泳げない人もシュノーケリングはできる
シュノーケリングの基本情報
シュノーケリングとは、マスクとシュノーケルを装着して顔を水面につけながら泳ぐことを楽しむマリンスポーツのこと言います。泳ぐという表現を使っていますが、泳ぐのが苦手な方や泳げない方でも大丈夫なように、ライフジャケットの着用が義務付けられているので基本的に溺れる心配はありません。
初心者や泳ぎに不安がある方でも安心して遊べる上に、海中の美しい珊瑚などを見ることができるので、近年特に人気のマリンスポーツです。
ダイビングとシュノーケリングの違い
海中に潜るマリンスポーツの中にはダイビングもあります。ダイビングは海を潜って海中生物を観察しますが、一方のシュノーケリングは、浅い海中を泳いだり浮かんだりして珊瑚などの生き物を観察する遊びです。水面に浮かびながら顔を水中につけて、海中の生き物を観察するだけでもシュノーケリング体験になります。
初心者でも大丈夫!基本のやり方を解説
泳げない人は特に準備運動が大事
シュノーケリングは、初心者でも安心して楽しめる人気のマリンスポーツですが、海の中ということもあり陸上よりも予期せぬ事故に遭う確率は高くなります。そのため、海に入る前に必ず陸上で準備体操とストレッチを行ってください。
泳げない人は特に、海中でハプニングなどが起こるとパニックになる確率が高いので、パニックにならないようあらかじめハプニングなどに対する事前知識をつけておきましょう。
腰から足全体を動かして泳ぐ
シュノーケリングではフィンと呼ばれるヒレを足に装着します。そのため、素足で泳ぐよりも推進力が上がりますが、足に水圧がかかり疲れやすくもあります。フィンを装着した時は、腰から足全体を人魚のようにゆっくりとしならせて動かしましょう。
思い通りにゆったりと動けるようになると、シュノーケリングが更に楽しめるようになりますよ。
シュノーケルクリアとマスククリアは基本テクニック
シュノーケリングを楽しむためには、初心者の方にも覚えておいてもらいたいテクニックが2つあります。それがシュノーケルクリアとマスククリアと呼ばれるもの。シュノーケルやマスクを着用していると心配になるのが中に水が入ることです。いざという時に慌てないためにもイメージトレーニングやお風呂場で練習をしておきましょう。
シュノーケルクリア
シュノーケリングで特に心配になるのが、シュノーケルの中に海水が入ってしまうことでしょう。シュノーケルの中に海水が入ると、呼吸ができなくなって慌ててしまいがちですが、シュノーケルクリアというテクニックが使えれば安心です。
シュノーケルクリアとは水面に浮かび上がったときに肺の中に残った空気を勢いよくシュノーケルに吹き込むテクニックのことです。こうすることで、シュノーケルの中に入ってきた海水を外に飛ばして楽に呼吸ができます。
マスククリア
どんなにベテランの人でも、マスクの中には海水が入ってきます。ですが、きちんとマスクを付けていればマスクの中が海水でいっぱいになることはありません。大体目の下辺りまでしか海水は入ってこないので気にならなければそのままシュノーケリングを続けましょう。
気になる場合には、マスク上部のフレームを軽く手で押さえながら斜め上を向き、鼻からゆっくり息を吐き出し、マスクの下部分から水を出してください。
体験ツアーを使おう!
