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スマホが熱くなるのはなぜ?温度の調べ方や正しい冷却方法をご紹介!

スマホを使用中急に「熱い!」と感じた経験はないでしょうか。温度が上がり、スマホが熱くてポケットにしまうことができなくなった経験がある人も多いのではないでしょうか。その原因と対策方法、対処時の冷却方法や温度の調べ方などを紹介していきます。
2020年8月27日
杉やん
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スマホの「温度が上がる」とは?

スマホを使用していたら、背中の部分が高温になったことはないでしょうか。この症状のことを、「スマホの温度が上がる」と呼んでいます。時には、手で持てない程になる場合があります。ユーザーの誰しもが一度は経験をしているのではないでしょうか。

スマホの温度が上がる原因とは?

私たちは普段何気なく使用していますが、いつの間にか高温になってしまっていたということがあります。普通に使用しているつもりでも、知らずのうちに高温になる使い方をしてしまっており、結果的に調子を悪くさせてしまうことがあるのです。なぜこのようなことが起こるのか、原因を一覧にして紹介していきます。

スマホの温度が上がる原因①バッテリーの劣化

バッテリーが劣化してしまっていると、容量が初期の頃よりも少なくなっているため減りが早く、高頻度で充電と放電を繰り返すことになります。劣化が進行するのに比例して、負荷が発生していきます。

スマホの温度が上がる原因②アプリの使用

特にゲームや動画など、繊細で高画質なグラフィックを再生するアプリを使用することで、CPUがフル回転するため高負荷となってしまいます。自分が意図的に行っているものだけではなく、バックグラウンドで自動的に処理が行われてしまっている場合も影響します。この項目は特に「ヘビーユーザー」が起こしやすい症状となります。

スマホの温度が上がる原因③充電中の使用

充電中は、ただでさえバッテリーに負荷が掛かっている状態になっています。その状態でゲームや動画再生、カーナビゲーションなどを使用することで、電流量が増加して更に高負荷となります。残量が底をつきそうになり、ついついやってしまう人も多いのがこの項目です。

スマホの温度が上がる原因④置かれている環境


置かれている環境によっても影響されてしまう場合があります。例えば、車の中に置いた場合です。真夏の車内は、日本の真夏日の外気温をはるかに超える50度まで達するため、必然的に高温状態になってしまいます。内部要因だけでなく、外部要因も影響をおよぼします。車の中に置くことが多いユーザーは注意が必要です。

スマホの温度が上がる原因⑤長時間使用

長時間使用することで、CPUに継続的に高い負荷が掛かってしまうといった事態が発生します。パソコンの場合はファンを使用して冷やしますが、スマホにはファンが付いていません。そのため、長時間の使用は継続的に熱が発生してしまっている部分を冷やすことができないのです。ゲームにのめりこみすぎる人は特に注意が必要です。

スマホの温度の調べ方

専用のアプリをダウンロードすることで、温度センサーを利用して温度を調べることが可能です。スマホには元々温度センサーが内蔵されています。しかし、このセンサーは温度を表示するためのものではなく、悪影響をおよぼす程の高温になるのを感知して、それ以上温度が上がらないように処理を制御するセンサーです。時折「処理が遅くなった」と感じるのは、センサーが処理を制御しているからなのです。

スマホの温度が上がった場合の冷却方法

高温になってしまった場合は異常事態が発生しているため、早急に冷やさなければなりません。使用されている電池はほとんどがリチウムイオン電池ですが、高温になると劣化をしてしまうという性質を持っています。劣化を進行させて寿命を縮めないようにするためにも、高温になってしまった場合の冷却方法を紹介していきます。

スマホの温度が上がった場合の冷却方法①充電を中止する

異変を感じたら、即座に充電するのを止めましょう。続けてしまうと、いつまで経っても冷やされることがなく、致命傷となり不可逆的な結果となってしまう恐れがあります。

スマホの温度が上がった場合の冷却方法②カバーを外す

カバーを付けている人は外してみましょう。カバーを付けていることで本体の熱が発散されずにこもってしまい、いつまでも冷やされることがありません。特に、本体を全て覆ってしまう手帳型カバーを付けている人は要注意です。全体が覆われてしまうことで熱の逃げ道が無くなり、冷やされるまでにかなりの時間を要してしまいます。

