国産にこだわった人気登山用テントを紹介
プロモンテとは
プロモンテは株式会社HCSが展開する登山向けのテントやスリーピングマットなどを手掛けているブランド。海外で生産されることが多いテントですが、プロモンテは国産にこだわっており2022年8月現在でも主要なテントは全て国産です。
1970〜90年代にヒマラヤ遠征でも使用された登山用のテントも手掛けたほどの信頼と実績があり、高い品質や技術が現在のテントでもきちんと受け継がれています。
国産ならではのサポートが魅力
プロモンテはアフターサービスも充実しており、フレームが1本破損しただけでもきちんと対応してもらえます。また、穴あきや破れなどもプロモンテの国内工場で対応してもらえるところも大きな魅力です。
ダンロップとプロモンテ
株式会社HCSにはプロモンテとダンロップの2つのブランドがあります。どちらもコンパクトで軽量なテントが多いですが、プロモンテは主に登山向けのアイテムを展開し、ダンロップはツーリングやキャンプ向けの携帯性と快適性のバランスがいいテントを展開しているます。
プロモンテとダンロップで方向性が少し異なるため、今回は登山向けのプロモンテのテントを中心に紹介します。
プロモンテのVBシリーズは大人気
重量が軽いシングルウォールテント
VBシリーズは登山用テントらしい軽さを最優先した1～2人用のシングルウォールテントです。超軽量かつコンパクトに収納でき、素早い設営と撤収が可能。また、新モデルのVBシリーズには前室付きモデルもあります。
前室があるモデルは、専用の荷物置き場ができることで居住空間が広くなっており、使い勝手が増しています。また、軽さだけではなく強度や耐久性も考えられており、オプションでフライシートを取り付けることも可能です。
シングルウォールでも過ごしやすい
本品はシングルウォールテントですが、高通気エントラント素材を使用し4500mmもの高い耐水圧と、1㎡あたり24時間で25000gもの透湿性もありテント内に湿気が溜まりません。また、必要に応じて換気ができるように前室のあるモデルは、ベンチレーションもきちんとありシングルウォールでもダブルウォールテントのような快適さがあります。
VBシリーズの組み立て方
VBシリーズの設営は非常に簡単です。テントを広げてペグで固定し、フレームを組みた立ててから四隅のスリーブにフレームを通しましょう。後はテントを吊り下げるだけです。シングルウォールのため初心者でも簡単に設営できると評価されており、前室のあるモデルはキャンプをしたい方にもおすすめです。
プロモンテのVLシリーズについて
オールシーズン使えるダブルウォールテント
VLシリーズは耐久性や強度、快適性を維持しながら局限まで軽くしたオールシーズンで使える登山用ダブルウォールテントです。降雪時はオプションのスノーフライで対応できます。
本品の大きさは1～3人用まであり、高身長な方向けに間口を20cm広くしたロングモデルもあります。また、色違いもありオリーブと水色の2色で展開し、さらに2022年度は100点のみの限定生産仕様でおしゃれなカモフラージュ柄もあります。
耐久性や強度を高める工夫が豊富
本品は構造自体はシンプルなドーム型のダブルウォールテントながら、耐久性や強度を高める工夫が散りばめられています。
例えばインナーを吊り下げるときにフックに荷重が集中しないように工夫が施されており、山の過酷な環境でも耐えられるようになっています。通常のドームテントではフックの荷重を分散する加工はありません。
軽量なためペグダウンが大切
一般的なドームテントと組み立て方は変わりません。重量が軽いため風で飛ばされないようにテントを広げた後はペグで固定しましょう。その後フレームを組み立ててスリーブに通してからインナーを吊り下げていきます。後述するダンロップのテントも同じ組み立て方です。
プロモンテのパップテントもおすすめ
パップテントは人気の形状
パップテントは軍隊が使用しているテントです。非常に評価が高く人気のある形状となっておりキャンプ用テントを販売しているブランドからも多数のパップテントが発売されています。
プロモンテのVBシリーズはトレッキングポールを使って設営するため重量が非常に軽く、2人用でもわずか1120gしかありません。ツェルトに近いシングルウォール構造ですが、快適性さも重視されており高い防水性と透湿性を合わせ持ちます。
ユーザーがカスタムできるテント
本品はプロモンテの中でも少し変わった形状をしておりフレームが付属しません。自前のトレッキングポールを2本使うことでテントとして使えます。さらに、木の枝やポールを2本追加すると入り口を跳ね上げて、快適なリビングスペースも確保できる作りです。
素材は化繊のため焚き火を近くで楽しむことはできませんが、オプションの難燃シートを使うとタープの下で焚き火も可能です。
VBシリーズはトレッキングポールを使う
重量が860gしかなく非常に軽量なため必ずペグで四隅を固定してから設営しましょう。設営に使うのは113cm前後のトレッキングポールを2本使います。ロープでテンションを掛けながらトレッキングポールが倒れないようにして設営しましょう。
プロモンテのテントの比較
重量と快適さを比較
| 商品 |  |  |  |
|---|---|---|---|
| 商品名 | プロモンテ VB-22Z | プロモンテ VL-27 | プロモンテ VB-200 |
| 大きさ | 2人用 間口205×奥行120×高さ100cm | 2人用 間口205×奥行120×高さ100cm | 2人用 間口205×奥行120＋前室40×高さ105cm |
| 収納サイズ | 本体32×18cm、ポール43×9.5 | 本体25×ø15cm、ポール43×9.5cm | 未記載 |
| 総重量 | 1360g | 1490g | 1120g |
| 商品リンク |
プロモンテの3種類のテントは、重量を優先して選ぶか居住性を優先して選ぶかが重要です。VBシリーズが最軽量なモデルとなりますが、パップテントのため形状がやや特殊になっており、シングルウォールテントになります。コンパクトに収納できるモデルですが寸法の記載がありません。
VBシリーズとVLシリーズは似ていますが、シングルウォールとダブルウォールの違いがあります。どちらも評価が高いですが重量が異なります。
VBシリーズは形状が特殊
VBシリーズはフレームが付属しない分軽量ですがトレッキングポールで設営する形状がやや特殊なテントです。そのため、初心者よりも中上級者におすすめのモデルです。また、シングルウォールになる点も注意しましょう。
ダンロップのテントもおすすめ
評価が高いコンパクトテント
登山に向いているプロモンテに対し、VSシリーズはダンロップブランドのテントのため高い耐久性がポイント。テントのボトムは厚手の75Dもあり、キャンプ用のテントと同等の厚みがあります。ですが、色はライドブランだけとなりプロモンテのようにバリエーションはありません。
両開きモデルもおすすめ
VSシリーズはサイズ違いが多く1～5人用まであるため、登山からキャンプまで幅広く対応します。プロモンテの登山用テントは出入り口が片方だけしかありませんが、本品は複数人でも使用できるように出入り口が2つある便利なモデルもあります。
また、グランドシートがなくても使えますが、ボトムを保護するためにはグランドシートが必要です。用意しておいたほうがいいでしょう。
プロモンテはコンセプトがはっきりしている
プロモンテのテントは種類が豊富にありますが、種類ごとにコンセプトがはっきりしており選びやくなっています。また、日本製のテントで信頼性が非常に高くテント泊初心者にもおすすめのブランドです。強度の高いテントばかりですが、プロモンテのテントは登山用のため薄手です。そのためグランドシートが必要になる点は注意しましょう。
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