検索アイコン
エックス
Facebook
LINE

テントの寿命ってどのくらい?買い替え時や長く使うためのお手入れ方法をご紹介!

アウトドアシーンで大活躍してくれたテント。たくさん使ったテントも、回数は少なくとも長年愛用しているテントにも、必ず寿命が訪れます。テントの寿命を早めてしまっては愛用テントも悲しい結末になりかねません。正しいお手入れで、長くそして快適にテントを使用しましょう!
2022年8月27日
KAIAO
※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。

目次

テントの寿命を知っておこう

Photo byFabricioMacedoPhotos

お持ちのテントは何年使用していますか。随分長く同じテントを愛用しているといった方もいるのではないでしょうか。実はテントにも、寿命はあります。もちろん、テントの素材や使用回数などによってその寿命は左右されますが、寿命を大きく超えて使用していると、気づかない間に劣化していたり、本来テントにある機能が十分に発揮できていないということもあります。

テントの寿命って?

化繊テントとコットンテントの寿命の違い

コットンテントの場合、その寿命は長いと15年以上ともいわれています。現在主流である化繊を使用したテントの場合、どのメーカーの物でも約5~10年対応のものがほとんどです。

化繊テントの寿命がコットンテントの寿命に比べて短いのは、化繊に起こる「加水分解」という現象が原因です。「加水分解」とは、化学物質と水がお互いに反応し合うことで起き、生地にベタつきがでます。これは、テントだけではなく靴やバッグなどでも起こり、時間が経つことで起こる現象です。

加水分解以外の劣化原因は?

コットンテントの場合には、この「加水分解」の現象は起こりません。そのため、化繊テントに比べて、大幅に寿命が長くなります。しかし、「加水分解」以外にもテントの寿命を縮めてしまう原因があります。

それは「カビ」です。これは化繊テント・コットンテント両方に起こります。テントが濡れたり湿った場合に、乾燥させずにそのままにしておくとカビの原因になります。カビもテントの寿命を縮める原因です。

テントの寿命を伸ばすには?

寿命を伸ばすお手入れ方法って?


Photo by Karolina vslo

テントの劣化の原因はさまざまです。例えば、ポールなどが破損してしまったりすることもあります。これらは、部品を買い換えることで解決します。

そして、何年も使える状態のテントにするには「正しいお手入れ」が必要です。メンテナンスは、劣化の取り除くことができます。必要最低限のメンテナンスを行うことは、使える回数はもちろん、テントの寿命を大きく左右します。

テントのお手入れ方法

Photo by imgdive

キャンプなどで使用した後の正しいテントのお手入れ方法は、まず必ず拭き取り乾燥させる作業を行うことです。たいていのテントには撥水加工がしてあります。しかし、防水対応のテントでも設営時にさらに防水スプレーをかけておくことでその効果がさらに高まり、湿気対策になります。

時間がかかる作業ではありますが、しっかりテントの水分を拭き取り乾燥させることは必須作業です。

寿命は保管場所でも変わる!

Photo byjoakant

テントの使用後、水分を拭き取り乾燥させてからしまったとしても、保管場所が高温多湿な場所な場合は、カビが生えてしまい劣化を早めてしまいます。

カビが発生しやすい場所での保管は避けて、できるだけ換気のよい場所で保管することがテントを何年も使える状態に保つメンテナンス方法です。

加水分解対策も必要

Photo byPublicDomainPictures

どんな有名なブランドのテントでも、安いテントでも「加水分解」は起こりうる現象です。雨だけでなく結露や霧、ちょっとした水濡れなどでも、テントに「加水分解」という現象を起こしてしまう原因になります。この加水分解はテントを一気に劣化させ、本来の防水効果も低くしてしまいます。


加水分解を防ぐ方法

Photo byartisano

加水分解を防ぐ方法もカビ対策と同じです。保管は高温多湿の場所は避け、しっかり乾燥させてから風通しのよい場所で保管するといった基本のテントの正しいお手入れを怠らないことで防げます。また、保管時に乾燥剤を一緒に置くなどの工夫も、加水分解を防げる方法です。

万が一、テントに加水分解が起きてベタベタする場合には、重曹水を染み込ませた布で拭き取る方法もあります。しかし、テントの防水加工が落ちてしまうので注意が必要です。

テントの寿命を見極める!買い替え時って?

買い替え時の目安って?

Photo by MIKI Yoshihito. (#mikiyoshihito)

テントが壊れてしまったり、加水分解が起きてベタついてしまう、カビが生えてしまったとなれば、もちろんテントの買い替え時期になります。

加水分解が起きている場合には、本来テントに備わっていた防水加工の効果も低下しているサインです。カビに関しては一度生えてしまうとどんなに洗っても取れません。このような場合には、買い替えが無難です。

テントに問題なければずっと使えるの?

Photo bygeralt

テントの寿命が5~10年と言われているのは、あくまで目安です。正しいお手入れをし、しっかり管理しているといった方の中には、何年も同じテントを愛用し続けている方ももちろんいるでしょう。

本来テントの持つ防水効果や紫外線対策の加工などは、どうしても購入時よりだんだん衰えてきます。特に問題がないと思っていても使う回数や年数が経過している場合、このようなテントの機能性に関しての劣化は考えられます。寿命は念頭においておくのがよいでしょう。

テント対応のクリーニング!?


Photo by Dr.Colossus

キャンプ道具などで有名なメーカー「スノーピーク」では、スノーピークで購入したテントやタープなどを預かり対応できれいにして、返却してくれるサービスを行っています。テントの購入を考えている方や、スノーピークのテントを愛用している人はこのようなサービスも利用してみてもいいでしょう。

Snow Peak After Service

正しいお手入れでテントを長く使おう!

Photo bytangbiqi520

テントの寿命や買い替えについて紹介してきました。せっかく購入したテント、できるだけ長く使いたいものです。正しいお手入れ方法で、テントの寿命を少しでも長く、そして長く愛用できる知識として参考にしてみてください。

その他、キャンプのテントが気になる方はこちらをチェック!

キャンプにテントは必須の道具でしょう。テントをこれから購入使用と思っている方、テントの買い替えを検討中の方などは、以下の記事も参考にしてみてください。長く使えて愛用できる自分にピッタリなテントが見つかるかもしれません。