カレーは冷蔵庫でいつまで持つ?
大人から子供まで人気の高いカレー。ついつい作りすぎて、冷蔵庫で保管しなければならなくなることがありますよね。きちんと保存しておかないと、せっかくのカレーが無駄になる可能性があるため、注意が必要です。
そのまま放置するのはNG
コンロの上に鍋を置いたままにしておくのは、最もやってはいけない保存方法です。鍋の中に細菌が繁殖していき、カレーが腐る原因になります。細菌が繁殖しているのを知らずにカレーを食べると、体調不良などの悪影響が起きる可能性があるため、気をつけてください。
「常温で保存しても加熱すれば大丈夫では?」と考える方もいると思いますが、細菌は長時間加熱しなければ全滅しないと言われています。長時間煮込む手間をかけるのであれば、冷蔵庫に入れるのがおすすめです。
冷蔵庫でカレーを保存できる期間をチェックしよう
冷蔵庫に入れる場合でも、安全に保存できる期間を把握しておくことが重要です。何日も冷蔵庫の中に入ったままの状態だと、気づかないうちに劣化している可能性があります。
本記事では、具体的な保存期間や美味しいカレーを最後まで楽しむためのコツをご紹介。簡単な方法を取り入れるだけで美味しさを維持できるようになるので、ぜひ参考にしてみてください。
カレーの冷蔵庫での保存期間と日持ちのコツ
保存をする際には、「何日までなら日持ちするのだろう」と期間が気になりますよね。日持ちする期間を把握しておけば、何日までにカレーを食べ切ればよいのか計画を立てやすくなります。日持ちのコツと一緒にチェックしていきましょう。
冷蔵庫で保管する時の期間
一般的に、冷蔵庫へ入れた場合の日持ちは3〜4日程度と言われています。このくらいの期間であれば、問題なくカレーを食べられるでしょう。もし、この期間を過ぎた場合は、冷蔵庫に入れてあったとしても細菌が繁殖している可能性があります。
細菌が繁殖した状態にならないように、3〜4日でカレーを食べ切るためのプランを考えておくのがおすすめです。アレンジを加えていけば、美味しいカレー料理を楽しめるようになります。
賞味期限は1〜2日
保存期間は3〜4日だとしても、時間が経過するごとに味は落ちていきます。カレーを美味しく食べられる期限(賞味期限)は、1〜2日。「寝かせた方が美味しい」という説もありますが、寝かせる場合でも1〜2日を目安に考えておきましょう。
1〜2日の期間であればカレーの味が馴染み、深みのある風味を感じられるようになります。美味しく食べたい時は、前日にカレーを作り、冷蔵庫で保存しておくのもおすすめです。短期間で食べ切れるように、作る量を工夫してください。
なるべく日持ちさせるコツ
保存期間内だったとしても、方法を間違えると通常よりも速いスピードで劣化する可能性があります。冷蔵庫で保管する際にはどのようなことに気をつければよいのか、基本的なコツをチェックしましょう。カレーの質を保てるように、意識してみてください。
ルーではなくスパイスを使う
美味しい状態をなるべく長く保つためには、ルーではなくスパイスを使うのがおすすめです。クローブを始めとしたスパイスには殺菌作用を期待できるため、カレーが劣化するのを防げます。
ルーを使う場合も、隠し味としてスパイスを入れるとよいのではないでしょうか。ガラムマサラなど、何種類かのスパイスが調合されたものなら、ふりかけるだけで本格的な風味を楽しめるようになります。保存期間を伸ばすだけでなく、美味しいカレーを作るために役立ててください。
お肉類は食べておく
劣化を防ぐためには、カレーの中に入っている肉や魚は先に食べておくと安心です。肉や魚は野菜類と比べて劣化しやすいので、残しておくと美味しくなくなる可能性があります。
たくさんカレーを作ってしまった時は、肉や魚を優先的に盛り付けて、なるべく残さないようにするのがおすすめです。後でカレーを食べる時は、新しく肉や魚をプラスすれば、物足りなさを感じることはないでしょう。なるべく保存期間を伸ばすために、冷蔵庫で保存する具材を工夫してみてください。
早めに冷やす
温かい状態が続くと、細菌が繁殖しやすくなると言われています。カレーができあがり、お皿に盛り付けたタイミングで、早めに冷やすのがおすすめ。冷やさないで放置しておくことで、劣化のスピードが早くなると考えられるため注意が必要です。
水と氷を入れた大きめのボウルに鍋を浸しておくと、通常よりも早く冷やせるようになります。氷がない時は、保冷剤を使っても問題ありません。また、全体を混ぜるようにして、熱を分散させるようにしてください。
温かい状態で冷蔵庫に入れない
冷やしている時間がない場合でも、温かい状態で冷蔵庫に入れないようにしてください。温かい状態で冷蔵庫に入れると温度差ができ、保存容器の内部で結露が起きやすくなります。結露による水分の中に菌が繁殖し、劣化の原因になる可能性があるため注意しましょう。
カレーを作る時は、冷蔵庫で保存することも考慮に入れて時間の計画を立てるのがおすすめです。後から慌てることがないように、余裕を持って作るようにしてみてください。
密閉用保存袋に入れる
箱型の保存容器よりも、密閉用の袋に入れるのがおすすめです。箱型タイプだと内部に空気が入り込みやすく、劣化の原因になります。また、蓋がきちんと閉まっていないと、冷蔵庫内の食品にニオイがついてしまう可能性もあるので注意しましょう。
