ホークギア「マミー型シュラフ」
バンドック「フォールディングマット」
Maone「エアーベッド」
山善キャンパーズコレクション「アウトドアベッド」
アウトドアでも快適な睡眠を!
暮らし〜のライター「ソウカワヨウスケ」です。連載3回目は先日購入したシュラフとフォールディングマットのレビューをお届けします。
アウトドア初心者の頃は『シュラフがあればマットやコットがなくても大丈夫なんじゃない?』と考えてしまいがちです。
しかし、フォールディングマットやエアーマットがなければ夏場でも朝方は寒く、冬場では地面からの冷気をまともに受けてしまい、風邪をひいたり体調不良になったりとキャンプを台無しにしてしまう原因となります。
そこで、今回は私が実際に所有しているアイテムを組み合わせて、アウトドアでも自宅のベッドや布団のような寝心地を得られる設営の工夫や実験した感想をご紹介。
『これからキャンプデビューしてみたい』と考えている人は参考にしてみてください!
購入したシュラフ&マットのレビュー
amazonで購入できるキャンプギアには、『レビューがあてにならない!』と実際に使ってみなければ、いいアイテムなのか判断できないものが紛れています。
ここでは、amazonで購入できるシュラフとフォールディングマットをアウトドアライターである私が実際に使用し、使い心地やおすすめポイントを解説しますので、寝具選びの検討材料にしてみてください。
また、私が購入を決断したとき、『もっとも参考になる』と感じたレビューも紹介します
ホークギア「マミー型シュラフ」
ホークギア「マミー型シュラフ」
到着後、開封してみましたが、ほつれや破れなどはありませんでした。製品によっては品質にバラつきがあるようですが、私の手元に届いたシュラフは問題が見られません。
安価なシュラフにありがちな、ダウンではなく化学繊維を封入したタイプですが、重量1.6kg程度と持ち運びも苦になりませんでした。
手触りはユニクロのダウンジャケットのようで、軽さと柔らかさを感じられます。
基本スペック
ホークギア「マミー型シュラフ」
- 展開サイズ:長さ210×最大幅80cm
- 収納サイズ:39×29×18 cm
- 重量:1.6kg
- 最低使用温度:-15度
使用条件・使用感
実際に自宅で布団の代わりに使用しました。使用条件は以下です。
当日の室外気温7度
室内、床・空調での暖房設備なし
フローリングにのちほど紹介するフォールディングマットと組み合わせて使用
部屋着に加えてダウンジャケット着用
暖かさは申し分なく、シュラフに入り込んですぐに『暑い!』と感じるくらいの保温性がありました。右手側についているファスナーで足元まで大きく開閉して調整できるため、温度の調整も簡単です。朝まで寝苦しさや途中で目覚めてしまうことなく快適な睡眠環境を整えてくれます。
購入の決め手となったレビュー
amazonに限らずECサイトから商品を購入する際、参考にしたいのは先に購入し、使用した人のレビューです。私がアウトドアギアを比較検討する際、必ずチェックするレビューの項目は以下の通りです。
1:使用状況が書かれている
2:ハンドルネームが不自然じゃない
3:使用時をさらに快適にする具体的なアイデア
この3つに加えて、要望や改善点が丁寧に書かれているレビューの商品はハズレがありません。
冬キャンプ用にタイムセールで購入。価格の安さから不安がありましたが問題なく使えました。
使用場所は12月のふもとっぱらキャンプ場。気温は氷点下、ヒートテックを着込んでカイロ、湯たんぽも使用しております。
冬キャンプは本気で機材をそろえようとするとお金がかかってしまうので、このようなコスパの良い製品を組み合わせるのもひとつの手段かと思います。
バンドック「フォールディングマット」
バンドック「フォールディングマット」
すでにインフレータブル式のマットを所有していますが、冬キャンプでは二重にして使用すると断熱性・保温性を高められるため、もう1枚フォールディング式マットを購入しました。展開すると凹凸部分がエアーポケットとなり、柔らかさと暖かさを感じられました。
基本スペック
バンドック「フォールディングマット」
- 展開サイズ:約1820×560×20mm(突起部含む)
- 収納サイズ:約560×145×150mm
- 重量:約430g
- 材質:発泡ポリエチレン・アルミ蒸着フィルム
実際の使用感
条件は上記と同じなので、省略します。寝袋に入った状態でフォールディングマットがある状態、ない状態を体感するために乗り降りを繰り返してみました。マットに乗っていると普段の敷き布団とまではいきませんが、柔らかさ保温性があり快適です。
しかし、マットからフローリングにシュラフのままずれてみると驚くほど冷たさを感じました。私個人の意見ですが、2,000円ほどの出費で睡眠時の快適さを大きく向上できるアイテムです。
購入の決め手となったレビュー
自分で全てのアイテムレビューを比較するのは、時間がかかるためしません。レビューしている人が口コミのなかで比較してくれているのが決め手となりました。
