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【超軽量】スペシャライズド・エートスをご紹介!純粋にロードライドを楽しもう。

エートスは純粋に走りを楽しむために設計された、スペシャライズドでも異色のロードバイクです。軽さと剛性を兼ね備え、シンプルなデザインは街中でもなじみます。以下ではスペシャライズド・エートスの特徴や魅力についての解説を行い、おすすめ商品もご紹介していきましょう。
2022年8月30日
haekon
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目次

異色なスペシャライズド製バイクをご紹介

エートス(AETHOS)はスポーツ自転車ブランド・スペシャライズドの2020年の新作です。同社としてはユニークな商品で、プロ選手がレースに用いるためでなく、一般の自転車愛好家がライドを楽しめることをコンセプトにしています。

以下ではスペシャライズド・エートスの特徴や魅力について解説を行い、おすすめの商品についても詳細にご紹介していきましょう(本記事は2022年8月26日の情報をもとにしました)。

スペシャライズド・エートス【公式サイト】

デザイン&形状にこだわりが満載

1.シミュレーションで最適な形状を決定

バイクの性能はフレームの形状で決まると考えたスペシャライズドの開発者たちは、スーパーコンピューターで数十万回ほどのシミュレーションを行いました。その結果、大きな力がかかる部分のチューブ形状を楕円にすることで、必要な剛性を確保できることが分かりました。

エートスのフレームは円形と楕円形のチューブを組み合わせたレトロな形状で、近年主流になっているエアロフレームのロードバイクとは一線を画しています。

2.チューブを薄くして軽量化に成功

エートスのフレームは約2mmと薄いのが特徴で、同社の看板商品「ターマック(SL6)」の厚さ4mmと比べると1/2ほどの薄さになっています。従来は小さなカーボンシートを接合することで剛性を高めていましたが、必要以上の重なりにより厚みが増えていました。

エートスではフレームの形状を工夫し、1枚1枚のシートを大きくして余分な厚みを抑えることにより、軽量化を実現しています。

完成車の重量はUCI規格以下


軽量化により、最高グレードのS-WORKS・AETHOSのフレーム重量は600g 以下で、完成車では6kg以下まで抑えられています。

ちなみにUCI(国際自転車競技連合)が認める公式レースの規格ではバイクの最低重量は6.8kgまでとされていて、パーツの追加なしではレースに出られないほどの軽さが特徴です。スムーズにこぎ始められて斜度のある上りにも対応できるなど、快適なライドを楽しめるでしょう。

3.シンプルなデザインで街乗りにもぴったり

スペシャライズド製ロードバイクの多くには、ブランド名を主張する大きなロゴがプリントされていますが、エートスのトップチューブやヘッドチューブのロゴは、見逃してしまうほどの控えめな大きさです。

また、円形のチューブで構成されるレトロなデザインは、落ち着いたカラーリングとの相性も抜群で、街中でも違和感なく乗ることができるでしょう。

エートスのラインナップをご紹介

1.エートスの一覧表

下にはエートスの主なモデルをグレード(価格)順に並べた表を掲載しました。ちなみに、エートスのモデル名は前半の「S-WORK」や「AETHOS」でフレームのグレードを表し、後半の「SHIMANO DURA-ACE DI2」や「ETAP」などで搭載する変速機の型名を表しています。

製品名 価格 変速機
S-WORKS AETHOS-SHIMANO DURA-ACE DI2 1650000円 Shimano・Dura-Ace Di2
S-WORKS AETHOS FOUNDERS EDITION(予約販売のみ) 1694000円  Shimano・Dura-Ace Di2
S-WORKS AETHOS ETAP 1529000円 SRAM・RED eTAP AXS
S-WORKS AETHOS DI2
 
1452000円 Shimano Dura-Ace Di2
AETHOS PRO ETAP
 
1067000円 SRAM FORCE eTap AXS
AETHOS EXPERT-SHIMANO ULTEGRA DI2 979000円 Shimano Ultegra Di2
AETHOS PRO 847000円 Shimano Ultegra Di2
AETHOS COMP-SRAM RIVAL ETAP AXS 638000円 SRAM Rival eTap AXS
S-WORKS AETHOS FRAMESET 660000円 フレームのみ

フレームのみの販売も実施

「S-WORK」についてはフレームのみの販売も行っているので、最終行に付記しました。本表とは別に、世界選手権やツールドフランスでも活躍中のペテル・サガンとコラボした限定フレームも販売されています。詳細は公式サイトにてご確認ください。


2.グレードの違いについて

「S-WORK」にはスペシャライズドが開発したFACT 12rというカーボンフレームが、「AETHOS」にはFACT10rが採用されていて、素材と積層方法が異なります。10rは12rよりフレームが100gほど重くなりますが、他メーカーのバイクと比べると十分に軽量です。

また、変速機は操作性についての好みが分かれるパーツのため、ショップで実物をチェックすることをおすすめします。

スペシャライズドのエートス3選

1.AETHOS・COMP

エートスの完成車としては最もリーズナブルなロードバイクです。コンパクトなSRAM社の電動シフトにより機敏なギア切り替えが可能で、同じくSRAM社の油圧ディスクブレーキは高い制動力を持っています。

フロント・リアの足回りには頑丈なDT・Swiss・R470ホイールや、スペシャライズド製のTurbo・Proタイヤを履いているので、安心してロングライドを楽しめるでしょう。

サイズ 49・52・54・56・58
カラー サテンメタリックモス・グロスクレイ・
サテンカーボン

2.AETHOS・PRO

エートスPROは上でご紹介したCOMPよりグレードが一つ上のバイクです。電動式のシマノ製ULTEGRA・DI2は操作が簡単で、小まめな変速を可能にしています。

また、自社ブランド・ROVALのAlpinist・CLホイールやS-Worksカーボンハンドルといったパーツの採用により、完成車の重量が6.58kgという軽さを実現。こぎ出しがスムーズで、スピード感のある走行を楽しめるでしょう。

サイズ 49・52・54・56
カラー サテンブルームラーノ


3.S-WORKS・AETHOS・ETAP

スペシャライズドでも最高級のS-WORKSフレームを搭載した商品です。FACT12rカーボンを素材として用いることにより585gという超軽量に仕上げています。一方で、耐荷重は125kgを確保しているので、荷物を積んでのキャンプツーリングにも活用できるでしょう。

SRAM社のRED・ETap・AXSは 12速のワイドレンジのため、急な坂道でも負担を軽減しながら走ることができます。

サイズ 49・52・54・56・58・61
カラー レッドゴールドカメレオンティント
カーボン

お好みのモデルで快適な走行を満喫

スペシャライズドのエートスは超軽量なロードバイクで、ロングライドやヒルクライムといった多彩な用途で楽しめます。また、シンプルでクラシックなデザインなので街乗り用としても活用できるでしょう。

グレードやカラーの選択肢も豊富で、フレームのみの販売もあります。気になる商品がありましたら、お近くのスペシャライズド正規販売店などで実物に触れてみてはいかがでしょう。

スペシャライズドのエートスが気になる方はこちらもチェック!

スペシャライズドには他にも、レース用やグラベルロード用などの多彩な車種を提供しています。下にはターマックやアレーなどの人気モデルの特集をリンクしました。こちらもあわせてお楽しみください。