観光でも訪れたい、白駒池に紅葉時期はいつ？見頃のピークやアクセス方法も解説！

白駒池とは

白駒池は、八ヶ岳連峰北側にある日本最標高の天然湖

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白駒池は、長野県八ヶ岳連峰の北側の、日本で最も標高が高い2115mにある天然の湖。湖の透明度は高く、周囲には美しいツツジやカンバが生えていて、紅葉が見頃の時期になると、赤や黄色に彩られた美しい紅葉を見に、多くの人が訪れる観光スポットとして人気があります。

また白駒池の周辺には麦草峠や原生林や苔の森、遊歩道などがあり、紅葉だけでなくハイキングを楽しんだり、満天の星空を見たりすることもできます。

白駒池の紅葉：見頃の時期

白駒池の紅葉の見頃はいつ？

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白駒池の紅葉の見頃はいつなのでしょうか。それは秋になり気温がぐっと下がってくる9月下旬から10月上旬頃です。

紅葉の見頃のピークを迎える10月上旬頃は、遊歩道やハイキングコースを歩く人で大変混み合います。

また白駒池は関東から車でアクセスしやすい場所ということもあり、夏や秋の紅葉シーズンには多くの観光客が訪れます。お出かけの際には、紅葉や道路の状況などを事前に確認しておきましょう。

紅葉の種類：カエデ（もみじ）

白駒池の周りに多く自生している木はカエデです。紅葉というとモミジとカエデを混同してしまいがちですが、モミジはカエデ属のカエデという木の別名です。紅葉したカエデの葉の中でも、特に真っ赤に染まった葉っぱを「もみじ」といいます。

私たちがよく見るもみじはイロハモミジという種類です。白駒池にはモミジがたくさん自生しているので、毎年紅葉の見頃時期には、真っ赤な葉で白駒池を赤く染めています。

紅葉の種類：ダケカンバ

ダケカンバは白樺の仲間で、漢字で「岳樺」と書きます。亜高山〜高山帯に自生する樹木で、老木になると樹皮が白くなり、皮がむけるという特徴があります。

八千穂方面から白駒池への途中には八千穂高原があり、ダケカンバの群生スポットの紅葉を見ることができます。

ダケカンバは紅葉すると葉が黄色くなります。白駒池の黄色い葉はこのダケカンバなので、真っ赤な葉をつける木が周りにあると、対比してきれいな紅葉を見ることができます。

紅葉の種類：ドウダンツツジ

ドウダンツツジは、春になると壺型の白い小さな花をたくさんつける落葉性の樹木で、小枝が密に生えるという特徴があるので、生垣用として栽培されることが多いです。

白駒池周辺の自然に生えている木は栽培されている木と異なり、葉っぱが大きく、葉幅も広くなっています。白い花が終わると、晩秋には真っ赤な葉になり、美しい紅葉を見ることができます。

紅葉の種類：ナナカマド

ナナカマドは寒い地方の高山に生える落葉性の花木です。春になると白い花をつけ、その後は真っ赤な実がつくようになります。

秋になり寒くなってくると葉っぱが紅葉し、赤い実とともに鮮やかな色合いとなります。この赤い実には毒があるので、食べたりしないように気をつけましょう。

白駒池の紅葉：駐車場

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車で白駒池に行く際には、白駒池駐車場か麦草峠駐車場の2つの公共駐車場を利用しましょう。どちらもメルヘン街道沿いにあり、アクセスしやすい場所にあります。

秋の紅葉シーズンはいつも混雑しており、並んで待つ場合があります。ライブカメラで駐車場の空き具合を調べたり、時間に余裕を持ってお出かけしたりすることをおすすめします。

麦草ヒュッテにも駐車場はありますが、宿泊客以外は利用できないのでご注意ください。

白駒池駐車場

白駒池駐車場はメルヘン街道沿いにあるためアクセスがよく、第一駐車場、第二駐車場には180台の車を駐車することができます。

車種によって料金が異なりますので、事前に調べておきましょう。紅葉シーズンは大変混雑し、並ばないと入れない場合があります。

また売店があり、お土産を買うことができたり、有料トイレをお借りすることができます。白駒池への遊歩道は駐車場から行けるようになっています。

周辺地図

麦草峠駐車場

麦草峠駐車場は、白駒池に行くために利用できるもう一つの駐車場で、メルヘン街道沿いにあります。この駐車場は料金が無料となっています。

公共トイレはありますが、飲料水を買えるお店や自販機はありません。少し奥にある麦草峠ヒュッテでは軽食や飲料水も買うことができますので、まず麦草峠ヒュッテに寄ってみましょう。

