ロープワーク6選!基本の結び方からキャンプなどでも使える応用までご紹介のイメージ

ロープワーク6選!基本の結び方からキャンプなどでも使える応用までご紹介

キャンプでテントを設営するとき、荷台に荷物を固定するとき、便利なロープワークを知っておくことでより安全なアウトドア生活をおくることができます。今回は数あるロープワークの中から、特に便利なロープワークを6種類紹介していきます!

2017年10月28日更新

アワイケシキ
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目次

  1. 覚えておきたいロープワーク6選
  2. 1.キャンプで使えるロープワーク
  3. ロープワーク.1 「自在結び」
  4. ロープワーク.2 「もやい結び」
  5. ロープワーク.3 「二重テグス結び」
  6. 2.荷造りで使えるロープワーク
  7. ロープワーク.4 「南京結び」
  8. 3.登山で使えるロープワーク
  9. ロープワーク.5 「二重8の字結び」
  10. ロープワーク.6 「インクノット」
  11. おわりに

覚えておきたいロープワーク6選

 キャンプや登山でテント・タープを設営する時、引っ越しの荷造りで、荷台に荷物を固定する時、覚えておくと便利な技術があります。  それは、ロープワーク(紐の結び方)です!  紐の結び方には様々な種類があり、テントを張るとき、荷台に固定するとき、命綱を結ぶときなど、状況に応じて最適な結び方をすることで、大きな効果を得ることができます。  逆に、間違った結び方をしてしまうと、思わぬ時に紐がほどけてしまい、事故につながる可能性もあります。アウトドアマンにとって、ぜひ覚えておきたい技術のひとつです。  今回は、基本的な結び方から、少し応用的で便利なロープワークまで、6種類を紹介します!

1.キャンプで使えるロープワーク

 キャンプはロープワークの活躍する身近な場面です。  テントやタープを設営する時、またはハンモックを木に固定する時などに、力を発揮します。  また、キャンプで使えるロープワークは、それ以外の場面でも活躍する基本的な結び方が多いので、ぜひ覚えておきましょう!

ロープワーク.1 「自在結び」

 アウトドアにおいて、最も基本的な結び方のひとつです。  主に、キャンプや登山でテントやタープを設営する際に使用します。  この結び方最大の特徴は、ロープの長さを自在に変えることができる点にあります。そこから「自在結び」という名前が付けられました。  テントやタープを張るロープに付いている自在金具(ロープの長さを調整する金具)の役割を、結び方で再現することが出来ます。  そのため、まだ自在金具が普及していない一昔前のキャンパーや登山者にとって、この結び方は必習得必須の技術でした。

結び方

1.まずはロープを、結びつける対象(木の幹など)に通します。

2.次に、ロープの端の方が、元のロープよりも上になるように交差させます(上下反転しても結びは成立します)。

3.交差させた端を、できた輪っかの下側からくぐらせます。

4.くぐらせた端を、手前に持ってきます。

5.端のロープを元のロープと交差させます。このとき、必ず先ほど交差させた上下とは逆になるように交差させてください。今回の場合は、最初に端のロープが上になるように交差させたので、下から交差させます。

6.できた輪っかに、上から端のロープを通します。

7.そのままロープを締めれば、自在結びの完成です。

 実際に使うときは、写真のように二回自在結びを施すことで、テントやタープを保持する力を上げることができます。

 きつく締めてしまう前に、長さを調整します。  結び目を動かすことで、長さを調節することが出来ます。

 長さの調整が終わったら、しっかりと締めます。

長所と欠点

 ロープの長さを自在に変えることができるのが、他の結び方にはない大きな長所です。  また、簡単に結んだり解いたりすることが出来ます。  欠点としては、滑りやすい材質のロープであったりロープが細すぎたりすると、上手く結びの効果が効かないことがあります。  十分に気をつけましょう。

ロープワーク.2 「もやい結び」

 もやい結びは、ロープの先端に任意の大きさの輪をつくる結び方です。  引っ掛ける、吊るすなどの応用性と利便性の高さから、多用します。  簡単に結ぶことができ、なおかつ強固なので「結びの王」と称されることもあるとか。  テント・タープの設営にも役に立つ、ぜひ覚えておきたいロープワークです!

結び方

1.写真のように輪っかを作ります。

2.ロープの端を、輪っかの下に持ってきます。

3.そのまま、下からロープの端を輪っかにくぐらせます。

 くぐらせました。

4.くぐらせた端を、元のロープに下から交差させます。

5.ロープの端を、写真の位置の輪っかに上からくぐらせます。

 くぐらせました。

 そのまま固く締めれば、もやい結びの完成です。

長所と欠点

 結び解きが簡単で、強固で、なおかつ細いロープでもしっかり結ぶことができるなど、とても汎用性の高い点が長所です。  キャンプで使うぶんにはこれといった欠点は無いのですが、登山者がクライミングを行う際は、この結び方は条件によっては解けてしまう可能性があるので危険です。  クライミングには、後述する「二重8の字結び」を使用しましょう。

ロープワーク.3 「二重テグス結び」

 二本のロープを接続するロープワークの中で、最も有名な結び方です。  短いロープ同士を接続して長いロープにすることができる、キャンプだけでなく日常生活でも活躍する結び方になっています。  テントやタープを設営するときに、ペグが打てない地面だと固定することができません。  木にロープを固定しようにも、ロープの長さが足りない。そんな時に活躍するのが二重テグス結びです。

