検索アイコン
エックス
Facebook
LINE

【連載】ドライブで楽しむおすすめの旅 ~冬の山形を遊び尽くそう!~

マイカーで冬の山形を訪れてみませんか?雪と寒さに見舞われる少々厳しい時期ですが、冬の季節ならではの体験も楽しむことが可能です。今週は冬の山形県をドライブで巡るおすすめの観光コースをご紹介します。全部で7ヶ所の観光スポットに立ち寄ります。どうぞご覧ください。
2021年12月12日
iiyudana
※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。

冬の山形をドライブで観光

出典:ライター撮影

いい旅してますか?今週は冬の山形県をドライブで観光します。旅の舞台となるのは米沢市と高畠町で、「置賜地域」と呼ばれる山形県の最南端部に位置する市町です。豊かな自然に恵まれていて観光の魅力に溢れていますが、盆地型の気候のため冬は寒さが厳しく、積雪も多いため冬の観光には寒さ対策と雪対策が必須となります。

ドライブ旅のスタートとなるのは東北中央自動車道「米沢中央IC」で、この高速道路の開通により東北自動車道と山形自動車道から米沢市までのアクサスがより便利になりました。雪の峠道を走らずに済むためドライバーの負担も大幅に軽減されています。

ドライブ旅の行程をご紹介

それでは今週のドライブ旅の行程をご紹介しましょう。最初に米沢市の歴史博物館を見学して、その後近くにある装飾小物のお店で手づくり体験を楽しみます。午前の部の最後は有名温泉地にある雪国ならではのスポットでランチグルメをいただきます。

午後の部の最初は近くにある足湯場で足湯と飲泉を体験し、米沢市の市街地へと戻る途中にあるカフェレストランに立ち寄って絶品スイーツを堪能します。その後米沢市からお隣の高畠町に移動して山形県の名産品を購入し、最後は再び米沢市内に戻って日帰り温泉でドライブ旅の疲れを癒します。

米沢の有名博物館を見学

伝国の杜 米沢市上杉博物館

まず最初に訪れるのは米沢中央ICから10分ほどドライブした場所にある「米沢市上杉博物館」です。上杉謙信といえば戦国の名将として知られる有名な人物ですね。かつて越後から上杉景勝が会津百二十万石の領主として迎えられ、明治維新の時代までの272年間米沢は上杉の藩政の下にありました。

この上杉氏の祖となった人物が上杉謙信で、上杉博物館の前にはその謙信を祭神とする上杉神社があり米沢市の観光名所の一つになっています。博物館は米沢城本丸の跡地となっている公園に隣接していて、来館者の多くが上杉神社を訪れる観光客です。

国宝級の展示物もアリ!

館内には主に上杉家にまつわる貴重な品々が展示されていて、館内を回ると上杉家についての歴史や米沢の文化について知ることができます。展示物の見どころの一つが「上杉本洛中洛図屏風」で、京都の日常の風景を描いた屏風は織田信長から上杉謙信に贈られたとされている国宝級の所蔵品です。

所蔵品を見学した後は館内にあるミュージアムショップでお土産を購入してみましょう。こちらには上杉謙信や上杉鷹山などのオリジナルグッズなどが販売されています。上杉博物館でしか手に入らないものもあるのでぜひ探してみてください。

観光スポットは山形のココ!

伝国の杜 米沢上杉博物館

  • 住所
    山形県米沢市丸の内1-2-1
  • 電話番号
    0238-26-8001
  • 営業時間
    9:00~17:00
  • アクセス
    東北中央自動車道「米沢中央IC」より10分

あれもこれも欲しくなる魅力のお店

とんぼ玉と民芸和紙 大和屋

博物館での見学を終えた後は今度は素敵な装飾小物のお店に立ち寄ってみましょう。上杉博物館から3分ほどドライブした場所にある「大和屋」です。上杉博物館や上杉神社から歩いて行ける距離にあるため、マイカーではなく徒歩で向かうのもおすすめですね。

このお店で扱うメインの商品は「とんぼ玉」と呼ばれる装飾品で、穴の開いたガラス玉に手作業でいろいろな模様があしらわれています。とんぼ玉の製法は奈良時代に日本に伝えられたとされる伝統的な技法で、商品は主にアクセサリーとして加工されているため女性を中心に人気です。

手づくり体験がお楽しみ

店内には工房がありお店を訪れる人がとんぼ玉づくりの体験を楽しめるようにしています。米沢市内でもとんぼ玉づくりが体験できるのはこのお店しかないため貴重な機会となりますね。出来上がったとんぼ玉はその場でネックレスやストラップ、ヘアゴムなどにしてもらえます。

店内の販売コーナーにはとんぼ玉以外にも、米沢織のバッグや小物、和紙を使った装飾品や小物、可愛らしい猫の雑貨などが販売されていて、見ているときっとそのどれもが欲しくなってしまうに違いありません。雪が降っても暖かく過ごせるおすすめのスポットです。

観光スポットは山形のココ!

