SCHRADE アウトドアナイフ SCHF30
ユニフレーム-UNIFLAME UFブッシュクラフトナイフ
Companion Heavy Duty
ガーバーグ ブラックカーボン
キャンプの焚き火に必要な薪を簡単に作ろう
上手な薪割りで焚き火を簡単素早くする
キャンプシーンではよくある焚き火のための薪割りですが、大きな斧やナタがなくても市販の薪を割るくらいならばナイフで簡単にできます。バトニング呼ばれるこのテクニックを使えば斧やナタを使ずに、バトニングナイフという薪割りに適したナイフで薪を割ることが可能です。
バトニングを知っていれば、大きな薪を細い薪にすることができるので、着火の苦労することが減り、焚き火をもっと簡単にできるようになるでしょう。
バトニングの簡単な方法とおすすめのナイフを紹介
今回はまずバトニングのやり方やコツについてご説明いたします。そのあとおすすめのバトニングナイフについても触れていきますので、今までバトニングというやり方を知らなかったという方や、バトニングをしてみたかったけれど何を使ってやったらいいのかわからないかったという方は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
バトニングナイフでの薪割りのコツ
簡単にできるバトニングの方法
まずはハンドルをしっかりと握って、バトニングした時にズレないようにします。動画では薪を地面に立ててバトニングしていますが、土台としてたいらで安定性のある木の切り株などの上でやった方が、叩いた時の地面へのめりこみが減るためよりやりやすくなるでしょう。
ナイフを薪のできるだけ端の方にあてがい、ハンドルを握ったのと反対の手で別の薪を持ちます。割りたい薪から外に出たナイフの背を殴るようにして、叩いて食い込ませ割るのがバトニングのやり方です。
バトニングでナイフを壊してしまうこともある
この時気をつけたいのがバトニングでナイフを殴る素材です。別の薪で殴る程度ならばよいのですが、もっと力を入れたいと硬い石などでなぐるとナイフが折れて壊れてしまうこともあります。
また折れたナイフが飛んできて怪我をすることもありますので、バトニングするときには殴る方の素材と力の入れ加減に注意してください。
ナイフでのバトニングのコツ
バトニングは多くの場合ナイフですることが多いのですが、いくら丈夫なナイフの選び方をしても割れない部分があります。それが薪の節の部分です。薪は端の方から割るのが簡単というだけでなく、この節のある部分を避けて刃を入れるようにするのも、ナイフを傷めにくくするバトニングのコツとなります。
バトニングナイフの選び方
適切なナイフを選んで安全なバトニングを
注意として殴るものと力でナイフが折れるというお話をしましたが、安心できる薪割りはナイフの選び方にも関係します。バトリングのコツはナイフ選びからで、ハンドルから刃先まで一本につながったナイフを使うのが大前提です。
ハンドルの部分で折れ曲がるような、ジャックナイフ的なナイフは不向きなので避けてください。その中でもフルタングと呼ばれる刃からハンドルまで同じくらいの幅(太さ)でできているナイフがより安心できます。
素材による違い
ステンレス素材とは
ステンレス製のバトニングナイフの特徴は、硬くて強度があるということです。軽量で強度が高いものを選びたいという方にはステンレス製がおすすめとなります。また、炭素剛のバトニングナイフと比較すると錆びにくいというメリットもあります。しかしステンレスの刃物は研ぎにくいので、切れ味が悪くなった時のメンテナンスに関しては注意が必要です。
炭素鋼素材とは
カーボンスチールとも呼ばれる素材で、高熱で焼きを入れることで通常のステンレス鋼よりも切れ味を鋭くしたナイフです。それだけでなく見た目の特徴が黒くかっこいいのも見逃せません。その一方、ステンレスと比較すると強度がもろい傾向が高く、かつ錆びやすいというのが注意点となります。
ステンレス製のおすすめバトニングナイフ2選
1.ユニフレームUFブッシュクラフトナイフ
ユニフレーム-UNIFLAME UFブッシュクラフトナイフ
軽量タイプで人気があるのがユニフレームのUFブッシュクラフトナイフです。こちらはナイフの重さがたったの150g程度となっており、持った時の重さはほとんど感じさせない軽量さが売りの商品です。
