菊池渓谷について
熊本県にある自然豊かな渓谷
菊池渓谷は、熊本県菊池市の阿蘇くじゅう国立公園内にある、静かで自然豊かな渓谷です。広大な敷地にはブナや楓などの天然の広葉樹が生い茂っており、マイナスイオンを堪能できる美しい滝があります。
変化に富んだ景色から「日本森林浴の森百選」や「日本の滝百選」などに選ばれており、菊池市を代表する観光名所です。渓谷内を流れている菊池川は自然そのままで、その水は自然が生んだ最高の天然水としても有名となっています。
菊池渓谷
- 住所〒861-1441
熊本県菊池市原5026 - 電話番号0968-27-0210
- 当記事は2022年5月時点の情報をもとに記載しているため、実際の情報とは異なる場合があります
菊池渓谷の開園期間
菊池渓谷は、4月1日から11月末まで開場しており、開場時間は8:30から17:00までです。開場時間以外でも自由に入谷することはできますが、時間外は係員が不在なので万が一事故等が起きてもすぐに対応することができません。
期間外・時間外に菊池渓谷に入る際は、事故などないように充分に注意して散策するようにしましょう。なお、自然保護の観点から犬や猫などのペットと一緒に散策することはできません。
菊池渓谷へのアクセス
車を利用する場合、九州自動車道の植木ICから国道387号を経由して50分ほどで到着します。菊池市の中心部からは25分ほど、阿蘇くまもと空港からは1時間ほどです。
公共交通機関を利用する場合は、熊本駅から熊本電鉄バスの菊池温泉行きに乗り1時間30分ほどになります。また、土日祝日のみの運行で事前の予約が必要ですが、菊池温泉からは観光乗り合いタクシーの「きくちあいのりタクシー」を利用することも可能です。
川遊びはできる?
菊池渓谷は水辺がたくさん
菊池渓谷には川が流れており、滝や瀬も複数あります。冒頭でも触れたように最高の天然水が湧き出る水源があり、渓谷内には川遊びができそうな水辺がたくさんあります。流れが緩やかなところや浅瀬では足をつける人もいるでしょう。
ただし、足元が滑りやすいのでビーチシューズなどの滑りにくい靴で行くのがマストです。また、水辺に行くなら濡れてもいいような服装にしたり、タオルなどを持っていくようにしましょう。
水辺で泳げる?
菊池渓谷内に川は流れが速い箇所が多く、一度流されれるとそのまま滝つぼの中まで落ちてしまうことがあります。そのため渓谷内には泳げるところはなく、全てのエリアで安全のために遊泳禁止となっています。
大人でも一度水中で足を滑らせると立ち上がるのが難しく、滝のそばは大きな水音が途絶えることがないので声をあげても分かりにくいです。なので、特に小さな子供を連れている場合は水辺では絶対に目を離さないでください。
川遊びはおすすめできない
菊池渓谷内には危険な場所が多く、遊泳禁止になっているため川遊びはおすすめできません。また、万が一川遊び中に流されるなどの事故が起きた場合は、施設側の責任ではなく自己責任になります。
これからの時期、暑くなってくると静かな渓谷の中で涼やかに川遊びしたくなることもあるでしょう。ですが、浅瀬なら大丈夫と慢心せず、安全のためにも遊泳や川遊びは控えてください。菊池渓谷はほかにもさまざまな楽しみ方ができます。
渓谷のおすすめポイント
2コースある遊歩道を散策
渓谷沿いには2つの遊歩道が整備されています。往復30分ほどで手軽に楽しめる「癒しコース」と、往復1時間ほどで見どころを満喫できる「マイナスイオン満喫コース」の2つのコースです。
遊歩道を散策する場合は、入口で高校生以上1人200円の維持管理協力金を納めましょう。協力金は菊池渓谷内の自然保護活動費として使用されています。川の近くまで降りるルートがあるので、滑りにくい履き慣れた靴を履くのがおすすめです。
黎明の滝でマイナスイオンを浴びる
