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京都の紅葉狩りを楽しむならマスト!見どころ沢山の清水寺のライトアップ情報まとめ!

京都・清水寺は秋の紅葉の季節、期間限定で夜のライトアップが行われます。日中の清水寺の紅葉も美しいですが、夜の幻想的なライトアップは観光名所として有名です。清水寺の紅葉は、例年11月下旬から12月上旬なので、今年の秋は清水寺のライトアップを楽しんでみませんか?
2021年9月8日
namicoro7
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はじめに

Photo by myasxfc

京都の紅葉は、秋の11月中旬から12月上旬まで、次々に色づき見頃を迎えます。清水寺では、11月下旬から12月上旬が例年の紅葉の見頃です。

ライトアップで輝く紅葉は、さらに幻想的な雰囲気を作り出します。日中は京都観光、夜は参拝とライトアップを楽しんでください。*このライトアップ情報は2021/9/5の情報をもとにしています。

紅葉の清水寺ライトアップ情報【清水寺とは】

清水寺の始まり

フリー写真素材ぱくたそ

清水寺は、京都の東山エリア、音羽山の中腹にある1200年もの歴史を持っています。僧侶・延鎮(えんちん)が、夢のお告げに導かれ、音羽山に滝を発見し、観音菩薩像を祀ったのが清水寺の始まりです。

その後、音羽山で延鎮は、狩りに訪れた坂上田村麻呂と出会うことになります。殺生を諫め、観音菩薩の慈悲の心を教えた延鎮の言葉に心を打たれた田村麻呂は、観音菩薩を本尊としてお祀りし寺院を建立しました。それが清水寺です。

人々を優しく守り導く観音菩薩

清水寺は、古来から日本人の観音信仰の心のよりどころでもありました。清少納言も「枕草子」の中で、清水寺の観音詣でのにぎやかさを記しています。

長い歴史の中で、何度も大火で消失していますが、その度に人々の力で再建を果たして来ました。清水寺のご本尊は、慈悲と慈愛の十一面千手観音様で普段は非公開ですが、33年ごとにご開帳されます。

紅葉の清水寺ライトアップ情報【期間はいつから】

清水寺は、春、夏、秋の1年に3回ライトアップ行っています。山影に美しく浮かび上がる清水の舞台は、別世界に訪れたような幻想的な雰囲気です。ライトアップ時に、清水寺から放たれる青い一条の光は、観音様の慈悲を現わしています。

有名な清水寺の紅葉の時期のライトアップ期間は、例年11月中旬~11月下旬頃です。この期間は、21:30まで開門しているので、夜の清水寺を十分に満喫してください。

秋のライトアップ期間 11月中旬~11月下旬
夜間開門時間 18:00~21:30(受付21:00)
参拝料 大人400円/小・中学生200円
アクセス 京都駅から市バス206系統(10分)
「五条坂」下車→徒歩10分
*ライトアップや夜間拝観は中止や変更になる可能性がありますので、事前に確認が必要です。

紅葉の清水寺ライトアップ情報【見どころ】

①紅葉に浮かび上がる「清水の舞台」

紅葉のライトアップで一番の見どころは、本殿の前にせり出した清水の舞台からの眺めです。音羽山の崖に建つ本堂から、前に突き出るような形で建てられた舞台は、高さ13m、18本の巨大な柱で支えられています。

ビルの4階の高さから眺める清水寺境内は、ライトアップによってより幻想的に感じられます。清水の舞台の真下から舞台を見上げても、また違った趣がありおすすめです。

京都市内のイルミネーションが美しい

清水の檜舞台は、ちょうど本殿の前にせり出している形になっています。色づいた境内の紅葉、そして京都市内のイルミネーションも見える人気の有名スポットです。

遠くに京都タワーがそびえる京都のイルミネーション、そして境内の幻想的な紅葉のライトアップに時を忘れて見入ってしまいます。

奥の院からライトアップされた清水の舞台を眺める

清水の舞台からの景色を堪能したら、今度は音羽の滝の真上にある「奥の院」まで進み、清水の舞台を眺めてみましょう。本堂からも近く、子安塔から音羽の滝へ続くアクセスも便利です。

奥の院から清水の舞台を見るアングルは、雑誌やテレビでもよく使われる見どころの場所。ライトアップされた紅葉に囲まれた清水の舞台を、心行くまで眺めてください。

②ライトアップが幻想的な「三重の塔」

清水寺の三重塔は創建847年と古く、重要文化財に指定されています。塔全体が朱塗りの気品のある姿が美しい、人気のスポットのひとつです。内部には大日如来像が座し、柱には真言密教の仏画が描かれています。

