長野県「霧ヶ峰キャンプ場」は避暑地としても◎受付や料金、注意点についても！

霧ヶ峰キャンプ場でアウトドアを満喫！

霧ヶ峰高原は長野県中央部の諏訪市北部に位置する高原で、長野県と山梨県にまたがる「八ヶ岳中信高原国定公園」に属しています。富士山やアルプスの素晴らしい眺望や、レンゲツツジやニッコウキスゲなどの綺麗な高山植物の数々が多くの人々の心をとらえて離しません。

そんな自然いっぱいの高原に整備されているのが今回ご紹介する霧ヶ峰キャンプ場です(霧ヶ峰キャンプ場についての情報は2022年3月22日現在のものです)。

夏限定のキャンプスポット

自然豊かな高原にある霧ヶ峰キャンプ場は夏の避暑地としても人気です。キャンプ場のある場所は標高1,600メートル近くに達するため、年間の平均気温は6℃ほどと低くなっています。

真夏であっても朝晩は冷え込んで肌寒く感じることもあるため、キャンプに出かける際の服装には注意が必要です。11月には雪が降り始め翌年の5月まで積もった雪は消えません。そのため霧ヶ峰キャンプ場の営業期間は7月上旬から9月下旬となっています。

キャンプサイトの構成

霧ヶ峰キャンプ場のキャンプサイトは土と草地になっているフリーのテントサイトのみで、バンガローやコテージなどの屋内施設はラインアップされていません。キャンプサイトは4ヶ所に分かれていて全部で100張ほどのテントを設営できます。

残念ながら霧ヶ峰キャンプ場はオートキャンプ場ではないため、車をキャンプサイトへ乗り入れることはできません。ただ、バイクでソロキャンプを楽しむ場合にはバイクを乗り入れることが許可されています。

荷物の運搬はリヤカーで

車で霧ヶ峰キャンプ場を訪れる場合には、キャンプ場から150メートルほど離れた場所にある市営の無料駐車場に車をとめることになります。テント機材やバーベキュー機材をキャンプサイトまで運び込まねばなりませんが、キャンプ場が用意する無料のリヤカーを利用できるので便利です。

霧ヶ峰キャンプ場はそれほど極端に混み合うキャンプ場ではありませんが、運搬用のマイカートを持参すればリヤカーの待ち時間を節約できるに違いありません。

直火での焚き火も可能

霧ヶ峰キャンプ場の魅力の一つが焚き火です。直火での焚き火が許可されているため、焚き火台を使用する必要がありません。直火の焚き火ができるキャンプ場は長野県内でも少ないため霧ヶ峰キャンプ場は貴重な存在です。

夏といえば花火もお楽しみですが、花火についてはサイト近くではなく市営の第2駐車場内でのみ行うことが可能です。天候が急変しやすい自然環境の厳しい場所のため、火の使用には細心の注意が必要でしょう。

キャンプ場の設備&サービス

霧ヶ峰キャンプ場の設備やサービスは必要にして十分というレベルです。トイレは綺麗清潔に管理された和式の水洗トイレがあります。4ヶ所のキャンプサイトのうち3ヶ所にトイレが設置されているため、遠くまで移動せずに用を足すことが可能です。

また、流しの付いた水道も3ヶ所設置されていて、それとは別に雨でも使用可能な屋根付きの炊事場も1つ設けられています。シャワー設備は霧ヶ峰キャンプ場には備わっていません。
 

レンタル品は皆無

霧ヶ峰キャンプ場にテント機材やバーベキュー機材のレンタル品はありません。スノコやゴザは借りられますが、キャンプに必要な機材や備品はすべて持参する必要があります。また、販売品も燃料の薪のみのため必要な備品や飲食物もすべて自分で用意しなければなりません。

キャンプ場側では天候悪化に備えて非常食などを持参するようにもすすめています。霧ヶ峰キャンプ場はキャンプに慣れている経験者向きのキャンプ場といっていいでしょう。

キャンプ場の利用方法

霧ヶ峰キャンプ場を利用するにはキャンプ場の管理施設で受付を行います。注意しなければならない点は、前もってのキャンプの予約が不可能であるということです。管理施設は午前9時から午後5時が営業時間となっているため、キャンプの受付はその時間内に行わねばなりません。