袋タイプであれば空気が入り込みにくく、簡単に密閉できます。また、平べったい状態で袋の中に密閉することで、冷蔵庫に入れた時に手早くカレーを冷やせるのもポイント。カレーを作る際には、袋を準備しておくと便利です。
空気が入らないようにする
袋に入れる際には、なるべく空気が入らないようにしてください。カレーを中に入れた後、空気を抜きながらチャックを閉めて真空パックにするのがポイントです。真空パックにしきれず、空気が入っている状態だと冷蔵庫の中で劣化しやすくなるため、気をつけましょう。
チルド室に入れる
冷蔵庫にはいろいろな場所がありますが、保存におすすめしたいのがチルド室です。チルド室は他の場所よりも温度が低く、殺菌が繁殖しにくいのが特徴。また外気温の影響を受けにくいので、一定の温度を保てます。なるべく冷蔵庫で日持ちさせるために、役立ててみてください。
アルミホイルを有効活用
常温の状態からしっかりと冷やすために、冷蔵庫の中でアルミホイルを使うのがおすすめです。アルミホイルは熱伝導率がよいので、保存袋の下に置いておくと通常よりも早いスピードで冷やせると考えられています。
長期保存なら冷蔵庫より冷凍庫
「もっと長く保存したい」と考えている場合は、冷蔵庫ではなく冷凍庫を利用するのがおすすめです。カレーを作るタイミングで、どの保存方法が適しているのか考えておきましょう。冷凍庫を使う場合の方法をご紹介するので、参考にしてみてください。
1〜2ヶ月保存する場合は冷凍庫へ
冷蔵庫ではなく冷凍庫へ入れた場合、1〜2ヶ月は日持ちすると言われています。すぐに食べることができず、長期保存をしなければならない時にぴったり。長期間日持ちするなら、自分の好きなタイミングで解凍して食べられるのも嬉しいポイントです。
じゃがいもなしにする
とても便利な冷凍庫ですが、保存する際には具材に注意が必要です。じゃがいもは冷凍するとスカスカとした食感になるため、冷凍庫に入れる前のタイミングで取り除きましょう。もしくは、最初からじゃがいもなしのカレーを作るのもおすすめです。
密閉用袋に入れる
きちんと熱を冷ました後に、密閉用袋に入れましょう。冷蔵庫へ入れる時と同様に、平べったい形に整えて空気を抜くのがポイントです。また、冷凍庫へ入れる前に菜箸を使って溝を入れてください。冷凍後、溝を折ることで必要な分だけ切り離せるようになります。
冷蔵庫に入れたカレーの活用方法2選
期限までに食べ切るためには、いろいろなアレンジを加えるのがおすすめ。冷蔵庫に放置したままにならないように、好みのアレンジで楽しんでみませんか?おすすめの活用方法をご紹介するので、参考にしてみてください。
①:カレーパン
残り物で本格的な味わいを楽しめる、おすすめレシピです。ホットケーキミックスを使って簡単に生地を作れるため、料理初心者の方にも最適。揚げたての熱々が一番美味しいので、ぜひ揚げたてのタイミングで食べられるようにしましょう。
残り物カレー適量
ホットケーキミックス200g
水70cc
パン粉適量
油適量
おすすめレシピ
ホットケーキミックスに水を混ぜ入れて、生地を作ります。生地を6等分にしたら、カレーを乗せ、半月状に折りたたんでください。生地の表面に水をつけ、パン粉をまぶします。揚げ油でこんがりとするまで揚げたら完成です。
②:カレードリア
ランチや夕飯を手軽に済ませたい場合に最適な活用方法です。冷蔵庫に余った食材を加えて、具沢山にするのもおすすめ。ホワイトソースを作るのが面倒な時は、市販品を使うのもよいでしょう。自分に合った方法で作ってみてください。
残ったカレーお玉2~3杯
ご飯1人分
とろけるチーズ適量
■ ホワイトソース
バター10g
小麦粉大さじ1
牛乳100cc
コンソメ(顆粒)小さじ1/2
塩少々
ブラックペッパー少々
おすすめレシピ
フライパンにバターを入れて溶かした後、ご飯を加えましょう。小麦粉も加えて混ぜ合わせた後、少しずつ牛乳を加えます。ご飯がトロッとしたらコンソメ・塩・ブラックペッパーで味付けし、耐熱容器に入れてください。カレーとチーズを乗せ、焼き目がつくまで焼いたら完成です。
カレーを冷蔵庫に入れて美味しく食べきろう
最後まで美味しく食べ切るためには、冷蔵庫に入れるのが鉄則です。コンロの上で放置していると、あっという間に細菌が繁殖してしまう可能性があります。密閉できる袋の中に入れ、空気を抜いた状態で冷蔵庫に入れておきましょう。
また、冷蔵庫で何日持つのかも重要なポイントです。なるべく1〜2日以内に、遅くとも3〜4日以内には食べ切るようにします。それ以上保存したい時は、冷凍庫に入れるのがおすすめです。適切な保存方法で、管理してください。
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冷蔵庫や冷凍庫できちんと管理しておけば、最後まで美味しくカレーを食べられるようになります。関連記事では美味しいカレーのレシピやアレンジ方法をご紹介するので、参考にしながらワンランク上の味を目指しましょう。
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