Preself「ワンポールテント」
スノーピーク ペグハンマー プロS
先週購入したワンポールテントを試し張り!
暮らしーのライターの「ソウカワヨウスケ」です。連載2回目は先週購入したPreself「ワンポールテント」をデイキャンプで試し張りしてきました。
山が少しずつ紅葉する中で過ごすデイキャンプは、アウトドアから遠ざかっていた2年弱の時間を埋めるリハビリとして最適です。
勢いで冬キャンプをいきなり始めるのではなく、少しずつ外で過ごす時間を伸ばすように継続してキャンプ場へ訪れようと感じました。
今回は、ワンポールテントのレビューとデイキャンプからアウトドア向きの体力を取り戻していく重要性について解説します。
私のように数年のブランクを経て、キャンプを楽しんでみたい人は参考にしてみてください!
ソロテント|Preself「ワンポールテント」のレビュー
前回の記事
前回、冬キャンプの装備を整えるため、Amazonでレビューやスペックを参考にしながら3万円を基本アイテムの予算として買い集めました。
現在、テント・クーラーバッグ・シュラフ・折りたたみマット・アルミブランケットが到着し、手元にある状態です。
まずは、設営が不慣れなワンポールテントをデイキャンプにて試し張りし、実際に使用したレビューを紹介します。
前回の記事はこちらからチェックしてみてください。
【冬キャンプデビューしたい!】第1回思い立ったきっかけと道具選び
冬キャンプの魅力を伝える企画として、11月より寄稿させていただく「ソウカワヨウスケ」です。アウトドア経験はあるものの、冬キャンプは初心者。そ...
購入したテントはこちら
Preselfから販売されている「ワンポールテント」は、コスパと拡張性に優れたテントです。魅力や特徴は以下の通りです。
・1万円台で買える
・コンパクトに持ち運べる
・テント室内でストーブを使える煙突穴付き
・スカート付きで雨や雪が侵入しにくい
・アルミペグが意外としっかりしている
Preself「ワンポールテント」
展開サイズ | (約)直径:320cm 高さ:160cm |
---|---|
収納時サイズ | (約)46×13cm |
重量 | 1.7Kg |
材質 | 【フライ】210Tチェック柄ポリエステル PU2000mm 【フレーム】スチール |
気になる点
・開封してすぐ油臭が強い→数回使えばなくなりそう
・意外と高さ(160cm)がないので、前室をタープスペースのようには使いにくい→別途、タープを調達して解決できそう
初めてワンポールテントを設営した正直な感想
妻と2人でキャンプ場へ出掛け、ワンポールテントを試し張りしました。ワンポールテントの設営方法を簡単に解説すると
1:入り口以外の場所をペグダウンする
2:入り口側からテント内に入って中心にポールを立てる
3:全体のテンションを調整する
4:インナーテントを吊ってペグダウンする
以上の流れですが、ペグダウンの場所を確認しながら決めていかないと、ポールで立ち上げた際、いびつな形となってしまうため、注意が必要です。また、完成するまでに必要な時間は約45分かかりました。
ここで得た知識を共有すると「ペグダウンする順番が肝心」です。
隣り合った場所を順番にペグダウンしてしまいがちですが、1番最初に固定したら対角線上を引っ張りながらペグダウンして、適度なテンションを掛けられるように設営していくと失敗がありません。
テントで実際に過ごした感想
テント設営したあとは、実際にコットを入れたり、前室で過ごしてみたりした感想の1つは「高さがないので腰が痛い」です。そのため、基本的にテント内では、横になってくつろぐ時間とすることをおすすめします。
高さがない以外はインナーテントにコットを入れても、一人分の荷物なら十分収納できますし、テントスペース一杯に使えば、コット2台まで並べて使用可能です。
気温や天候状況
この日の天気は晴れ、日中の気温は約16度でした。山頂にあるキャンプ場のため、時折、強風が吹き、じっとしていると肌寒さを感じる状況です。テント内で1時間程度過ごした感想は以下の通り
・インナーテントにいるとTシャツだけでも暖かい
・アウターテントではやや寒さを感じる
・テント外に出たらテントの断熱性を感じる
このことからPreself「ワンポールテント」は、冬キャンプ使用時でもしっかりとダウンを着込めば、快適に過ごせると確信しました。
Preself「ワンポールテント」のまとめ
ワンポールテントの設営には慣れが必要と感じました。しかし、ソロで使うには十分な広さがあり、荷物を室内に収納しておけるので、ソロキャンプでは安心感を感じられます。
居住性に関しては、全体的に高さがないので、快適とは言い切れません。高さにゆとりのあるリビングスペースが欲しい人は、タープを別途用意しておくことをおすすめします。ただし、テントの使用は『寝るだけ』と言う人ならこのテントだけで十分です。
断熱性については、まだ冬キャンプで使用していませんが、『安心して使えそう』と感じました。
携行性については抜群!普段私が通勤に使用しているノースフェイスのバックパックにスッポリと収まります。
新調したペグハンマーと今後検討したいアイテム
ペグハンマーを新調
スノーピーク ペグハンマー プロS
