クリアースライダー【ラージ】コバエ防止[昆虫ケース]
ミタニ カブト・クワガタ成虫用
樹皮ブロック
フジコン ワイドカップ バイオゼリーPRO50 B-123
ヒラタクワガタを繁殖させたい
環境を整えることが最も大切
ヒラタクワガタを飼育している人なら、ペアリングをして産卵に成功させたいと考えるのではないでしょうか。しかし、ヒラタクワガタの産卵を成功させるには、最高の環境を整える必要があるのです。
また、環境だけではなくヒラタクワガタの産卵には十分な知識も必要になります。必要な土や育成方法、環境作りやコツなど、ヒラタクワガタの産卵に重要なポイントをぜひ学んでください。産卵は飼育にはないわくわくや楽しさを得られるでしょう。
ヒラクワガタの産卵時期とは
5月上旬から9月上旬
ヒラタクワガタはどの時期に産卵をするのでしょうか。繁殖をする時期を抑えることで、もともと飼育しているペアリングしたヒラタクワガタも産卵をするかもしれません。ヒラタクワガタの産卵は5月上旬頃から始まるのです。
それから約4ヶ月間の9月上旬までヒラタクワガタは産卵をします。もちろん、その年により時期のバラツキはありますが、日本ではだいたいこのくらいの時期にヒラタクワガタは産卵をするのです。
23℃から28℃の気温
では、ヒラタクワガタの繁殖に適した温度はどのくらいでしょうか。ヒラタクワガタはおおよそ23℃から28℃くらいの気温で繁殖を行おうとするのです。このくらいの気温で管理をしていればペアリングしたヒラタクワガタは産卵をします。
しかし、さらに温度が下がってしまい20℃近くになると越冬の兆候が始まりまるでしょう。高すぎ付のもよくありませんが、低すぎる環境だと越冬モードに入り、ペアリングをしていても繁殖はしなくなりますので注意が必要です。
季節が進むほど産卵確率は下がる
ある程度温度が高い状態でも、ヒラタクワガタは季節が進みすぎると産卵のチャンスは下がります。環境を整えていても8月の中旬頃になると繁殖の兆候は起こりにくくなりますので、できる限り8月までには環境を整えるようにしましょう。
また、温度が20℃に近づくと越冬の準備に入るヒラタクワガタの個体もいます。できるだけ繁殖の可能性を高めるには、早めに繁殖用のマットなどを用意して、ペアリングも済ませ、産卵に備えるように心がけましょう。
ヒラタクワガタの産卵に必要なもの
ペアリングには成熟した成虫
ヒラタクワガタの産卵にせいこうには、なによりペアリングを行う必要があります。ペアリングには、成熟したオスメスを飼育する必要があるのです。メスだけ採取すれば交尾済の可能性もありますが、できるだけペアリングさせることが確率が高まります。
もし、ペアリング用の採取が難しい環境の場合は、ショップで購入してペアリングさせましょう。ショップでの購入、飼育、そして繁殖が最も近道で産卵の可能性が高いと言えます。
育成ケース
また、ヒラタクワガタの産卵、繁殖を促す環境が整えられる飼育用のケースも必要です。飼育用のケースは、できるだけしっかりとしたものを選びましょう。菌糸ビンなどは幼虫を孵化させるためのアイテムのため、飼育用の少し広めのケースを用意します。
クワガタを飼育するための専用ケースが最も適していますが、専用でなくても昆虫が飼える環境が整えば問題ありません。ヒラタクワガタをペアリングさせる大切な土台となるため、しっかりと検討しましょう。
クリアースライダー【ラージ】コバエ防止[昆虫ケース]
サイズ | 267×187×159mm |
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容量 | 5.6リットル |
材質 | 全てスチロール樹脂製 |
ネオ埋め込みマット
埋込みマットも忘れずに用意しておきましょう。ネオ埋込みマットはクヌギやナラを細かく粉砕しているため、ヒラタクワガタに最適なフカフカとした環境が整います。越冬用としても使えるため、より適切な飼育をするためには重要なアイテムです。
また、埋込みマットは湿度を保つてくれる役割も発揮します。湿度はヒラタクワガタの飼育や繁殖、幼虫にとってもかなり大切なコツになるため、完璧なヒラタクワガタの産卵を目指すなら用意しておきましょう。
ミタニ カブト・クワガタ成虫用
本体サイズ | 28×6×38cm |
