神奈川県横浜市内の人気観光スポット
神奈川県には人気観光スポットがたくさんあり、その中で横浜市内だけでも国内はもとより海外からも観光客が訪れる人気スポットがたくさんあります。横浜市内にある観光スポットとして人気があるのは横浜ランドマークタワー横浜赤レンガ倉庫、山下公園や港が見える丘公園などです。
また横浜公園や八景島シーパラダイス、よこはま動物園ズーラシアや野毛山動物園があります。そしてはずせない人気観光スポットとして本牧にある三渓園があります。
神奈川県横浜の紅葉スポットでダントツは本牧の三渓園
神奈川県横浜市内だけでも紅葉で人気のあるスポットはみなとみらい駅や中華街駅に続く街路など通りに面してたくさんあります。その他公園では横浜公園 や三ツ池公園 、野毛山公園や金沢自然公園などが紅葉の人気スポットです。
しかし横浜駅前などからバスでも行ける本牧にある三渓園の紅葉は、景観がダントツということで人気があります。三渓園は庭園と建築物と一体となり、11月下中旬からの紅葉の期間には大勢の人が訪れる人気スポットです。
神奈川県本牧にある三渓園とは?
神奈川県の本牧にある広い三渓園は当初個人の庭園として造られ、その後横浜市に寄贈されています。敷地は東京ドーム4個分に相当し、明治時代に起伏を生かして造られた日本庭園で2006年国の名勝に指定されました。
三渓園には三重塔など京都や鎌倉などから集められた歴史的建造物が17棟も配置され、散策通路も整備されています。三渓園は紅葉の移り変わりや、池や三重塔など静けさの中で紅葉の景観を堪能することができるところです。
本牧の三渓園は誰がどんな思いで造ったの?
本牧の三渓園は原富太郎氏が私財を投じて造りました。原富太郎氏は実業家で美術品収集家、そして茶人でもあります。富岡製紙工場などの社長、横浜銀行の頭取も務めていました。三渓園の名称は茶人の号である三渓からつけられています。
広い庭園には京都や鎌倉などから歴史的建造物を譲り受け、中には廃墟となりそうな建造物も移築し見事に復元させ、起伏を利用した広い庭園に配置をしっかり考えて造られました。
三渓園の中にある三渓記念館
三渓園の中に創設者の原三溪に関する資料や三溪自筆の書画のほか、美術品などを展示している三渓記念館があります。三渓記念館の展示品はゆかりの作家作品や美術工芸品、紀州徳川家の別荘が大阪に移築された建物を譲り受けた臨春閣の障壁画などです。
その他の作品として、横山大観の絵画や豊臣秀次の書状、狩野探幽の障壁画や重要文化財に指定されている木製多宝塔が展示されています。紅葉の期間などに訪れたときには訪れて欲しい記念館です。
神奈川県の三渓園のスポット情報
三渓園
- 住所〒231-0824
神奈川県横浜市中区本牧三之谷58-1 - 公式サイトURLhttps://www.sankeien.or.jp/
- 電話番号045-621-0634
- アクセスJR根岸駅からバスに乗りかえ、本牧で下車(徒歩で約10分)
三渓園の紅葉の見頃と見どころ
横浜駅前から本牧までバスで行ける三渓園の紅葉の見頃は、おおむね11月下旬から12月中旬の期間になります。見どころは同じように見えそうな紅葉が、庭園内に配置してあるたくさんの建築物との絶妙な調和と、建築物によって紅葉の雰囲気や印象が違って感じられるところです。
また紅葉の期間に合わせて普段は入れないところも解放され、建物の外から内部を鑑賞することもできますので、紅葉と共に見逃せない見どころになります。
三渓園内の紅葉する樹木の種類
横浜本牧にある三渓園の広い庭園の中で、紅葉する樹木の種類は真っ赤に色づくモミジやカエデ、黄色に色づくイチョウのほかドウダンツツジやサクラなどです。
また樹木は黒松をはじめ多くの樹木が大きな池や三重塔などいろいろな歴史的建造物を包み込むようにあります。樹木の楽しみ方は、大小の常緑樹や落葉樹の種類も場所によって違い、新緑や紅葉など季節の移り変わりなどでお気に入りの場所を見つけられることです。
三渓園の紅葉の見どころの場所
横浜駅前から本牧までバスで行ける三渓園は東京ドーム4個分の広さがあり、園内のいたるところで美しく紅葉し見どころを一言では言い切れません。しかし、初めて訪れる人におすすめしたい見どころの場所があります。
