SLSZ セットアッパー 125S-DR
ルアーのタダ巻きのコツを覚えよう
タダ巻きのコツを覚えてステップアップ!
ルアーゲーム初心者向け!知っているだけでルアーの動かし方がうまくなるタダ巻きのコツをご紹介します。
初心者の方が最初に覚えるルアーアクションであり、上級者でも工夫を続けるルアーアクションの基本「タダ巻き」。このアクションには、長時間続けるのが難しくても知っているだけでステップアップに繋がるコツが沢山あります。釣り上手が自然と身についているタダ巻きのポイントを覚えて、釣果アップを目指しましょう!
タダ巻き時のロッドの構え方のコツ
ロッドの構え方を2つに分けて解説
1つ目のポイントはロッドの使い方、ルアーを操作するときの構え方についてです。なんとなく構える角度を決めるのではなく、基本はこの角度、オプションとしてこの角度と使い分けることで釣果アップが狙えます。
タダ巻きが多い釣りでは特に知っておきたい動かし方のコツ!シーバス、メバルやアジといったライトゲームから釣りを始めた方はぜひチェックしてみてください。
①基本はティップを上げて構える
タダ巻きをするときはロッドティップを45°程度、斜め上に持ち上げる構え方が基本になります。
これは巻き速度が変化したり流れや風でルアーが引っ張られたときに、ルアーが上方向へ進むように誘導するため。泳いでいる魚が逃げるときは海面方向、斜め上に逃げるのが自然なので、ルアーもワームも泳ぐ小魚を演出したいときは上方向へひっぱるというわけです。
ジグヘッド+ワームをタダ巻きするときもこのイメージでOK!一定のレンジをタダ巻きする場合も受ける抵抗の変化で多少上下の動きが入る場合があるので、ティップを持ち上げる構えを基本にしましょう!
ロッドの持ち方
ティップを45°程度で構えるときのロッドの持ち方は、ロッドを脇に挟んでしっかりとホールドするのがポイント。ロッドを持つ手は手のひらでグリップを下から支えるような持ち方がおすすめです。ティップがブレてルアーに余計な違和感を与えないように持ちましょう!
足場が高い場合はティップを下げても角度は十分!
都市河川のシーバスゲームなど、足場が高い釣り場ではティップを下げても十分な角度が得られるケースがあります。風が気になったり道糸と足場の接触が気になる場合は、ティップを下げて対応しましょう。
足場が高い場所でティップを上げるとルアーの上昇角度もアップ!足元のみ根掛かりするという場合はロッドティップをいつもより高く構えて高速巻きで回収というテクニックが使えます。
②ティップを横、下げて構えるケース
構え方の使い分けポイント!ティップの角度を下げるケースについてもチェックしておきましょう。ティップを上げた場合と下げた場合の差は強烈に大きいというものではありませんが、シーバスやメバルのタダ巻きではこの小さな差が釣果の明暗を分けるポイントになります!
キャスト後のフォール
ルアーが着水してから沈める場合は、ティップを下げてラインを海面につける「ラインメンディング」が効果的。道糸が受ける風の影響を抑えるためにティップは下げ気味で構えておきましょう。爆風で道糸がルアーを引っ張ってしまうというケースでも効果的です。
ルアーを潜らせたいとき
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ルアーを潜らせたいときはティップを横、もしくは下げて構えることで潜行角度をコントロールできます。上方向の軌道をイメージしてティップを上げたまま巻くと浅め、逆に下げると深めを泳いでくるイメージです。
タダ巻きは速度に変化をつけるのが一番簡単なアプローチ変化の方法ですが、ロッドの構え方を変えてみるというのも1つの手。知っていれば簡単にできることなので、初心者の方もぜひ試してみてください。
ルアーを足元まで泳がせたいとき
先ほどご紹介した動かし方の応用編!ルアーはアングラーに近づくほど引っ張られる角度が急角度、つまり海面に向かって泳いでくるので、足元に到達する前に海面を割っているというケースも出てきます。
足元まで探りたいときはルアーが近づくにつれてティップを横、下と構え直して潜行角度を調整しましょう。シーバス、メバルともストラクチャー狙いの近距離戦で役立つテクニックです。
タダ巻き時のリールの巻き方のコツ
リールの巻き方を3つに分けて解説
続いてはリールの巻き方についてです。速く巻くよりゆっくり一定の速度で巻き続けるほうが難しいのがリール操作のポイント!速度をキープできていなかったり、速く巻きすぎていたり、自分のミスに気づきにくいのもリーリングの難しいところです。
使用頻度の高いタダ巻きのステップアップに必要不可欠な要素なので、ルアーゲームに慣れてきた方はこの部分もチェックしておきましょう!
