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スペシャライズドのアレースプリントを徹底解剖!最新モデルはアルミ製スーパーバイク

スポーツ自転車メーカーのスペシャライズドは、2022年3月にアレースプリントの最新モデルを発表しました。今回は、そんなスペシャライズドのアレースプリントについてご紹介します!アルミ製の最新モデルで、上質な走りを体験できる世界最速のスーパーバイクです。
2022年8月30日
syuka
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目次

この記事で紹介しているアイテム

スポーツ自転車メーカーのスペシャライズド

本社はアメリカ・カリフォルニア州

出典:unsplash.com

スペシャライズド(SPECIALIZED)は、アメリカ・カルフォルニア州のスポーツ自転車メーカーです。「Innovate or die - 革新を、さもなくば死を」を社是に、サイクリングから健康や生活の質の向上を図っています。

その情熱の高さは速く走りたいというニーズに応えられるよう、業界初となる自転車専用の風洞実験施設を整備するほど。さらに、名だたる自転車レースに参加するような競合チームに、バイクなどの機材の提供も行っています。

Made for riders, by riders. | Specialized.com | Specialized.com
スペシャライズドは先進技術を駆使したサイクリング機材を提案し、トップレーサーから情熱的なホビー・サイクリストまで、ライダーの生活を向上し、革新するアメリカの自転車ブランドです。

POINT

  • 当記事は2022年8月時点の情報をもとに記載しているため、実際の情報とは異なる場合があります

プロ・アマ問わず人気のメーカー

スペシャライズドでは、アスリート向きのバイクから一般ユーザー向きのバイクまで幅広いラインナップを展開。さらに、ロードバイクやクロスバイクなど、プロが乗るスポーツバイクに使われるものと同じ技術が使われたモデルを一般向けにも販売しています。今回紹介するアレースプリントも、そのひとつです。

スペシャライズドの「アレースプリント」

「アレースプリント」は2022年3月23日にモデルチェンジを発表されたロードバイク。カーボン製の従来品のターマックSL7を通して得た技術革新と、独自のテクノロジーを使ったアルミ製の車体が特徴です。

スペシャライズドではカーボン製のコピーなどではなく、「世界初のアルミ製スーパーバイク」だと謳っています。カラーはグロスパープルティントオーバーカメレオンとサテンカメレオンの2色です。

アレースプリントのスペック


シートまわりはターマックSL7と共通

アレースプリントのシートポストとフォークは、従来品のターマックSL7と同じものが使われています。また、標準では700×26mmのタイヤが装備されていますが、32mmまでであればどんなタイヤでも装着が可能です。

さらに、内装式になっているケーブルの出し入れ口の角度がスムーズな変速を実現できるように工夫されており、フロントディレーラーハンガーは新しく開発された着脱可能なタイプになっています。

リミテッドやコンプディスクなどラインナップが豊富

アレースプリントにはいくつかラインナップがあり、30台の限定生産となっているリミテッドはパワーメーターやエアロ状のハンドルバーが装備されています。2カラー展開のコンプディスクは信頼性が高いフレームとベーシックなコンポーネントを搭載。

また、カラーリングが特徴的なフラメセットは4カラーあり、この中から自分好みのアレースプリントを見つけることが可能です。まさにライダーに寄り添ったロードバイクと言えるでしょう。

リーズナブルな価格帯

出典:unsplash.com

30万円を超えるため価格だけ見ると安い買い物とは言えないかもしれませんが、パフォーマンスのよさとスピード感のよさを鑑みれば充分リーズナブルな価格と言えます。

また、「Roval Rapide CLホイール」やクリーンなデザインでケーブルが内蔵された「S-Works Aerofly IIハンドルバー」などを備えており、これまでのカーボンバイクの先を行く1台に仕上がっていると言えるでしょう。

アレースプリントの操作性能をチェック

40kmの距離を40秒短縮

アレースプリントは快適性やエアロ性能が高く、コンプディスクと比べて40kmの距離の走行時間が41秒速くなりました。それを可能にしたのは、複雑な形をしているヘッドチューブをアルミ合金の1枚板にしたことです。

ヘッドチューブや内装式のケーブルはターマックSL7と同様の形状ですが、ヘッドチューブはアルミ合金の1枚板を油圧成型で形作っています。これによって、これまでよりエアロ性能を高めるフレームになりました。


ホイールへのダイレクトな伝達で安定性に優れている

ダウンチューブとBBもアルミ合金の1枚板をハイドロフォーム加工によって成形されていて、コンプディスクと比べて2か所溶接部分が少なくなりました。このダウンチューブとBBの溶接部分は、左右のチェーンステーとシートチューブの3箇所のみです。

そうすることで、直接リヤホイールにパワーを伝えることが可能になります。さらに、ハンドルやペダル、フロントホイールとのバランスがよくなり、安定性が高いのが特徴です。

オールラウンダーに乗れるバイク

アレースプリントはスプリントのかかりがいいので、高速域で特によく伸びるのが特徴です。調子に乗りすぎて強く踏み込むと疲労が足にくるので注意が必要ですが、オールラウンダーなバイクで特に平地で走るのに向いています。

見た目の通り剛性があるため、下りは特に安定していると言えるでしょう。上りの場合座った姿勢だと少し辛いかもしれませんが、短い坂を立ち漕ぎに近いダンシングで登るなら気分よく走ることができます。

特許取得の溶接技術で作られたアレースプリント

スマートウェルドテクノロジー

出典:unsplash.com

このようなパフォーマンスを実現させるため、アレースプリントの製造で使われたのは「スマートウェルド」という溶接技術です。これまでアルミフレームの弱点と言われていた溶接個所を、最適な位置で配置しました。

こうすることで効率的で一貫した溶接を可能にした、スペシャライズド独自の特許を取得した製法です。アレースプリントのヘッドチューブはこれまでと異なり、トップとダウンの接合部が少し後ろ側で溶接されています。

最高のライドクオリティを実現

スペシャライズドはカーボン製のターマックSL7から素材を変えて新しいモデルを作るうえで、性能が低下することはあってはならないと考えました。それをアルミ合金で実現したことはライダーにとって誇らしく、とても素晴らしい技術です。

ヘッドチューブから溶接材料の余分な部分を取り除けば、応力が集中する場所にかかる負荷が最小限になります。その結果薄さが均一になったチューブは軽いだけでなく、最高の乗り心地をもたらしました。

焦点を素材そのものに


出典:unsplash.com

これまでの溶接技術では、強度を持たせるために必要以上に頑丈にしていました。そのために、ロードバイクに大切な乗り心地が損なわれてしまうことが多々あったのも事実です。ですが、スマートウェルドシステムなら乗り心地が損なわれることはありません。

強度が必要な箇所に最適な素材は何かに焦点を当て、その場所に最適な素材を正確に配置します。そうすることで、求められる性能を実現できる形状のフレームにすることが可能です。

スペシャライズドで軽快な走りを

出典:unsplash.com

今回はスペシャライズドのアレースプリントについて、スペックや操作性能などをご紹介しました。アルミバイクの中でも一級品でハンドルやホイールのバランスがよく、同スペックのカーボン製バイクと比べて手を出しやすい価格です。

また、万が一落車してしまった場合を考えても、アルミ製なので絶大な安心感があります。モデルチェンジを経て注目度の高いバイクへと生まれ変わったアレースプリントを、ぜひチェックしてみてください。

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今回は、スペシャライズドのアレースプリントについてお話してきました。スペシャライズドでは、アレースプリントのほかにもさまざまなバイクを取り扱っています。ほかのスペシャライズド製品が気になる方は、ぜひこちらの記事もチェックしてみてください。