無印良品 トラベル用変圧器・30W 100V製品用
Type-Cケーブル一体型 ACアダプター
はじめに
アメリカのコンセント事情、知ってますか? アメリカはニューヨークをはじめ、ディズニーワールドやハリウッドなどのエンターテインメントから、世界遺産のグランドキャニオンまで、魅力あふれる国です。
友達や彼氏と旅行の予定を立てて、フライトやホテルを予約し、いざ来てみたらコンセントに入らない…!カメラやiPhoneの充電が切れたら、せっかくの旅行も台無しです。そうならないよう、アメリカのコンセント事情をここでしっかり予習して行きましょう!
アメリカと日本のコンセント:規格が違う?
アメリカの電源プラグは日本の規格と少し違います。上部の細長い二又プラグは日本と同じですが、下部にもう一つ丸いプラグがついて三又になっています。このことから、差し込み口であるコンセントはアメリカと日本で規格が変わってきます。しかし、アメリカすべての電源プラグが三又というわけではありません。
実は日本と同じ二又プラグも多くあるんです。実際、iPhoneの電源プラグも二又ですよね。二又と三又、どのようにコンセントに差しているのでしょうか?変換アダプターがないと入らないのでしょうか?それでは、これからコンセントについて細かく見ていきましょう。
アメリカと日本のコンセント:形状について
コンセントの形状【日本】
おなじみの日本のコンセントです。縦に長い二つ穴の形状が特徴ですね。先ほども言ったように、アメリカでも一部の電源プラグは日本と同様二又です。形状的には変換アダプターが必要なく、コンセントに入らないことはありません。
日本の電化製品をアメリカのコンセントに、またアメリカの電化製品を日本のコンセントに差して使ったり、充電したりすることが可能です。ただ形状が同じだからと言って無理に使うと、せっかく買った電化製品が壊れてしまいます。アメリカと日本の規格は違うので、スペックを確認することが重要です。
コンセントの形状【アメリカ】
これがアメリカのコンセントです。三又の電源プラグを差し込めるよう、二つ穴の下に三つ目の穴がある形状が特徴です。ただこの三つ目の穴を必ずしも使用する必要はありません。アメリカの電源プラグも二又タイプと三又タイプがあります。
三又の電源プラグを使用する場合のみ三つ目の穴を使えばいいので、iPhoneのように二又タイプの場合は無視して上二つの穴に差し込めば入らないことはありません。そのため、日本の二又電源プラグもそのまま差し込んで使ったり、充電したりすることが可能です。特にアダプターは必要ありません。
アメリカと日本のコンセント:電圧について
コンセントの電圧【日本】
さて、コンセントの形状は大丈夫だと書きましたが、問題は「電圧」です。日本の電圧は100V(ボルト)で、日本の電化製品もその電圧に合うよう作られています。見えないものなので見落としがちですが、意外と重要なのがこの電圧。電圧の違う国で日本の電化製品を使う場合は、「変圧器」が必要です。
知らなかったと言って携帯の充電器やドライヤーを壊してしまってはもったいないので、使用前にきちんと確認しましょう。たいていは製品の裏面にシールなどが貼ってあるので、変圧器の要不要はすぐにわかると思います。
コンセントの電圧【アメリカ】
日本の電圧が100Vに対して、アメリカの電圧は120Vと、日本よりも20V高いです。そのため日本の電化製品をそのまま使おうとすると、焦げた臭いがしたり、ボッと音を立てて動かなくなったり、最悪火が付くことがあります。
稀に日本の製品をそのまま使っても大丈夫だったという話もありますが、大変危険ですし、火事になっては元も子もありません。せっかくの旅行が楽しむどころではなくなってしまうのでやめましょう。それではどうやって使えばいいのかという質問は、次からの見出しでお答えしますね。
アメリカと日本のコンセント:変換プラグは必要?