混み合うことの少ないキャンプ場のためキャンプの場所を確保できない可能性は低いといえますが、自分好みのサイトを確保したい場合には早めの受付が必須です。

入退場の時間

霧ヶ峰キャンプ場のチェックイン時間は午後1時からで、チェックアウトの時間は翌日の正午です。チェックアウト時間が遅いため、宿泊した翌日もキャンプ場でゆっくりと過ごすことができます。

チェックイン時間よりも早く入場する場合には割増料金が発生するため注意が必要です。また、キャンプ場への出入りにも注意が必要で、午前8時から午後6時の時間帯以外の出入りは禁止となっています。この時間帯に合わせて計画を立てましょう。

キャンプの料金

霧ヶ峰キャンプ場の大きな魅力は料金の安さです。諏訪市が管理運営を行っているため大変リーズナブルな料金で利用することができます。ソロキャンプ用から6人用サイズのテントは1張730円、7人用からの大きなサイズのテントは1張1,250円と格安です。

施設利用料も必要がなく駐車料金も無料で、100円を支払えばキャンプで発生したゴミもキャンプ場側で処分してくれます。お財布に優しいのは何より嬉しいですね。

キャンプ場近くの温泉スポット

前述のように霧ヶ峰キャンプ場にはシャワー設備がありません。どうしても汗を流したいというキャンパーは、キャンプ場の近くにある宿泊施設のお風呂を利用してみてはいかがでしょうか。

霧ヶ峰高原には温泉を堪能できる宿泊施設があり、そのいくつかは日帰り客にもお風呂を開放しています。これから2ヶ所の宿泊施設をご紹介しますので、ぜひそちらのお風呂で湧き立ての天然温泉を堪能してみてください。

スポット①：ヒュッテ霧ヶ峰

霧ヶ峰キャンプ場から歩いて6分ほどの場所にある宿泊施設で、サマーシーズンは霧ヶ峰周辺の観光のベースとして、またウィンターシーズンはスキーやスノーボードなどのアクティビティのベースとして利用されています。

こちらにある天然温泉を引いた内風呂は宿泊客以外も利用することが可能です。けっして大きなお風呂ではありませんが、良質のアルカリ性単純泉は入浴すると肌がスベスベになります。入浴料金は1回500円とリーズナブルです。

霧ヶ峰ヒュッテの住所・問合せ

スポット②：ホテルこわしみず

霧ヶ峰キャンプ場から歩いて8分ほどの場所にある宿泊施設で、すぐ近くには霧ヶ峰スキー場があります。霧ヶ峰高原のちょうど中心部に位置しているため観光のベースとしても最適です。

山小屋風の霧ヶ峰ヒュッテよりも高級感があり、大浴場は霧ヶ峰ヒュッテよりも広めになっています。男女別の大浴場に引かれているのは霧ヶ峰ヒュッテと同じアルカリ性単純泉です。1回700円で立ち寄り湯が可能ですが、前もって問い合わせしてからホテルへ向かいましょう。

ホテルこわしみずの住所・問合せ

キャンプ場へのアクセス方法

最後に霧ヶ峰キャンプ場までのアクセス情報をご紹介します。前述のように霧ヶ峰キャンプ場はテント機材やバーベキュー機材をすべて持参しなければならないため、車以外のアクセス方法は現実的ではありません。

最寄りのインターチェンジは中央自動車道の諏訪インターチェンジで、そこから国道20号線、長野県道40号線と進んで約40分ほどで霧ヶ峰キャンプ場に到着します。交通量も比較的少なく走りやすいので、ぜひドライブを楽しみながらキャンプ場へ向かいましょう。

霧ヶ峰キャンプ場の住所・問合せ

霧ヶ峰キャンプ場に出かけよう！

Photo by ajari

ここまで長野県諏訪市にある霧ヶ峰キャンプ場について解説してきましたがいかがでしたか？標高1,600メートルのキャンプ場は避暑地としても最適です。利用料金も非常にリーズナブルなため、連泊して観光スポット巡りを楽しみながらアウトドアを満喫するのもいいでしょう。季節限定のキャンプ場ですがぜひ一度出かけてみてはいかがでしょうか。

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