とんぼ玉と民芸和紙 大和屋

  • 住所
    山形県米沢市松が岬2-1-82
  • 電話番号
    0238-23-1118
  • 営業時間
    9:00~19:00
  • アクセス
    東北中央自動車道「米沢中央IC」より10分

山形の冬はやっぱり雪遊び

出典:ライター撮影

小野川温泉かまくら村

アクセサリーづくり体験をしたなら今度は冬ならではのスポットに移動しましょう。大和屋から10分ほどドライブした場所にある「小野川温泉かまくら村」です。山形県は全市町村に温泉地があるという温泉王国で、今回ドライブ旅を満喫している米沢市内にも数ヶ所に温泉地があります。

特に米沢市内にある山形県でも有数の名湯や秘湯8ヶ所を総称して「米沢八湯」と呼んでいて、小野川温泉もその8つの温泉地の一つに数えられています。冬はたくさんの雪が降る温泉地ですが、それに合わせて出現するのが大きな雪のかまくらです。

かまくらでランチ

かまくらは高さが約3メートル、直径が約5メートルあり、大人6名ほどがいっぺんに入ることが可能です。極端な雪不足でない限りジャンボなかまくらは3つほどが用意され、空いていれば誰でも自由にかまくらの中に入って雪国の気分を味わうことができます。

ぜひこちらでおすすめしたいのが出前ですね。かまくらの中にはテーブルが設置されていて、近くの飲食店から出前を頼んでかまくらの中でそれを食べることができます。特に温泉水を使って栽培される名物の豆もやしが入った「米沢ラーメン」はぜひオーダーしたいホットな一品です。

観光スポットは山形のココ!

小野川温泉かまくら村

  • 住所
    山形県米沢市小野川町2501-1
  • 電話番号
    0238-32-2740
  • アクセス
    東北中央自動車道「米沢中央IC」より15分

名湯を飲んで体の中から健康に!

出典:ライター撮影

小野川温泉旅館組合の足湯

雪国の気分を味わったなら今度は温泉で体を温めましょう。かまくら村から歩いてすぐの場所にある足湯を楽しみます。足湯はどの温泉地も人気のスポットですね。小野川温泉の泉質は弱酸性の硫黄泉で、塩分など多くの温泉成分を含んでいて効能が豊かで温浴効果も高いのが特徴です。

湯量が豊富で高温で湧き出しているため、足湯であっても源泉掛け流しの湯使いとなっています。温泉街には全部で3ヶ所に足湯の湯船がありますが、最も人気なのが旅館組合の共用駐車場内にある足湯です。観光用の駐車場ともなっているためアクセスしやすいのが魅力です。

飲泉所もアリ!

こちらの足湯はこじんまりとしたサイズの湯船ですが、足湯の目の前に飲泉所があるのが魅力的です。細いパイプから温泉水が流れ出していて、紙コップなどを持参すれば温泉を汲んでその場で飲むことができます。飲泉が可能な温泉地は全国にもたくさんありますが、ほとんどの温泉地の温泉水はお世辞にも美味しいとはいえません。

しかし、小野川温泉の温泉水はたまごスープの風味で、塩を加えればそのままスープとして美味しく飲めてしまいます。足湯に浸かりながらせひ飲泉を体験してみましょう。全身入浴は今回は別の場所で楽しみます。

観光スポットは山形のココ!

小野川温泉旅館組合駐車場の足湯

  • 住所
    山形県米沢市小野川町2501
  • 電話番号
    0238-32-2740
  • アクセス
    東北中央自動車道「米沢中央IC」より15分

絶品スイーツでブレイクタイム

ウフウフガーデン

足湯と飲泉を満喫した後は絶品のスイーツをいただきましょう。足湯から2分ほどドライブした場所にある「ウフウフガーデン」です。このお店の母体は鶏卵の生産を手掛ける山形県内にある農場で、飯豊連峰の伏流水とこだわりの飼料で育てられるニワトリの生んだ美味しい卵がお店のメニューに使われています。

店内はおしゃれなカフェレストランとなっていて、スイーツのほかランチも味わうことが可能です。自慢の卵そのものが味わえる卵かけご飯や卵をたっぷりと使ったオムライスなどが人気ですが、今回の旅ではこちらでスイーツをいただきます。

おすすめスイーツはコレ!