結び方

1.結びたい二本のロープを用意します。

2.一方のロープを、もう一方のロープに一回巻きつけます。

3.写真のように、元のロープを巻き込んでもう一回巻きつけます。

4.できた2つの輪っかを広げます。

5.広げた2つの輪っかに、ロープの端を通します。

6.そのまま固く締めます。これで片方は完成です。

7.もう一方のロープも、同じように結びます。

8.2つのロープを引っ張って、結び目と結び目が触れるところまで伸ばせば、二重テグス結びの完成です。

長所と欠点

 摩擦の強い結び方なので、ほどけにくく、信頼性が高いです。  しかしその分、ほどこうと思った時にほどき辛く、結び方を誤ると強度が著しく下がってしまいます。  使用は、確実に練習してからにしましょう。

2.荷造りで使えるロープワーク

 引っ越しや家具の購入等、多くの荷物を軽トラなどに乗せて運びたいときにもロープワークは活躍します。  適切な結び方を知ることで、荷台で荷物が崩れることを防ぎ、確実な荷造りをすることができるようになります。  今回は、どんな場面にも使うことができる結び方を紹介します!

ロープワーク.4 「南京結び」

荷造りに便利

 荷造りの際、荷台に荷物を固定するための結び方です。  運送業者の方なども使用する、信頼性の高い結び方となっています。  その締め付けの強さから、万力結びと呼ばれることもあるようです。  確実にこの結び方を実施することで、荷台で荷物が揺れることがなくなり、安定した荷造りをすることができます。  ぜひ覚えておきましょう!

結び方

 下の動画が、実際に荷台に荷造りする解説となっており、非常にわかりやすいです。  軽トラ等の荷台に荷造りをするときは、ぜひ参考にしてください。

長所と欠点

 締め付けの力が強く、荷台をしっかり固定することができる点が長所です。  欠点としては、この結び方で荷造りをする際、なれるまでは一人での実施が難しい点があります。  二人で協力して実施するようにしましょう。

3.登山で使えるロープワーク

クライミングに必要な結び方.1

 登山では、キャンプと同じようにテントを設営する他に、クライミングでロープを使用する際にロープワークが必須となってきます。  文字通り、命綱となるロープワークです。クライミングを伴う登山を行う場合、必ず習得しなければならない結び方があります。  今回はその中から、もっとも多く使われる2つのロープワークを紹介します! クライミングをしない方でも、応用次第でとても便利なロープワークなので覚えておいて損はないです。  アウトドアマンの皆さんは、ぜひ練習してみましょう。

特に注意すること

生半可なロープワークの知識でクライミングを行うことは、命の危険につながります。本格的にクライミングにおけるロープワークを学びたい方は、経験豊富な指導者に師事してください。

ロープワーク.5 「二重8の字結び」

クライミングには必要な結び方.2

 8の字結びという結び方を、ロープを二本束ねた状態で行う結び方です。  ロープの途中に任意の大きさの輪をつくることができます。  非常に信頼性の高い結び方で、登山の際の命綱として利用されることが多々あります。  また、重いものをけん引する際にも使用されます。  クライミングを行う方は、必ず覚えておかなければならない基本的な結び方です。

結び方(8の字結び)

 ここではまず、二重8の字結びの基本となる「8の字結び」の結び方を紹介します。

1.輪っかをつくります。

2.元のロープに巻きつけるように、端のロープを写真のようにくぐらせます。

3.端のロープを、写真の輪っかに上からくぐらせます。

 そのまま固く結べば、8の字結びの完成です。

結び方(二重8の字結び)

 それでは、二重8の字結びの結び方を紹介します。

1.ロープを一回折りたたんで、二本に束ねます。

2.二本に束ねたロープを、一本のロープに見立てて8の字結びを行っていきます。   まず、輪っかをつくります。

3.巻きつけるようにくぐらせます。

4.写真の輪っかに端を通します。

5.そのまま固く締めれば、二重8の字結びの完成です。   8の字結びを、二重に折りたたんだロープで行うため、二重8の字結びと呼ばれます。

長所と欠点

 非常に強い結び方で、結んだ部分が断裂する可能性がとても低い点が長所です。  しかし、水に濡れると解きにくくなってしまうという欠点があります。  船を係留する際は、上記の「もやい結び」を使用するようにしましょう。

ロープワーク.6 「インクノット」

 木の幹などにロープを固定する際に使われる結び方です。  登山では、カラビナにロープを固定する時に多用されます。  巻き結びとも呼ばれ、対象に巻きつけるように固定するのが特徴の、基本的かつ応用が効く結び方です。

結び方

1.結びつける対象に、ロープを通します。

2.元のロープの上から、端のロープを交差させます。上から交差させないと、結びが効かなくなるので注意してください。

3.もう一度、結びつける対象に巻きつけるようにロープを通します。

4.先ほどと同じように、元のロープの上から端のロープを交差させます。

5.そのままロープを固く締めれば完成です。

長所と欠点

 比較的簡単に結ぶことができるのが長所です。  しかし、ロープの一方だけに強い負荷がかかると、解けてしまうことがあります。  固定する際は気をつけましょう。

おわりに

 基本的かつ便利なロープワーク六種類を紹介しました。  アウトドア生活において、テント・タープの設営に役立ちます。覚えておけば、一目置かれること間違いなしです!  今回紹介したのはあくまで基本、それぞれの結び方には様々な応用を効かせることができます。  奥が深く、実践的な技術「ロープワーク」。  ぜひ習得してみませんか?

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