必要ないです。
アメリカと日本のコンセントは、規格は違いますが二又部の形状は同じです。日本の電化製品をアメリカに持っていって使う場合に関しては、変換プラグの必要はありません。しかしアメリカの電化製品を日本に持っていって使う場合は、三又電源プラグであれば二又に変換する必要があります。
三又電源プラグは日本のコンセントに入らないので。アメリカ製品を買って、日本でも使いたいという場合は購入の際電源プラグの形状に注意しましょう。せっかく買ったのにアメリカでしか使えないとなると残念ですから。
アメリカと日本のコンセント:変換アダプターは必要?
必要ないです。
アメリカと日本のコンセントは一部の形状は同じなので、日本の電化製品をアメリカに持っていって使う場合に関しては、変換プラグ同様、変換アダプターの必要もありません。電源プラグをそのままコンセントに差して使ったり、充電したりすることが可能です。
しかし、アメリカ旅行に対しては必要ありませんが、旅好きは持ってて損はない商品だと思います。安く買えるところもありますが、めったに使わないものでもあるので、コンパクトに一つにまとめられる変換アダプターはおすすめです。
アメリカと日本のコンセント:変圧器は必要?
必要です!
無印良品 トラベル用変圧器・30W 100V製品用
日本の電圧が100Vに対しアメリカの電圧は120Vなので、アメリカの電圧を日本の製品に合わせられるよう変圧器が必要です。変圧器の種類は、使用したい電化製品の消費電力によって様々です。
例えば上記のトラベル用変圧器の場合、30Wまでの対応なので、携帯電話やカメラ、音楽プレーヤーの充電や、電気シェーバーの使用が可能です。しかしドライヤーの消費電力は1200Wなので、この変圧器の規格外になります。変圧器を購入する際は、手持ちの電化製品の消費電力をチェックし、変圧器が対応できる規格か確かめましょう。
アメリカと日本のコンセント:iPhoneの充電は?
iPhoneはそのまま充電できます。
Type-Cケーブル一体型 ACアダプター
iPhoneの電源アダプターとケーブルは、日本の電圧100Vから、最大240Vの地域まで対応しており、いわゆる全世界電圧対応です。そのため変圧器の必要はなく世界中どこでも使うことができます。
アメリカに関して言えばコンセントが同じなので変換アダプターも必要なく、日本で充電するようにそのままコンセントに差してアメリカでも充電できます。また、iPhoneに限らずApple製品は全世界電圧対応規格なので、他の製品に関しても電圧を変換する必要なく充電が可能です。
アメリカと日本のコンセント:変圧器が不要なもの
海外対応の電化製品
日本国内で購入した電化製品であったとしても、海外対応であれば世界中で問題なく使えます。コンセントの形状が違う場合は、変換アダプターのみ必要です。手元の製品が海外対応かわからないという場合は、製品をくまなくチェックしましょう。
どこかにこの写真のような表記があるはずです。これには「100V」「240V」の表記がありますね。海外対応のドライヤーであればどこかにつまみがあるので「100~130V地域」「220~240V地域」とつまみを回して変換ができます。
アメリカと日本のコンセント:変圧器が必要なもの
日本仕様の電化製品
海外対応の電化製品同様、日本仕様の電化製品にも電圧の表記はあります。例えばこのドライヤーの場合は「100V」の表記のみなので、日本仕様の製品です。海外で使用する場合は電圧を合わせなければならないので、変圧器を持っていく必要があります。
しかしドライヤーに限っては消費電力が1200Wと他の電化製品に比べて非常に高くなっています。(例えば、iPhoneの充電に必要な消費電力は10W、ヘアアイロンは100Wです。)そのためドライヤーについては変圧器を使用するよりも、むしろ海外対応のドライヤーを買ってしまった方がいいです。
アメリカのコンセントに入らない!そんなときは?
上下を逆にしてみる。
いざ充電をしようと電源プラグを差し込もうとしたとき、コンセントに入らないということがあります。コンセントの二つ穴の部分をよく見てください。右の穴に比べて、左の穴が若干長いのがわかりますか?このため、プラグの上下が違うと穴に入らないことがあります。
アメリカのコンセントは変換アダプターなしで使える規格なので、落ち着いてプラグの上下を逆にしましょう。さっきは入らないと思ったプラグが、きっとすんなり差し込めるはずです。
違うコンセントに差してみる。
プラグの上下を逆にしてもまだ入らない場合は、違うコンセントを試してみましょう。ぱっと見は同じように見えても、よく使われるコンセントはあまり使われないコンセントに比べ、歪みが生じていることがあります。
隣りや下にあるコンセントに差してみましょう。さっきは入らないと思ったプラグが、きっと今度は差し込めるはずです。それでも入らない場合は、別の場所にあるコンセントを試してみましょう。
アメリカで日本の延長コードを使うときは注意!
