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ミヤマクワガタとは?その生息地や種類などの生態から飼育、採集方法まで解説!

ミヤマクワガタとは?その生息地や種類などの生態から飼育、採集方法まで解説!

ふらわ

とうとうやって来てました夏!青い空と海に緑の山、ミヤマクワガタはお好きですか?私は大好きです。自分のためにお子さんのためにミヤマクワガタを採集したいという方のためにその生態、生息地、採集・飼育方法まで詳しくご紹介します。今年はかっこいいミヤマクワガタをゲット!

人気クワガタの一つ、ミヤマクワガタ

クワガタで人気のある種類はオオクワガタ、ヒラタクワタガ、ミヤマクワガタ、ノコギリクワタガタではないでしょうか。これらの種類が人気があるのはサイズ的に大きくなるので、採集の楽しみである大きな個体に巡り合える可能性があるのも理由かと思います。しかしそれぞれ形に特徴があり、生息地や生態が同じクワガタでも違っています。頭部の形の独特さが人気のミヤマクワガタ、その生態や生息地、捕まえ方・飼育方法、寿命など参考にしてください。

ミヤマクワガタの生態

ミヤマクワガタの特徴

ミヤマクワガタの最大の特徴はその頭部の形状です。頭部に首に向かっていくにつれて盛り上がる冠状の突起(耳状突起)が付いています。このまさに鎧のような頭部形状は日本ではこのミヤマクワガタだけで、この形状からミヤマクワガタファンも多く、希少なオオクワガタに負けない人気があります。また日本では大型のクワガタになり、大きな個体では約8cm弱にもなります。その大きさもミヤマクワガタの魅力の一つです。大きな個体を捕まえると嬉しいですよね。
 

ミヤマクワガタの個体差

多くの他の種類のクワガタもそうであるように、ミヤマクワガタにも個体差があります。一つは育った環境、エサの豊富さなどで成虫になった時のサイズが変わってきます。特にオスについては大きな個体ほど頭部の耳状突起が大きなり、頭でっかちで胸が細く見え、小さい個体ほど頭の突起が目立たなくなり、近くでよく見ないとミヤマクワガタかどうか判別できません。小さいオスだと3㎝に満たないかわいらしいものもいます。

大アゴの形状にも種類がある

ノコギリクワガタの大アゴの形状や内歯(内側のトゲ)の形状が個体サイズなどで違うことは知られていますが、ミヤマクワガタは内歯などの形状に3種類に分けられます。①サト型:一番付け根側の内歯が他の内歯と比べて一番長く先端の二又が発達していない②ヤマ型:一番付け根側の内歯と3番目の内歯が目立って長く先端の二又がはっきりしている③エゾ型:一番付け根側の内歯が未発達で3番目の内歯が長く先端の二又が大きい。

これらの特徴の出現は気温の低い標高の高い場所ではエゾ型が多く、標高が低く気温が高い場所ではサト型が多く、ヤマ型はその中間とされていますが明確に分かれる訳ではありません。

ミヤマクワガタの生息地

ミヤマクワガタの生息地

ミヤマクワガタを採集する場合、ミヤマクワガタが生息している場所に行かなければいくらカブトムシや他のクワガタの採集実績がある場所でも永遠に会うことがないかもしれません。ミヤマクワガタの”ミヤマ”は深山ですので、名は体を表すと言うとおりその生息場所は山(高所)なのです。夏の虫と言うイメージがありますが、ミヤマクワガタは標高が高く夏場でも涼しい場所に多く生息しています。ミヤマクワガタが採れないという方は捕まえ方以前の問題かもしれません。



ミヤマクワガタの生態①

ミヤマクワガタの生態1:卵からサナギ編

ミヤマクワガタの産卵は一度に10~30個ぐらいが相場でしょうか。卵から幼虫になるまで30~40日ほど掛かります。幼虫の生態は朽木やその下の腐植土層で生活、そしてそれらをエサとします。そこから順調に育てば春にはサナギになり、6,7月までに羽化し成虫となりますが、成虫が地上に出て活動するのはもう1年先の夏になります。成虫になってから1年待機状態なんですね。