ライトアップでは、紅葉の中にそびえ立つような三重塔の姿が見どころです。三重塔は高さが約31mあり、遠くから紅葉に囲まれて見える姿にしばし時を忘れます。


放生池からの三重塔が美しい

清水寺の三重塔の近くに、放生池があります。そこから紅葉ごしに見る三重塔は、写真スポットとしても有名な場所。

池に写る紅葉と、ライトアップされて夜空に浮かび上がる三重塔は、要チェックです。清水寺の紅葉は、どこから見ても絵になります。

③清水寺の玄関口「仁王門」

お土産屋や飲食店が立ち並ぶ清水坂を抜けると、清水寺の正面玄関ともいうべき有名な「仁王門」が現れます。室町時代に建てられた入母屋造り、檜皮葺の屋根で、昭和41年に重要文化財に指定されました。

仁王門は、普段から清水寺観光に訪れる人のシンボル的存在で、秋の紅葉の時期は仁王門もライトアップされます。堂々たる仁王門と、近くの三重塔の朱塗りの鮮やかな姿が暗闇で浮かび上がる景色は、一見の価値ありです。

④子安塔から清水の舞台を眺める

安産祈願で有名な「子安塔」は、聖武天皇と光明皇后が安産祈願のお礼として寄進された塔と伝わっています。清水寺の本堂の正面に建っているので、紅葉の清水の舞台は子安塔からの眺めがベストポジションです。

子安塔は高さ15mの三重塔で、現在仁王門の近くにある三重塔とともに、有名な清水寺観光の見どころの場所になっています。

⑤清水寺の始まり「音羽の滝」

音羽の滝は、僧侶・延鎮(えんちん)が夢のお告げによって、音羽山で泉を発見したのが始まりです。今では多くの参拝客でにぎわう、有名な観光スポットして人気がある場所です。

3本の水が上から流れており、その水を飲むことで、それぞれに違うご利益があると言われています。真ん中が「縁結び」、内側から見て左が「延命長寿」、内側から見て右が「学業成就」とされており、霊水をいただきに行列ができることも珍しくありません。

⑥特別夜間拝観「成就院」月の庭

普段は拝観できない、清水寺の塔頭「成就院」の庭園が、期間限定で特別公開されます。紅葉の時期、夜のライトアップに合わせて成就院の庭園も一般公開となるので、清水寺に行った際は必ず立ち寄ってみてください。

成就院の庭園は「月の庭」とも呼ばれており、庭の池の水面に月が写るさまが美しいことから、いつしかそう呼ばれるようになりました。ライトアップされた月の庭も、また清水寺本殿とは違った、静かな美しさも見どころです。

幕末の歴史に消えた住職「月照上人」「信海上人」

成就院の第24代住職「月照」、25代住職「信海」は、ともに兄弟で尊王攘夷運動に身を投じていました。安政の大獄により身の危険を感じた月照は、西郷隆盛と共に薩摩へ向かいますが、入国を受け入れられず窮地に陥ります。

その後、西郷と入水自殺を図ったものの、西郷は助かり月照は落を落としてしまいました。月照の死後、成就院の住職となった信海は、攘夷の祈祷をした罪で捕縛され、獄死してしまいます。

秋のライトアップ期間 11月中旬~11月下旬
拝観時間 9:00~16:00/18:00~20:30
拝観料 大人600円 小・中学生300円
(清水寺の拝観料400円別途必要です)
*ライトアップや夜間拝観は中止や変更になる可能性がありますので、事前に確認が必要です。

⑦清水寺の茶屋で紅葉を見る

清水寺の境内には4つの茶屋があり「六花亭」「忠僕茶屋」「舌切茶屋」「滝の家」が、それぞれお蕎麦や湯豆腐、お団子、ぜんざいを提供しています。茶屋からもライトアップと紅葉が見られるのが、見どころのひとつです。

「舌切茶屋」と「忠僕茶屋」

成就院の月照上人に関係するお茶屋さんが2つ、「舌切茶屋」と「忠僕茶屋」です。月照が薩摩へ向かった後、成就院の従者である近藤正慎は投獄され、月照の行方を問われ拷問を受けました。

正慎は最後まで月照の行方を漏らさず、ついに舌を噛み切って自害します。その近藤正慎のご子孫のかたが、営んでいるのが「舌切茶屋」です。また、「忠僕茶屋」は、月照に最後まで付き従った、大槻重助のご子孫が営んでいるお茶屋さんです。

「舌切茶屋」の口コミはこちらから

「忠僕茶屋」の口コミはこちらから

⑧御朱印をもらえる場所は?

