はじめに
沖縄本島南部のおすすめスポットを15か所紹介します。沖縄本島といえば、美ら海水族館など中部から北部にかけて見どころが多いように見えますが、実は南部にも侮れない見どころが数多くあります。今回は南部にスポットを当てて紹介します。なお、今回は那覇空港から車を利用したドライブでのアクセスを紹介します。
沖縄南部観光おすすめスポット①
遊びの名所「おきなわワールド玉泉洞」の見どころ
沖縄の南城市(なんじょうし)には玉泉洞(ぎょくせんどう)呼ばれる鍾乳洞があります。この鍾乳洞は総延長5000mあり、900m近くが公開されています。地下に水流があって洞窟内を流れます。また鍾乳石の成長の速度が速いのが特徴で、その鍾乳石の数は100万本以上あるといわれます。また洞内には様々な動物が生息しています。
この観光地の景色・ドライブでのアクセス
玉泉洞は、おきなわワールドというテーマパーク内にあります。洞窟以外にはエイサーの披露や琉球王国城下町と呼ばれる登録有形文化財になっている古民家の展示や工芸体験、ハブ博物公園、熱帯フルーツ園や酒の酒造所など沖縄・琉球文化を力強く感じられます。見どころ満載のおきなわワールド・玉泉洞への車でのアクセスは、沖縄空港から30分です。
沖縄南部観光おすすめスポット②
遊びの名所「ガンガラーの谷」の見どころ
沖縄の南城市のおきなわワールドと道路を挟んだ目の前には、「ガンガラーの谷」と呼ばれる14500坪ほどの観光スポットがあります。ここはかつて鍾乳洞だったのですが、天井が崩れたために不思議な谷のなりました。一説には1万8000年前に「港川人」が住んでいた可能性もあります。ここでは亜熱帯の自然に触れられます。
この観光地の景色・ドライブでのアクセス
パワースポットの様なガンガラーの谷の散策には、時間が決められている定員制のツアーに参加します。またこの入口には鍾乳洞の名残が残った場所にケイブカフェがあります。自然の空気が前面に感じられる、洞窟テラスでの飲食はいつもとは違った雰囲気を感じるでしょう。ガンガラーの谷へ車でのアクセスは、沖縄空港から30分です。
沖縄南部観光おすすめスポット③
パワースポットの名所「斎場御嶽」の見どころ
沖縄の南城市にパワースポット斎場御嶽(せーふぁーうたき)」があります。琉球信仰で聖域とされる「御獄(うたき)」の中でも、最高の場所とされています。琉球王国の王のための場所ではあるものの、御嶽には男子禁制という取り決めがあったために、王は服装を女装にして中に入って儀式を執り行いました。
この観光地の景色・ドライブでのアクセス
現在は、世界遺産に登録され、パワーを求めようと多くの観光客がこのパワースポットに来るようになりました。御獄の大きな岩「三庫理(さんぐぅい)」もさることながらその先に目る、久高島が見渡せする景色もよく、かつてはここから島を遙拝(ようはい)していました。斎場御獄へ車のアクセスは、那覇空港から50分です。
沖縄南部観光おすすめスポット④
遊びの名所「知念岬公園」の見どころ
パワースポットの斎場御嶽のすぐ近くに知念岬公園があります。ここは沖縄南部でも指尾入りの絶景ポイントです。ここへ入口が少しわかりにくい場所(体育館の裏手)にあるために穴場のスポットとも言われ、ています。緑の芝生と遊歩道で橋を綿合った先には東屋があり、そこからは久高島などが青々とした空と海と共に見渡せます。
この観光地の景色・ドライブでのアクセス
知念岬公園は日の出の名所でもあり、初日の出の時にはパワースポットのようになり、多くの人が訪れます。ただその後の午前中は太陽の日差しがキツイので、午後に行くことをおすすめします。夜空の星空も美しく、またパラグライダーのポイントでもあるため、運が良ければパラグライダーの姿を見ることもできます。知念岬公園へ車のアクセスは、那覇空港から50分です。
沖縄南部観光おすすめスポット⑤
遊びの名所「瀬長島」の見どころ
沖縄県豊見城市(とみぐすくし)にある瀬長島は、那覇空港に最も近い観光地でありリゾートビーチアイランドです。空港の南側1.5kmの沖合にあり、海中道路で沖縄本島と陸続きになっています。島の周囲にあるビーチは天然のまま残されており遠浅のビーチですが、猛毒ハブクラゲ除けのネットがないので遊泳は禁止されています。
この観光地の景色・ドライブでのアクセス
瀬長島にはビーチの他、ホテル併設の天然温泉「龍神の湯」や、地中海のリゾート地を意識して作られた、おしゃれなショッピングモールのウミカジテラスなどがあり、ここから見えるビーチの青空、そして空港そばという事もあり、飛行機の離着陸の姿や夕日の景色も大変美しいスポットです。瀬長島への車でのアクセスは那覇空港は15分です。
