子ども用フローティングベスト
阿寺渓谷が綺麗過ぎるってホント?!
阿寺渓谷とは?
阿寺渓谷(あてらけいこく)は、木曽山脈に囲まれた大桑村にあり、阿寺川(あでらがわ)沿いの渓谷美が絶景の地で、夏ともなれば川遊びをする方が多くおとずれる人気エリアとなっています。
「阿寺川ブルー」とも表現される、息をのむほど綺麗で透明なエメラルドグリーンの川と、江戸城の築材ともなった数々の名木がつくる見事な景観を楽しめるでしょう。(この記事は2021年7月1日の情報をもとにしました。)
阿寺川渓谷のなりたちは7000万年前
阿寺川は「木曽川」の支流で、その源流は「阿寺山地」。岐阜県と長野県両方で80kmもの阿寺断層をなして、7000万年前にできたと考えられる地質がむき出しのエリアで、巨大で白っぽい花こう岩が多数見られます。
阿寺渓谷の深い谷や巨大な岩がつくるダイナミックで、水のある景観に人気があり、水遊びや川遊び、禁止されていないポイントでの飛び込みなど大自然に抱かれて過ごしたいと思う人にとっては別天地となるでしょう。
川遊びの注意点
阿寺渓谷で川遊びや飛び込みには、いくつかの注意点があります。川べりは岩だらけで足元が定まらず、浅瀬に見えても、深さや流れの速さは予想以上にある場所もあるので、よろけて落ちると非常に危険です。
阿寺川は水遊びのために整備された場所ではありません。美しさと同時に自然の厳しさや危険性も併せ持つ場であり常に水難事故のリスクがあることを充分ご承知おきください。
阿寺渓谷の水温は真夏の日中でも16℃という低温なので、川遊びや飛び込みの衣類や安全具に配慮し橋からの飛び込み、飲酒後の飛び込みはやめましょう。
阿寺渓谷川遊びの準備
はじめての川遊びに何を持っていったらいいか心配になりますよね。まず帽子、ライフジャケット、はき慣れたくつを準備します。
川遊びなので、タオルは多めに用意し、濡れた衣類を持ち帰るゴミ袋も多めに準備するといいのだそうです。ラッシュガードを着て肌を守り、絆創膏や虫よけスプレーもあると安心でしょう。
川遊びの持ち物やウオーターグッズ、ラッシュガードについて詳しくしりたい方は、次の記事を読んでみてください。
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阿寺渓谷へのアクセス
車でのアクセスが便利
阿寺渓谷へのアクセスは自動車が便利です。名古屋方面からなら、小牧ジャンクションで中央道自動車道に入り、多治見IC~土岐ICや恵那IC経由して中津川ICで高速を降りましょう。
中津川ICから国道19号線「阿寺渓谷入り口」の信号を目印にして進むと45分ほどで阿寺渓谷に到着。このほか、塩尻ICからでも約1時間半で到着します。
阿寺渓谷の駐車場
阿寺渓谷は自動車で訪れる方も多く、駐車場を心配するかもしれませんが、サファイアロードの中間地点にある「シャトルバス発着場」付近の「島木赤彦歌碑」には、無料の広い駐車場が容易されています。
時間に余裕がある方は駐車場に車を入れ、遊歩道で対岸まで散策を楽しむのもおすすめの過ごし方です。
電車なら
名古屋駅から特急しなの長野行きなら中津川乗り換えで約1時間30分で野尻駅に到着予定です。
逆に長野駅からなら特急しなの名古屋行き、木曽福島乗り換え後、最短約2時間20分で野尻駅に到着します。
野尻駅から阿寺渓谷入り口までは歩いて20分、タクシーなら10分はかかりません。
阿寺渓谷ガイドマップを手に入れよう
阿寺渓谷の案内図は、現地のいたるところに表示されていますが、川遊びに行く前にチェックしたい方は下の「阿寺渓谷へのアクセス・案内図」からもダウンロードできます。
阿寺渓谷
- 住所〒399-5504
長野県木曽郡大桑村野尻 - 公式サイトURLhttp://www.vill.ookuwa.nagano.jp/kankou/plays/nature/nature_atera/nature_map.html
- 電話番号Tel:0264-55-4566(大桑村観光協会)
- アクセス自動車:中央道 中津川ICから約45分、塩尻ICから約90分 JR野尻駅下車タクシー7分、徒歩20分
- 駐車場あり
阿寺渓谷川遊び!オススメスポット紹介
阿寺渓谷入り口から続くサファイアロード沿い約6.3kmには、川遊びスポットがいくつかあるので、順にみていきましょう。
夏季は車両規制があるので、川遊びする場合は渓谷入り口ちかくから出発するシャトルバスか徒歩での移動となります。
阿寺渓谷川遊びにオススメ①阿寺渓谷入口
阿寺川の上流は水温が低めですが、阿寺渓谷入り口は阿寺川が木曽川に流れ込む、阿寺渓谷入り口付近では水温がやや高めとなっています。
