DOD キノコテント
キノコテントとは
DODらしいワンタッチテント
キノコテントとは大阪に本社を置くアウトドアブランドDODが数年前から発売しているワンタッチテントです。同社はドッペルギャンガーアウトドア自体から多彩なワンタッチテントを発売していましたが、キノコテントはドーム型ではなくベルテントのような形状をしていて他社を含めワンタッチテントの中でも非常に珍しい形をしています。
半球体状でも三角形でもないワンタッチテントとして非常に人気があり、使い勝手も抜群にいいと評価されています。
ベルテントとは
ワンポールテントの一種で三角形の形状ではなく、壁が立ち上がっていて垂直のようになっていることから端の方でも高さが確保できフロア面積を最大限使えるテントです。おしゃれな外見も人気でノルディスクかロータスベルの有名なテントではグランピングやグランピングなどの常設テントとして用いられています。
完全にベルテントと同じ形状ではありませんが、壁が立ち上がっていることからキノコテントも同じようにおしゃれな雰囲気、使いやすさがあります。
キノコテントの基本情報
使いやすいワンポールテント
DOD キノコテント
ベルテントというと大きめのテントを想像する方も多いのではないでしょうか?グランピングで使われているテントは大きいですが、キノコテントは大人なら2~3人でちょうどいいサイズになる288×248×高さ148cmです。インナーサイズのためキノコテントの外観はもう少し大きくなるますが、グランピングで使われているノルディスクやロータスベルと比べると小型ですね。
ファミリーキャンプならは大人2人、子ども2人でちょうどいい高さ、広さです。
キノコテントは雨風に強い
キノコテントはワンタッチ式ですが、普通のテント同じように高い台風性がありますよ。すべてのポールはアルミ合金もしくはスチールとなっていて繊維強化プラスチックよりも割れにくいです。
雨に対する強さ、防水性を表す耐水圧は3000mm、一般的に1500mm以上あれば雨の日でも使えるといわれているため3000mmもあると強い雨でも安心して使えるテントになっています。DODの中でも3000mmは高いですよ。
キノコテントは収納サイズが少し大きい
キノコテントの収納サイズは25×25×90cm、重さは11.2kgと同じ使用人数のテントと比較すると少し収納サイズが大きいと言われています。ワンタッチ式のため普通のテントポールのようにコンパクトにならない点だけ注意してくださいね。その分耐水圧だったり、強度の高い金属ポールになっています。
キノコテントを使うときはオートキャンプがおすすめになります。また、設営が素早くできるためファミリーキャンプでは非常に便利です。
キノコテントのレビュー
風が吹いても安定して大人2人、子ども2人にちょうどいい少人数のファミリーキャンプにおすすめサイズと評価されています。キノコテントをゆったり使うなら大人2人がおすすめです。
7~8m位の風にもびくともせず、大人二人と子供と荷物でちょうどいい。
キノコテントは耐水圧も一般的なテントよりも高く、雨風に強いというレビューがきちんとあり安定性の高いテントと高く評価されています。3000mmという耐水圧は前述したように非常に高く、大雨でもある程度安心できる数値になります。
大雨と強風に見舞われましたが、当然、雨も染みないし、ビクともしませんでした。
値段に関する口コミもあります。DODは値段が安くコスパに優れた製品が多いブランドです。キノコテントも値段に対しおしゃれな見た目だったり広さがあったりと非常に魅力的な製品です。組み立て方や片付けなどもわかりやすいと好評です。
2人の息子の為に購入しました。
テントは思っていたよりも大きくそして設置が速く庭キャンしましたが、満足でした。
冬場はわかりませんが、夏は空気も全方位から取り込めるし値段よりも価値のある商品なのでは?
