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パキスタンの代表料理5選&東京で食べられるお店まとめ!食文化の特徴は?

日本にはあまり馴染みのないように思えるパキスタン料理ですが、ビリヤニやケバブなど美味しい料理がたくさんあります。またパキスタン料理がどういった料理なのかを地理や宗教から考えるのも面白いです。パキスタン料理とは何なのか、また代表的な料理を紹介します。
2020年8月27日
すがや
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パキスタン料理とは

パキスタンについて知る

パキスタン料理とはどういったものなのかを理解するために、はじめにパキスタンという国の宗教や地理について簡単に説明します。パキスタンは正確にはパキスタン・イスラム共和国と呼ばれ、大きくは南アジアに分類される国です。インド、中華人民共和国、アフガニスタン、イランと国境を面しています。

豚肉は使用しない

パキスタンは国名からもわかるようにイスラム教を国教としています。そのため、パキスタン料理では豚肉が用いられることはありません。また、パキスタンは日本の約2倍の面積の国で、そのためパキスタン料理と言っても地域によって違いがあります。

隣接する国から影響

パキスタン料理を大きく見た時に、国の東側はインドに接しているためインド料理の影響が大きく、東側ではアフガニスタンやイランと言ったいわゆる中東系の影響が強いです。こういった地域ごとの特徴は、島国でまた国土もパキスタンよりも小さな日本よりも違いが大きいかもしれません。

パキスタン料理の特徴

小麦の生産が盛ん

パキスタンの特にパンジャーブ州と呼ばれる地域は、世界一と言われるほどに小麦の生産が盛んな地域になります。また歴史的経緯からインドにもパンジャーブ州があり、この2つの州およびその周辺の料理としてパンジャーブ料理とも呼ばれます。

パン食が盛ん、ナンも

パンジャーブ州周辺では、小麦の生産が多くパンの種類が豊富です。有名なナンもここに含まれます。パキスタンでは小麦を使った食べ物が主食のひとつになります。またパンジャーブ州はパキスタンの中では最も人口の多い州で、そのためパキスタン料理の特徴のひとつとしてこの地域の食文化は大きいです。

その他の特徴

この他の、特徴としてはカレーやケバブなどはパキスタンの広い地域で好んで食べられています。しかし、広く国土の隣接する国との関係で使用するスパイスなどには違いがあります。また、飲み物としてはチャイが親しまれており、この他ラッシーやさとうきびのジュースも飲まれます。

パキスタンの食文化

パキスタンの主食

パキスタンでは主食は米と各種ナンやチャパティなどの小麦を使った食べ物になります。また、カレーが食事の定番メニューで非常に好んで食べられています。また全体的に肉を使った食べ物が多いです。

パキスタンの食事のマナー

パキスタンの食事のマナーとしては、左手を使わずに食べるというものがあります。食事のときに左手を使わないというのは、インド周辺の食事のマナーとしては珍しくないことです。この点は遠く離れていて宗教も違う日本とは大きく食事マナーが違いますね。

食事をしないラマダーン

パキスタンの食文化としては、ラマダーンと呼ばれる食事をしない断食月があることがあげられます。これはパキスタンだけでなく、イスラム圏に共通するもので日の出から日没までは食事をしません。この点も日本の食文化としては違う点ですね。

パキスタン料理とインド料理の違い


インド料理との違いは

インド料理はパキスタン料理とよく比べられる料理のひとつになります。インド料理屋さんなどでも、パキスタン料理を一緒に取り扱っているというところも多いです。では、パキスタン料理とインド料理はどこがちがうのか、2つの料理の違いを簡単に説明します。

インド料理もさまざま

インド料理と言っても、こちらもパキスタン料理同様に様々な種類があります。インドの国土はパキスタンよりも大きく日本の9倍の面積があり、人口も13億人以上がいます。そのため、インド料理も地域によっていくつかに細分することができます。

北インドの料理が近い

インド料理とパキスタン料理では、北インドの料理とパキスタン料理が深い関係にあります。パキスタン側では東側が北インドと国土を面しているため、この2つのエリアは料理や主食も非常に似ています。またパンジャーブ料理はインドとパキスタンをまたがるように、いずれの国でも食されます。

日本では北インド料理が多い

日本でインド料理を食べられるお店の多くが北インド周辺の料理を提供しています。この関係で私たちが目にしたり、口にする機会が多いのは、パキスタンの東側の料理文化です。実際には、同じ国のなかでも地域による違いは小さくない点は覚えておきたいです。

パキスタンの代表的料理1:ビリヤニ

米を使った代表的料理

パキスタンの特にパンジャーブ州では麦の栽培が盛んと書きましたが、最初に紹介するのはビリヤニという米を使った食べ物です。パキスタンの食文化では、パンと同様に米も好んで食されており、主食のひとつです。そして、ビリヤニは米を使ったパキスタンの代表的な料理になります。

ビリヤニの作り方

ビリヤニとは簡単に言うならば、パキスタン風の炊き込みご飯です。各種野菜やスパイスなどを加えてカレーを作ります。そのカレーに別で茹でておいたお米を混ぜて蒸すというのが一般的な作り方です。手間のかかる料理ですが非常に美味しいです。

ビリヤニはパキスタンだけじゃない

ちなみにビリヤニはパキスタン以外でも世界各地でそれぞれの地域の手法で作られている食べ物です。ビリヤニの起源はパキスタンだと言われていますが、決してパキスタン限定で食べられる料理ではないようです。ビリヤニはとっても美味しいので日本でももっと流行するとよいですね。