ミヤマクワガタの生態2:成虫編

そうやって約2年間地中で暮らした後、6~7月の初夏に地表に現れます。山間部という標高が高い場所に棲息する以外は生態的には他の多くのクワガタやカブトムシと変わらず、日没後から早朝にかけてクヌギやコナラなどの樹液に集まり、場所を取り合い他の樹液に集まる甲虫と争ったり、メスを他のオスと取り合い、交尾をして過ごします。昼間は木のウロ、根元の地中に潜んでいることが多いのですが、昼間普通に木に張り付いていて容易に採集できることもあります。

ミヤマクワガタの生態②

ミヤマクワガタの寿命

次に寿命についてですが、ミヤマクワガタは1年かけて卵から成虫になりますが、成虫が自分で地表に出てくるのはさらに1年後の夏なのです。つまり幼虫になってから寿命が来るまでは約2年ほどになります。成虫になってからはその夏の内(約2か月ほど)で寿命が来ることになります。ちなみにドルクス系に属するオオクワガタ、ヒラタクワガタ、コクワガタなどは成虫になってからも越冬するためミヤマクワガタよりも寿命が長いのです。

ミヤマクワガタの採集法①

ミヤマクワガタの採集方法1:樹液採集

いよいよ、お待ちかねの捕まえ方です。最初は王道の樹液採集です。樹液採集はクワガタやカブトムシのエサとなるクヌギ、コナラ、アベマキなどのドングリの木の樹液に集まってくる虫を採集する捕まえ方です。この捕まえ方では事前に生息地である樹液が出ている木の場所を確認しておくことが重要になります。過去に採集の実績のポイントで今夏樹液が出ているか日中に確認して、夜はそのポイントを回ります。

樹液のにおいも頼りに

この樹液採集という捕まえ方では樹液のにおいを嗅ぐ嗅覚も大事です。日中、新しい樹液ポイントを探したり、夜いきなり初めての雑木林に入ったりするときも、風に乗って来る樹液のにおいを頼りに移動します。樹液が大量に出ていれば雑木林の前で車の窓を開けただけでプンプンにおいがします。樹液採集なら最低限度の道具(ライト、網、虫かごなど)だけでクワガタが採集出来ます。ちゃんと生息地に入ればミヤマクワガタ無双状態になることも。

ミヤマクワガタの採集法②

ミヤマクワガタの採集方法2:エサトラップ

エサトラップでの捕まえ方はキャンプなど初めて行く場所で生息地であるドングリの木はあるけれど樹液の出ている木を見つけられない時、例年行くポイントで樹液が出てなかったり、樹液の出が悪い時に効果的です。樹液が出ているポイントでは必要ありませんよ。エサは大きく分けて2種類あり、一つは市販されている人工樹液や昆虫ゼリー、もう一つは自作することになる焼酎バナナです。

焼酎バナナをつくる

前者は日中に木にたっぷり塗りつけるだけです。後者はバナナを皮ごとぶつ切りにしジプロックやリキュール容器で焼酎と砂糖やメイプルシロップなどと混ぜて天気の良い日に数日ベランダに放置して発酵させます。くれぐれも密封出来る袋、容器を使ってください!周囲の迷惑になります。出来た焼酎バナナを日中に生息地と思われる木に塗り付け、後は夜クワガタが来ていることを祈るのみです。レシピは適当です!バナナ一本に対して焼酎はコップ1杯、砂糖は大さじ2杯ぐらいで作っていました。

ミヤマクワガタの採集法③

ミヤマクワガタの採集方法3:灯火採集

クワガタやカブトムシがエサに集まるのも自然の理ですが、夜、灯火に集まるのも有名な生態ですね。これを利用しない手はありません。それが灯火採集という捕まえ方です。灯火採集も自分で灯火トラップを作って雑木林に持ち込むものと、雑木林に近いコンビニや照明、自販機などに集まってくるものを捕まえる2種類があります。後者は特に努力が要らず、しかも意外と採集の確率が高く種類を選ぶことができない以外は、夜に生息域である山林に入る危険性もなくお手軽な捕まえ方です。