見どころの場所とは内苑では聴秋閣や春草廬の周辺、外苑では横笛庵や林洞庵周辺です。ここでは古都のような雰囲気を味わいながら見事な紅葉の景色を堪能することができ、紅葉の見どころの場所としておすすめします。
三渓園のおすすめ紅葉見どころ聴秋閣
横浜駅前から本牧までバスで行ける三渓園の紅葉見どころで外せない場所は内苑にある三渓園を代表する聴秋閣です。聴秋閣は重要文化財に指定され、普段は垣根の外からの見学となっていますが、紅葉の時期に期間限定で建物内部を間近から鑑賞することができます。
この期間に訪れると鮮やかに彩られたカエデの紅葉とともに京都の二条城内に建てられていた聴秋閣の内部を外から観賞することができ、遠方には三重塔も眺められ、見ごたえあるスポットとしておすすめです。
三渓園のおすすめ紅葉見どころ春草廬
三渓園の紅葉見どころでおすすめしたい場所は春草廬です。春草廬は聴秋閣と共に三渓園を代表する建物で重要文化財に指定されています。春草廬は紅葉の時期に期間限定で外から建物内部を鑑賞でき、茶室に九つの窓があることでも有名です。
春草廬の見頃は2本の大きなイチョウが黄色に色づく11月下旬から12月中・下旬になります。庭にイチョウの落ち葉が敷き詰められている風景は茶室の九つの窓との珍しい眺めの場所としておすすめです。
三渓園のおすすめ紅葉見どころ大池
三渓園のおすすめ紅葉見どころとして歴史的建造物はありませんが、三渓園の大池や外苑奥にある滝から広い大池に流れ込む川の周辺です。大池のほとりは変化に富んでおり、紅葉の時期の夕方には夕陽と紅葉に染められた三重塔を眺めることができます。
注ぎ込む川の周辺にはモミジが多く、時には北方から飛来している鴨などと共に紅葉を楽しむことができ、おすすめします。
本来ならおすすめしたいが修理中の臨春閣
本来ならおすすめしたい場所として臨春閣の紅葉です。臨春閣は11年をかけて念入りに配置などを吟味して移築され、三渓園を代表する歴史的建造物であり東の桂離宮とも称されています。
三渓園の中心となる建造物であり重要文化財です。本来なら臨春閣を包み込むように紅葉する景色をおすすめしたいのですが、2021年は修理中のため残念ながらそのロケーションを楽しむことはできません。修理完了後には紅葉の見頃の時に訪れて欲しい場所です。
神奈川県三渓園の外苑と内苑の違いとは?
三渓園は原家が個人の私庭として庭園を造り、敷地は金沢の兼六園や 岡山の後楽園よりも広く、自然の起伏を活かしながら多くの歴的建造物を配置しています。
内苑と外苑の違いはその庭園を1906年に一般公開したエリアを外苑とし、その後も原家が私庭として使用していたエリアを内苑と区別していることです。外苑と内苑には重要文化財や横浜市指定有形文化財に指定されている建造物がたくさん配置されています。
三渓園の外苑にある主な建造物
三渓園の外苑は1906年、一般向けに公開されたエリアです。外苑にある主な建造物として重要文化財に指定されている旧燈明寺三重塔や旧燈明寺本堂、旧東慶寺仏殿や旧矢箆原家住宅があり、市指定有形文化財の鶴翔閣とその他林洞庵や横笛庵があります。
外苑に入ってすぐ大池があり、ランドマークタワーとなっている三重塔があります。外苑では樹木や四季折々の花が建築物と調和し、訪れる人たちを楽しませてくれます。
三渓園の内苑にある主な建造物
三渓園の内苑は原家が私邸として使用していたエリアです。臨春閣を中心とした歴史的建造物が緻密な計画のもとにつくられた庭に配置されています。
主な建築物として東の桂離宮と称される重要文化財に指定されている臨春閣や旧天瑞寺寿塔覆堂、月華殿 や天授院 それに京都二条城にあったといわれる聴秋閣や織田信長の弟が造った茶室春草廬です。市指定有形文化財には白雲邸や御門、その他畳一枚と畳約4分の3の小さな茶室金毛窟があります。
三渓園その他の建造物
三渓園の歴史的建造物とは別に記念館や食事処などがあり、広い庭園を休憩しながら楽しむことができます。その他の建築物としてあり是非訪れて欲しいのが三渓記念館です。
三渓記念館には原三溪に関する資料や美術品が展示されている他、本格的なお点前で抹茶を楽しめる抹茶処や、和風の小物などのおみやげ売り場もあります。その他散策ルートの中に食事処やお土産店としてあるのは 抹茶処 望塔亭や三溪園茶寮、雁ヶ音茶屋や待春軒です。
