テンサー レギュラーワイド
テンサーアルパイン レギュラー マミー
テンサーインシュレーテッド ワイド
ニーモ(NEMO)の人気マットを紹介
アメリカのアウトドアブランド
ニーモ(正式名称はニーモイクイップメント)はアメリカ発のアウトドアブランド。テントやマットを中心に日本でも有名なブランドで、アウトドア用品店や通販で購入できます。
ニーモの創業は2002年とアウトドアブランドの中では比較的新しいブランドですが、モンベルやサーマレストなどの古くからある定番のブランドと比較されるほど信頼性の高いマットを生み出しています。
ニーモはマットが豊富
ニーモが発売するマットは登山に向いている軽量なものやウレタンフォームが入っておりバルブを開くと自動で膨張するインフレータブル式、穴が開くなどの故障する心配がないクローズドセルマットなど構造が異なるマットを2022年7月現在で15種類以上発売しています。
テンサーシリーズとは
空気で膨らませるエアーマット
ニーモのテンサーマットは、エアーマットと呼ばれる空気を注入して膨らませて使うタイプ。インフレータブル式のようにマットの中にウレタンが入っていないため軽く、空気を抜くとクローズドセルマットよりもコンパクトに収納できるため登山や徒歩でのキャンプ、自転車でのキャンプに便利なモデルです。
使用時に空気を入れる作業が必要になりますが、その分空気の入れ具合を調整できるため自分に合った寝心地にできます。
独自構造で軽量
テンサーシリーズはニーモ独自のスペースフレームバッフル構造を採用したモデルで、軽量でありながら強すぎる反発力が生まれないように調整された寝心地が特徴です。また、サイズによってはストレスなく寝返りができるようにもなっており、携帯性だけではなく使い心地も重視されています。
最新の2022年モデルのテンサーは、内部に超薄型フィルムが追加さ、R値が高くなっているため夏だけではなく秋でも使いやすく進化しています。
R値とは
R値は熱抵抗値を指し、値が高いほど温度を伝えにくくなり保温性が高くなります。そのため、アウトドアのマット選びでは大切な要素です。ニーモはきちんと記載してくれているのでマット選びの参考にするといいでしょう。
テンサーシリーズを紹介
テンサー
テンサー レギュラーワイド
大きさ | 183×64cm |
---|---|
重量 | 480g |
厚み | 8cm |
R値 | 2.5 |
テンサーは最もベーシックなモデル。携帯しやすく扱いやすい標準仕様のモデルとなっておりR値は2.5です。紹介しているのはワイドモデルとなり、183×64cmの大きさがありながら480gしかありません。また、複数の形状があるところもテンサーの魅力です。
一番小さい160×51cmのミディアムマミー型ではわずか330gしかなく、登山でもキャンプでも使いやすいでしょう。
テンサーインシュレーテッド
テンサーインシュレーテッド ワイド
大きさ | 183×64cm |
---|---|
重量 | 540g |
厚み | 8cm |
R値 | 4.2 |
テンサーインシュレーテッドは、2枚のアルミナイズドフィルムと熱の対流によるヒートロスを防ぐシートを新たに追加した断熱性の高さが魅力のモデルです。ベーシックモデルのテンサーと比べ少し重たくなっていますが、R値が高く晩秋でも使えます。
テンサーアルパイン
テンサーアルパイン レギュラー マミー
大きさ | 183×51cm |
---|---|
重量 | 475g |
厚み | 8cm |
R値 | 4.8 |
本品はニーモのテンサーシリーズで一番寒さに強く、3枚のサーマルミラーフィルムによりR値は4.8にもなります。その分重たくなりすぎないように形状で工夫されており、コンパクトなモデルしかありません。
テンサーの魅力
快適性が高い
テンサーシリーズは細かな部分を含め快適性が高いエアーマット。エアーマットはゴムのような反発性で寝返りしづらかったり寝返りのたびに軋むような音がしやすくなりがちです。一方、ニーモのテンサーシリーズは独自構造により寝返りしやすく、軋むような音が抑えられています。
また、厚みが8cmあるため地面の段差の緩和もでき登山だけではなく、車中泊でも活用できるほどクッション性が高く抜群の寝心地です。
便利な附属品
ニーモのテンサーには標準で空気入れになる小さなバッグが付属します。直接息を吹き込まなくてもバッグを使うと簡単に素早く膨らませられるため、初めてエアーマットを使う方でも安心です。また、テンサーに穴が空いてしまっても穴を塞げるリペアキットも同梱されており登山でトラブルが起きても対処できます。
どこでも使える携帯性と断熱性
テンサーシリーズはニーモマットの中では最も軽いモデルなので、携帯性が非常に高く収納サイズもコンパクトです。レギュラーワイドモデルの収納サイズは24×φ7.5㎝しかありません。また、最新モデルは素材や構造がアップグレードされR値も上昇しており秋でも使いやすくなっている点も大きな魅力です。
