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【2021】三渓園の紅葉の楽しみ方をご紹介!見頃の時期やライトアップ情報も解説!

幾多の古建築に彩られる横浜の三渓園は、秋の紅葉シーズンに訪れてみたい名所です。デートでも人気な三渓園では、東の桂離宮と評されるほどの見事な庭園が待っています。2020年の紅葉が見頃な時期やライトアップ情報など、三渓園の知りたいところにぐぐっと迫ります。
更新: 2021年11月5日
はぐれ猫
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三渓園とは

横浜にある建築物の庭園

ベイブリッジも間近な横浜市中区の本牧に、今から100年以上前の明治39年に開園した三渓園があります。実業家だった原三渓が始めた庭園は、敷地面積が17万㎡もあって、水と緑に満たされた名所です。園内には遠くの京都や鎌倉から運ばれて移築された重要文化財を含む建築物が勢揃いし、訪れる人々を楽しませています。

三渓園の紅葉がすごい

面積が17.5haもある三渓園の秋のシーズンは、様々な歴史的建築物と一緒に紅葉を鑑賞できるのも楽しみです。園内には野鳥も多く住む照葉樹林があり、綺麗に色づくモミジやイチョウの姿も目立ちます。見頃の時期になれば赤黄緑の3色が重なって、デート目的で尋ねるカップルもますます増加しています。

観光の見どころも色々な三渓園

建物と紅葉がすごい三渓園は、観光にぴったりな美味しいお店も充実した名所です。和風の茶屋は園内に4軒もあって、それぞれで名物のスイーツや料理をいただけます。さらに園内にはミュージアムショップもあり、三渓園だけの落雁(らくがん)や小布など、色んなオリジナルアイテムをお土産にできるところです。

基本情報

三渓園

  • 住所
    〒231-0824
    神奈川県横浜市中区本牧三之谷58‐1
  • 電話番号
    045‐621‐0634
  • 公式サイトURL
    https://www.sankeien.or.jp/

三渓園の紅葉の時期

見頃は11月下旬~12月中旬

デートで訪れたい三渓園の紅葉が始まるのは、11月に入ってからのことです。特に紅葉が見頃の状況となるのは、11月の下旬のあたりから。モミジ、カエデ、イチョウ、ハゼノキなど様々な植物が、見事なまでに紅葉します。紅葉が見頃な状況は、寒さも厳しくなってくる12月の中旬頃まで続きます。

混雑する時期

毎年三渓園の木々が色づいてくる時期、関東各地から観光客が詰めかけて園内の混雑率も高まります。2020年は若干混雑が減る可能性がありますが、それでも週末、休日、祝日は紅葉目的の観光客で、非常に混雑しやすい状況です。秋のシーズンになると三渓園では祭りも開催されるため、周辺の道路やバスも混雑する状況になります。

三渓園のアクセス

電車とバスでお出かけ

秋のシーズンに三渓園に行くなら、電車とバスの利用がおすすめです。JR京浜東北線や根岸線の横浜駅、桜木町駅、根岸駅、みなとみらい線の元町・中華街駅など、中心街を含む各駅から、連日路線バスが出ている状況です。土日祝日ならば、横浜駅や桜木町駅からの、ぶらり三渓園BUSが紅葉の三渓園まで直行します。

車でお出かけ

近隣に通る首都高速湾岸線を経由するなら、ベイブリッジのそばの本牧ふ頭IC、横浜港の新山下IC、隣接する三渓園ICが最寄りです。駐車場も完備する三渓園ですが、紅葉シーズンには車での来訪はおすすめされていません。それは秋は満車になりやすい状況があるためです。そのため三渓園では、秋にはバスでの来場を推奨しています。

アクセスルート


【電車とバス】JR京浜東北線→横浜駅・桜木町駅・根岸駅→路線バス(ぶらり三渓園BUS)→三渓園
【車】首都高速湾岸線→本牧ふ頭IC→三渓園IC・新山下IC・三渓園IC→三渓園駐車場

三渓園の紅葉スポット①(内苑エリア)

旧天瑞寺寿塔覆堂 (きゅうてんずいじじゅとうおおいどう)

戦国の世ですったもんだの末に天下統一を成し遂げた豊臣秀吉が、天正19年(1591年)に建てたのが旧天瑞寺寿塔覆堂でした。かの秀吉が母の長寿を祈願して完成したという名所は、今はなき京都の天瑞寺にあったもの。明治38年になってから三渓園に移築され、国の重要文化財として紅葉の時期は堂々たる姿を見せてくれます。