この駐車場が満車の場合はもう少し先にある白駒池駐車場を利用できます。またこの2つの駐車場は遊歩道でつながっているので、移動しやすく便利です。

周辺地図

白駒池の紅葉：ライブカメラ

出典：pixabay.com

地図を見ると、八ヶ岳連峰北側を横断するメルヘン街道だけが白駒池に行ける唯一のルートだということがわかります。そのため、夏や秋の紅葉の観光シーズンには大変混雑します。

紅葉時期のこの混雑状況を事前に知ることができるのが、白駒池駐車場に設置されている2台のライブカメラです。

紅葉時期にお出かけの際には、朝早くから出かけるという方法もありますが、なるべく時間の無駄がないよう、賢くこのライブカメラを利用してみましょう。

白駒池駐車場ー第１駐車場ライブカメラ

出典: http://hokubu-f.jp/shirakomanoike/

白駒池駐車場に設置されている第1駐車場ライブカメラで、トイレ側と第2駐車場の様子を見ることができます。

画面が5分間隔で更新されるので、天気の様子や駐車場の空き状況がタイムリーに確認できて便利です。紅葉時期にはすぐに満車になります。

白駒池駐車場ー第２駐車場ライブカメラ

出典: http://hokubu-f.jp/shirakomanoike/

第2駐車場ライブカメラでは、白駒池駐車場入り口の様子を見ることができます。

こちらも画面が5分間隔で更新されるので、天気の様子や駐車場の空き状況がタイムリーに確認できて便利です。

白駒池の紅葉：観光スポット

ハイキング

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麦草峠から白駒池の周辺には、紅葉を見るほかにも遊歩道やハイキングコースが整備されており、おすすめの観光スポットがいくつもあります。

のんびりと紅葉が見頃の白駒池や麦草峠周辺を散策してみませんか。岩場があったり、苔で滑ったりしますので、山歩きに適した服装や、滑りにくい靴を履いて行くことをおすすめします。

ルートマップ

出典: https://yachiho-kogen.jp/article/shirakomanoike/

これは白駒池周辺のハイキング用ルートマップ。白駒池の北側を東西に横断しているのがメルヘン街道(茶色のライン)です。迷子にならないよう、地図を印刷して持って行きましょう。携帯の電波が入らない場所があります。

ハイキングコースは標高が高く森の中ということもあり、夏でも涼しく感じます。薄い上着でも1枚余分に持って行くことをおすすめします。また、秋冬は日が沈むのが早いので、真っ暗になる前に戻れるよう時間に余裕を持ったスケジュールを立てましょう。

 

白駒池を一周する

白駒池の周りには遊歩道があり、歩いて約40分で一周することができます。時間がある方はぜひ歩くことをおすすめします。紅葉の見頃時期には、きれいなもみじを間近に見ることができますよ。