名古屋方面からは中津川ICから1時間ほどで到着するこのポイントは浅瀬があり、夏休みは川遊びをする人で賑わうため、お盆過ぎに訪れるのもいいでしょう。
川の水質がとても綺麗です。赤い橋が阿寺川橋、黒い新しめな橋があてら橋のようです。赤い橋の横に数台の無料駐車場があり、河原に降りていけます。
シックな「阿寺橋」と赤い「阿寺川橋」が見える川遊びスポットが目に浮かびますね。
阿寺渓谷川遊びにオススメ②千畳岩の前
#大桑村 #阿寺渓谷 #千畳岩 前の #阿寺川 です🎵 pic.twitter.com/sU8dJ4hT2U
— 木曽のカミタン (@aWlbieXieNF8eNJ) June 12, 2021
阿寺渓谷入り口から進むと、阿寺渓谷林道沿いに見えるのが、17世紀には既にあったという「阿寺山の神」で、昔から人々の心のよりどころとして親しまれてきました。
川遊びできるのは少し先、阿寺渓谷入り口から約1.3kmにある巨大な一枚岩「千畳岩」付近です。ここでは記念撮影したり、阿寺渓谷を流れる水と触れ合えたりするエリアで、早くも阿寺川の美しさに圧倒されるでしょう。
阿寺渓谷川遊びオススメスポット③狸ヶ淵
#大桑村 #阿寺渓谷 #狸ヶ淵 です🎵今日も綺麗でした! pic.twitter.com/d0QFsql5nu
— 木曽のカミタン (@aWlbieXieNF8eNJ) June 26, 2021
千畳岩をあとにしてすすむと、途中「雨現の滝」が見えるスポットを通過し、6月ならササユリなどを愛でながらすすむと、阿寺渓谷入り口から2.5kmのエリアに狸ヶ淵があります。
こちらは天候が穏やかな暖かい季節なら、浅瀬で川遊びできる落ち着いた雰囲気の場所。ガイドマップの説明によれば、狸ヶ淵はその昔、狸が何かに化けたとき、その「できばえを見に来た場所」なのだそうです。
林道から狸が淵に降りるには?
#阿寺渓谷 冬の阿寺ブルーを近くで見るポイントを紹介します。
— 大桑村観光協会 (@ookuwakankou) December 10, 2019
今回は #狸ヶ淵 の水際に向かって歩いてみます。 pic.twitter.com/XKsjr1J34Y
大桑村観光協会では、要所ごとに案内板や石碑を設置してあり、狸ヶ淵には石碑もあるので目印にして、気をつけて降りていきましょう。
阿寺川べりには大小の石があり、川遊びをする季節は滑ると危険です。マリンシューズをはくと、川遊びも安心して楽しめます。マリンシューズについては、次の記事を読んでみてください。
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阿寺渓谷川遊びにオススメ④犬帰りの淵
犬帰りの淵は「ヒノキ美林」通過後、阿寺渓谷入り口から3.1kmの、サファイアロードと阿寺川が交差する場所で、こちらの浅瀬で川遊びする方が多い場所となっています。
子どもたちには、キッズ用のフローティングベストを用意すると、安心して川遊びができるでしょう。可愛いペットとも川遊びができるのは嬉しいですね。
子ども用フローティングベスト
里に住む猟師たちは、しばしば犬を連れてこの谷にわけ入り猟をした。しかし、この渕まで来ると険しい断崖絶壁のため犬は恐れて、渡る事が出来ず、仕方なく引き返した(後略)
阿寺渓谷の川遊びスポットには、動物の名前がついている場所がいくつもあります。スポットごとにある説明板を読むのも楽しみですね。
阿寺渓谷川遊びにオススメ⑤牛ケ淵
牛が淵は「島木赤彦歌碑・シャトルバス発着場」を過ぎ、阿寺渓谷入り口から5.1kmの、阿寺渓谷キャンプ場近くにあるポイントになります。
「この渓谷一番の深淵」だと案内板に表示されているように「阿寺ブルー」も深さが増してみえる場所で、経験豊富な方の飛び込みが見られるようです。
飛び込みとは異なるアウトドアスポーツに「キャニオニング」がありますが、もし興味があれば、次の記事をよんでみてください。
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阿寺渓谷川遊びにオススメ⑥阿寺渓谷キャンプ場周辺
阿寺渓谷にはファミリーやグループ、カップルで楽しめる「阿寺渓谷キャンプ場」で、阿寺渓谷入り口から6.3kmの場所にあります。
夏季は車両新入規制を行っている阿寺渓谷のサファイアロードで、シャトルバス利用か徒歩で移動する必要がありますが、阿寺渓谷キャンプ場までは規制がないので、自動車で行かれます。
夏を中心に暖かい季節になると、キャンプや川遊びを楽しむ人で賑わい、小さいお子さんを川遊びさせるにもおすすめの環境です。
川遊びを楽しむなら川側サイトがおすすめ
阿寺渓谷キャンプ場のサイトは山側と川側がありますが、綺麗な阿寺川での川遊びをとことん楽しみたい方や、川の水音や水面の風景に癒されたい方は、川側エリアの予約がおすすめです。
