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フォールディングカヤックとは?組み立て&収納が容易なモデルもご紹介!

釣りやホビー用の手軽な船としてカヤックが話題となっていまが、その中にフォールディングカヤックという種類があります。今回はこのフォールディングカヤックとは、いったいどのような船なのかについての解説と、おすすめのモデルをご紹介いたします。
更新: 2022年5月20日
佐藤3
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この記事で紹介しているアイテム

ボイジャー 460T

アリュート 380T

小型船を持ちたいけれど移動や収納が心配

カヌーやカヤックは小型で持ち運びできる

Photo byPexels

海釣りで陸から行けないポイントを狙う時や、地理によっては荷物を積み込んでキャンプ地まで素早くお金をかけず移動するのに、小型の船を使う場合があります。

そんな人の足がわりになり、燃料を使わず人の手で漕いでいける便利な小型船舶としてカヌーやカヤックが注目を集めています。カヌーやカヤックは急流下りなどのスポーツ・アクティビティとしても人気がある船でが、実はこれらの船は釣りで使うこともできるのです。

さらにコンパクトになるカヤックがある

それだけでも手軽に乗れて、操縦には特別な免許も不要なカヤックですが、たくさんの種類の中にはコンパクトなサイズになるものもあります。今回は、そんなフォールディングカヤックについてご説明すると共に、人気ブランドのおすすめのモデルをご紹介いたします。

フォールディングカヤックとは

フォールディングカヤックとは折りたたみできるカヤック

フォールディングカヤックは、通常のカヤックとは少し違う種類のカヤックになります。簡単にいえば、使用する時に組み立てたり・エアーで膨らませるタイプの折りたたみ型組み立て式のカヤックをフォールディングカヤックと定義付けられています。

フォールディングカヤックの起源

フォールディングカヤックの歴史は1907年のドイツからはじまります。クレッパー社では「ファルトボート」という折りたたみ式の小型の船を開発しました。これが後に名前を変えて、現在ではフォールディングカヤックと呼ばれるようになったのです。

現在ではフォールディングカヤックは、多数の国で軍隊用の船としても採用されるほど、丈夫で持ち運びに優れた船と認められています。


フォールディングカヤックのメリット

フォールディングカヤックは軽いものが選べる

フォールディングカヤックすべてがそうとは限りませんが、エアーで膨らませるタイプは木をくり抜いた折りたたみできないモデルと比較して、素材の違いによりずいぶんと軽くできています。

例として一般的な1-2人乗りのカヤックが2-30kgの重さがあるのに対して、エアーで膨らませるものであれば15-18kg程度の重さしかありません。これにより力に自信がない方や女性でも、苦労せず移動させることが可能です。

フォールディングカヤックは日本の住宅事情にフィット

カヤックを時前で所持するには、使わない間に置いておく収納場所が必要になります。庭が広くて大きな物置小屋などを所持している人はよいですが、日本の住宅事情ではカヤックまるまる1艘を置いても邪魔にならない、大きな置き場所を持っている人は限られてきます。

しかしフォールディングカヤックであれば、使わない時には分解したりエアーを抜いてしまえば非常にコンパクトなサイズになるので、収納場所に困りません。

フォールディングカヤックは運搬も楽

重さが軽くて分解・折りたたみで小さくなるフォールディングカヤックは、カヤック運搬方法も車だけでなく複数の中から選べるようになります。

1例としてモンベルのフォールディングカヤックの入門機ともいえるアリュート380Tであれば、折りたたむと幅1m奥行き40cm高さも30cm程度のサイズになるものです。JRであれば2mの長さまで手荷物として持ち込みできるため、電車での移動も十分可能な大きさとなります。

フォールディングカヤックの組み立て

動画で組み立て例を確認しよう

ここではモンベルの公式チャンネルの動画を参考にして、フォールディングカヤックの組み立てがどのようなものかご覧いただきます。組み立てにはどんな道具が必要なのか、どのくらい時間がかかるものなのかを確認してください。

組み立て方手順例


組み立て方1.フレームをすべて組む

まずは部品の中からフレームをすべて組み、並べます。モンベルのフォールディングカヤックはラベルの付いている方がすべて船首側なのでラベル側もそろえるのがコツです。

またフレームのラベルは同じ向きから見てきちんと読める方向に貼られています。同じ数字・文字のラベル同士を組み合わせていくと骨組みが出来上がっていくでしょう。

組み立て方2.シートとフットブレースベルトの取り付け

このフォールディングカヤックは2席あるので、フレームの前と後ろあたりのフレームにシートの裏のパーツをはめ込みシートループで固定します。その後ろには同様にして背もたれもしっかりと取り付けてください。

フットブレースは足を伸ばして踏ん張る時に足の裏に当たる部分です。説明書どおりの位置のフレームに固定したら、実際にシートに座って自分の体に合わせて長さ調整をしてください。少し膝が曲がる程度が目安です。

組み立て方3.本体をかぶせてエアーを入れる

フレームとシート、フットブレースの組み立て取り付けが終わったら本体をかぶせてベルトで固定します。このときエアチューブがパイプの下にならないよう気をつけてください。あとはエアーを入れて叩いてみて、硬さを感じるくらいまで膨らませたら完成です。

組み立てにかかる時間は

モンベルの公式で公表されている組み立て時間の目安は19分です。ほかのフォールディングカヤックについてもだいたい同様で、慣れないうちでも30分ほどあれば完成したというレビューがほとんどとなっています。取り扱い説明書や公式の解説動画をよく見てから、組み立てはじめてください。

おすすめフォールディングカヤック2選

モンベル|ボイジャー 460T


ボイジャー 460T

サイズ全長460cm 最大幅77cm
最大積載量290kg
畳んだサイズ5×40×33cm

キャンプ用品や登山用品ブランドとして人気の高いモンベルから出ているフォールディングカヤックです。ボイジャー460Tは2人乗りのタンデム艇と呼ばれる種類で、ゆったりと座れる大きめの船体でたくさん荷物が積める余裕もあるのが特徴です。川を使ってキャンプの荷物を運ぶなどという使い方もできます。

モンベル|アリュート 380T

アリュート 380T

サイズ全長380cm 最大幅77cm
最大積載量190kg
畳んだサイズ92×37×27cm

アリュート380Tはモンベルのカヤック中でも入門艇ともいわれる、お値段控えめなモデルです。1人用ですが座席幅などは大きなボイジャーと同寸法で体が大きな人でも1人用だから狭いということはありません。

組み立て時間は9分程度と簡単でスピーディーで、組み立てサイズもコンパクトで小回りが効き扱いやすいのが魅力です。人と荷物を合わせた最大積載量も十分ありますので、荷物もたっぷり乗せることができます。

収納や移動も楽な小型船で楽しもう

Photo bydistelAPPArath

今回はキャンプや釣りで活躍するフォールディングカヤックがどのようなものか、道具を使わない組み立て方などもご紹介いたしましたがいかがでしたでしょうか。

通常のカヤックよりもコンパクトに折りたため軽いものが多いのが特徴です。車の後部座席に入ってしまう大きさで、電車移動も可能なフォールディングカヤックで、アウトドアを楽しく快適にすごしましょう。

いろいろなカヤックが気になる方はこちらもチェック

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