】11月下旬～12月上旬
【アクセス】
[電車]：JR四日市駅からバス約50分で「宮妻口」下車すぐ。
[車]：東名阪道「四日市IC」から約25分。
東海のおすすめ＆穴場の紅葉名所スポット その13
人気の見どころ：多良峡（たらきょう）
多良峡は、大垣市の奥を流れる牧田川に沿って伸びる全長約2.5kmの渓谷であり「揖斐（いび）関ヶ原養老国定公園」の一部となっており、周辺には「多良峡森林公園」があり遊歩道などが整備され「飛騨・美濃紅葉三十三選」の一つに指定され、岐阜県の「名水50選」や「大垣市景観遺産」にも選ばれており、絶好の撮影スポットがたくさんある渓谷です。
吊り橋は紅葉撮影のベストスポット！
渓谷の途中には名物の「吊り橋」が架けられており、四季を通して自然が豊かで、春には新緑の山、夏には水遊び、秋になると吊り橋の周りや山一帯が綺麗な赤や黄色の紅葉に彩られ、その美しい光景は京都の「嵐山」になぞらえ「一之瀬嵐山」とも呼ばれており、橋の上から眺める紅葉は撮影のベストスポットにもなっています。
観光地の基本情報
【住所】岐阜県大垣市上石津町一之瀬～下多良
【連絡先】0584-81-4111
【紅葉の見頃時期】11月中旬～11月下旬
【アクセス】
[車]：名神高速道路「関ケ原ＩＣ」または「養老スマートＩＣ」から約15分。
まとめ
東海の紅葉名所&穴場スポットご紹介してきましたが、いかがでしたか？
こうして見てくると東海地方には各県が誇る自慢の紅葉の名所がたくさんあり、旅行やドライブで訪れたいスポットが目白押しで、決めるのも迷う程ですね。
今年の秋はそんな東海地方の数ある紅葉の名所からお気に入りのスポットを選んで是非訪れてみて下さい。
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