サイズ | 35×120×290mm |
---|---|
重量 | 670g |
試し張りするために前日キャンプ用品を整理していたところ、前回のキャンプで忘れてきたのか、ペグハンマーがないことに気がつきました。
そのため、冬ソロキャンプデビューを機に新しいペグハンマーを購入しましたので、おすすめポイントを紹介します。
スノーピーク「ペグハンマープロS」おすすめポイント
・使いやすい重量感で力を入れなくてもペグ打ちできる
・グリップにスクエアパターンが施され滑りにくい
・すっぽ抜け防止のストラップ
・ペグを抜きやすい
買い増しを検討
連載1回目では、『タープは必要ない』と考えていました。しかし、実際にテントを使ってみないとわからないもので、快適さを向上させるためには、ゆとりのあるリビングを作れるタープの必要性を感じます。
また、初めてワンポールテントを使用してみましたが、センターポールは意外と邪魔になるものでした。二股化することで、ワンポールテントの携行性とドームテントのような居住性のよさを両立できると考えられるため、併せて検討してみます。
検討中リスト
- ヘキサタープ
- ワンポールテント二股化パーツ
- タープポール
いきなり冬キャンプは辛い
ブランクがある人はデイキャンプから
キャンプから遠ざかり2年弱。今回、数年ぶりにテント設営して、キャンプ場で約3時間過ごしました。
初めて設営するワンポールテントであったため、苦労した面もあるとは思います。しかし、アウトドア・自然環境下でこんなに長時間過ごしたのは久しぶりで、とても疲労感が大きいのが正直な感想です。
ブランクがある人は、過ごしやすい気候や条件で、外で過ごす時間を徐々に増やす「慣らしデイキャンプ」から始めることをおすすめします。
もしもいきなり冬キャンプデビューしていたら……
もしも、本格的な寒さが訪れるまで待ち、初めて冬ソロキャンプしたと考えると、「慣れないテントの設営、温度によるストレス」で半日と持たずに風邪をひいてしまうかもしれません。
徐々に秋から冬に季節が移る中、「道具の使い方に慣れておくことや、体を慣らす時間」を確保し、体力を取り戻すように取り組むと負担を減らせます。
特に、私と同年代の30〜40代のブランク有りキャンパーは『あの頃はできた!』と無理してしまいがちです。しかし、体力や環境に適応する力が落ちていると認識しておくことが心の底から冬キャンプを楽しむポイント。
冬本番を迎える前から道具の扱いや体を慣らすように少しずつ取り組んでみましょう。
私が考えているデイキャンプのプラン
今回は3時間程度、日中の暖かい時間にキャンプ場へ訪れました。
次回は10時頃から夕方に訪れ、焚き火台などのギアを確認したり、実際にシュラフやウレタンマットをフィールドで試してみたりと徐々に体を慣らしていきます。
数回デイキャンプを繰り返し、年内には冬の宿泊ソロキャンプデビューが目標です。
お邪魔したキャンプ場「大野アルプスランド」
無料で使える町営キャンプ場
今回、利用させてもらったのは、兵庫県川辺郡猪名川町にある町営キャンプ場「大野(おおや)アルプスランド」です。
一時期、心ないキャンパーの利用マナーが悪く、閉鎖されていました。
2021年11月7日時点では再開されています。ただし利用条件があり、13:30〜21:30までと時間制限があり、宿泊利用・飲酒は禁止です。
また、1日の利用は先着20組までに限定されており、当日先着順、併設されている「猪名川天文台」にて申し込む必要があります。営業日は木曜〜日曜と祝日です。年末年始(12月29〜翌1月3日)は利用不可。
当たり前のことですが、ゴミの持ち帰りや施設を丁寧に扱い、施設管理している人はもちろん他のキャンパーが気持ちよく過ごせるようにマナーを守りましょう。
おすすめポイント
- 眺めがいい!山頂にあるので景観が最高
- 駐車場が広い!区画線はないがゆとりをもって駐車できる
- 無料で利用できる!
注意点
- 先着順。行ってみないと使えるかわからない
- マナーは絶対守る!無料で使わせてもらえるキャンプ場を減らすような真似は避けて
- 炊事場は閉鎖中。薪やゴミ、食べ残しなど持ち込んだものは持ち帰って処分する
大野アルプスランドキャンプ場
- 住所〒666-0204
兵庫県川辺郡猪名川町柏原尾野ヶ嶽1 - 電話番号072-766-8707
- 公式サイトURLhttps://www.town.inagawa.lg.jp/soshiki/kikakusomu/kankou/kanko/ooyasann2/index.html
次回はシュラフやウレタンマットのレビュー!
今週はAmazonで購入した、Preself「ワンポールテント」の設営・使用感をレビューしました。リーズナブルなのに拡張性が高く、限られた予算でしっかりとしたテントをそろえたい人におすすめします。また、ブランクがあるキャンパーが、徐々にアウトドアを過ごす体力を取り戻すのに最適なデイキャンプの取り組み方も解説しました。
次回は、快適な睡眠に欠かせないシュラフとウレタンマットのレビューをご紹介。ギアを集める過程から実際の楽しみ方まで、皆さんのアウトドアライフがより楽しくなるような記事をお届けします。
ライター撮影