キャプテンスタッグ MFコンパクトシュラフ200
コールマン パフォーマーⅢ
イスカ ウルトラライト
モンベル アルパイン バロウバッグ #7
キャプテンスタッグ アクティブ シュラフ600
ナンガ マウンテン ロッジ バッグ 120
WORKMAN BASICスリーピングバッグ
ハイランダー ダウンシュラフ 200
気温にあったシュラフがおすすめ
夏用寝袋は便利
夜でも20℃を超える初夏から夏のキャンプでは、冬用や4シーズン向きのシュラフでは快適温度が0~16度ぐらいとなるため暑すぎて寝られません。
また、冬用寝袋や4シーズン向き寝袋は中綿の量が多いため収納サイズが大きく、重量も重たくなる傾向があります。その点、夏用寝袋は中綿が少なく夏でも快適な保温性を持ち、コンパクトに収納できるため携帯性が高く便利です。
夏用の寝袋の必要性
極論、夏のキャンプでは、アウトドア専用の寝具を使わなくてもあまり問題ありません。寝袋の代わりにタオルケットでも代用できます。しかし、タオルケットはコンパクトに収納できないことから、車を使わないと持ち運びにくいです。
一方、夏用の寝袋はかさばりやすい化繊モデルでもコンパクトで重量が1kg未満となるため、徒歩や自転車など車が無くとも簡単に運搬ができます。
寝袋の選び方
形による違い
寝袋にはマミーと封筒型の2つがあります。そのため、二種類ある形状は寝袋選びの大きなポイントです。封筒型は布団に近い形状をしており、温度調整しやすく圧迫感がありません。その反面、収納サイズが少し大きくマミー型より保温性は下がります。
マミー型は保温性が高く、少しコンパクトになります。夏用の寝袋はもともと携帯性に優れており、保温性もあまり重視しなくてもいい場合が多く、特に理由がない場合は封筒型でも問題ありません。
中綿の素材について
寝袋には、主に二種類の中綿があり、それぞれ特徴が異なります。化繊の中綿は価格帯が安く、気軽に洗濯でき水濡れにも強い素材です。その反面、後述するダウンと比べ軽さや携帯性、保温性は下がります。夏は暑いこともあり保温性を最重視しなくも問題になることは少ないでしょう。
一方ダウンは保温性が高く軽量でコンパクトに収納できるため登山で人気です。水濡れに弱く専用の洗剤を使わないと洗えないなど注意点もある素材になります。
サイズに注目
有名メーカーの寝袋は通常モデルだけではなく背の高い人向けにロングやラージと言った大型サイズ、女性や子供向けのモデルなどのサイズ違いが豊富にあります。自分に合ったサイズはどんなものか把握してから選ぶのがおすすめです。また、複数人で使えるものもあるためファミリーキャンプをする場合は複数人向きの寝袋もおすすめです。
夏用定番寝袋2選(化繊・封筒型)
1:パフォーマーⅢ
コールマン パフォーマーⅢ
本品は定番の夏用寝袋となっており快適温度が15度のモデルです。過去のモデルと比べると重量が少し増えていますが、携帯性は変わりません。そのためバイクでも徒歩でも持ち運びやすくキャンプスタイル問わず使えます。夏用の寝袋の携帯性の高さ活かしバイクでのキャンプにもおすすめの便利なモデルです。
シンプルな寝袋ですがスマホなどの小物を入れるポケットがある便利な構造になっています。
丸洗い可能なモデル
中綿、表地共に扱いやすい化繊になっており洗濯機での丸洗いができます。そのため、汗をかきやすい夏季でも家庭で簡単に手入れでき、汚れも簡単に落とせるところがポイント。化繊を採用した寝袋は洗濯できるものが多いですが、家庭用洗濯機で丸洗いできるものは数が少なく本品の大きな魅力です。
また、同じ寝袋同士だと連結もできファミリーキャンプでも使いやすく点も魅力です。
2:ARPENAZ 15℃
ケシュア ARPENAZ 15℃
本品は欧州の人気ブランドのケシュアから発売されている夏用のシュラフです。快適温度が15℃となっており気温が高い夏季でも使いやすくなっており、扱いやすいフルジップ仕様になっています。
そのため温度調整がやりやすく、ファスナーを全開にすると掛け布団のように使えるところもポイント。他社の夏用寝袋と比べると少し重たい約1.1kgですが、夏用寝袋のため携帯性の高さは変わりません。
信頼できる快適温度
本品の快適温度は欧州規格EN13537(ヨーロピアンノーム)に従って計測されているところがポイント。メーカーが独自で行う温度検査ではなく、規格に合った測定方法のため公平性と信頼性が高くなります。そのため、ヨーロピアンノームは日本の有名寝袋専門メーカーやアウトドアブランドも採用しています。
欧州規格の快適温度(15℃)は薄着でも暖かく過ごせる温度です。
夏用定番寝袋3選(化繊・マミー型)
1:ウルトラライト
イスカ ウルトラライト
