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ワンポールテントの二又化で幕内を広く、見た目もスマートに!自作方法もご紹介

ワンポールテントは名前のとおりポールひとつでキャンプできる簡単便利なテントのことです。近年、このワンポールテントを二又化してさらに使いやすくする方法が話題となっています。今回はこの二又化のメリットと自作に必要な材料とやり方を解説いたします。
2022年6月25日
佐藤3
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目次

幕内を広くしアウトドアを更に楽しもう

設営簡単で人気のキャンプギア!ワンポールテント

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ワンポールテントはほかのテントの種類と比べポールが少ないことによって、設営の手間や荷物の重さも軽減される人気のキャンプギアです。ソロやデュオキャンプはもちろんのこと、ファミリーから初心者まで多くの人に使われています。

ワンポールテントは、その構造上テント内の中央にポールが来てしまう作りになっています。この真ん中のポールをうまく活用できればよいのですが、真ん中に棒が立っていては邪魔なことも少なくありません。しかし近年、この欠点を解消する方法が話題になっています。

ワンポールテントの欠点をフォローして広々とさせよう

Photo byMikeGoad

今回はそんなワンポールテントの真ん中のポールを二又化して、テントサイズいっぱいに広々と、使いやすくするカスタム方法を必要な製品とともに詳しく解説いたします。

またDIYが得意な方には、自作で二又パーツを作る方法もあります。すでにワンポールテントをお持ちの方はもちろんのこと、これからアウトドアをはじめてみたいとお考えの方にも、ぜひ参考にしてみてください。

ワンポールテントの二又化とは

二又化させるパーツでポールをの本数を増やすこと

二又とはその名の通り、ワンポールテントのポールを二又にすることで、アウトドアメーカーから販売されている二又用パーツというものを使います。

二又パーツによってポールが2本になることで、中央に置くしかなかった邪魔なポールをシートの端まで動かすことができるようになり、広々とテントサイズをめいっぱい使えるようになります。

二又化には追加のポールも必要


FIELDOOR アルミテントポール

出典:Amazon
サイズ120cm~280cm
重さ1.3kg

ポールを二又化するので今まで使っていたポールだけでは足りなくなります。パーツを買ってアレンジする場合でも、ポールは買い足す必要が出てくるので注意しましょう。

二又化パーツの穴のサイズと追加購入するポールの直径、長さには注意してください。すでに持っているポールと同じブランド製品でかつ、すでにあるものと長さを揃えるのがポイントですが、できばこの際に同じポールを2本用意するのが理想です。

二又化パーツにポールを差しテントを設営する

最初はワンポールテントを立てるのと同じく中央に二又化パーツとそこから伸びる2本のポールを組み合わせて立ち上げていきましょう。あとからアタッチメントの向きを変えるのが大変なので、ポールを開く向きを決めたら、アタッチメントの方向を調整しポールを広げていくようにしてください。

ポールの地面に近い方の端には、二又パーツ付属のすべりどめベルトを付けそのベルトの穴にペグを打ちしっかり固定します。これを2本のポールでおこなえば完成となります。

強度についての口コミ

どうしても二又化すると縦方向への強度が下がります。それがどの程度かというと、二又化動画のコメントでこのような強風には無理であるという経験を公開しているものがありました。強風の時には二又化したワンポールテントを使わないよう注意した方がよさそうですね。

(強度に対する質問に対して)ふもとっぱらの強風には耐えられないな。

引用:You Tube動画コメント欄

ワンポールテントの二又化と使い方例

1.タープをプラスしてワンポールテントをさらに広く使う

ワンポールテントの二又化は、幕内を広く使うのが目的ですが、さらに広い荷物の収納スペースを確保したいならSNSなどでよく見かけるタープとセットで使う方法がおすすめです。

テント内にも二又化によって荷物収納スペースができるのですが、タープを前室のように立てることにより、もっと多くの荷物やちょっとしたくつろぎスペースを作ることも可能です。


2.二又化でメッシュインナーを入れることも可能になる

こちらはワンポールテントを二又化させて広々としたテント内に、メッシュインナーを入れたソロキャンプ仕様の快適テントの画像です。夏の虫除けにもなりますし、メッシュにこだわらなければ冬の防寒にインナーを入れるのもおすすめです。

2枚画像があり2枚めには二又化された角度なども撮影されています。二又化のポールの向きや角度に困った時には、こちらの画像が参考になるでしょう。

自作二又パーツの作成方法

二又化パーツの自作に必要なもの

二又化パーツを自作するなら蝶板で作るやり方があります。後で作り方動画をご紹介いたしますが、そこで使われているのは102x89cmの左右対称旗蝶板という種類です。こちらを2つ準備しましょう。

そのほかには、羽子板ボルトと呼ばれる棒付きの平たい板が必要なります。こちらは、ビス止めできるような穴が空いてそのうえに金属の棒がついているもので、蝶板を固定するのとテントの上部に刺すために使用するものです。

蝶板2枚で自作する二又化パーツの作り方

材料はさきほどの蝶板2枚と羽子板ボルトだけですが、道具としてマイナスとプラスのドライバー・金槌・テーブルを傷つけないための傷がついてもよい叩く台(四角い安定性のある木片など)を準備しておいてください。蝶板に入っているバーを抜く作業が一番大変です。道具類は、主にこちらに使うものとなっています。

1.バーの抜き方のコツ

蝶板の丸い部分にはそれに合わせたバー(金属の棒)が入っています。まずは蝶板の丸い合わせの部分の隙間にマイナスドライバーを打ち込んで隙間を大きくします。この時、傷つき防止の安定性のある台とマイナスドライバーを使ってみてください。金槌でドライバーの頭を叩いて隙間を空けるのがやりやすくなるでしょう。

この他にはペンチなどで引き抜く、プラスドライバーを下から入れて蝶板を打つと上からバーが出てくるなどの抜き方があります。


2.蝶板の組み合わせ方

真ん中のバーを抜いてしまえば、あとは蝶板や羽子板ボルトにあらかじめ空いているビス穴を利用して組み合わせていくだけです。あまりきつく閉めすぎてしまうと、蝶板を開くことができず角度の調整ができなくなります。閉めすぎずゆるすぎずの蝶板が動く強さでビスを固定しましょう。

完成したら二又パーツと同様に、蝶板のバーを抜いた穴にポールの先端の尖った棒を差し込んで使います。

テント内を広々とさせる二又化に挑戦しよう

出典:https://unsplash.com/

今回はアウトドアでのキャンプで簡単に設営できるワンポールテントをさらに快適に広々とさせるための二又化のやり方と使用する製品や自作方法をご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。

アウトドアブランドでも自社製品に使うパーツが売られているため、強度については普通に使う分には問題ないように思われます。しかし、口コミのように強風の日には二又化したテントの使用は避けたほうがよいでしょう。

自作品においては、さらに強度についてテストをするのはご自分自身となりますので、安全に気をつけることをおすすめいたします。

ワンポールテントが気になる方はこちらもチェック

暮らしーのではこのほかにもたくさんのワンポールテントをテーマにした記事をご紹介しています。ワンポールテントが気になる方は、初心者にもおすすめな快適なワンポールテント製品や、二又化してさらにタープとの連結のさせる方法など、立て方についての解説記事も参考にしてみてはいかがでしょうか。