付属の空気入れの使い方
付属のバッグで簡単に膨張
テンサーは空気を入れるだけで膨らむため使い方は非常に簡単です。また、付属する専用の空気入れを使うことでより簡単に膨らませられます。付属の空気入れの使い方はテンサーシリーズのバルブに空気入れをセットし、空気入れに息を吹き込んでから空気がもれないように丸めながら空気を入れていくだけです。
肺活量がない方でも簡単に膨らませられるため子供でも年配の方でも使いやすいところも大きな魅力になります。
2重バルブに注意
テンサーシリーズのバルブは2重になっており、キャップを一つ外すと吸気状態になります。膨らませるときは一つだけ外しましょう。反対に収納するときは、キャップを2つ外しましょう。折りたたみながら空気を抜くと畳めます。逆止弁となっており空気が抜けにくい構造なのも特徴でしょう。
シリーズの比較
テンサーの比較
テンサーはサイズバリエーションが非常に豊富。使うシーンに応じてサイズを選ぶといいでしょう。もともとテンサーはニーモの中でも軽く収納サイズが小さいためレギュラーサイズ、レギュラーワイドでも簡単に運搬できます。また、サイズが変わっても素材はかわりません。
レギュラーワイド | マミー | ミディアムマミー | |
重量 | 480g | 365g | 330g |
サイズ | 183×64cm | 183×51cm | 160×51cm |
収納サイズ | 24×φ7.5cm | 20×φ7.5cm | 20×φ7㎝ |
インシュレーテッドの比較
インシュレーテッドは携帯性と暖かさのバランスのいいモデルのため、スタンダードモデルと同様にさまざまなサイズバリエーションがあります。
レギュラーワイド | マミー | ミディアム マミー | |
重量 | 540g | 410g | 390g |
サイズ | 183×64cm | 183×51cm | 160×51cm |
収納サイズ | 24×φ9cm | 20×φ7.5cm | 20×φ7cm |
シリーズの比較
ニーモの公式HPに商品ページがあるテンサーアルパインは現在一種類のみです。そのためアルパインモデルの比較はありません。下記の表はテンサーシリーズ全体の比較表です。どのモデルも地面からの熱や冷気を防いでくれますが、重量が変わってくるため注意しましょう。
商品 | |||
---|---|---|---|
商品名 | テンサー レギュラーワイド | テンサーインシュレーテッド ワイド | テンサーアルパイン レギュラー マミー |
大きさ | 183×64cm | 183×64cm | 183×51cm |
重量 | 480g | 540g | 475g |
厚み | 8cm | 8cm | 8cm |
R値 | 2.5 | 4.2 | 4.8 |
商品リンク |
マットの注意点
地面の突起物に注意
テンサーの素材は薄手のポリエステルのため特別頑丈な素材でもないため注意しましょう。地面の石や枝で穴が開いてしまうと修理しないと使用できなくなります。直接地面に置くのではなくフットプリント(グランドシート)を敷いて使うと、破れる可能性は低くなります。
R値の違いに注意
スタンダードのテンサーとインシュレーテッドやアルパインではR値が大きく異なります。最新の2022モデルは寒さに強くなっており秋でも使えますが、R値2.5しかないため真冬には向いていません。春や夏のキャンプにおすすめです。冬キャンプや冬の登山ではインシュレーテッドやアルパインモデルがおすすめです。
ニーモのマットはどこでも使いやすい
テンサーはニーモの発売するマットの中で一番軽量なモデルですが、最新モデルはR値が高くなっておりより使いやすく進化しています。また、テンサーシリーズには冬キャンプや暖かいモデルなど種類が豊富です。
そのため、自分の体格や使い方に応じて選ぶといいでしょう。テンサーシリーズが全体的に携帯性が高いためオートキャンプではなく徒歩やバイクでのキャンプ、登山でのテント泊が好きな方に向いているマットになります。
マットが気になる方はこちらもチェック!
登山でもキャンプでも屋外で寝るときはマットがないと熟睡できません。睡眠不足になると翌朝のパフォーマンスが低下するため熟睡できるスリーピングマットは非常に重要なアイテムです。当サイトにはさまざまなマットに関する記事があるのでよかったらチェックして下さいね。
車中泊マット|快適な睡眠ができるおすすめマットを紹介17選!
最近は人気にありつつある車中泊。旅行代が節約できるなどメリットもありますが、寝心地が悪くて起きたら体が痛いということも。そんな方におすすめの...
【キャンプマット】おすすめ18選!ランキング形式で発表!
テントの中で眠る時、なんだか寝袋とマットの相性がしっくりこない、そう感じたことはありませんか?今回はキャンプマットについて解説、おすすめキャ...
出典:amazon.co.jp