旧天瑞寺寿塔覆堂の紅葉の見どころ

周囲にイチョウの木々が目立っている旧天瑞寺寿塔覆堂なので、黄色を背景とした紅葉がとても綺麗な印象です。三渓園の建物の中でも、桃山時代の彫刻が目を引く建物なので、覆堂の近くによってじっくりと拝見してみたいところ。豊臣秀吉が紅葉に包まれた建物にいたかと思うと、歴史ファンには感慨深いものがあります。

三渓園の紅葉スポット②(内苑エリア)

臨春閣

池に面している立派な数寄屋風書院造は、臨春閣と名の付く歴史的な別荘です。慶安2年(1649年)に、和歌山で紀州徳川家の巌出御殿(いわでごてん)として建てられたと伝えられています。大正6年になって三渓園へ移築が完了し、紅葉の風景の中で江戸時代当時の優雅さをそのままに見せてくれます。

臨春閣の紅葉の見どころ

背後の丘の樹木は紅葉の見頃になると迫力があり、臨春閣と池の周囲にはモミジなどの植物が色づいています。そのため臨春閣の3棟の建物は、秋にはとても絵になる姿。三渓園で臨春閣の内部に入れるイベントに参加すれば、当時のままの狩野派の障壁画や書院造の内装を見ることができ、窓からも紅葉が綺麗に映ります。

三渓園の紅葉スポット③(内苑エリア)

月華殿

かつて京都の伏見城の紅葉に包まれていた月華殿は、徳川家康が建てたと伝わるもので、諸大名の控えの間だったと言います。慶長8年(1603年)の当時のままの姿は、国の重要文化財となるほど価値のあるもの。京都の宇治の三室戸寺金蔵院にあったものが、大正7年になって三渓園に移築されたとのことです。

月華殿の紅葉の見どころ

紅葉の見頃に月華殿を訪ねてみれば、そこは安土桃山時代で時間が止まったかのような空間です。三渓園の月華殿の周囲はモミジの紅葉がいっそう綺麗に見られる場所で、伏見城にあった当時の風景を思い起こさせます。徳川家康がこの建物に上がって、紅葉を眺めていた情景が浮かぶようです。

三渓園の紅葉スポット④(内苑エリア)

聴秋閣(ちょうしゅうかく)

別名で三笠閣と呼ばれて独特な外観を見せる聴秋閣は、かつて二条城にあった徳川家光ゆかりの建物です。元和9年(1623年)に建設されたあと、家光の乳母だった春日局(かすがのつぼね)がこれを所有したといいます。三渓園には大正22年に移築されて紅葉の名所ともなり、今では国の重要文化財にも指定されています。


聴秋閣の紅葉の見どころ

聴秋閣の周りは三渓園でも紅葉がすごいと評判な場所で、見頃の時期になると建物周辺は魅力的な風景にいだかれています。紅葉した植物が不思議な建物を引き立てるのに加えて、隣接するせせらぎの音も含め、観光客が酔いしれる魅力が色々。秋の三渓園では、デートや写真撮影にも欠かせないスポットです。

三渓園の紅葉スポット⑤(外苑エリア)

旧燈明寺三重塔

この三渓園のシンボルとしてお馴染みとなっているのが、中心部の旧燈明寺三重塔。秋のシーズンに必見な塔は、園内で一番古い建物です。室町時代の1457年、京都の木津川の燈明寺に完成したものでした。大正3年になって現在地に移築されると国の重要文化財となり、紅葉の風景の中でも一際存在感のある建物として親しまれています。

旧燈明寺三重塔の紅葉の見どころ

お目当ての三重塔は三渓園の真ん中の高台にあり、周囲の聴秋閣などからの眺望を考えて配置されています。その高台は秋になると紅葉の樹木で埋め尽くされるような場所なので、三重塔の秋の風景には釘付け。少し離れてみたり近くに寄ってみたりと、紅葉の写真撮影ポイントを幾つも見つけられる魅力があります。

三渓園の紅葉スポット⑥(外苑エリア)

横笛庵 (よこぶえあん)