①一定速度のキープを基本にしよう
タダ巻きのリーリングは一定の速度をキープするのが基本。アクセントとして変化を加える方法もありますが、一定の速度で泳ぐ中にバランスを崩す瞬間があるというのが理想的なアクションになります。名作と呼ばれるルアーは、タダ巻き時にこのバランス崩しをオートマチックに行うものが多いです。
まずは速度をキープするタダ巻きから!初心者の方は一定の速度でタダ巻きをするところから始めてみましょう。
②タダ巻きはハンドルノブの握りが重要!
リールを巻くときはハンドルノブの持ち方に注目!負荷が大きい場合は強く握り、負荷が小さいときはできるだけ力を抜くというのが一定速度で巻き続けるための重要なポイントです。
ジグヘッドやルアーを巻いているときは低~中負荷、魚が掛かっているときや重いルアー、シャクリなど強いアクションを入力するときは高負荷とイメージして握り方を使い分けましょう。
手を開いて脱力!
力を抜いてリールを巻きたいときは、ハンドルノブは握らず手を添えるような状態でハンドルを回すのがコツ。握り込まず手を開いて、力を抜いた状態でリーリングします。この状態で巻けばハンドルを回すために必要な力加減、リールから伝わる抵抗感を認識しやすく、巻きの重さを頼りに一定のスピードをキープできます。
標準ハンドルノブの形状をチェックしてみよう
ハンドルノブの持ち方に悩む場合は、リールに標準で装備されているハンドルノブの形状を基準にするのもおすすめ!I型ノブはつまむように、T型ノブは指を掛けるように回してみましょう。丸形は手のひらで押すような回し方がおすすめです。
どのタイプも魚が掛かったときは握る形に持ち替えて、パワー重視のリーリングでファイトしてください!
③タダ巻きの速度の決め方
タダ巻きの速度の決め方についてもチェックしておきましょう!
基本となるのは時間や魚種に合わせた使い分けで、ルアーが見切られやすいデイゲームは速巻き、ルアーをじっくり見せたいナイトゲームではゆっくり巻きがメインになります。速巻きは1回転1秒~1.5秒、ゆっくり巻きは1回転2秒~3秒程度をイメージして複数の速度を試してみてください!
巻き速度でルアーのレンジが変化
巻き速度の変化でルアーがどんな潜り方をするかはルアーが持っている性質次第。例えばジグヘッドであれば、速く巻くと泳ぐレンジが浅くなります。ロッドの角度と合わせて、ルアーのレンジを調整しながら魚の反応を探ってみましょう。ほんの20cm程度の変化でも、魚の反応に違いが出てくる場合があります。
速度を変えずにレンジを調整したい場合は、ルアーを交換するのが簡単!ジグヘッド+ワームを同じ速度で巻いた場合、重い方がレンジが深くなります。ミノーはルアーごとに潜行レンジが設定されているので、ルアーローテーションで対応です!