灯火トラップについて1

まずお断りをしておきますと、ここでお話しする灯火トラップとは個人レベルの小規模なものです。テレビ番組や業者などが投光器を持ちこむようなやり方は個人がすると色々とトラブルになりますし、経済的にリアリティがありません。ご自分の土地や山をお持ちの方は大丈夫ですけどね。

灯火トラップについて2

他に光がなければ少ない光量でも寄ってきますので、個人で灯火トラップをするときは、白色LEDなどの輝度の高い懐中電灯、キャンプなどで使うLEDランタンで十分です。これを夜間に生息地と思われる雑木林でぶら下げておくだけで十分効果があります。さらに効果を高めるためにいらないシーツや白いゴミ袋をスクリーンにして灯火で照らすようにセット出来れば最高です。

ミヤマクワガタの採集法④

ミヤマクワガタの採集方法4:材割り

さらにクワガタやカブトムシの捕まえ方に”材割り”という方法があります。これは幼虫の生息地である立ち枯れた朽ち木や倒木を削ったり、分解して主に幼虫を採集する捕まえ方で、幼虫を飼育する設備を準備したり、手間を掛けたくない人にはおすすめしません。また幼虫のうちは他の種類のクワガタの幼虫との判別が難しく、特徴からミヤマクワガタと思って育てて成虫になったら違ったということもあります。

ミヤマクワガタの飼育法①

ミヤマクワガタの飼育方法1:成虫編1ケースサイズと頭数

ミヤマクワガタに関わらず、クワガタ、カブトの成虫を飼育する場合はあまり広いスペースはいりませんので、Sサイズぐらいのケースでなるべく1匹ずつ飼うのがベストです。特にアゴの力が強いヒラタやミヤマの大型個体は他のクワガタやカブトムシに簡単に穴を開けてしまうので一緒にしないようにしましょう。1匹ずつなんて余裕がないという方は4匹前後ぐらいまでは大き目のケースであればOKですが餌場は2か所以上設けてください。

ミヤマクワガタの飼育方法2:成虫編2ケース内の構成

ケースの中に敷く土、マットと呼ばれる床はペットショップやホームセンターで売っている黒土、昆虫マット(成虫用)を成虫が潜って休めるレベルで敷き詰めます。私はいつも5cm以上敷いています。ミヤマクワガタなどを入れる前に土、マットはしっとりするくらいに霧吹きで水分を含ませておき、飼育開始後も乾燥してきたら霧吹きをしましょう。適度な湿気はとても重要です。マットの上に登り木、餌場、雑木林で拾った枝や葉、ハスクチップなどを置きましょう。くれぐれも元々涼しい場所に棲息するので成虫も20度前後で飼いましょう。
 

エサについて

私が小さいころとは飼育方法や道具がだいぶ変わりました。昔はスイカの皮や砂糖水を与えた時代もありましたが、現在は飼育下では昆虫ゼリーが一番良いと思います。どの昆虫ゼリーがよいとかまでは調査していませんが、容器の底が浅いほうが大アゴが邪魔になるオスも食べやすいです。また繁殖を視野に入れている場合は高タンパクのものがよいでしょう。交換の頻度はクワガタ1匹またはペアに対して5~7日で1個で問題ありません。

フジコン ワイドカップ バイオゼリー 昆虫ゼリー Pro30(約16g×30個)

出典: Amazon

ミヤマクワガタの飼育法②

ミヤマクワガタの飼育方法2:繁殖編

つまりここでは繁殖のための飼育となります。繁殖のためにはミヤマクワガタのオスとメスのペアをしばらく一緒に飼育します。交尾を確認するのが一番確実ですが、確認できない時は一週間ほど同棲させれば交尾したとみなしてメスだけをマットを7~8分積んで押し固めてさらにその上に2㎝ほどマットを積んだ(押し固めない)産卵用のケースに移し、昆虫ゼリーや登り木、枝葉なども入れておきましょう。そしてミヤマクワガタの場合、この産卵ケースの温度を20度弱にキープすることが重要です。