初心者でも安心して参加できるツアーが人気
日本には全国のほとんどの地域でシュノーケリングが体験できるツアーがあります。その中には初心者でも参加できるツアーがたくさんあり、そういったツアーは特に人気です。運が良ければ野生のウミガメを見ることもできるので、ぜひツアーに参加してみましょう。
参加可能な年齢制限に注意しよう
シュノーケリングのツアーに参加するには、参加可能な年齢かどうかを確認する必要があります。場合によっては成人していないと参加を認められない場合もありますが、基本的にシュノーケリングは特別な技術を必要としないマリンスポーツです。
子供でも可能なツアーもたくさんあるので、参加可能な年齢をチェックしつつツアーを探してみましょう。
シュノーケリングに必要な道具
初心者がシュノーケリングの道具を全て揃えるのは大変ですが、ツアーに参加するのであれば、参加料金に必要な道具の貸し出し料が含まれていることが一般的ですので、知識が全くなくても心配ありません。
一般的に必要な道具はシュノーケルとマスク、フィンにマリンシューズにマリングローブとシュノーケリングベストです。他には日焼け止めやタオルに防寒着などがあると便利でしょう。
泳げない人はビーチエントリーがおすすめ
シュノーケリングには、ボートエントリーとビーチエントリーという2種類の方法で海の中に入ります。ボートエントリーはその名の通り、船に乗って沖に位置するシュノーケリングポイントで海の中に潜る方法です。
ビーチエントリーは砂浜や岩場などの陸上から直接海の中に潜るため、水深が浅い場所から安全に潜ることができます。そのため、泳げない人や子連れの方はビーチエントリーを選択するのがおすすめです。
楽しむ際の注意点3つ
①1人で海に入らない
どんなマリンスポーツでも共通の認識として、1人で海に入らないということが挙げられます。泳げるけどマリンスポーツ初心者の方は自ら進んでインストラクターと一緒に海に入る傾向がある一方で、泳げない人は泳げないことが恥ずかしいという理由から1人で海に入る方も見かけます。
しかし海の中は陸上以上に予期せぬ事故が起こりやすい場所。複数人で楽しんで、何かあった時にはみんなで助け合うようにしましょう。
②潮の流れが速い場所や悪天候時には海に入らない
当たり前のことですが潮の流れが強いところではシュノーケリングはできません。海を甘く見て、風が強い場合や若干の悪天候ならば大丈夫と海に入るのは絶対にしないでください。海での悪天候は予想以上にアクシデントが起きる可能性が高くなります。
せっかく来たのにもったいないという気持ちを捨てて、シュノーケリングは諦めて安全を確保してください。
③海の生き物には触れない
海の中の世界は、想像以上に美しい世界です。ついうっかり珊瑚や魚に触れてみたくもなりますが、シュノーケリング中に海中生物に触れることはご法度。これは海の生き物を守るという意味だけではなく、参加者を守るという意味も込められています。
というのも、珊瑚や魚の中には毒を持った種類も数多く生息しています。知識のない方がうっかり毒のある生物に触れてしまうと、最悪の場合死に至ることもありますので、むやみに触れないようにしましょう。
泳げない人でもマリンスポーツを楽しもう!
今回は、泳げない人でも楽しめるシュノーケリングの魅力やその方法について解説してきました。シュノーケリングは体験ツアーに参加して楽しむ方法が一般的ですので、初心者や泳ぎに自信がない方でも比較的安心して楽しめます。特に子連れの方から人気が高いのも特徴的ですね。
今回の記事を参考にして、泳げない人も泳げる人も初心者もそうでない方も、シュノーケリングを楽しんでください。
マリンスポーツ全般が気になる方はこちらもチェック
当サイトでは、シュノーケリング以外のマリンスポーツについても幅広く解説しています。シュノーケリングの知識を深めた後は、他のマリンスポーツの知識を深めてみることで、マリンスポーツ全体の魅力が得られます。他のマリンスポーツが気になる方は、こちらの記事もチェックしてみてください。
マリンスポーツの種類まとめ!日本の海でも体験できる楽しい遊び方をご紹介!
あなたはマリンスポーツの種類をいくつ知っていますか?今。日本で体験できる海の楽しい遊び方として何種類ものアクテビティが存在します。最近、マリ...
マリンスポーツの種類とおすすめ26選!海で遊べる人気&最新スポーツをご紹介!
マリンスポーツは海で楽しむアクティビティで、たくさんの種類があります。爽快感のあるものから優雅に海を楽しむものまで幅広く楽しむことができます...
グアムで楽しめるマリンスポーツおすすめ13選!格安ツアーや口コミもご紹介!
南国のグアム島は、いつ訪れてもマリンスポーツに夢中になれる遊びの島です。現時点でグアムで体験できるマリンスポーツの種類は、軽く二桁に届くほど...