ハスクバーナ ハチェットH900
FUTURE FOX イワタニ ジュニアコンパクトバーナー
手斧と遮熱テーブルのレビューをお届け!
先週に続き、焚き火を快適にしてくれるアイテムを購入し、実際に使用した感想をお伝えします。紹介するアイテムはハスクバーナ「ハチェットH900」と併せて以前から気になっていたフューチャーフォックス「ステンレス遮熱板テーブル」です。両方購入して自宅で試してみました。
いずれのアイテムもAmazonで人気がある商品の中から、厳選して選びましたので、『ずっと欲しくて迷っているけど実際はどうなの?』と気になっている方はぜひチェックしてみてください!
前回記事はこちらから
シースナイフでの薪割りの様子は先週の連載をご覧になってください。
【冬キャンプデビューしたい!】第5回APECTYフルタングナイフのレビュー!
先週のキャンプで「タフなナイフが必要!」と感じたため、Amazonで最適なナイフがないか探し、購入しました。今週は購入したナイフのレビューと...
ハスクバーナ:ハチェットH900
ナイフでのバトニングは、薪が太すぎるとできない場合があります。そんなときに活躍するのが手斧です。おしゃれでアンティーク感が漂う斧やコンパクトなものまで種類はさまざま。私が選んだのは以前から気になっていたハスクバーナ「ハチェットH900」です。
ハスクバーナは、チェーンソーやガーデントラクターなどプロユースのアイテムを多数販売しているスウェーデンメーカー。
雰囲気にこだわって木製ハンドルのものでもよかったのですが、軽量さと丈夫さを兼ね備えたグラスファイバー製、持ち運びやすいケースがソロキャンプ向きと判断し、購入しました。
実際に使ってみた!
Amazonで注文し、翌日には到着。早速開封して手に取ってみるとケースの形状がしっくりと手に馴染み、持ち運びやすさと安全性を兼ね備えています。
斧を使ったのは初めてですが、薪割りはとても簡単です。床と斧のブレードを保護するために薪を下に敷き、割りたい薪を立てかけます。
軽く振りかぶって薪の表面に打ち付けると、驚くほど簡単にブレードが薪に入りました!あとは軽く薪を地面にコンコンと当てて、手で割けるほどのところまで到達したら手を止めて細薪にしましょう。
先週紹介したナイフでは、手こずった太い薪もあっという間に細かく割れました。
数本の太い薪を割った感覚ですが、ハンドルが軽く、ヘッドの重さで簡単に薪が割れていくとの商品説明は本当でした。インパクトの衝撃も少なく、多くの薪を割っても疲れにくいと思います。
ブレードの反対側はハンマーとして使えます。
グリップも滑りにくく、エンド部分が突き出しているため、手から抜けにくいのも安全性を高めてくれます。パラコードを通せる穴が空いているため、ループさせて手首に通せるようにして、トラブル防止に備えるとよいでしょう。
こんな人におすすめしたい!
薪割りに使ってみて、選んでよかったと思える1本です。斧をアウトドアの雰囲気を高めるための道具としてではなく、実用性を優先する人にハスクバーナ「ハチェットH900」はおすすめです。価格もハスクバーナのラインナップでは、リーズナブルで初めて手斧を選ぶ人でも購入しやすいのもポイント。
特筆すべきは低振動で疲れにくいことと、力を入れなくてもヘッドの重みで薪が割れていく爽快感を味わえます。
軽くて、丈夫、使いやすいとソロキャンプで求められる性能を高い水準で満たしている斧です。
基本情報
ハスクバーナ「ハチェットH900」
- サイズ:34cm
- 重量:900g
- ヘッド重量:700g
- 材質:ガラス繊維
ハスクバーナ ハチェットH900
フューチャーフォックス:ステンレス遮熱板テーブル
こちらも以前から気になっていたアイテムの1つです。私はイワタニのジュニアコンパクトバーナーをキャンプや登山に愛用していますが、気になるのは長時間バーナーを使用したときに発生する輻射熱。
短時間であれば気にする必要はありませんが、調理や湯沸かしの機会が増える冬キャンプでは意識しておくべきポイントと思い手斧と併せて購入しておきました。
実際に使ってみたので、使い心地をお伝えします。
実際に使ってみた!