ライトアップの期間にも、御朱印はもらえるか気になる人も多いのではないでしょうか。観光の名所である清水寺は、ライトアップの期間は大変混雑するため、通常の時とは違い、御朱印をもらえる場所が限られています。

通常、御朱印は清水寺境内の数か所の場所もらえますが、ライトアップの期間は、例年本堂の裏手にある納経所で御朱印をいただけます。また、特別拝観の「成就院」でも御朱印がもらえますが、いずれも確認が必要です。

紅葉の清水寺ライトアップ情報【参考ルート】

Photo by KeikoS.ryoko

仁王門、三重塔から特別拝観の成就院へ行き、本堂の舞台からのライトアップの眺めを満喫し、奥の院、子安塔までめぐる見どころ満載の観光コースです。特別拝観の成就院へ行くのか、御朱印をもらうのか、音羽の滝で清水をいただくのかで時間が変わります。

お茶屋さんで休憩しながら、紅葉を堪能するのもおすすめ。本堂中心にさっと見るだけなら60分、さらに清水寺を満喫するなら、90分~120分は時間を見ておくと安心です。

清水寺ライトアップおすすめコース

仁王門から三重塔、成就院を拝観し本堂へ向かい、奥の院、子安塔、音羽の滝などの見どころを網羅したコースです。自分のスケジュールに合わせてアレンジできます。

五条坂バス停(or清水坂バス停)→五条坂(or清水道)→清水寺参道→仁王門(清水寺正門)→鐘楼→西門→三重塔→水子観音像→千体石仏像→成就院(特別拝観)→本堂(清水の舞台)→納経所(御朱印)→奥の院→子安塔→音羽の滝→放生池(三重塔を眺める)→帰路

紅葉の清水寺ライトアップ情報【アクセス】

清水寺へのアクセスは、いくつかのルートがありとても便利です。ただ、紅葉のライトアップの時期は、バスやタクシーが交通渋滞に巻き込まれる可能性がありますので、時間に余裕を持って予定を立てましょう。

清水寺

  • 住所
    〒605-0862
    京都府京都市東山区清水294
  • 電話番号
    075‐551‐1234
  • アクセス
    バス停 五条坂より徒歩10分

紅葉の清水寺ライトアップ情報【周辺情報】

観光地としてあまりに有名な清水寺ですが、その周辺にも有名なスポットがたくさんあります。ルートを上手に組み立てて、楽しく充実したスケジュールを組み立ててください。

清水寺以外でも、秋の紅葉の時期はライトアップをしている寺院もあるのでチェックしてみてください。清水寺から周辺の神社仏閣へは30分ほど徒歩でもアクセスできるので、ルートを考えて楽しめるのが魅力です。

高台寺のライトアップも見逃せない

清水寺から徒歩で産寧坂、ねねの道から高台寺へ入るアクセスルートもおすすめです。高台寺は、豊臣秀吉の正室である北政所(ねね)が、秀吉の菩提を弔うために建てたお寺で、緑豊かな境内に見事な桜や紅葉があります。

紅葉の時期には、高台寺でもライトアップと夜間拝観があり、人気のスポットになっています。清水寺と一緒に合わせてライトアップを楽しみましょう。

秋のライトアップ期間 10月下旬~12月中旬
拝観時間 17:00(点灯)~22:00
(受付終了21:30)
拝観料 大人600円/小人250円
アクセス 京都駅から市バス206系統(15分)
「東山安井」下車→徒歩7分
*ライトアップや夜間拝観は中止や変更になる可能性がありますので、事前に確認が必要です。

高台寺

  • 住所
    〒605-0825
    京都府京都市東山区下河原町526
  • 電話番号
    075‐561‐9966
  • 営業時間
    9:00~17:00
  • 公式サイトURL
    http://www.kodaiji.com/index.html

紅葉の友禅苑もライトアップ「知恩院」

忘れ傘や抜け雀、大柄杓などの七不思議を持つ「知恩院」でも、秋の特別拝観、ライトアップがあります。八坂神社のすぐ近く、祇園商店街からも近いので、観光スポットとしてアクセスもいい有名な場所です。