スマホの温度が上がった場合の冷却方法③アプリを閉じる


現在使用している、またはバックグラウンドで動いているものを問わず、その処理が高負荷になってしまっている可能性があるため、終了をさせましょう。高負荷になったまま放置してしまうと、フリーズしたり、急に再起動が行われたりといった症状が発生します。この症状が起こった時は既に手遅れ状態と言えるので、十分に注意をするようにしてください。

スマホの温度が上がった場合の冷却方法④涼しい環境へ置く

暑い環境に居るのなら、涼しい環境へ移しましょう。人間と同じで、炎天下の環境に居たら体温は一向に下がりませんが、クーラーの効いた涼しい環境に移動すれば体温は下がります。また、扇風機を当てて熱を逃がすのも効果的です。扇風機をファン代わりに使用するのです。

スマホの温度が上がった場合の冷却方法⑤電源を切る

①から④の方法で対処してもだめだった場合には、電源を落としましょう。電源を切ってしまえば処理はされませんので、冷やすことができます。しかし、なにかの作業中であったり、ダウンロード中であった場合はデータが消滅してしまう可能性がありますので、この対処方法は注意が必要です。

スマホの温度を上げないための対策

高温の状態が続いてしまうと、バッテリーが劣化したり、他の部品に異常をきたす可能性があります。そのため、末永く大事に使っていきたい人にとっては、未然に防ぐことが重要となります。では、対策としてはどのようなものがあるのでしょうか。紹介をしていきます。

スマホの温度を上げないための対策①不必要なアプリを削除する

CPUが高負荷になるのを防ぐため、不必要なアプリを削除することが対策として効果的です。操作をしていないから何も処理されていないと思っていても、気が付かないところで自動的に処理が行われ、大変な負担となってしまっている可能性があります。

スマホの温度を上げないための対策②なるべくカバーは付けない

カバーで覆われることで排熱がうまくいかず、本体がいつまで経っても冷やされない状態を作り上げてしまっています。カバーを付けることでおしゃれになったり、見栄えが良くなったりしますが、機能面を考慮するならなるべくカバーは付けない方が好ましいでしょう。

スマホの温度を上げないための対策③充電しながら使用しない


充電をしているときに操作を行うのはやめましょう。何かを操作しながら充電をすることを「ながら充電」と呼びますが、この行為が原因となります。また、特に操作をしていないにも関わらず高温になってしまう場合は、自分の気づかないところで動いている処理やアプリがないか、確認をするようにしましょう。「ながら充電」を行うと、バッテリーとCPUの両方に負担がかなり掛かってしまいます。高温になる要素を自分で増やしてしまう行為ですので、絶対にやめましょう。

スマホの温度を上げないための対策④暑い環境の中で使用しない

炎天下や真夏の車内などの暑い環境で使用すると、冷やされずに高温状態のままとなってしまいます。真夏の車内や湿気が多く風通しが悪い所に置いたり、その場で使用したりするのはやめましょう。

スマホの温度を上げないための対策⑤長時間の使用は避ける

既に記述した通り、パソコンと違い冷却用のファンがありません。長時間高温状態になるのを防止するためには、長時間使用するのを避けて過度に熱を発生させないことが重要です。

スマホと上手に付き合っていこう

いかがでしたでしょうか。スマホは、今や生活の一部でありなくてはならないものです。そのため、ついついハードに使用してしまいがちですが、少しのことで壊れてしまうナイーブな精密機械なのです。誰しも愛着のある物を失いたくはないでしょう。ポケットに入れられない程高温になってしまっているのは、SOS信号を私たちに投げかけているとも言えます。この救難信号を聞くことがないように、原因と対策をしっかりと心得て、上手に付き合っていきましょう。

スマホの故障の防ぎ方が気になる人はこちらもチェック!

精密機械のため、些細なことで壊れやすい物となっています。熱による故障以外に原因として多いのが水没です。水没によって壊れるのを防ぐ方法が知りたい人は、こちらの記事も是非チェックしてみてください。愛着のある物を失うという悲しみを味わうことのないように、この記事を読むことでもっと大事に扱えるようになるでしょう。