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大人の京都観光には欠かせない、東福寺の紅葉情報まとめ。通天橋からの絶景が見もの!

由緒ある建物も多く、日本の歴史を感じる街「京都」。紅葉の名所は京都各地にありますが、その中でも「東福寺の紅葉」は名所中の名所として知られています。今回は大人の観光旅行にぴったりの情緒あふれる東福寺の紅葉の見どころや見頃がいつかについてご紹介していきます。
2021年8月18日
kidasa
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紅葉シーズンが大人の京都観光におすすめ

京都の街を彩る紅葉がしっとりと美しい

出典:pixabay.com

京都は有名な観光名所がたくさんあり、大切な人と上品な京都の街並みや観光名所を回ろうとお考えの方も多いでしょう。京都は特に紅葉の季節になるとどこも見どころいっぱいで、日本家屋とのコントラストが本当にきれい!

京都駅から近場で有名な紅葉が見える場所と言えば、臨済宗大本山の「東福寺」です。京都の紅葉見どころランキングでもいつも上位にある東福寺の紅葉の見どころ、見頃、また混雑具合についてご紹介していきます。

通天橋からの色とりどりの紅葉が圧巻

赤や黄色に染まった紅葉を見ようと毎年、多くの人で賑わう臨済宗大本山「東福寺」。東福寺の通天橋からの眺めは圧巻です!紅葉の季節には赤や黄色に輝く楓の美しい眺望が通天橋から見えます。

歴史を感じる由緒ある建物と紅葉のコントラストが情緒溢れ、しっとりとした大人の雰囲気を醸し出し、心に残る思い出となるでしょう。(当記事は2021年8月16日時点の情報をもとにして作成されています。)

臨済宗大本山「東福寺」について

臨済宗大本山・東福寺の名前の由来や建物

九条道家によって、臨済宗東福寺派大本山「東福寺」の建設が始まったのは嘉禎2年 (1236年)のこと。奈良の東大寺のように広大で、奈良で最も盛大な興福寺のように栄えるようにと、この二つのお寺の名前から取って「東福寺」と名付けられました。建設期間は19年にも及び、幾度かの火事や補修工事を経て、現在の姿になっています。

臨済宗大本山・東福寺の国宝指定の建物

臨済宗の大本山「東福寺」には国宝指定されている貴重な建物や、その他由緒ある歴史を感じるいくつもの建造物があります。国宝に指定されているのは「三門」という二階建ての立派な建物。高さが22m横の長さが25.5mもある、圧倒的な存在感を放つ建物です。

東福寺の三門は大火事や戦火も逃れ、室町時代に再建された当時のままの趣を現在に伝える、有名な日本の歴史的建造物となっています。

京都駅から東福寺へのアクセス

京都駅から電車で東福寺へ行くにはJR奈良線しかありませんので、東福寺へはJR奈良線を使いましょう。京都駅でJR奈良線に乗車し、「東福寺」駅で降ります。JR東福寺駅から東福寺までは歩いて10分くらいです。

秋の紅葉の季節に車で東福寺へ行くと、周辺の道が混雑しているうえに駐車できる場所も限られているため、駐車するまでに時間がかかってしまいます。それで、電車かレンタル自転車で行くとよいでしょう。

東福寺

  • 住所
    〒605-0981
    京都府京都市東山区本町15丁目778
  • 公式サイトURL
    http://www.tofukuji.jp/
  • 電話番号
    075-561-0087
  • アクセス
    JR・京阪 東福寺駅より徒歩約10分

東福寺の詳しい概要についてはこちら

東福寺へのアクセスや概要についてさらに情報が欲しい方はこちらのサイトをチェックしてみて下さい。

東福寺の詳しい概要はこちら

東福寺の紅葉の見どころ【7選】

見どころ①:東福寺一の見どころ「通天橋」

紅葉の季節は東福寺のいたる所で美しい紅葉が見られ、どこも絵になります。しかし、東福寺の紅葉で一番有名なのは「通天橋」からの眺望でしょう。

通天橋からは、洗玉澗(せんぎょくかん)という境内の渓谷に植えられたもみじや楓が目の前に迫ってくるように感じるほどの景色が見れ、圧巻です。通天橋の真ん中あたりには張り出された部分があり、そこからの紅葉がよく見え、絶好の写真スポットとなっています。

