【基本】テントを設営する3ステップ
1.サイトを整地する
キャンプサイトには、小石や枝が転がっていることもあります。また、前の利用者がガラスの破片などを残しているおそれも考えられるでしょう。そのため、テントを設営する前にはサイトの整地が必要です。
テントを設置する前に小石や小枝などを取り除くようにしましょう。もしも、取り除かずにテントを設営した場合、フロアがゴツゴツとした状態となり、テント内で過ごすときの快適さに大きく影響します。さらに、テントフロアの破れを予防することにもつながるため、サイトの整地は必ず行いましょう。
2.タープとテントの設営
出典：ライター撮影
次にタープとテントを設営しますが、基本的にタープを先に立てるようにしましょう。理由は以下の2つが挙げられます。
・ヘキサタープなどは一度設営すると動かしにくい
・幕体よりもペグとロープが大きく外側に張り出す
自立式タープであれば問題はありませんが、ヘキサタープは移動させようとするといったん解体しなければ動かせません。また、ヘキサタープの場合は幕体よりも外側にペグダウンする箇所ばかりとなるため、サイトによっては設営場所の調整が必要です。
タープが設営できたらテントを組み立てますが、入り口をリビングスペースに向けるとスムーズに動けます。また、雨が降っても濡れずにテント内へ移動が可能です。
3.テント内に道具を入れる
出典：ライター撮影
テントとタープが設営できたら、テント内で使用するシュラフやコットをテント内へ入れます。このときにシュラフを収納袋から出しておくと、中のダウンが自然と膨らんですぐに使える状態になり、ベッドを整える時間を短縮することが可能です。また、インフレータブルマットやエアマットも準備しておきましょう。
寝床の準備に加えて、着替えやタオルなどをわかりやすい場所に置いておくと、暗くなってから慌てません。
快適な空間を作る3つのポイント！
1.リビングスペースを先に作る
出典：ライター撮影
タープの下にチェアとテーブルを配置して、リビングスペースを作りましょう。先にくつろげる場所を整えておくことによって、キッチンへのアクセスや焚き火台を設置する場所を考えやすくなります。
また、よく通る場所にタープやテントのロープがある場合、目につきやすいようにロープ用のLEDライトを設置しましょう。足を引っかけて転んでしまうことを防げます。
2.キッチン・焚き火台は風下に
出典：ライター撮影
火を扱うキッチンと焚き火台を設営する場所は、テントの風下側になるようにしてください。これらを風上に設置してしまうと、火の粉がテントなどに付着してダメージを与えるおそれが高まります。
また、焚き火台を設置する場所は、リビングスペースとキッチンの両方から見えるように意識しましょう。焚き火や火にかけた鍋の様子を確認しやすくなります。
3.ランタン類の確認は明るいうちに
出典：ライター撮影
すべての設営が終わったら、暗くなる前にランタンやヘッドライトなどの確認をしておきましょう。常夜灯があるキャンプ場であれば神経質になる必要はありませんが、サイト周辺が暗い場合も考えられます。
LEDランタンなどは電池の残量を、ガソリン・ガスランタンはマントルの状態や燃料をチェックしておきましょう。真っ暗になってから照明がつかないなどのトラブルが発生すると、明かりを灯すまでに時間がかかってしまうおそれがあります。
快適に過ごせるサイトを作ろう！
出典：ライター撮影
快適なアウトドア時間を過ごすためのポイントを解説しました。最初は時間がかかるかもしれませんが、1つひとつのステップを意識すると居心地のよい空間を整えられます。また、暗くなる前に設営や必要なものを準備しておくことが重要です。
特に設営の時間を読めないうちは、早めにキャンプ場へ訪れてサイトを整えるようにすることをおすすめします。
キャンプが気になる方はこちらもチェック！
当サイトでは【徹底ガイド】テントサイトを上手に作る手順をアウトドアライターがご紹介！以外にも、キャンプをもっと楽しむためのポイントを解説した記事をたくさん掲載しています。気になる方はチェックしてみてください。
【連載】初めてのソロキャンプの楽しみ方!準備する道具や注意点を解説
夕暮れのナイトハイクや早朝散歩など、豊かな自然を満喫できるのは、キャンプの魅力の1つでしょう。非日常的な時間に浸かれるキャンプ生活。近年はソ...
アウトドアの魅力って？ソロキャンプを始めて1年を振り返って伝えたいこと
当サイトの企画をきっかけに、冬キャンプを楽しむようになって1年が過ぎようとしています。昨年の今頃は、道具選びや寒さが苦手な自分でも楽しめるの...
出典：ライター撮影