リーズナブルなマットが欲しくて購入。横幅が他社のものよりも5センチくらい広いので寝やすいです。
快適な寝床を作るための工夫
コット・フォールディングマット・エアーマットの合わせ技
連載1回目を見ていただければわかりますが、私は冬が苦手です。冬の寒いツーンとした空気は意図しなくても歯と体をガチガチと震わせ、芯まで冷え切ってしまいます。ファミリーキャンプの経験(春〜夏)でも朝方は寒さで目が覚めることもあり、アウトドアフィールドでの寝床づくりの重要さは理解しているつもりです。
そんな私が冬キャンプへ出かけるのですから、備えられる限りの準備をして臨もうとするのは当然。そこで、コットと購入したフォールディングマット、すでに所有しているエアーマットを組み合わせて使うことを思いつきました。
コットを設営し、フォールディングマット、エアーマットの順で重ねるとほぼ自宅の布団と同じような使用感を得られます。このことから地熱の影響を可能な限り避けるような設営を心がけると寒さを感じにくいのでは?と仮説を持ちました。
そこで、ベランダにワンタッチテント、実際のキャンプシーンは『もっと寒くなるだろう』と想定して、コットなし、エアーマットとフォールディングマットを組み合わせて眠りました。
【冬キャンプデビューしたい!】第1回思い立ったきっかけと道具選び
冬キャンプの魅力を伝える企画として、11月より寄稿させていただく「ソウカワヨウスケ」です。アウトドア経験はあるものの、冬キャンプは初心者。そ...
使用条件
室外気温5度
夜22時〜5時まで
ダウンベスト・マウンテンパーカー着用
使用感
私の感想をそのままお伝えすると『布団とほとんど変わらない!』です。床からの冷気をフォールディングマットがシャットアウトし、エアーマットが寝心地のよさを補完しています。
シュラフの中に入っていると寒さは全く感じませんでした。室内でシュラフを試したときと同じく、少しマットからズレて床に触れてみましたが、驚くほどの冷たさを感じたこともお伝えします。
実際のフィールドシーンではコットも使用するので、地面からの冷気の心配をしなくてもよいのではないか?と想定しているところです。
今回使用した愛用しているアイテム
Maone「エアーベッド」
Maone「エアーベッド」
似たようなアイテムがたくさん販売されていますが、タイムセールで安くなっていたため、以前購入したものです。パンクしたこともありませんし、問題なく快適に使用しています。3,000円ほどで柔らかい寝心地を得られるのでおすすめです。
スペック
Maone「エアーベッド」
- 展開時:(約)193cm×60cm×6cm
- 収納時:(約)直径18cm×22cm
- 重量:(約)680g
山善キャンパーズコレクション「アウトドアベッド」
山善キャンパーズコレクション「アウトドアベッド」
いろいろな種類のアイテムがリーズナブル&高機能な山善のアウトドアベッドです。以前、大きなテントに新調した際、こちらも大人用として3台購入。このご時世でキャンプへ行かなくなってからは自宅のベランダでリラックスタイム用として使っていました。通気性が高く、夏場でも快適です。
スペック
山善キャンパーズコレクション「アウトドアベッド」
- 本体サイズ:幅57.5×奥行182.5×高さ25.5-82.5cm
- 本体重量:5kg
- 座面高さ:24.5cm
- 耐荷重:80kg
ドッペルギャンガー「ワンタッチビーチテント」
私が初めて購入したテントです。海水浴などのシーンで潮風を受けているので、ファスナーがダメになっている部分もありますが、愛着のあるテントで捨てられずに、子どもとベラキャン用に取っています。なお、今では型落ちモデルとなり、通常販売ではあまり見かけません。
スペック
ドッペルギャンガー「ワンタッチビーチテント」
- 外寸 : (約)W210×D210×H136cm
- インナーサイズ : (約)W205×D205×H120cm
- 収納サイズ : (約)76×直径18cm
- 重量(付属品含む) : (約)4.0Kg
- 収容可能人数 : 大人3名
- 耐水圧:アウター /1500mmフロア/2500mm
付属品 : メッシュ状室内シート、ストームロープ、ペグ、キャリーバッグ、取扱説明書
次回はフィールドレビュー!
今回は、購入したシュラフとフォールディングマットのレビューをお届けしました。キャンプや登山などのアウトドアシーンで、快適な睡眠環境を整えることは全力で楽しい時間を過ごすために欠かせません。
紹介したアイテムの使用感をお伝えしましたので、寝具選びの参考にしてみてください。次回は、兵庫県川西市にある市営キャンプ場「知明湖(ちみょうこ)キャンプ場」のおすすめポイントをお届けします。
前回の記事はこちらから
【冬キャンプデビューしたい!】第2回ワンポールテントのレビューとデイキャンプのすすめ
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