中綿に化繊を使ったマミー型の寝袋は、封筒型よりも保温力が高くなっており、夏の標高が少し高いキャンプ場でも使いやすくなっています。
また、本品は夏用寝袋のため軽量でなおかつコンパクトになることを最優先に設計されており重量は600gしかありません。寝袋は大きな荷物になりやすいですが、本品は収納サイズは直径12.5×22cmと非常にコンパクトに収まります。
自転車や徒歩にもおすすめ
本品はマミー型でなおかつ携帯性と保温性が高いモデルのため夏の低山、沢登りでも使いやすいモデルです。また、携帯性の高いため自転車やバイクなどの積載量が限られている状態でも持ち運べます。
付属する収納袋はシリコン、コーデュラ素材となっておりポリエステルの袋と比べると滑りやすく強度が高い素材です。そのため、力が弱くてもコンパクトに収納しやすくなっています。
2:アルパイン バロウバッグ #7
モンベル アルパイン バロウバッグ #7
本品は快適温度が13℃になっており標高が少し高い場所でも暖かく過ごせる夏用寝袋。中綿には空気を溜め込みやすい構造のモンベル独自素材のエクセロフトが使われています。
そのため、弾力性や保温性に優れており温かいだけではなく、中綿がすぐに潰れることなく適切な厚み(ロフト)を確保でき耐久性も高くなっています。
あくまでも夏用
本品はモンベル独自素材の特殊な中綿を採用しており保温性が高めです。服装などに気を使い最大限工夫すると10℃程度までは使えるようになっています。しかし、本品はあくまでも夏用となっており9月や10月のキャンプは冷えてくることから向いていません。
高さがある中綿を使用していますが夏用の寝袋のため、収納サイズは直径14×28cmしかなく大きな荷物になりません。重量も700gです。
3:アクティブ シュラフ(寝袋)600
キャプテンスタッグ アクティブ シュラフ600
本品はシンプルなマミー型の寝袋となっており快適温度が5~25℃と非常に幅広いモデルです。そのため服装でうまく調整しながら使うと3シーズンで使いやすい便利なモデルです。快適温度が幅広いため夏季に使用すると熱く感じることもある点は注意しましょう。
その反面、寝袋内の温かい空気を逃さない工夫などもあり標高の高いキャンプ場でも使いやすくなっています。
温かい空気を逃さない工夫とは
本品は首周りにマフラーのようになっており冷気を遮断し、温かい空気を逃しません。また、肩部分にはドローコード付きのショルダーカバーがついており一般的な寝袋よりも保温性が高いのが特徴です。
夏用定番寝袋2選(ダウン・マミー型)
1:ダウンシュラフ200
ハイランダー ダウンシュラフ 200
ナチュラムのオリジナルブランドのハイランダーが発売するマミー型ダウンシュラフです。中綿が200gのため夏にちょうどいい保温性を持ちます。肌寒いときはドローコードで絞り寝袋の中の温かい空気が出ないようにできるところもポイントです。
化繊と比べるとダウンは軽量になることから本品の総重量は500gしかありません。そのため、自転車や徒歩などさまざまなスタイルで持ち運べるようになっているところもおすすめの理由です。
ダブルジップで温度調整しやすい
前述したように寒いときはドローコードで絞り、暑いときはダブルジップ仕様のため足元をだけを開くこともでき本品は温度調整がしやすいモデルです。反対に冷えを感じやすい足元は寝袋の中に入れておき胸元だけ開くことも可能なため、ダウンの寝袋では暑いような平地から肌寒くなりやすい標高のある場所でも使えます。
下限温度、快適温度の記載はありませんが夏用のため快適温度15℃前後と想定して使うようにしましょう。
2:マウンテン ロッジ バッグ 120
ナンガ マウンテン ロッジ バッグ 120
本品はダウンを専門に扱っている人気ブランドから発売されている夏用のダウンシュラフです。形状はマミー型となり3シーズンでも使えるモデルと比べると夏季に使いやすいほどよい保温性が特徴になります。また、中綿の量が少なく軽量なダウンを採用しているため、435gと非常に軽くなっており徒歩でも持ち運びやすいモデルです。
本品には適温の記載がありません。そのため夏用モデルのため夏季以外の季節では使わないようにしましょう。
永久保証に対応
一般的に保証は6ヶ月だったり1年だったりしますが、ナンガのダウン寝袋は永久保証になっています。中綿の量が少ない夏用モデルもきちんと永久保証です。故障した場合は同社のHPから修理の申込みができ、同社が修理可能と判断したものは基本的に修理対応してもらえます。
ファスナーなどの交換など一部有償保証になっている点は注意してください。詳しい永久保証の内容は同社のHPから確認できます。
新作夏用寝袋3選
1:コンパクトシュラフ
キャプテンスタッグ MFコンパクトシュラフ200