このキャンプ場には「美顔水」と呼ばれる水が導水されていているのをご存じですか?昔尾張藩の役人の奥様方が、この森林から湧き出る冷水で洗顔したら、色白美人になったという言い伝えがあります。
阿寺渓谷キャンプ場は予約サイトでも
阿寺渓谷キャンプ場を利用したい方は、下のサイトから予約できます。川遊びが最も楽しめる夏の予約は、早めに行いましょう。
基本情報と地図
阿寺渓谷キャンプ場
- 住所〒 399-5504
長野県木曽郡大桑村野尻阿寺国有林内 - 電話番号07042280881(直通電話)/水曜日9:00〜17:00のみ通話可
08023974337(衛生電話) - メールアドレス
- 駐車場あり
普通車:1,000円 大型車:3,000円 バイク:500円 - 送迎あり
野尻駅より往復シャトルバスあり - 予約あり
なっぷ https://www.nap-camp.com/nagano/12321 - 公式サイトURLhttp://www.vill.ookuwa.nagano.jp/kankou/plays/nature/nature_sports/nature_sunagoya.html
- TwitterのURLhttps://twitter.com/ookuwamura
- アクセス中央自動車道 伊那ICから100分/中津川ICから70分長野自動車道 塩尻ICから55分
- 定休日冬季
阿寺渓谷川遊び前後のみどころ
旧森林鉄道跡
阿寺渓谷入り口から1.4kmには、1966年に廃線された「野尻森林鉄道」があります。木曽五木は、ヒノキ・アスナロ・コウヤマキ・ネズコ・サワラのことで、江戸時代から人々が守ってきた貴重な森林資源でした。
木曽の林業をささえたのが、この森林鉄道で、阿寺渓谷の廃線あとを巡る旅をする方も多くいる、人気エリアとなっているそうです。
阿寺渓谷遊歩道周辺の滝
地図
阿寺渓谷にはいくつかの透明で綺麗な滝があります。阿寺渓谷での川遊びや飛び込みを満喫したら、清々しい滝を愛でてみてはいかがでしょうか。
なかでも、阿寺渓谷キャンプ場近くにある「吉報の滝」は落差25mの美しい滝で、昔の山人にとって、この滝音がよく聞こえる日は里から良い知らせがついたというのが名前の由来だそうです。
基本情報と地図
吉報の滝
- 住所〒399-5504
長野県木曽郡大桑村野尻 - アクセス阿寺渓谷入り口より5.8km地点にあり、阿寺渓谷キャンプ場からは500mほどの距離。
フォレスパ木曽で日帰り入浴
入浴施設「フォレスパ木曽あてら荘」は、日帰り入浴や宿泊ができ、「つるつる、よく温まる」と評判の天然温泉は、川遊びや飛び込みで冷えたからだを温めるのにおすすめです。
日帰り入浴は大人600円(こども300円)で、営業時間は12:00~20:00。阿寺渓谷の川遊び前後におなかが空いたら、シャトルバス発着場近くにある「いなほ食堂」の、おいしい田舎蕎麦と五平餅の定食が人気なのだといいます。
基本情報と地図
フォレスパ木曽 あてら荘
- 住所〒399-5504
長野県木曽郡大桑村野尻939番地58 - 公式サイトURLhttps://www.forespakiso.jp/access.php
- FacebookページURLhttps://www.facebook.com/forespakiso.ookuwa
- TwitterのURLhttps://twitter.com/forespakiso
- InstaのURLhttps://www.instagram.com/forespakiso_ateraso/?hl=ja
- 電話番号0264-55-4455
- アクセス名古屋方面
中央自動車道→中津川IC →国道19号線(松本方面へ約30分) →野尻トンネル先「阿寺渓谷入口」信号を左折3Km東京方面より
中央自動車道→長野自動車道→塩尻I.C. →国道19号線(... - 駐車場あり
- 予約あり
https://reserve.489ban.net/client/forespakiso/0/plan
こんど阿寺渓谷に行ってみよう
長野県、阿寺渓谷の川遊びや飛び込みスポットを紹介しました。阿寺渓谷独特の、阿寺ブルーの色は、都会では決して見られませんので、ぜひ訪れたい場所ですね。
川遊びは、スニーカーを脱いで浅瀬に入るだけでも心地よく、子どもの水遊びから、上級者の飛び込みまで幅広い楽しみ方があります。阿寺渓谷の「阿寺ブルー」の川や、森林に囲まれた大自然の中で思い出深い時間を過ごしてみませんか?
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出典:photo-ac.com