庭が見どころの「友禅苑」や「三門回廊(国宝)」「御影堂(国宝)」「阿弥陀堂」など紅葉とともに美しくライトアップされた姿が拝観できます。清水寺から徒歩で20分ほどなので、知恩院の拝観もおすすめです。

秋の特別拝観(ライトアップ)期間 11月上旬~11月下旬
拝観時間 17:30~21:30
(受付終了21:00)
拝観料 大人800円/小人400円
アクセス 京都駅から市バス206系統(23分)「知恩院前」下車→徒歩5分
*ライトアップや夜間拝観は中止や変更になる可能性がありますので、事前に確認が必要です。

知恩院

  • 住所
    京都府京都市東山区林下町400
  • 電話番号
    075-531-2111
  • 営業時間
    5:00~16:30
  • アクセス
    京阪電車祇園四条駅から徒歩14分阪急電車四条河原町駅から徒歩15分

紅葉の清水寺ライトアップ情報【清水グルメ】

清水寺の参拝の前や後に、清水寺周辺で名物料理を味わいませんか?清水寺の境内にもお茶屋さんがあり、名物の湯豆腐やお蕎麦、甘味ではぜんざいやお団子、和菓子が食べられます。

清水寺周辺を散策しているだけで、たくさんの食堂やレストラン、休憩所を見つけられますので、清水グルメもぜひ味わってみてください。

湯豆腐を堪能「豆水楼祇園店」

清水寺から高台寺を散策するなら、高台寺近くの東大路通り沿いにある豆腐料理のお店「豆水楼 祇園店」がおすすめです。京都らしい町屋を改装した店舗なので、風情のある店内で京都グルメを堪能できます。

営業時間は曜日で異なりますが、平日と土曜日なら22:00まで営業しているので、清水寺、高台寺ライトアップ後にも立ち寄れるのがいいですね。なめらかで、コクのある湯豆腐と、豆腐を使った懐石料理をいただける京都らしいお店です。

豆水楼 祇園店

  • 住所
    京都市東山区東大路通松原上ル4丁目毘沙門町38-1
  • 電話番号
    075-561-0035
  • 営業時間
    【月~土】11:30~15:00/17:00~22:00
    【日・祝】11:30~15:00/17:00~21:30
    *ラストオーダー:閉店1時間前
  • 公式サイトURL
    http://tousuiro.com/
  • アクセス
    祇園四条駅から徒歩約15分
「豆水楼祇園店」の予約・口コミはこちらから

湯葉づくしに舌づつみ「ゆば泉」

バス亭「五条坂」から清水寺に向かう坂の途中に、湯葉づくしの料理が味わえるお店「ゆば泉」があります。残念ながらライトアップの頃には閉店しているのですが、日中に清水寺に参拝に訪れる際は、ぜひ立ち寄ってみてほしいお店です。

店舗で湯葉を作っているので、新鮮でおいしい湯葉料理を堪能できます。あまり食べる機会がない湯葉ですが、「京ゆば膳(2,200円)」は、湯葉のおいしさを再認識できるメニューです。

清水五条坂 ゆば泉

  • 住所
    京都市東山区五条橋東六丁目583-113
  • 電話番号
    075-541-8000
  • 営業時間
    11:00~15:00(L.O14:30)
  • 公式サイトURL
    https://gojo.yubasen.co.jp/
  • アクセス
    京阪「五条駅」より徒歩10分京都駅から市バス206系統「五条坂」下車
清水五条坂「ゆば泉」のご予約・口コミはこちらから

まとめ

Photo by Hotice Hsu

清水寺は、京都観光のおすすめランキングでも上位に入る有名スポットです。春、夏、秋の3回、境内はライトアップされ、多くの参拝客でにぎわいます。国宝や重要文化財の数も多く、大変見どころの多い場所なので、ぜひ時間をとって参拝に訪れてみてください。

京都駅や他の観光地からバスが出ていて、アクセスしやすい場所なのでスケジュールも立てやすいです。自分だけのルートを考えて、清水寺を思う存分楽しんでください。

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京都の観光を楽しみたい人は、京都をエリアごとに分けて回るのがおすすめです。アクセスのいい場所をつないで、近場で回って行くとたくさんの名所が見られます。

京都には紅葉がきれいな場所がたくさんあり、ライトアップされていますので、アクセス便利な場所を選んで、紅葉ツアーを楽しんでください。