キノコテントの魅力8選
1:ワンタッチ式でらくらく組み立て
キノコテントの魅力は設営が簡単なことです。どう簡単なのかと言うとドームテントのようにポールを組み立ててスリーブに通してピンやグロメットにポールに固定してから、ポールの反発力でテントを設営するのではなく、テントを広げ紐を引くだけでほぼ設営が終わった状態になります。フライシートを後からかけたり、ペグダウンするところは一般的なテント同じです。
設営方法
DOD公式の設営方法です。グランドシートを広げ、その上にテント(ポール一体のインナー)を広げてバックルでグランドシートとテントのボトムと連結します。次にワンタッチ機構の紐を引き設営できたら脚を伸ばして、ガイロープとペグで固定したらフライシートをかぶせ入口部分にフロントポールを挿せば設営完了です。
フライシートは入り口になる部分はフックで固定するようになっていて、他の部分はベルクロになっていますよ。
設営時間
設営時間は人によりますが、慣れている方なら10分程度、初めての方でも15分程度と一般的なドームテントよりも素早くファミリーキャンプもできるテントが設営できますよ。キノコテントのように組み立て方が簡単で、設営時間が短いと小さな子どもとのキャンプが一気にやりやすくなります。
設置も十分かからず、勿論撤収作業も楽々。
2:撤収・片付けも簡単
撤収方法は設営の逆になりフライシートのガイロープとペグを外し、フライシートを畳んでいきます。フライシートのたたみ方も広げるときの逆になります。次はポール一体型インナー、つまりテント本体の収納です。脚にあるボタンを押しながら脚をすぼめていきましょう。すぼめたら中央のワンタッチ機構をPushDownのタグに従い下に下げると小さくなりますよ。
テントのたたみ方は、脚を内側に折りたたみ生地もなじようなたたみ方で収納します。
たたみ方は大事
たたみ方が気になるという方も多いテントですが、たたみ方に付いての動画はDODから公開されていません。収納は設営の逆方法のため簡単です。ワンタッチ機構は似ている部分があるためキノコテントではありませんが、ワンタッチテントのたたみ方のポイントとして紹介しますね。
中央のワンタッチ機構は最後まで立てておき、脚を内側に折りたたんだらポールに合わせて生地を折りたたみましょう。最後はポールを中心に集めるイメージが折りたたみ方になります。
3:雨風に強い
前述したようにキノコテントは雨に対する強さの指針となる耐水圧はDODの中でもトップクラスの3000mm。他社のテントと比較しても高めです。雨が長時間降り続いても雨漏りしにくい数値です。また、フロアも3000mmになっていて、フロアの耐水圧としては平均的な数値があり安心できます。
キノコテントは、ドームテントのように全体を覆うフライシートになっていないので横殴りの雨については注意してくださいね。
キノコテントは風に強い
キノコテントは高さが148cmと少し大きいですが、家のようなロッジ型と比べると風を受け流すような丸みのあるキノコ型のため風にも強いです。ガイロープなどをきちんとした場合では13.9m/sの風にきちんと耐えられるようになっていますよ。
DODではきちんとキノコテントに風を当てた防風試験を行っており、風に対する強さも証明されている安心できるテントになっています。紹介している動画はキノコテントの耐風テスト動画です。
厚めの生地
キノコテントの生地はエントリーモデルのテントよりも生地が厚めになっていてその分強度が高いです。使用されている材質はフライシートが150Dポリエステル、テントのフロア部分が210Dポリエステルです。全体的に厚めの品質のいい生地になっています。
生地が厚いと強度も高くなりますよ。余談ですが、150D、210Dとは生地の厚みを表していて、9000mの糸の重さを表したもので150Dは9000mで150gの糸という意味です。
4:専用グランドシートが付属
グランドシートとはテントのフロア部分を汚れ、浸水、傷から守る多目的シートです。付属しないほうが一般的ですが、キノコテントにはバックルが付いた専用のグランドシートがあります。自分で買い揃えなくても専用のグランドシートがあるというのは、初心者にとってわかりやすく利用しやすくなります。
薄いグランドシートではなく、付属品ですが210Dポリエステルで防水加工もきちんと施されています。キノコテントのフロアと同じ厚みです。
軽量な作りといえる
少し重めの11kgオーバーですが、材質はオーソドックスなポリエステルです。コットンやコットンとの混紡のT/C素材だと重たくなりますが、ポリエステルのためコットンと比較すると軽いですよ。また、グランドシート込みの重量と考えるとキノコテントの総重量は重たいですが、テント自体は軽量な作りといえます。
5:通気性が高い