ミノーは振動を頼りにスピードの基準を作ろう
ミノーやバイブレーションなど、振動がティップや手元まで伝わるルアーは振動の強さを使ってスピードの基準を作ることができます。
速く巻いてみて強振動、ゆっくり巻いて振動無し、この境目あたりのスピードが基準としておすすめの巻きスピードです。この部分はルアーによってさまざまですが、動かし方が分からない場合は流れなどルアーが受ける抵抗の変化でときどきブルっとくる程度からスタートしてみてください。
デイゲームならブルブルし続ける速度、ナイトゲームではほとんど振動を感じないような速度が効くケースもあるので、スピードもパターンを作って複数を試してみるべきです!
ラインの張り具合を気にしてみよう!
基本は張った状態をキープ!
シーバスゲームなどソルトで使用されるPEラインは伸び率が最も低いラインですが、軽く水に浮くラインでもあります。大きく蛇行している部分があると、引っ張ってもゆがみが真っすぐになるだけで手元に違和感が伝わりません。
タダ巻きの最中はラインをできるだけ真っすぐにして、張った状態でルアーの挙動変化や流れの抵抗感、魚のアタリといった情報を集めていきましょう。ラインのコントロールにはいろいろな方法がありますが、初心者の方はまずこの状態を覚えるところから始めてみるのがおすすめです。
張らず緩めずの感覚を掴もう
タダ巻き時のラインコントロールのバリエーションとして、張らず緩めずという状態があります。
これは手元にルアーの感覚がしっかり伝わるラインが真っすぐな状態と、ラインを引っ張られても手元に感覚が伝わらない状態の中間を指す言葉で、ナチュラルなルアーアクションを引き出すとともに魚を乗せるようなフッキングができる状態です。
初心者の方がいきなりこのラインテンションをマスターする必要はありませんが、習得できればステップアップ間違いナシ!浮力が高いルアー、太いラインの方がこの状態を作りやすいです。流れのあるところでラインを見ながら練習してみてください!
ルアーに合わせたタックルセレクト
ロッドティップが柔らかいと簡単!
最後はタダ巻きに合うタックルの選び方についてです。タックルがタダ巻き向きであればルアーの動かし方が簡単に、タダ巻きに不向きな状態だと動かし方は難しくなります。まずはロッドからチェックしてみましょう。
ロッドは柔らかいものがタダ巻き向きで、ティップがある程度柔らかいと手元やルアーのブレを吸収してくれます。ルアーの動きに対して柔らかいティップが必要なので、軽く動きが弱いルアーには繊細なティップを組み合わせましょう。適合ルアーウェイトの真ん中が使用頻度の高いルアーのウェイトになるように選ぶとバッチリ。
バスロッドやシーバスロッドなど、細分化が進んでいるロッドをチェックしてみるのもおすすめです!
リールのギア比を合わせると簡単!
無条件にリールを巻いたとき、巻きやすいと感じるスピードは1秒~1.5秒に1回転程度という方が多いです。リールの番手やギア比はこの1秒~1.5秒に1回転がちょうどいい巻き速度になるように選ぶと、ルアーの動かし方が簡単になります。
シーバスゲームではデイゲームなら3000番のHGやXG、ナイトゲームには3000番のノーマルギアと選ぶのがおすすめ。ナイトゲームがメインになるメバリングは2000番のノーマルギアやローギア(パワーギア)を選ぶのがおすすめです。
タダ巻きのコツを覚えてステップアップ!
釣れるタダ巻きでルアーのアクションを引き出そう!
タダ巻きはルアーの動かし方の基本となるアクションですが、突き詰めようとするとかなりハードな練習が必要になるアクションパターンでもあります。今回ご紹介したのは基本を作るところからスタートする方向けで、釣り場の条件や狙う魚、ルアーのタイプに製品ごとの特性まで、やりこめるポイントは無限に存在します。
ほんの少しの差で釣れたり釣れなかったりするアクションでもあるので、面倒くさがらずにいろいろ試してみるのがおすすめ!初心者の方はぜひアレコレ考えながら、自分に合うタダ巻きを探してみてください!
ルアーが気になる方はこちらをチェック!
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