パキスタンの代表的料理2:カレー

パキスタンはカレーも美味しい

ビリヤニでも使われているように、パキスタンでもカレーは代表的な料理のひとつになります。カレーというと、インドカレーや、タイカレーなどが代表的なものとして浮かびますが、パキスタンのカレーも美味しいです。パキスタンのカレーの特徴を紹介します。

パキスタンのカレーの特徴1

パキスタンははじめに紹介したようにイスラム教を国教とするため、カレーでも豚肉は使用しません。お肉であればラムやマトン、そして日本でも馴染みの深い鶏肉や豚肉を使い、あとは豆と野菜が主要な材料になります。肉、豆、野菜という食べ物を組み合わせてパキスタンのカレーを作ります。

パキスタンのカレーの特徴2


またパキスタンのカレーの特徴としては、使用する油の量が非常に多いこともあげられます。たくさんの油でスパイスが調合され、それがカレーのコクと旨味になるそうです。この他、パキスタンのカレーではトマトピューレも重宝されるようです。

パキスタンの代表的料理3:ムルグチョレー

カレーのひとつ、ムルグチョレー

パキスタンの基本的なカレーの作り方を紹介しました。パキスタンのカレーには種類があり、代表的なもののひとつとしてムルグチョレーがあります。ムルグチョレー、具体的には鶏肉とひよこ豆を使ったカレーになります。使く材料も少なくて、比較的簡単に作れるパキスタンのカレーです。

ムルグチョレーの作り方1

ムルグチョレーはひよこ豆と鶏肉、あとは玉ねぎとニンニクとスパイスだけで作ることができます。油を加えてみじん切りにした玉ねぎをしっかりと炒めて、みじん切りにしたニンニクと鶏肉を加えます。水を少し入れて鶏肉が柔らかくなるまで煮込みます。

ムルグチョレーの作り方2

あとは各種スパイスとひよこ豆を加えて完成です。ひよこ豆は前日に水につけて柔らかくしておくとさらに美味しくなります。スパイスは家庭で作る場合にはいくつかミックスされているものを使うと簡単です。

パキスタンの代表的料理4:チャパティ

家庭よりのチャパティ

チャパティもパキスタンを代表する食べ物になります。一般家庭でもよく好んで食べられ、主食のひとつにもなります。パキスタンでもナンを食べる食文化が広く浸透していますが、ナンは作るのにかまどが必要で、チャパティはかまどなしでも作れるためより家庭的とも言えます。

チャパティの作り方

通常パンは発酵という過程を経て作られますが、チャパティは発酵を必要としないパンになります。作り方も簡単で全粒粉、塩、水を混ぜて、練ったあとに少し寝かして形を整えてフライパンなどで焼き上げます。あまり時間を置かずに、焼き立てを食べるのが一般的な食べ方です。

パンの原点

チャパティは材料が全粒粉、塩、水だけなことからも想像するように単体で食べても味はあまりありません。チャパティはカレーにつけて食べる方法がよく取られます。パンの原点と呼ばれることもある、パキスタンの主食のひとつです。

パキスタンの代表的料理5:ケバブ

ひき肉とスパイスでケバブ

ケバブはパキスタンを代表する肉料理のひとつとなります。パキスタンの地域ごとにスパイスなどの違いがある食べ物で、その違いも楽しい食べ物です。基本はひき肉にスパイスを混ぜて、焼き上げるという料理法で日本の家庭でも作ることはできます。

ケバブの簡単な作り方

作り方としては各種スパイスとひき肉を一緒に混ぜます。しばらく寝かしたあとに、油、パキスタンではギーという乳脂肪製品がよく加えられます。あとは棒状にして、棒を刺して全体を焼き上げます。串に指さずにフライパンで作ることも可能です。

パキスタン料理を東京で食べるには1


東京でパキスタン料理を食べる

魅力いっぱいのパキスタン料理は日本にいても食べることができます。今回は東京に絞ってパキスタン料理を食べられるおすすめのスポットを紹介します。

インド料理と一緒に提供

東京ではインド料理などと一緒にパキスタン料理を食べられるお店が多いです。やはり地理的に近いこともあり、この2つは一緒に提供されることが多いようです。その中でも、パキスタン料理に絞って提供しているお店もあるので紹介しておきます。

パキスタン料理を東京で食べるには2

本格派のパキスタン家庭料理ザイカ

蒲田にあるパキスタン家庭料理ザイカはその名前の通り、パキスタンの家庭料理を楽しむことができるお店になります。宗教上の理由からアルコール類は提供しないという、まさにこだわりのパキスタン料理店です。

定番メニューやお得なランチ

ザイカではパキスタン料理の定番としても紹介したビリヤニやケバブ、また各種カレーも提供されています。お得なランチメニューもあるので気軽にパキスタン料理を楽しむことができます。東京で本場のパキスタン料理を食べてみたいという人にはおすすめです。

パキスタン家庭料理ザイカの基本情報

住所:東京都大田区南蒲田3-2-6 電話:050-5289-9140 営業時間:月、木、土、日、祝日、祝前日: 11時30分から14時、17時から21時30分、火曜日・金曜日は夜営業のみ 定休日:水曜日、不定休有

パキスタン料理についてまとめ

美味しいパキスタン料理

パキスタン料理の食文化や主食、東京で食べられる場所などを紹介しました。ビリヤニをはじめとしてパキスタン料理も美味しい料理がたくさんあります。日本でもっとパキスタン料理が食べられるお店が増えるとよいですね。

他の海外料理の情報はこちら

パキスタン以外の海外の料理について紹介した記事もあるので、こちらもおすすめです。ポーランド料理もグルジア料理もパキスタン料理同様に美味しいです。こちらの記事で、海外料理の魅力をもっと知ることができます。