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本体重量 | 780g |
内容量 | 5000ml |
腐葉土
マットも必要ですが、土も用意しておくべきでしょう。土にもさまざまな種類がありますが、やはりクワガタの飼育に適しているのは腐葉土です。腐葉土はもともとヒラタクワガタが生息している環境に近い土と言えます。
先ほどのマットと腐葉土を適度に混ぜて管理しましょう。マットはより繁殖に適した湿度と整え、腐葉土はよりナチュラルな環境に近い飼育を生み出してくれます。こうした環境でしっかりと管理すれば、産卵も実現できるでしょう。
樹皮ブロック
樹皮ブロックは、ヒラタクワガタが隠れるための場所になります。昆虫は狭い場所を好むため、ヒラタクワガタの飼育にも樹皮ブロックを設置して管理しましょう。また、樹皮ブロックは身を潜めるためだけではなく、転落の防止としての役割もあります。
さらに、樹皮ブロックを設置することで、見た目も良くなるでしょう。インテリアとしての効果もありますので、ヒラタクワガタの繁殖用として樹皮ブロックはぜひ設置してください。
樹皮ブロック
素材 | 松 |
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用途 | 昆虫転落防止用 |
幼虫ゼリー
ヒラタクワガタの産卵には餌は欠かせません。オスもメスもペアリングして産卵をするために体力が必要になります。餌はクワガタ用であればどういったものでも問題はありませんが、クワガタ用の幼虫ゼリーが最もポピュラーです。
幼虫ゼリーは扱いやすく小分けにされているため餌としてはかなり便利でしょう。この餌は栄養も豊富なため、健康的に産卵を促すことができるはずです。幼虫ゼリーを適量、餌として使うことをおすすめします。
フジコン ワイドカップ バイオゼリーPRO50 B-123
本体サイズ | 19×4.5×30cm |
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本体重量 | 880g |
クヌギナラ産卵材
ヒラタクワガタは土にも産卵しますが、一般的には木の切れ目に産卵します。このクヌギナラ産卵材は、ヒラタクワガタが普段使っている産卵用の気に最も近いため、安心して産卵してくれるでしょう。
ヒラタクワガタに限らず、その他のクワガタやカブトムシにも使える産卵材のため、長期的に繁殖管理を行う場合は、質の良いクヌギナラ産卵材を購入しておいたほうがよいです。この産卵材は、土やマットの上に数個設置しておくことをおすすめします。
霧吹き
霧吹きも用意しておきましょう。ヒラタクワガタの産卵を成功させるコツはやはり、湿度をしっかりと保つことです。湿度管理をしっかりと行うことで、ヒラタクワガタの越冬にも成功できます。霧吹きは、まんべんなく霧が行きわたるタイプを選びましょう。
クワガタの育成管理に使用するマットは、湿度を保つ役割がありますが、湿度が下がる時期にはどうしても乾燥しやすくなります。土やマットが乾いてくる前に、霧吹きで湿度を上げるのがコツです。
温度計
ヒラタクワガタが産卵を開始する温度は、23℃から28℃前後です。つまり、この温度を保つことが産卵を成功させるコツと言えます。今の部屋の温度がどのくらいになっているのかを確認できるように、温度計は用意しておきましょう。
温度管理は産卵においてとても重要なポイントになります。頻繁に確認する必要はありません。様子を伺う程度で問題はありませんが、ヒラタクワガタの産卵の兆候として、この温度管理はとても大切ということは理解しておきましょう。
ヒラタクワガタの産卵に成功させるコツ
越冬対策を万全にする
ヒラタクワガタの産卵を成功させるには、越冬をさせることがコツになるでしょう。実は、ヒラタクワガタは越冬させた方が産卵の回数が増えると言われています。つまり、越冬を完璧に成功させることで、産卵の可能性も高まるということになるでしょう。
ヒラタクワガタの寿命は2年ほどと言われています。しかし、越冬を成功させることで、ヒラタクワガタの寿命が延びると言われているのです。ヒラタクワガタの産卵に成功させるためには、越冬の知識も得ておきましょう。
マットは質の高いものを選ぶ