素朴な外観が魅力な横笛庵は、三渓園の滝のそばにある古民家です。建築年代は不詳とありますが、趣を感じさせる古い建物は江戸時代までにあった様式美を感じさせます。内部に平安時代末に平清盛の娘だった、横笛という女性の像があったことに名の由来があります。昔は縁結びのご利益もあったとのことで、紅葉デートでも見逃せません。

横笛庵の紅葉の見どころ

紅葉が織りなす三渓園の横笛庵は、茅葺き屋根や土壁がのどかな田舎の風景を思わせます。横笛庵の周辺の紅葉も見応えがあり、写真を撮っていればうっかり上がりこんで、住みたい思いにも駆られてしまいそう。家を囲む竹垣や、せせらぎと滝に接する要素のすべてが、引き込まれてしまう魅力です。

三渓園の紅葉スポット⑦(外苑エリア)

旧東慶寺仏殿

むかしから縁切り寺や駆け込み寺として知られた鎌倉の東慶寺の仏殿も、三渓園の中で拝見できます。これは江戸時代初期の禅宗様式で、三渓園を平安に治める目的で移築したとの棟札も現存するとか。明治40年々に現在地に移築されてから国の重要文化財に指定され、園内で紅葉を鑑賞、撮影する上でも必須な名所となりました。

旧東慶寺仏殿の紅葉の見どころ

仏殿は重厚差を感じる壁と扉、そして茅葺屋根に覆われているために、紅葉と非常にマッチした姿です。黄色、赤など葉っぱの色合いの葉っぱに囲まれた姿は、かつての縁切寺や駆け込み寺としての役割から開放され、森の守護者に相応しい風格。三渓園が紅葉になったら駆け込んでみてください。

三渓園のイベント

紅葉の古建築公開

秋になった三渓園で注目されるイベントが、紅葉の古建築公開です。紅葉が見頃となる、11月の下旬から上旬にかけて開催されます。普段は内部も非公開となっている聴秋閣と春草廬という、重要文化財2棟が一般公開されます。カエデの紅葉が魅力の聴秋閣では立入禁止な渓谷遊歩道も公開されるため、いつもと違った三渓園のデートも実現できそうです。


和音まつり

まだ三渓園で紅葉が本格化しない状況の10月下旬のシーズンからは、音楽ライブが聞ける和音まつりがスタートしています。この週末の音楽イベントは、重要文化財の旧燈明寺本堂を舞台とする、他ではなかなか無い趣向。イベントは見頃となる11月の初旬まで続き、文化財とライブを鑑賞しようと、昨年も観光客で混雑する様子がありました。

和音まつりのライブの見どころ

しっとりした仏像の視線を受ける旧燈明寺の本堂は、とっても厳かな雰囲気。ライトアップがされて幻想的な見た目も加わった中で、音楽ライブが始まります。ライブではハーブ、ボーカルグループ、三味線、尺八、ギターなど、音色のまるで違った様々な種類が登場。このときばかりは紅葉そっちのけで、ライブの音色を楽しめます。

三渓園の秋のライトアップ

和音祭りのライトアップ

10月からの和音まつりでは、三渓園内の鮮やかなライトアップも見逃せない要素です。園内の幾つもの歴史的な建物が光に浮かび上がる状況は、日中の三渓園とはまるで別物になっています。紅葉はまだ見頃を迎えていない時期ではありますが、ライブと合わさるために鑑賞する魅力は十分です。

ライトアップの見どころ

一番の注目となるのが、三渓園きっての名所である旧燈明寺三重塔のライトアップ。黄金色に輝く塔は神々しく、どこからでも見入ってしまう姿です。さらにライブ会場となる旧燈明寺の本堂が、普段と違って青色の光を帯びている様子も見どころ。紅葉のライトアップが見られなくても、古い建物が夜を盛り上げてくれます。

秋は三渓園に行ってみよう

魅力の古建築と紅葉を楽しみたい

普段は身近で見ることのできない古建築と紅葉のマッチングが、横浜の三渓園には存在していました。紅葉シーズンの名所にお出かけしたなら、デートでも納得の状況になるのは間違いなさそう。休日は混雑する傾向もありますが、2020年の秋には名建築と紅葉の姿を拝見してみたいものですね。

横浜が気になる方はこちらもチェック!

当サイトでは紅葉の三渓園の他にも、横浜の見どころ情報をまとめています。秋は混雑するほどの名所でデートを希望する方も、チェックしてみてください。