産卵後の飼育方法①

産卵後、卵は30~40日で幼虫になります。産卵後もケース内の温度は20度弱に保ち続けましょう。ケースの外から地中の幼虫が何匹が確認できるようになったら他の卵も幼虫になっているはずです。次にケースをベランダや庭で新聞紙の上で優しくひっくり返すと事前に押し固めたマットがそのままズポっと抜けますのでそこから幼虫を隈なく拾い出す”割り出し”という作業を行います。

産卵後の飼育方法②

割り出しをした後は、1匹ずつ小さめの透明ケースに分けて育てます。よく使われているのが”プリンカップ”と呼ばれる実際は梅干しやキムチなどの漬物容器に使われるような透明プラスチックケースにマットを入れて使います。幼虫が大きくなればさらに大きなケースに移し替えて成虫まで育てます。割り出しや小分けは確実丁寧な繁殖をしたい方の方法で、孵化する数が減るとか、寿命が短くなる可能性が気にならない場合はしなくてもいいでしょう。

440ml×10 特にミヤマクワガタには禁止ボトルなどはいりませんので、こういうプリンカップで問題ありません。

ミヤマクワガタの飼育法③

ミヤマクワガタの飼育方法3:越冬

前述したとおり、ドルクス系ではないミヤマクワガタとノコギリクワガタは成虫になって地表で活動した夏の終わりに寿命が来ます。つまり成虫として活動してからは越冬しません。それに比べるとオオクワガタは越冬を繰り返し5,6年の長寿命を保ちます。

ミヤマクワガタの判別法

ミヤマクワガタのメス

クワガタやカブトムシを飼育する時、出来ればオス、メス、ペアにして飼いたいですよね。別に繁殖目的ではなくて、そっちのほうが自然な生活だと思うのです。そこでミヤマクワガタのメスの判別方法をご紹介します。実は他の種類のクワガタのメスよりも特徴がありまして、パッと見た目だけなら他の種類のメスに比べアゴが顕著に太く、裏返して足の太ももがオレンジ色なら確実にミヤマクワガタです。メスの寿命もオスの寿命と同じく約2年となります。

ミヤマクワガタの相場

ミヤマクワガタの値段①値段の基準

ここでミヤマクワガタの値段の相場のお話をいたします。ミヤマクワガタに限らず、値段は変動制で、以下の点に左右されます。①サイズ②その年、その地域での流通量など ①は値段決定の最重要要素になります。クワガタ・カブトはそれぞれの種類ごとに何cm何mmからが貴重なサイズというのが決まっていてギネスサイズに近いものほど値段は高額になりギネスを塗り替えるようであれば、後は買いたい人の価値観で値段はいくらでも上がります。

ミヤマクワガタの値段②リアルなお値段は?

実際の値段は前述のとおりの要素に左右されますが、3~4cm台のミヤマクワガタのオスならほぼ価値はなく1頭300~500円、5cm台で500~1000円、6cm以上で1000~3000円、7cmで4~5000円以上、それ以上だと1㎜ごとに3000円ぐらいは上がる感じです。ちなみにギネス記録は78.6㎜で、それに近いサイズはオークションで20万円前後で落札されることもあります。メスについては4cmでは大型個体となりますがそれでも5~600円が適正な値段でしょう。

かっこいいミヤマクワガタを育ててみよう!

独特の頭部の形状で人気のあるミヤマクワガタ、高い場所に棲むクワガタなので幼虫も成虫も温度管理が飼育のポイントになります。ドルクス系ほど寿命は長くなく成虫として越冬はしません。捕まえ方も色々ありますが樹液採集や灯火採集がシンプルでおすすめです。値段は70㎜オーバーから格段に高くなります。今年もかっこいい大きなミヤマクワガタをゲットしましょう!

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