ヒラタクワガタの産卵を成功させるには、ヒラタクワガタにとって最高の環境を整えることもコツでしょう。ヒラタクワガタにとっての最高の環境を作る上で欠かせないアイテムがマットです。そのため、マットは質の高いものを選ぶことをおすすめします。
マットは保温性や保湿性、さらにはヒラタクワガタにとって気持ちいいフカフカの環境を作るのに役立つでしょう。餌も必要なアイテムですが、マットも時間をかけて良いものを選ぶようにしてください。
産卵セットは5月にセットする
ヒラタクワガタの産卵は5月から9月頃に行われます。期間が長いと感じるかもしれませんが、早い時期ほど産卵の成功は高くなるはずです。そのため、コツとして5月には産卵セットを組みあがるようにスケジュールを立てましょう。
早く用意しておき、産卵期に入ればすぐに産卵セットのケースに入れ替えて管理するのがコツです。期間が長ければ長いほど、産卵が行われる可能性が高くなりますので、早めに行動を起こし様子を伺うようにしましょう。
産卵が行われる兆候を知る
環境が整い、産卵が行われる可能性が高い気温になり、さらにはペアリングに成功していればメスは産卵を行います。産卵をする兆候を把握するのはとても難しいです。しっかりと管理をしていても、その兆候を把握することはできないかもしれません。
しかし、ヒラタクワガタの卵は肉眼で見ることができます。兆候まではわかりませんが、様子を伺っているとヒラタクワガタの卵は見えますので、しっかりとケースの様子を確認しください。
幼虫は早めに菌糸ビンへ
ケースの様子をしっかりと管理してると、卵を発見できるはずです。クヌギナラ産卵材に卵を産んだ場合は、そのまま育てましょう。ただ、幼虫になった場合は菌糸ビンで育てる方が安心です。
ヒラタクワガタの幼虫を慎重に菌糸ビンに移動させて、幼虫単体で管理するようにしましょう。こうした一連の流れをスムーズに行うには、やはり産卵期のヒラタクワガタの様子は日々確認することが一番です。手間と時間がかかりますが、ぜひ成功させてください。
ヒラタクワガタの産卵後に行うこと
数日間は経過観測
ヒラタクワガタの産卵が成功した後に何をするべきわからないという人は多いかもしれません。まずはメスの産卵が完全に終わっているかを確認することがコツになります。産卵をした後も1ヶ月くらいはそのままにしておきましょう。
そして、完全にメスの産卵が終わればケースからメスを取り出します。そしてさらにおおよそ1ヶ月間くらいは卵をそのままの状態にしておきましょう。そうすることで卵が無事に幼虫になるはずです。静かな場所で保管します。
クヌギナラ産卵材の取り出し
ヒラタクワガタの産卵後、1ヶ月間経過すればほぼ、幼虫になっているはずです。産卵セットケースに入っているクヌギナラ産卵材をそっと取り出し、木の中に入っている幼虫を取り出す作業に移ります。
幼虫の取り出しにはマイナスドライバーなどを使いましょう。木の切れ込みなどにマイナスドライバーを当てて、優しく割ってください。時間をかけて作業をすることで、幼虫のみを傷付けることなく取り出すことができるはずです。
菌糸ビンに移動させる
取り出したヒラタクワガタの幼虫はおそらく10mm以上に成長しているはずです。そのヒラタクワガタの幼虫をすぐに菌糸ビンに移動させます。幼虫はまだ小さいため、手で触ることはあまり好ましくありません。
割り箸などを利用して、優しくヒラタクワガタの幼虫を菌糸ビンに移動させます。菌糸ビンは保温性が高く、さらには栄養豊富な腐葉土が混ざっていますので、ヒラタクワガタの幼虫の成長をしっかりと助けてくれるでしょう。
ヒラタクワガタの産卵に挑戦しよう
コツを掴めば誰でもできる
ヒラタクワガタの産卵はどうしても難しいというイメージを持っているでしょう。しかし、準備をしておくものなど、ポイントを抑えておけば、ヒラタクワガタの産卵も難しくはありません。ポイントは流れを知ることです。
不安であればもう一度解説した内容をチェックしてください。ヒラタクワガタはかなり人気の高いクワガタです。そのため、繁殖に成功すれば、喜びも大きいでしょう。決して焦ることなく、根気よくヒラタクワガタの産卵に挑戦することをおすすめします。
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