バンドック ソロベース BDK-79TC
DOD チマキテント T2-656-TN
前室で焚き火を楽しみたい!
注意が必要な前室の焚き火
テントの前室とは、荷物を置けて日除けもできるテント前のスペースのことを指します。前室で焚き火を楽しみたい時は、テントの素材や設営方法に気をつけて安全を確保することが大切です。きちんと注意しておけば、前室でも楽しく焚き火ができるようになるでしょう。
前室で焚き火をする方法をチェックしよう
本記事では、前室で焚き火をする方法について解説します。キャンパーを惹きつける前室焚き火の魅力や注意点、おすすめのテントも紹介しますので、テントで焚き火を満喫するために役立ててみてはいかがでしょうか。
安全に火を楽しむための方法
コットン素材のテントを選ぶ
前室で焚き火を楽しむには、テントを選ぶ方法からこだわることが大切です。ナイロンやポリエステル生地は火の粉の影響を受けやすく、近くで焚き火をすると穴が空いてしまいます。テントに穴が開くと雨が降った時に水が入ってきたり、虫が侵入したりといったトラブルにつながるため、ナイロンやポリエステルは避けてください。
前室で焚き火をするならコットン生地がおすすめです。コットンは難燃性の素材のため火の粉がついても穴が空きにくく、安全を確保できます。
ポリコットンという選択肢も
コットン素材のテントは難燃性が高い一方で、重たくなりやすいという懸念点があります。重たいテントは持ち運びが大変になり、特にソロキャンプでは苦労することが多くなるでしょう。軽くて燃焼性のある素材を求めるなら、ポリコットンという選択肢もあります。
ポリコットンとは、ポリエステルとコットンを組み合わせた生地のことです。コットンの難燃性を残しつつポリエステルならではの軽さも備えているため、軽くて持ち運びやすいテントを求めている場合に適しています。
風向きを考えてテントを設営
テントを設営する時は、風向きを考慮に入れるのがポイントです。前室部分が風下にあたると、焚き火をした時に火の粉がテント側へ飛び散りやすくなります。そのため、前室部分は風上にくるように設営するとよいでしょう。事前に風の流れを確認して設営をすれば、快適に焚き火を楽しめるようになります。
小規模の火を意識する
焚き火はあまり大きくし過ぎず、小さな火を楽しむ方法がおすすめです。大きくし過ぎると、前室の日除け部分まで火が達してしまう可能性があります。ソロ用のコンパクトな焚き火台を使えば火が大きくなりすぎることもありませんので、活用してはいかがでしょうか。
キャンパーを夢中にさせる魅力
テント内の物をすぐに取りやすい
前室での焚き火には、さまざまな魅力があります。まず挙げられるのが、テント内の物をすぐに取れるということです。前室は荷物置きとしての機能もあるため、必要な道具を前室の周辺に置いておけば簡単に取れるようになります。
焚き火とテントが離れていると、必要な物が出てきた場合に毎回移動しなければならないため、面倒に感じることもあるでしょう。無駄な動きをなくし、快適に焚き火を楽しめるところにこそ前室の魅力があります。
雨が降ってきても安心
アウトドアではいつ天気が変わるかわからず、焚き火をしている最中に雨が降ってくることもあるでしょう。前室についている日除けは雨避けとしての役割も果たすため、焚き火中に雨が降ってきても濡れるのを防げるのが嬉しいポイントです。
焚き火台が雨に濡れると薪に水気がついてしまい、再び火をつけるのは難しくなります。天気に左右されることなく焚き火を楽しむためにも、前室を活用してみるとよいのではないでしょうか。
意識しておきたい注意点
コットンは絶対に燃えないわけではない
前室で焚き火を楽しむ際には、注意しておきたい点もいくつかあります。火に強いと言われているコットンやポリコットンですが、絶対に燃えないわけではないということを忘れないようにしてください。
難燃性の素材は火の粉の影響を受けにくいものの、長時間に渡って火が間近にある状態が続くと燃え始める可能性は十分にあります。そのため、焚き火とテント本体は1mは離すようにすることが大切です。
風が強い日は無理をしない
強い風が吹く日は、前室が風下に来るようにしても風の影響を受けやすくなります。強い風によって火の粉が大量に舞い、テントに悪影響を及ぼす可能性があるため注意が必要です。前述の通りコットンやポリコットンは絶対に燃えないわけではないため、風が強い日は無理をせず前室での焚き火を諦めることも選択肢の中に入れておいてください。
燃えやすいものを近くに置かない
必要な物をテントからすぐに取り出せるのが前室の魅力ですが、燃えやすいものは焚き火の近くに置かないようにしてください。ランタン用のオイルや紙製品など、燃えやすいものが近くにあると火事の原因になります。安全を確保するために焚き火の周りにある物をチェックして、燃えにくい物だけを揃えることが大切です。
全室が広めなおすすめテント2選
①:バンドック ソロベース
バンドック ソロベース BDK-79TC
焚き火に強い、ポリコットン素材を使用したおすすめテントです。ソロキャンプに最適なコンパクトサイズ仕様のため、1人でも楽に持ち運べるでしょう。前室部分は広々としており、快適な焚き火時間を提供してくれます。
ポリコットン素材には撥水加工が施されていますので、火の粉だけでなく水にも強く、雨が降ってきた時も安心です。アウトドアで使うことをしっかり考えられた優れものと言えるでしょう。
クールで無骨なデザイン
ヴィンテージ風のカーキカラーはクールな雰囲気を感じさせます。全体的に無骨なデザインに仕上がっており、見た目のカッコよさにこだわりたいキャンパーに最適です。また、インナーテントを取り外せば開放的なスペースも作ることができ、好みに合わせて設営方法を変えられるのも嬉しいポイントと言えるでしょう。
②:DOD チマキテント
DOD チマキテント T2-656-TN
こちらも燃えにくいポリコットン素材を使用したテントです。広めに取られた前室はサイドを囲むようなデザインになっており、横風が吹いて焚き火が消えるのを防げます。
テントをポールに吊り下げるだけで簡単に設営できますので、初心者にもぴったりです。インナーテントには前後にメッシュ素材が施されているため、通気性もしっかり備えています。
シェアハウススタイルも楽しめるデザイン
ソロキャンプ用として単体で使えるのはもちろんのこと、複数のチマキテントをタープで繋げてシェアハウススタイルにすることも可能です。仲間とキャンプを楽しみつつ、寝る時になったら個別のチマキテントに戻るようにすれば、プライバシーをしっかり確保できるでしょう。
前室で焚き火を満喫しよう
前室で焚き火をする際にはコットンもしくはポリコットン素材のテントを選び、火の粉の影響を受けにくい状態を作ることが大切です。設営時には前室が風下に来るようにすると、焚き火が風の影響を受けにくくなるでしょう。
難燃性の高いコットンやポリコットンでも絶対に燃えないわけではないことを意識し、テント本体からはある程度の距離を取って焚き火をすることも重要です。前室が広めなら、テントから距離を取っても雨や日差しの影響は抑えられるでしょう。ぜひ、キャンプで焚き火を満喫してみてください。
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