本品はキャプテンスタッグが発売する最新の夏向きの化繊シュラフ。使用温度の目安は12℃からとなっていますが、中綿の量は約200gです。そのため夏季にちょうどいい保温性を持ちます。細いポリエステル素材のマイクロファイバーを使用しているため、柔らかく高い保温性をもちコンパクトに収納できるモデルです。
連結してダブルサイズに変身
本品は扱いやすい点もポイント。大きさ自体は80×190cmですが、ファスナーで同じ寝袋と連結できるようになっておりダブルサイズとしても使用できます。ファミリーキャンプでも使いやすくなっており初めての寝袋としてもおすすめです。
夏用の寝袋でなおかつマイクロファイバーを中綿に使用しているため、収納サイズは直径14×27cmと非常にコンパクトになります。
2:BASICスリーピングバッグ
WORKMAN BASICスリーピングバッグ
ワークマンは寝袋も取り扱っています。本品は夏季に使いやすいベーシックな化繊の封筒型なっており、快適使用温度は13℃のため初夏から夏まで使えます。
前述してきたアウトドアブランドの寝袋と同じようにファスナーを降ろして布団のように使ったり、同じ寝袋同士の連結も可能です。そのため、ファミリキャンプでも使いやすく温度調整も簡単な寝袋になっています。
コスパ最高
前述したようにアウトドアギアを制作しているメーカーと同じような作りになっており、水が染み込まないように表地は撥水加工になっています。収納袋もきちんと付属し、大人も使える188×71cmサイズで他社の寝袋と遜色はありません。
一方、価格は2022年6月現時点で1500円とお手頃なのもポイントです。ただし、購入できる場所はワークマンのECサイトだけです。
3:シームレス ダウンハガー800 #7
人気ダウンシュラフのため2022年5月現在売り切れになっているアイテムです。本品は非常に品質のいい800FPのダウンの中綿になっておりふかふかとした寝心地です。
また、表面の撥水加工により結露などで濡れて保温性が下がらないようになっています。さらに、ダウンの偏りを防ぐ隔壁がなく余分な縫い目がありません。そのため、保温性が高く快適温度は11℃になります。
使いやすい寝袋
マミー型は圧迫感がありますが、本品はストレッチ性が高く伸びる素材のため足を動かしやすくなっており使いやすくなっています。さらに本品は非常にふわふわした羽毛を使っているため、重量はわずか391gしかなく収納サイズは直径12×24cmしかありません。大きな荷物にならず非常に携帯しやすい寝袋です。
夏用の寝袋の注意点
高い場所では注意
平地のキャンプでは問題ありませんが、標高が100m高くなると気温が0.6℃も低下し、標高150mでは海抜0mと比べおよそ1℃の気温差が生まれます。そのため、夏季でも標高が2000mと高い場所では平地よりも10℃以上変わることから、夏用寝袋では寒く感じやすいです。
夏用の寝袋は携帯性が高い分保温性が低くなっているため、標高が1000m以上(海抜0mとは6度差)になる場合は必ず現地の気温を確認しましょう。
快適温度と下限温度の違いに注意
寝袋には快適温度と下限温度というものがあります。快適温度は服を着込まなくても快適に過ごせる温度となり薄手も快適に過ごせる温度です。一方、下限温度は着込んで暖かくした状態でギリギリ過ごせる温度あるいは使用してはいけない温度帯を意味しています。メーカーにより記載が異なるため確認して購入しましょう。
夏用のシュラフは便利
夏のキャンプはシュラフを使わなくてもタオルケットやフリースなどでも過ごせますが、キャンプや登山向けの道具となる寝袋があると非常に便利です。夏用寝袋は携帯性が高く温度管理がしやすく掛け布団のようにしても使用できます。
また、寝袋の表地は撥水加工が施されているものも多く結露などが簡単に染み込まなくなっています。タオルケットやフリースではすぐに濡れてしまい保温性が低下するため注意しましょう。
夏のキャンプが気になる方はこちらもチェック!
当サイト「暮らし~の」には夏のキャンプ関するさまざまな記事があります。夏のキャンプの過ごし方や楽しみ方、各種ギアなど気になる記事があったらチェックしてみてくださいね。
夏キャンプで持って行くべき持ち物&アイテム18選!これで快適に過ごせる
夏キャンプでの暑さを少しでも和らげて、涼しい過ごし方で快適にくつろげる便利な持ち物をご紹介します。おすすめな持ち物だけでなく、夏キャンプにお...
夏キャンプを快適に!暑い夏を涼しく過ごす暑さ対策&最新道具13選をご紹介!
夏のキャンプで涼しく過ごす暑さ対策や、効果的な道具を紹介します。夏はファミリーキャンプのハイシーズンですが、環境だけを考えると過酷な気候です...