ハスクバーナ「ハチェットH900」と同じタイミングで届いたので、薪割りのあとに遅めの昼食を作るのに使用してみました。調理は2つホットサンドメーカーとカップラーメン用の湯沸かしです。
これまで、自宅・キャンプシーンを問わずボンベを剥き出しで使っていましたが、1番怖かったのは夏の炊飯時。事故の話を聞いたことはありませんが、ボンベが熱くなっているのを感じて『なるべく早く炊けろ』と何度思ったかわかりません。
この手のステンレステーブルにありがちな「バリ」や端の荒さもなく非常に丁寧な作りでした。
組み立ては両側にある脚を展開して、ボンベをつけたままのバーナー本体を通すようにすれば設置は完了です。ガタつきや弱さは感じませんでしたが、展開するときに少し力が必要と感じました。
ホットサンドを作るのに10分、湯沸かしに10分の合計20分バーナーを使いました。実際に遮熱板を触ると熱くなっており、次にバーナーを触ると冷たいまま変わりません。このことからしっかりと輻射熱を遮っていることがわかります。
テーブルの使い勝手ですが、調理が済んだホットサンドメーカーを脇に避けて、クッカーでお湯を沸かしましたが、ソロキャンプで簡単な調理であればこの遮熱テーブル1つでこなせてしまうと感じました。
来週のソロキャンプでは、メインテーブルとして使ってみようと考えているところです。
付属の収納ケースもおしゃれなカラーとスナップボタン式で使いやすさも抜群です。私は普段使っているスパッタシートも一緒に忍ばせています。
こんな人におすすめしたい!
フューチャーフォックス「ステンレス遮熱板テーブル」は、若干重たさを感じますが、非常に薄く持ち運びに困ることはありません。脚の展開に苦労する人もいるかもしれませんが、一度開いてしまえばグラつくことなく安定して使えます。
イワタニのジュニアコンパクトバーナーを所有している人にとっては、ボンベ周りのスペースを有効活用でき、キャンプ調理を快適にしてくれるのでおすすめです。
見た目のスタイリッシュさだけで購入してもキャンプシーンによく合います。
基本情報
フューチャーフォックス:ステンレス遮熱板テーブル
- テーブルサイズ:30×21×高さ8cm(収納時は1.5cm)
- 重量:920g
FUTURE FOX イワタニ ジュニアコンパクトバーナー
来週はいよいよ冬キャンプへ!
いよいよ、来週は冬キャンプデビュー(予定)です。寒がりかつソロキャンプ初心者の私ですが、着々と楽しむための準備が整いつつあります。これから冬キャンプ・ソロキャンプデビューしてみたい人はぜひ当連載で掲載しているアイテムや準備の仕方を参考にしてみてください!
私もファミリーキャンプ経験はありますが、『ソロキャンプはこれまでやってきたスタイルとは少し違った視点からアイテムを選んだり楽しみ方を考えたりする必要がある』と毎週感じています。読者の方と近い感覚で手探りで楽しんでいこうと考えていますので、リクエストやご意見があればぜひTwitterアカウントまでリプ・DMください!
冬キャンプデビューまでの道筋はこちら!
11月の1週目から冬キャンプデビューから楽しみ方、魅力までをお伝えする連載を担当させていただいています。初めて記事を読まれた方は、これまでの記事を読んでもらえると、冬キャンプデビューするまでにそろえておくべきものを素肌感覚で知ることができますので、ぜひお読みください!
【冬キャンプデビューしたい!】第1回思い立ったきっかけと道具選び
冬キャンプの魅力を伝える企画として、11月より寄稿させていただく「ソウカワヨウスケ」です。アウトドア経験はあるものの、冬キャンプは初心者。そ...
【冬キャンプデビューしたい!】第2回ワンポールテントのレビューとデイキャンプのすすめ
冬キャンプの魅力を伝える企画として、11月より寄稿させていただいている「ソウカワヨウスケ」です。アウトドア経験はあるものの、冬キャンプは初心...
【冬キャンプデビューしたい!】第3回シュラフだけじゃダメ!快適な寝床の作り方
冬キャンプの魅力を伝える企画として、11月より寄稿させていただいている「ソウカワヨウスケ」です。アウトドア経験はあるものの、冬キャンプは初心...