湖の近くには白駒荘や青苔荘があります。ここは休憩所としても利用でき、有料トイレもありますので、出発前に寄ってみてもいいですね。

遊歩道を歩くコースは湖面に映る紅葉を見ながら歩くことになるので、とても人気があります。

メルヘン街道→白駒池→高見石小屋

メルヘン街道から原生林や苔の森を抜けると、約15分で白駒池に到着します。ここから標高2225mにある高見石小屋を目指します。

白駒池から50分ほど歩くと高見石に到着です。標高が高いので、眼下に紅葉した白駒池の全景を見ることができる、おすすめのビュースポットになっています。

高見石を過ぎると、高見石小屋はすぐそばです。売店やトイレがあるので、休憩がてら寄ってみましょう。

高見石小屋→丸山→麦草ヒュッテ

時間があまりない場合は、高見石小屋から来た道を戻りましょう。早く白駒池まで戻ることができます。

高見石小屋から20分ほど歩くと、標高2329mの丸山に到着します。ここは遠くに天狗山の紅葉を見晴らせるビュースポットです。

丸山から麦草ヒュッテへとつづく原生林と苔の森を抜けると、赤い屋根が目印の麦草ヒュッテが見えてきます。軽食をとったりトイレをお借りすることができます。

白駒池の紅葉：宿泊・休憩

白駒池周辺には3つの宿泊施設があり、宿泊だけでなく休憩にも利用できます。宿泊する場合は、夏や紅葉時期は混雑しますので、事前に確認して予約しておきましょう。

各施設ともイベントやツアーが企画されているので、参加してみるのも良いですね。ツアー内容や各料金は公式サイトでご確認ください。

麦草ヒュッテはメルヘン街道の麦草峠からすぐ近くにあり、宿泊客は施設内の駐車場を利用することができます。事前に電話をして確認することをおすすめします。

白駒荘

白駒荘は、畔にたたずむ山小屋風の旅館です。宿泊客以外でも立ち寄ることができ、軽食をいただいたり、有料トイレをお借りすることができます。

日帰りではなくゆっくりしたい方は宿泊もおすすめです。紅葉だけでなく、星空を見たり、苔の森を歩いたりするツアーが用意されていますので、公式サイトでチェックしてみましょう。

大きな窓から紅葉に染まる白駒池を眺めながらお料理をいただくこともできて、自然をたっぷり感じることができます。

青苔荘

青苔荘は、全室個室で利用できる山小屋です。こちらも軽食や飲み物をいただいたり、有料トイレをお借りすることができます。

宿泊する際には必ず予約が必要となります。紅葉時期には混みますので、忘れずに予約を取りましょう。

また利用料金を安くしたい場合は、個人で持ってきたテントをテント場に張ることができます。自然の中で寝るのもいいですね。

麦草ヒュッテ

麦草ヒュッテは麦草峠駐車場近くにあり、アクセスの良い、赤い三角屋根がトレードマークの山小屋です。宿泊客でなくても、軽食を食べたり、トイレをお借りすることができます。

この麦草ヒュッテは、紅葉時期以外でも麦草峠のトレッキングや苔の森ツアー、クリスマス会など毎月イベントを行っています。公式サイトでチェックしてみましょう。

白駒池の紅葉：アクセス

車でアクセス：茅野方面から白駒池へ

八ヶ岳連峰北側の茅野市から八千穂市までを横断しているメルヘン街道は、全長39kmあります。日本で２番目に標高の高い場所にある街道なので夏でも涼しく、気温がより低くなる秋にはきれいな紅葉を見ることができます。

茅野市から白駒池に行く途中にある麦草峠は2127mという高所にあり、八ヶ岳連峰を一望できるビュースポットとなっています。
 

車でアクセス：八千穂方面から白駒池へ

JR小梅線八千穂駅あたりからメルヘン街道を西へと走ると、白駒池へ向かう途中には、白樺林が有名な八千穂高原を通ります。

さらに八千穂高原を抜けると標高2010mの剣ヶ峰があり、天気の良い日に浅間山や八千穂高原を一望できる観光スポットとなっています。

メルヘン街道全体から見ると白駒池は八千穂寄りですが、紅葉時期には混雑状況を調べて、八千穂か茅野のどちらの方面から向かうのか、事前に検討しておくことをおすすめします。

バスでアクセス

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麦草峠や白駒池へはバスでも行くことができます。茅野駅からメルヘン街道を横断するバスがありますので、調べてみましょう。

また一般利用だけでなく季節運行をしているバスもあり、冬になると運行中止になる路線がありますのでご注意ください。

麦草峠線

麦草峠線はアルピコ交通（株）が運行している季節運行のバスです。ご利用の際には、事前にチェックしておきましょう。11月下旬から4月初旬の冬季の期間は走っていませんのでご注意ください。

時刻表と料金表、地図などは公式サイトから確認できます。

白駒線

白駒線は千曲バスが運行している一般利用のバスです。工事による運休など、運行情報が公式サイトで確認できます。ご利用の際には事前にチェックしておきましょう。

時刻表と料金表、地図などは公式サイトから確認できます。

まとめ

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白駒池や麦草峠周辺に広がる素晴らしい紅葉の見頃時期と、そのアクセス方法についてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。

紅葉だけでなく、原生林や苔の森、標高が高いゆえの素晴らしい景観、星空など、白駒池には秋を感じられるおすすめの観光スポットがたくさんあります。ぜひ一度白駒池を訪れてみませんか。深まりゆく秋や冬の訪れを自然の中で感じてみてはいかがでしょうか。

白駒池周辺の情報が気になる方はこちらもチェック！

八ヶ岳連峰のある長野県には、ドライブや温泉、スキーなどが楽しめる観光スポットがたくさんあり、関東から3時間ほどで行けるアクセスの良さと気軽さから多くの観光客が訪れます。

紅葉シーズンには白駒池や麦草峠だけでなく、多くの場所できれいな紅葉を見ることができます。他にも観光スポットをいくつかご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

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