キャンプで余った薪はどうすればいい?
薪はキャンプの焚き火に必須アイテム
薪はキャンプで焚き火をしたいときは必ず必要になるアイテムです。持参する必要もあれば、配布されたり現地で購入したりとキャンプ場によって異なりますが、薪を使いきれずに余ってしまった体験がある方もいるのではないでしょうか。
この記事では余ってしまった薪の自宅での収納や保管方法、捨て方などについて解説していきますので、ぜひ参考にしてください。
薪と炭は用途が違う
キャンプでは薪と炭が火をつけるのに使われますが、用途が少し変わってきます。炭は一定の火力を保ちやすく、火力の調整も炭の増減で容易で、慣れないうちは料理では炭を使うと失敗しません。
一方薪は焚き火に使われます。焚き火は火力調整が難しく、バーベキューなども慣れていないと失敗しがちです。キャンプファイヤーのように使うほかには、マシュマロなどを炙るのに使うといいでしょう。
余った薪の処理方法
①キャンプ場によっては返却が可能
キャンプ場で配布されている薪の場合は、余った薪を回収してくれるところもあります。キャンプ場ごとに薪の扱いが違うので注意してください。一般的に無料配布している場所は返却する傾向があります。
一方購入した薪は持ち帰りが原則です。どちらかわからない場合は事前にキャンプ場に確認してみましょう。念のため持ち帰り用のバッグを持っていくことをおすすめします。
②薪バッグでキャンプ場から持ち帰る
薪は運搬するためのバッグがアウトドアメーカーから発売されています。風通しのいいメッシュ生地のトートバッグ型や、薪置き場にもなるスタンド付きのもの、スーパーのカゴのようなタイプのものなどいろいろな種類があるため、好みのものを選びましょう。
キャンプ場での収納にもなりますので、薪を使うときはおすすめです。ダイソーなど百円均一のお店でも薪バッグは売っているので、試しに購入してみてはいかがでしょうか。
③焚き火で余った薪を燃やしきる
キャンプファイヤーの最中や夜の消灯前に薪が余ってしまうとわかったときは、焚き火で燃やしきってしまうのも一つの方法です。消灯前に燃やす場合は一時間前くらいから燃やし始めましょう。炭や灰の始末はキャンプ場でできますので、帰りの荷物を減らせます。
必要なだけ薪を持っていくのが理想ですが、足りないよりは余った方が困りません。どれくらいの時間燃やすとどれくらいの薪を消費するのか、いろいろと試してみてください。
持ち帰った薪の保管方法
風通しのよいところで保管する
薪は湿気が天敵です。持ち帰って保管する場合は、風通しがよく雨などの水分がない場所で保管しましょう。庭がある人は屋根のある風通しのいい小屋などで保管すると、次のキャンプでも使えるほど長持ちします。
土に直接薪が触れると虫が入りやすく危険です。よく使われるのが土台を作った上に組み上げる方法で、薪を交互に組み上げ風が通りやすいように隙間を空けるのが長持ちのコツになります。
マンションではベランダを活用
マンションでは庭のように小屋を作れないため、おもにベランダを活用します。雨が吹き込まない場所で、床に直に置くのではなくコンクリートブロックやラックなどで下に隙間を空けましょう。
マンションだと大量の薪は保管しにくいので、時間をあけずにアウトドアで使い切るのがおすすめです。ダイソーなどの薪バッグをベランダに置いて保管する場合は、適宜薪を入れ替えて乾燥させると長持ちします。
劣化や虫に注意
風を通さない収納で室内に置いた場合、虫がわいたり薪が湿気ったりしてしまいます。ダイソーなどで売っているプラスチックの収納ではなく、風を通すメッシュ生地のものを選びましょう。
ダイソーなどではプラスチックの収納のほかにも目の粗い布袋や、値段は高くなりますが薪専用のバッグが売っていることがありますのでぜひ試してみてください。室内保管は木くずが飛ぶなどの被害もあるのでできるだけ避けましょう。
余った薪の捨て方は自治体に問い合わせよう
薪を捨てる場合は燃えるゴミでいい自治体と、粗大ゴミや処理センターに持ち込む必要がある自治体があります。ゴミ袋に入るくらい小さく切って燃えるゴミに出すことも可能なので、住んでいる自治体に確認してみましょう。
粗大ゴミや処理センターに持ち込む場合は別料金がかかります。捨てるときはどのくらいの大きさまでなら問題ないのか、費用はいくらかかるのか必ず確認してください。
薪は適切な方法で保管しよう
キャンプで余った薪について、処理の方法や長持ちさせる管理の方法を解説してきました。薪は適切な環境であれば、次のキャンプにも使えるほど長持ちします。
その一方で、湿気のあるところに置いてしまうと虫がわいたり火がつかなくなってしまうこともあるので、収納場所に気をつけましょう。薪は焚き火をするにあたって必須のアイテムです。マンションでもベランダを使えば保管できるため、チャレンジしてみてください。
焚き火に興味のある方はこちらの記事もチェック!
薪を使った焚き火に興味のある方は以下の記事も参考にしてみてください。薪の選び方や量の目安、焚き火のやり方、焚き火には欠かせない焚き火台のレビューなど、多くの参考記事があります。
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