三渓園の紅葉イベント
三渓園の紅葉イベントには普段通れない聴秋閣の奥に広がる渓谷遊歩道が紅葉の見頃にあわせて11月下旬から期間限定で開放するというイベントがあります。
渓谷遊歩道が解放されることで重要文化財である聴秋閣や春草廬の内部を外から見学でき、また紅葉の中からシンボルタワーの三重塔も遠望できるなど、11月下旬の紅葉イベントだからこそ味わえる紅葉の絶景です。また渓谷遊歩道を散策していくと紅葉の下に滝などがあり素敵な光景に出会えます。
三渓園の紅葉以外のイベント
三渓園は2007年には国が指定する名勝にも選ばれており、11月下旬の紅葉の見頃期間以外にもいろいろなイベントが開催されています。庭園には季節を代表する色とりどりの花が咲き、池には蓮や水連などが咲き、季節の草花に合わせたイベントや季節の行事などに合わせたイベントが開催されます。
2021年はコロナ禍ということもあり縮小や中止になったイベントもありますが、主なイベントを紹介しますので期間や変更内容など確認しながら参加してください。
1~6月の主なイベント
- お正月:鶴翔閣の内部公開と筝曲演奏や日本に古くから受け継がれてきた伝統的な奇術の和妻があり、鑑賞には観覧整理券が必要です。
盆栽展:松柏類や花梨、椿や雑木などを中心とした盆栽約50鉢が展示されます。
観梅会:竜が地を這うような枝ぶりの臥竜梅や花弁を支える萼の部分が緑色の緑萼梅など、約500本が園内を彩ります。
さつき盆栽展:銘木や銘花、樹齢数十年のさつき盆栽などの約60点の展示です。
7~12月の主なイベント
- 早朝観蓮会:咲いたばかりの蓮を早朝のすがすがしい空気の中で観賞できます。
観月会:お月見とライトアップされた三重塔など歴史的建造物の観賞、日替わりの催しも楽しみです。
菊花展:大菊や懸崖・小菊盆栽など約500点を展示、江戸時代から改良されてきた古典菊は珍しく違いなど比較できます。
三渓園の11月下旬からの紅葉見学コース
三渓園の11月下旬からの紅葉見学コースは、一般の人が約90分~120分の所要時間で遊歩道を歩きながら見学するコースと車いすコースがあります。
一般的コースの主な建築物は御門・三溪記念館・旧天瑞寺寿塔覆堂・臨春閣・月華殿・聴秋閣・春草廬・蓮華院・林洞庵・横笛庵・旧矢箆原家住宅・旧燈明寺本堂です。
車いすでは段差を低くしていますが砂利道のため補助者が必要になります。主な建築物は三溪記念館・御門・臨春閣・旧燈明寺本堂です。
三渓園の紅葉見学にはボランティアガイドさんおすすめ
三渓園に何度も訪れ、紅葉の11月下旬の見頃や歴史的建造物の内容など知っている人は別ですが、特に初めて訪れる人は見学時間が倍かかりますが、ボランティアガイドさんをおすすめします。
ガイドさんによる紅葉のビュースポットや建造物の説明など丁寧な解説があり、聞きながら見学することで見逃しもなくなり安心です。ボランティアガイドの予定時間は入り口での案内や園内のスピーカーで集合時間や場所がアナウンスされます。
まとめ
神奈川県の人気観光で横浜の紅葉を楽しみたいと思ったときには、横浜駅西口からバスで約35分の所にあるビュースポットの三渓園を訪れてください。
三渓園の紅葉も11月下旬からが見頃で、期間限定で普段は入れない散策道路が解放されます。三渓園には京都か奈良を思わせるような歴史的建造物と共に素晴らしい紅葉の眺望があります。ここでは三渓園やの三渓園の紅葉情報に関することを紹介しました、参考にしてください。
本牧の三渓園の紅葉が気になる方はこちらチェック!
神奈川県の紅葉の名所といわれている三渓園には重要文化財に指定されている建造物がたくさんあります。11月下旬からの紅葉の見頃に合わせ期間限定で一般公開される範囲が広がります。
三渓園の紅葉が他の紅葉スポットとどのようなところが違うのか、また三渓園ならではの見どころが何かなど気になる方はこちらもチェックしてください。横浜駅などから三渓園までのルートなども分かります。
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