沖縄南部観光おすすめスポット⑥
歴史の名所「ひめゆりの塔」の見どころ
沖縄県糸満市(いとまんし)にある「ひめゆりの塔」は、日本軍が中心となって行った看護訓練によって作られたひめゆり学徒隊」が、病院に従軍したものの、沖縄戦で日本軍が撤退し、残された学徒隊が米軍の攻撃を受けるなどして多数の死者を出してしまいます。戦後になってその遺骨などがが集められ、翌1946年にひめゆりの塔が作られました。
この観光地の景色・ドライブでのアクセス
後に小説や映画化され、この事実を多くの人が知るようになり、現在に至るまで多くの人がこの塔と納骨堂も兼ねている慰霊碑に参拝します。1989年には平和祈念資料館が完成しました。決して遊びに行くようなところではありませんが、沖縄の歴史を理解するうえで外すことのできないスポットです。ひめゆりの塔への車でのアクセスは那覇空港から26分です。
沖縄南部観光おすすめスポット⑦
歴史の名所「平和祈念公園」の見どころ
沖縄県糸満市から島尻郡にかけて存在する平和記念公園は、沖縄戦跡国定公園に含まれています。沖縄戦最大の激戦地立った場所です。1960年代以降、各都道府県から慰霊碑や慰霊塔が次々と作られました。1965年に公園になり、本土復帰後に国定公園に指定されました。公園内には100を大きく超える慰霊碑、慰霊塔があります。
この観光地の景色・ドライブでのアクセス
ここは沖縄の歴史では外せないスポットとはいえ、公園内には、休日にのんびり過ごせるレクリェーション広場や子供の広場、多目的テラス広場などもあります。その他、太平洋に面しているので、そこからの眺めは素晴らしいです。平和記念公園への車でのアクセスは那覇空港から35分です。
沖縄南部観光おすすめスポット⑧
遊びの名所「ニライ橋・カナイ橋」の見どころ
沖縄県南城市にある「ニライ・カナイ橋」は、沖縄南部の絶景スポットとして注目を集めています。海で島をつなぐ橋ではなく、山に架かっている陸の橋で、「ニライ橋」と「カナイ橋」の2つの橋が連続してS字カーブを描いています。その曲線美と背景の用に映し出される南国の青い海と、青い空が絵になり、人気の絶景スポットになっています。
この観光地の景色・ドライブでのアクセス
橋の絶景スポットは、山の上のあたりにあり「ニライカナイヘの道」と銘打った看板沿いに進むと橋を見渡せる展望台があります。沖縄で車をレンタルしたら、ドライブで必ず訪れたい場所です。実際の2つの橋を走行中も横から美しい海が見えるので快適です。ニライカナイ橋への車でのアクセスは、那覇空港から40分、パワースポットの斎場御獄の近くです。
沖縄南部観光おすすめスポット⑨
遊びの名所「奥武島」の見どころ
奥武島(おうじま)は、沖縄県に数か所存在する名前の島で、元々死者を弔ったパワースポットの様な島です。その島は沖縄県南部の南城市にもあります。沖縄本島とは100mしか離れておらず、橋が架けられています。周回道路になっていて、ドライブにも最適です。島の西側はビーチになっていますが岩場中心のビーチなので注意が必要、スキューバーダイビングのスポットになっています。
この観光地の景色・ドライブでのアクセス
この島には、グルメ処として人気があります。島内にはいくつかの沖縄天ぷらのお店があり、「天ぷらの島」との異名を持つほどです。その中でもこの島名産であるもずくを使った「もずく天」が一押しです。海底観光グラスボード乗り場もある奥武島への車のアクセスは、那覇空港から40分です。
沖縄南部観光おすすめスポット⑩
遊びの名所「久高島」の見どころ
久高島(くだかじま)は、知念御崎の沖合にある長細い島で、沖縄民族の祖「アマミキヨ」が降臨した伝説より、島自体が「神の島」と呼ばれるパワースポットです。聖地斎場御獄からも遥拝の対象となっています。昔は、直接王がこの島に渡って礼拝をしていました。島内にはいくつかのパワースポット「聖地」があります。その中にある久高御獄は島最強のパワースポット、聖地で現在も男子禁制です。
この観光地の景色・ドライブでのアクセス
久高島には島内数か所にビーチがあり、その中には聖地(パワースポット)だったり、最先端のカベール岬など絶景風景が眺められるビーチなど個性豊かです。島内の移動はレンタルサイクルがおすすめです。近世以降にはかつお節の産地ともなった、久高島のアクセスは知念安座真港まで那覇空港から50分で。そこから船で島の徳仁港まで高速船15分、フェリー25分です。
沖縄南部観光おすすめスポット⑪
遊びの名所「琉球ガラス村」の見どころ