菊池渓谷の一番の見どころと言えるのが、「黎明の滝(れいめいのたき)」です。水が流れる大きな音には迫力があり、自然の雄大さを感じることができます。木々の隙間から差しんだ木漏れ日が水面に反射し、輝く様子はとても幻想的です。
また、コバルトブルーやエメラルドグリーンなど、光の入り方によって水面が違った表情を見せてくれます。滝からのマイナスイオンをたくさん浴びれば、日頃の疲れもリフレッシュできるでしょう。
新緑や紅葉など四季折々の自然を楽しめる
春の新緑や秋の紅葉など、1年を通して自然のさまざまな表情を見ることができるのが菊池渓谷の魅力のひとつとなっています。その素晴らしさは、四季折々の景色を楽しもうと県内外からたくさんの人が何度も訪れるほどです。
特に秋の紅葉は圧巻で、「紅葉ヶ瀬(もみじがせ)」という紅葉スポットがあります。黎明の滝のそばにある坂を下りた川岸からは、手つかずの自然を残した秋の菊池渓谷を楽しむことができるでしょう。
渓谷周辺の観光スポット
川遊びができるふれあいひろば大場堰
ふれあいひろば大場堰では大人から子供まで、気軽に川遊びを楽しめることで人気です。中央付近にある吊り橋からは、エメラルドグリーンに輝く天然のプールに豪快に飛び込むことができます。
駐車場やトイレ、水道のほか簡易の更衣室があるのでここで水着に着替えることが可能です。また、川遊びだけでなく家族でバーベキューを楽しむこともできます。川遊びやバーベキューには管理協力金として1人100円の入場料が必要です。
ふれあいひろば大場堰
- 住所〒861-1682
熊本県菊池市重味
動物たちと触れ合える阿蘇カドリー・ドミニオン
阿蘇カドリー・ドミニオンは、世界中のさまざまな動物たちと触れ合える施設です。動物番組でも人気の、チンパンジーのパンくんやプリンちゃんがいるところとしても有名となっています。
くまの赤ちゃんの抱っこは九州で唯一体験することができ、アルパカとのふれあいやアニマルショーなどが人気です。動物たちと触れ合えるだけでなく、レストランやショッピング施設もあるので子供連れや家族で思う存分楽しめるでしょう。
阿蘇カドリー・ドミニオン
- 住所〒869-2225
熊本県阿蘇市黒川2163 - 電話番号0967-34-2020
歴史あるパワースポットの阿蘇神社
阿蘇神社は2,000年以上の歴史があり、全国にある阿蘇神社の総本社です。縁結びや不老長寿などのご利益があると言われており、熊本県でも屈指のパワースポットとして人気となっています。
神武天皇の孫神である「健磐龍命(たけいわまつのみこと)」をはじめとした、家族神12神が祀られた神社です。神殿や楼門などは国の重要文化財として指定されており、そのなかでも楼門は九州最大の規模を誇っています。
阿蘇神社
- 住所〒869-2612
熊本県阿蘇市一の宮町宮地3083-1 - 電話番号0967-22-0064
菊池渓谷の楽しみ方は川遊びだけじゃない
今回は菊池渓谷について、おすすめポイントや周辺施設、川遊びの注意点などをご紹介しました。菊池渓谷は、季節ごとの景色を楽しむことができる癒しのスポットで、渓谷内にはきちんと整備された遊歩道があります。
遊歩道は傾斜が少ないので、小さなお子さんからお年寄りまで幅広い世代の方が安心して散策できるでしょう。阿蘇の大自然の中で滝からのマイナスイオンをたくさん浴びて、日々の疲れをリフレッシュしてみてください。
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今回は、熊本県の菊池渓谷についてお話してきました。菊池渓谷での川遊びはおすすめできませんが、周辺には子供連れや家族で楽しめるおすすめの川遊びスポットがたくさんあります。九州の川遊びスポットが気になる方は、ぜひこちらの記事もチェックしてみてください。
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出典:unsplash.com