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「棒結び」の結び方講座!かさばるロープをすっきりコンパクトに収納できる!

キャンプなどのアウトドアで便利なロープワークにはさまざまなものがありますが、今回はその中でも「棒結び」について結び方などをご紹介します!意外とかさばりがちなロープをすっきりコンパクトに収納することができる棒結びを覚えて、ぜひアウトドアで活かしてください。
2022年7月27日
syuka
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目次

「棒結び」とは

ロープを収納・携帯するときのまとめ方

出典:unsplash.com

棒結びはロープをコンパクトに収納・携帯するためのロープワークです。他のロープワークはロープをどこかに固定したりロープ同士をつなげるためのものですが、棒結びは長いロープのコンパクトなまとめるときに使います。

テントを張ろうとしたときにロープが絡まってしまっていると、解くのに時間がかかってしまうでしょう。そうなると他の作業に支障が出ることもあるので、そうならないように覚えたいロープのまとめ方です。

ストップウォッチや自衛隊の銃剣にも使われている

棒結びは意外と身近な紐やロープのまとめ方で、ストップウォッチを新品で買ったときの紐部分の初期状態が棒結びです。また、少し変わったところだと自衛隊員に支給される銃剣にも棒結びされた紐が付いています。今回は、そんな棒結びのやり方やコツをご紹介していきます。

ロープワークのやり方

棒結びの用途

出典:pixabay.com


テントの設営などに使われるガイロープをまとめるときに便利なのが、棒結びです。適当にまとめてしまうとガイロープが絡まりかねませんが、棒結びをしておけばガイロープが絡まることはありません。

棒結びはガイロープに限らず、紐状のものをコンパクトかつ綺麗にまとめられるので覚えておくと何かと便利です。やり方・解き方ともに簡単なので、アウトドアが好きな方やこれから始めたい方はぜひマスターしておきましょう。

棒結びのやり方のコツ

棒結びをするには、まずロープを何度か折り返して束ねましょう。ある程度折り返したら束ねたロープの先から下に向かって残りのロープを巻きます。このとき、巻き始めの部分がずれないようにロープをクロスさせるのがコツです。

軽く締めつけつつ下のほうまで巻きつけていき、輪になっている部分に巻き付けた先を通します。反対側の先を引っ張り、ロープを通した輪がキュッと締まったら棒結びのできあがりです。

ロープの折り返しについて

  • 折り返しの長さや束ねる回数に決まりはないので、ロープの長さや収納場所に合わせて自由に変えることが可能

解き方も簡単

出典:pixabay.com

棒結びを解くときは、まず輪に通したロープを引き抜きましょう。その後、反対側の先端を引っ張ると簡単に解けるので、すぐにロープを使うことができます。やり方・解き方ともに覚えればあとは簡単なので、まずは手近な紐などで練習してみましょう。

注意点もチェック!


使うロープは定期的に点検する

出典:unsplash.com

ロープは消耗品なので、使っていれば徐々に劣化していきます。使うときは必ずロープの状態をチェックして、表面がけば立っていたり擦り切れている場合は新しいロープと取り替えるようにしましょう。

また、ロープには「キンク」と呼ばれるよじれが生じている場合があります。キンクを起こしているロープは強度が下がっていて小さな荷重でも切れることがあるので、切れそうなロープ・傷ついたロープは絶対に使わないでください。

ロープの安全使用基準を守る

安全使用基準とはロープが耐えることができる負荷のことで、ロープの素材などによって値が違います。ロープを安全に使うためにはこの安全使用基準を守り、大きな負荷をかけないようにすることです。

また、一見ロープが傷んでいないように見えても内側の繊維が切れていることもあるので、急激に荷重をかけるのも避けましょう。基準値内であっても急激な荷重はロープが切れる原因になるので注意が必要です。

ロープの保管について

出典:unsplash.com

ロープを保管するときは、床に直置きしたり多湿の環境や熱源の傍は避けましょう。ロープを踏みつけると痛みの原因になり、靴底に付いた小石が繊維の中に入り込むと荷重をかけたときに繊維が切れることがあります。

濡れも劣化の原因となり、濡れたロープは滑りやすくて扱いづらいです。また、化学繊維素材のロープは熱に弱いので、火に近づけるとあっという間に切れまいます。濡れて乾かしたいときでも、熱で乾かすのは避けましょう。

棒結びでアウトドアを便利に


出典:pixabay.com

今回は棒結びのやり方や解き方、注意点についてご紹介しました。ごちゃごちゃして絡まっているロープより、綺麗に束ねられたロープのほうが使いやすいでしょう。きちんとロープをまとめておけばロープが絡まることはなく、絡まりを解く手間が省けます。

そのため、テントやタープを設営する時間を短縮することが可能です。コツを覚えれば簡単な結び方と解き方なので、アウトドアにロープが必要な際はぜひ棒結びを試してみてください。

他のロープワークが気になる方はこちらもチェック!

今回は、棒結びというロープワークについてお話してきました。知っていると便利なロープワークのやり方は、他にもたくさんあります。便利なロープワークが気になる方は、ぜひこちらの記事もチェックしてみてください。