沖縄県糸満市には「琉球ガラス村」という手作りガラス工房があります。ここは沖縄県最大のガラス工房で、最大の目玉はオリジナル琉球ガラスの製作体験をすることができます。これはガラス職人の丁寧な指導で初心者でも簡単にオリジナルグラスや様々なガラスの工芸作品を作る事が可能です。体験教室はもちろん有料ですが、予約不要でガラス工芸を比較的気軽に体験できます。
この観光地の景色・ドライブでのアクセス
ガラスづくり体験以外にも、沖縄県認定の「工芸士10名」を含めた数多くのガラス職人の作業姿が見学でき、また職人たちが精魂込めて作り上げた、数々の作品を併設されているガラスショップはエントランスもステンドグラスのガラスで美しく覆われています。琉球ガラス美術館やレストランもある琉球ガラス村へ車のアクセスは、那覇空港から26分です。
沖縄南部観光おすすめスポット⑫
遊びの名所「具志川城跡」の見どころ
沖縄県糸満市にある具志川城(ぐしかわぐすく)は、沖縄本島にいくつかあるグスクの中で最も南にあります。場所は本当最南端に比較的近い岸壁にあり、三方が海で囲まれています。白は12世紀ごろに築城され、久米島の具志川城主だった真金声(まかねごえ)が、攻められて沖縄本島のこの地に逃れると、ここに同じ名前のグスクを築きました。
この観光地の景色・ドライブでのアクセス
具志川城の構造は、入口が断崖の付け根付近にあり、そこから断崖を下るように三の丸、二の丸と続き、最も海に出ていて、低い位置に本丸があります。またこのグスクはすぐ下が海になっているため、ここからの眺めは最高に素晴らしい絶景空間です。具志川城へ車のアクセスは、那覇空港から28分です。
沖縄南部観光おすすめスポット⑬
遊びの名所「新原ビーチ」の見どころ
沖縄県糸満市に新原(みーばる)ビーチがあります。このビーチは沖縄南部で最も透明度が高くさらに遠浅です。海水浴(4月下旬から9月)や潮干狩りが楽しめます。そのほかマリンスポーツもあり、バナナボートやマリンジェット、ビッグマーブルが、予約なしで申し込めます。以前はバーベキューも行われていましたが、2018年8月の時点では休止中です。
この観光地の景色・ドライブでのアクセス
新原ビーチの目玉はグラスボートです。これはは海底で気持ちよく泳いでいる天然の熱帯魚たちを年間を通じて観察することができます。クマノミやツノダシなどの姿を見るだけで、気持ちが癒されるでしょう。ボートの所要時間は20分ほどです。新原ビーチへ車でのアクセスは、那覇空港から40分です。
沖縄南部観光おすすめスポット⑭
遊びの名所「沖縄アウトレットモール」の見どころ
沖縄県豊見城市にある沖縄アウトレットモール・あしびなーは、2002年に開業しました。ここは日本初上陸のブランドが9品目もそろっています。2階建ての構造で、1Fがアウトレットのショッピングエリアが広がり、2Fはグルメ街となっており、レストランとフードコートが来場者の空腹を満たすために待ち構えています。
この観光地の景色・ドライブでのアクセス
施設は沖縄の風土を利用した南欧風デザインは、ジョン・ロウ氏が設計しました。週末になれば敷地内の広場でライブやマルシェなどのイベントを開催し、多くの人でにぎわっています。「あしびなー」とは遊び場という沖縄方言を意味する、沖縄アウトレットモールあしびなーへ車でのアクセスは、那覇空港から16分です。
沖縄南部観光おすすめスポット⑮
遊びの名所「喜屋武岬」の見どころ
沖縄県糸満市にある喜屋武岬(きやんみさき)は、沖縄本島最南端付近に岬です。ここには平和の塔と喜屋武埼灯台があります。沖縄戦の激戦地でもあり、多くの自決者を出した歴史がある岬でもあります。ただ、ただ高台になっている岬から見る青い海と水平線の上に広がる空をみると、日頃のストレスも吹っ飛びそうですが、手すりなどがないので、転落だけは注意してください。
この観光地の景色・ドライブでのアクセス
喜屋武岬のすぐ近くにある荒崎海岸はサンゴ礁のビーチで構成されており、この位置が、本来の沖縄本島最南端とされます。ただ、わかりにくいうえに、雑草が覆い茂ったところを通る必要があります。ここはひめゆり学徒の終焉の地でもあります。夜の夜空も大変美しい喜屋武岬への車でのアクセスは、那覇空港から30分です。
まとめ
以上で、沖縄南部の見どころを紹介しました。沖縄本島ではついつい那覇より北側の見所が注目されますが、南側にもいろんな観光名所があるので、何度も沖縄に来たことがある人は特に南部を中心に回ってみるのもよいでしょう。今回の記事がお役にたてれば幸いです。
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