重さは軽いのに刃先までの長さは約230mm程度とバトニングナイフの中では、よくある使いやすい中くらいのサイズとなっています。そのため初心者の方がどれがよいか迷った時に選んでいただきたい、基本的な性能を網羅したバトニングナイフといえるでしょう。
2.Companion Heavy Dutyステンレス
Companion Heavy Duty
コンパニオンというブランドは、アウトドアナイフの中でもモーラナイフと呼ばれるバトニング用刃物のメーカーとして人気が高いところです。ステンレス炭素剛のヘビーデューティーという商品とステンレス製のアウトドアナイフのいいとこどりをした形で2019年に販売されたばかりのナイフです。
ステンレス製ならではのしっかりとした強度とメンテナンスのしやすさに炭素剛の切れ味を持つ魅力的なナイフとなっています。
刃厚はあるがフェザースティックも可能な厚さ
こちらのナイフを上から見てみるとしっかりとした刃の厚みがあるのが確認できます。これならバトリング用として薪でなぐっても簡単には割れないでしょう。(割れないと100%保証するものではありません)。
しかし、こちらのナイフの魅力は丈夫さだけでなく、フェザースティックにも使いやすい取り回しのよさにあります。ハンドル部分はゴム製でグリップもよいこと、刃渡りが長くもなく短くもなく日本人に合った長さであるためです。
炭素鋼素材のおすすめバトニングナイフ2選
1.SCHRADE アウトドアナイフ SCHF30
SCHRADE アウトドアナイフ SCHF30
SCHRADEのSCHF30炭素剛ステンレスナイフはサイズが少し小さめにできているため、女性や手の小さな方にはとても適したバトニングナイフです。ハンドル部分から刃先までひとつ続きの素材でほぼ同じ幅であるフルタングという種類のナイフとなっています。
小さめサイズでおすすめ!取り回しも◎
この種類では刃渡りが大きなものも多いので、小型で軽量なものを探している方にはおすすめです。画像のように丸太に突き刺すとグサッと刺さり、刃先の丈夫さや切れ味も評価が高いアイテムとなっています。
2.ガーバーグ ブラックカーボンキット
ガーバーグ ブラックカーボン
こちらもSCHRADEのアウトドアナイフと同様にハンドルから刃先までが1枚になっていて丈夫な構造のバトニングナイフです。またSCHRADE アウトドアナイフよりも約46gほどこちらの方が軽量となっています。より軽くて扱いやすさを求める人にはこちらのガーバーグ ブラックカーボンの方がおすすめです。
シャープナーもついた初心者におすすめのキット
こちらの商品はナイフだけでなくシャープナー(研磨用アイテム)ファイヤースターター、ナイフのハンドル部分に巻いて滑り止めにもなるコード付きのキットとなっています。
バトニングや火起こしのためのフェザースティックづくりなどなどに使うアイテムが一通りそろっていますので、これからはじめたい初心者の方にぜひおすすめしたいアイテムです。
初心者の薪割りは刃物にこだわるのもアリ
バトニングのやり方や使用する刃物のひとつとしてバトニングナイフのおすすめもご紹介してまいりましたがいかがでしたでしょうか。キャンプでは焚き火も楽しみのひとつという人も少なくありません。焚き火を上手にするのには大きな薪だけでく細かく薪をわる方法(バトニング)のノウハウを知ると何かと役立ちます。
使用する道具(刃物)の種類によってやりやすいやりにくいがありますので、初心者の方はまず自分にあった刃物選びからこだわってみてはいかがでしょうか。今回ご紹介した中で気になるものがあったら手に触れて確かめてみることをおすすめします。
バトニングやナイフが気になる方はこちらもチェック
暮らしーのではこのほかにもバトニングについて詳しく解説した記事をご用意しています。ナイフの刃先の使い方や切れ味のよい、おすすめのナイフが知りたいというバトニング初心者の方には、こちらの記事も役に立つでしょう。キャンプシーンでの薪割りの方法にお困りの方はこちらもおすすめです。
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