キノコテントはベンチレーションが豊富にある通気性が高いテントです。キノコテントのベンチレーションは下に5箇所の大きな窓があり、上部にも大型ベンチレーションが5つあります。通気性が高いと夏は熱がこもりにくく過ごしやすくなります。夏のキャンプベンチレーションがあるほど快適ですよ。
冬も通気性が高いと結露が発生しにくくなります。キノコテントは壁の部分はフライシートのないシングルウォールとなるため冬の換気は重要です。
シングルウォールは結露しやすい
シングルウォールテントはフライシートがなく、生地一枚で構成されているテントです。キノコテントはドームテントのように全体をフライシートで覆う構造ではないため結露が一部発生しやすい構造と言えます。冬に発生しやすい結露ですがベンチレーションで換気をするとある程度発生を防げますよ。
キノコテントは壁の部分は結露が発生しやすいですが、一般的なテントよりもベンチレーションが大きく数も多いため夏でも冬でも使いやすくなります。
通気性を調整しやすい
前述した上下の5箇所のベンチレーションはきちんと開閉式なので換気をするとき、しないときのメリハリが付けられます。少し肌寒い季節、冬に嬉しい機能と言えるでしょう。また、ファミリーキャンプ向けのテントとしては高さが抑えめで天井のベンチレーションの調節もやりやすいです。
設営しやすく、片付けやすいテントということで女子キャンプにもおすすめできます。また、春夏秋冬時期を問わず使えるハイスペックなテントです。
入り口もメッシュに
キノコテントは入り口は一箇所しかありませんが、多彩なベンチレーションで空気が循環してくれます。またキノコテントの特徴的な大きな出入り口は、きちんとメッシュになります。中央部分で左右に分かれる構造をしていて半分だけ締め切ったまま半分だけ開放でき非常に便利ですよ。
ただし、入り口が一箇所しかないため荷物を入り口に固めないように注意しましょう。
6:広さ・便利な作り
ファミリーキャンプ、女子キャンプに使いやすい広さというのもキノコテントの魅力です。ソロなら非常にゆったり使え、デュオキャンプでもまだ余裕があります。一般的たドームテントと比べ広さがあり、通気性もあるため小型の石油ストーブ、薪ストーブも導入できますよ。中を温めすぎると結露ができますが、冬キャンプが一気にやりやすくなります。
通気性と同時に広さがないとストーブは導入できず、冬キャンプで暖かく過ごすのは難しいです。
電源コード引き込み窓・ランタンフック
電源サイトでキャンプをするときに便利な電源コード用の小窓があり、夏は扇風機、冬はホットカーペットや電気ストーブなどの家電が使えますよ。専用の窓があることで出入り口を開けなくてもすみます。また、天井にはきちんとランタンフックがありライティングもやりやすい作りです。
7:ひさしがある
キノコテントは入り口部分にポールを使っています。このポールがじゃまになるという評価も多いですが、このポールがあるおかけでひさしができ雨が内側に入らないようになっています。ひさしがないとワンポールテントやベルテントは雨がダイレクトに流れ落ちてきやすく出入り口が濡れやすいです。
キノコテントに限らずワンポールテントなどポールが邪魔に感じる場合、DODから発売されている二又化できるアイテムを使うと使い勝手がよくなりますよ。
タープと連結
キノコテントはひさしがあってもキャノピーのように広くはないためタープと連結したほうが使いやすくなります。キノコテントとタープとは連結がしやすいですよ。例えばひさし部分に少し掛けるようにしてタープを張ったり、高いタープを使ってそのままタープの下にキノコテントをいれて小川張りをしたりとワンポールテントのように背が高すぎないためやりやすいです。
8:デザイン性
ベルテントのようなおしゃれなデザイン性も人気です。ライトアップして楽しむ方も多いですよ。ベルテントは高価なものが多いですが、キノコテントの値段はベルテントと比べると購入しやすいアドバンテージもあり、外見はベルテントのようなおしゃれさを併せ持ちます。
色もおしゃれなライトカーキの他に人気ゲームに登場するキノコを思わせる赤と紫があり赤と紫のキノコテントは非常によく目立ちますよ。
緑のキノコについて
限定カラーとして緑のキノコというものもあります。キャンペーン用の非売品となり持っている方は1名だけとなります。赤もキャンペーン用に使われていたカラーですが、赤は通常カラーとして販売されています。
まとめ
キノコテントは扱いやすい
キノコテントは初心者から上級者まで使いやすいテントです。手頃な値段でストーブが導入できる高さ、広さがあり組み立て方が非常に簡単でなれると設営時間は10~15分程度しかかからなくなります。生地のスペックも高く雨にもきちんと対応でき、通気性が高く春夏秋冬使いやすいですよ。
また、キノコテントは使いやすいだけではなくおしゃれな見た目も評価されていて1人で使うとグランピング気分が味わえるところも魅力的です。
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