このお店で人気なのがパンケーキですね。特におすすめなのが「プレミアムたまごのパンケーキ」で、厚みのあるパンケーキが三段重ねとなりお皿に盛られて出てきます。パンケーキにはソフトクリームとホイップクリームがトッピングされていてボリューム満点です。

その上からかけられている洋ナシとホットカスタードでつくったシロップがまた絶品で、とろりと溶けたソフトクリームと相まって絶妙な味わいを生み出しています。パンケーキがつくり立てで温かいのがいいですね。コーヒーと一緒にぜひオーダーしてみてください。

観光スポットは山形のココ!

ウフウフガーデン

  • 住所
    山形県米沢市赤芝町1627-1
  • 電話番号
    0238-39-4040
  • 営業時間
    10:00~17:00
  • アクセス
    東北中央自動車道「米沢中央IC」より15分

山形土産といえばワイン

出典:ライター撮影

高畠ワイナリー

美味しいスイーツで休憩を楽しんだ後は山形県の名産品を手に入れましょう。米沢市からお隣の高畠町に移動してワイナリーを訪ねます。「高畠ワイナリー」まではウフウフガーデンからドライブで25分ほどです。山形県は果物王国としても有名で、特に夏から秋にかけてはぶどうが旬の季節となります。

そのぶどうを使ってつくられるのがワインで、高畠ワイナリーでは自社でワイン用のぶどうを栽培してそれを商品化しています。ワイナリーの周りにはぶどう園があって雰囲気は最高ですね。屋外にはテントスペースがあり自由に休憩もできます。

ココでしか買えないワインも

建物内にはワインづくりについて解説した展示コーナーや試飲コーナー、ワインショップなどがあり、冬場の雪が積もる時期でも屋内で快適に過ごすことができます。ショップではさまざまな種類ワインが販売されていて、限定ラベルのワインや数年に一度しかつくられていない店内販売限定のワインなど希少価値の高いワインもあります。

お酒に興味がないという人でも、ワインの搾りかすを使ってつくるオリジナル商品や地元産の美味しいドレッシング、山形の漬物などお酒以外の商品を購入することができます。ぜひとっておきのお土産をゲットしましょう。

観光スポットは山形のココ!

高畠ワイナリー

  • 住所
    山形県東置賜郡高畠町糠野目2700-1
  • 電話番号
    0238-40-1804
  • アクセス
    東北中央自動車道「南陽高畠IC」より10分
  • 営業時間
    10:00~17:00

山形の冬はやっぱり温泉

出典:ライター撮影

おいたま温泉 賜の湯

ドライブ旅の最後は再び米沢市に戻って温泉で締めくくりましょう。日帰り温泉を堪能するのは高畠ワイナリーから10分ほどドライブした場所にある「賜の湯」です。おいたま温泉は日帰り温泉専門施設の有する温泉で、アルカリ性単純泉とナトリウム塩化物泉の2種類の温泉をいっぺんに体験できるのが特徴となっています。

どちらの温泉も加水加温なしの源泉掛け流しで、湯量が豊富なためシャワーやカランのお湯も温泉が使用されていて大変贅沢です。内風呂と露天風呂があり冬は露天風呂で雪見風呂を満喫することができます。

砂むし風呂もおすすめ!

天然温泉ももちろんおすすめですが、めずらしい砂風呂を体験してみてはいかがでしょうか。純度の高い水晶砂を使った砂風呂で、浴衣に着替えてから砂風呂場に寝転ぶとスタッフが上から砂をかけてくれます。仰向けになっていると体が温まってきてとてもリラックスできますね。

砂風呂が終わった後は再び温泉に浸かって体を仕上げます。料金は通常の入浴料と砂風呂料金込みで大人1,650円となっていて、入浴のみなら大人330円と格安です。砂風呂は午後6時までで終了ですが、通常の温泉入浴は午後10時まで利用することができます。

観光スポットは山形のココ!

おいたま温泉 賜の湯

  • 住所
    山形県米沢市大字上新田2300-1
  • 電話番号
    0238-37-4126
  • 営業時間
    5:30~22:00
  • アクセス
    東北中央自動車道「米沢北IC」より5分

山形は冬こそ魅力的

出典:ライター撮影

今週は冬の山形県を巡るドライブ旅をお届けしましたがいかがでしたか?山形の冬は雪が多く寒さが厳しくなりますが、冬でしか体験できないお楽しみもたくさんあります。人も車も冬装備を万全にしてぜひ冬の山形県を観光してみてはいかがでしょうか。