規格が違います。
アメリカで日本の延長コードを使うことは可能です。ただし、日本の二つ穴延長コードにアメリカの三又電気プラグを差し込もうとすると、穴が一つ足りないので使うことができません。アメリカの電化製品を日本で使うときと同様、変換アダプターが必要です。
また、延長コード自体に変圧器の機能はないので、変圧器との併用が必要になります。商品によってはドライヤーのように消費電力の大きい電化製品と他の電化製品を併用しないよう注意書きがあるので、よく読んでから使用しましょう。
アメリカで「コンセント」は通じない?
和製英語なので通じません。
カフェで休憩がてらiPhoneの充電がしたいと思っても、店員に「コンセントありますか?」と聞いたのでは通じません。なぜなら「コンセント」は和製英語だからです。英語では「outlet(アウトレット)」と言います。
「Is there an outlet?(コンセントありますか)」もしくは「Can I charge my smart phone?(スマホを充電できますか)」で通じます。ちなみに英語の「consent」は「同意・承諾」という意味なので、「Is there consent?」と言うと「同意はある?」という、この客はいきなり何言っているんだという状況になりかねません…。
アメリカとコンセントが同じ!二カ国目の旅行先におすすめ
カナダ
カナダはアメリカの北の国境に接する国で、公用語は英語とフランス語です。首都はオタワですが、東海岸の観光地はカナダ最大の都市トロント、公用語がフランス語のケベック、『赤毛のアン』で有名なプリンス・エドワード島、またアメリカとの国境にまたがるナイアガラの滝が有名です。
また西海岸では世界一住みやすい都市にも選ばれたバンクーバー、多くの美しい湖が残るバンフ、オーロラが見えるイエローナイフ、四季折々の花が見れるヴィクトリアなど、観光に事欠かない国です。移民が多い国としても知られています。
カナダのコンセント事情
アメリカの電圧が120Vに対して、カナダの電圧は110〜120Vと、日本よりも高いです。コンセントの形状に関してはアメリカとまったく同じ三つ穴なので、アメリカ旅行の準備のままカナダで携帯の充電や電化製品の使用が可能です。電化製品の電圧表記だけは間違えないようチェックしましょう。
メキシコ
メキシコはアメリカの南の国境に位置する国で、事実上の公用語はスペイン語です。首都はメキシコシティ。メキシコの楽しみ方としては二種類あり、海岸部のリゾートビーチを楽しむか、都市部で歴史的建造物を観光するかです。ビーチを楽しみたい方にカンクンは外せません。
透き通った青い海だけでなく、少し車を飛ばせば「トゥルム」「チチェン・イッツァ」などのマヤ遺跡を回ることができます。都市部に行きたい方はグアダラハラがおすすめです。テキーラ発祥の地で本物の酒を味わいましょう。またなんと言ってもメキシコ料理は安くておいしい!
メキシコのコンセント事情
アメリカの電圧が120Vに対して、メキシコの電圧は110Vと、日本よりも若干高いです。コンセントの形状に関してはアメリカとまったく同じ三つ穴なので、アメリカ旅行の準備のままメキシコでも電化製品を使えます。電圧表記をチェックし、国内仕様であれば変圧器の使用、もしくは海外対応のものの購入を検討しましょう。
おわりに
アメリカのコンセント事情、いかがだったでしょうか。形状や電圧など日本との規格の違いはわかりましたでしょうか。ポイントは、「変換アダプターは不要」「120Vに対応できない電化製品は変圧器が必要」「iPhoneは変圧器なしで充電可能」「ドライヤーは海外対応のものを購入」の以上四点です。
渡航してからしまったとならないよう、万全の準備をして旅行を楽しんでくださいね!それでは、行ってらっしゃい!
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