通天橋の拝観料


東福寺の通天橋は拝観料が必要です。紅葉が見頃の時期とそれ以外の通常の時期では拝観料の値段設定が違っています。なお、紅葉ピーク時には拝観開始時間前であっても、拝観のチケットを買うために長い列ができることもあるほどの人気です。

通天橋の大人と子供の拝観料はこちら。

  通天橋・拝観料
平常時 大人:600円/人
子供:300円/人
繁忙期(紅葉シーズン11/10~11/30) 大人:1,000円/人
子供:300円/人

見どころ②:通天橋入り口付近の「経蔵」

通天橋の入り口付近にあるのが「経蔵」です。経蔵の白と黒のコントラストが美しい建物と赤色の紅葉が映えて絶好の写真スポット!経蔵の中は通常一般公開されていませんが、特別拝観などの機会に見れ、こちらには1,000点あまりの経典などが保管されています。

見どころ③:通天橋と紅葉が同時に見れる橋

臥雲橋(がうんきょう)から通天橋が紅葉と共に見れ、フォトジェニックな写真が撮れる東福寺の中でも人気のスポットです。臥雲橋から通天橋を納めた写真は有名。臥雲橋は拝観料が必要なく、無料で通れるようになっています。

臥雲橋での注意事項

紅葉が見頃の季節になると、臥雲橋も大変混雑しますので、人混みを避けたい方はあまり人がいない時間帯(早朝)などを狙って行きましょう。紅葉がピークの時期は、有名な景観を一目見ようと観光客が押しかけ人でごった返すため、安全面の観点から臥雲橋で撮影禁止になることもあります

どうしても写真を撮りたい方は、朝早くに行ったり、紅葉ピーク時を避けて行ったりするとよいでしょう。

見どころ④:散策で紅葉を楽しめる渓谷

大本山東福寺は通天橋、臥雲橋以外にも、おすすめの見どころがあります。そのうちの一つが洗玉澗です。通天橋と臥雲橋の間に位置する渓谷で、渓谷の苔ともみじの協演が見れる場所です。

この渓谷は、紅葉が終盤に差し掛かると敷きもみじが一面に見られ、その様子もインスタ映えする人気の場所。この景観も東福寺の見どころで、紅葉のピークを過ぎてからも見る人を惹きつける素晴らしい名所となっています。

渓谷から通天橋を見上げた景観も有名

通天橋や臥雲橋からの写真は美しいですが、混雑状況によっては写真が全く撮れないことも。しかし、この渓谷での写真撮影の規制はありませんから、絶景スポット探して写真撮影するとよいでしょう。境内である渓谷から通天橋を見上げた角度で撮った写真は、上からとはまた目線の違う紅葉と通天橋の組み合わせとなり素敵です。

見どころ⑤:東福寺本坊庭園「北の庭」

東福寺本坊庭園には4つのデザインが異なる庭があります。そのうちの「北の庭」は、板石と苔で市松模様が施され、だんだんとその模様が消えていくようデザインされた美しい日本庭園です。紅葉シーズンになると、市松模様や苔の部分に紅葉した葉っぱが落ちて秋の風情溢れる景色が見れます。

北の庭を見るには拝観料が必要?

東福寺本坊庭園の北の庭を見るには拝観料を払う必要があります。拝観料は大人は500円/人、子供は300円/人です。通天橋は11月10日から11月30日の紅葉のシーズンは、通常時と違ってその季節だけの特別料金となっていますが、東福寺本坊庭園はどの季節、時期でも大人も子供も拝観料は同額となっています。

東福寺本坊庭園に詳しい概要はこちら

東福寺本坊庭園の詳しい概要についてさらに詳しい情報が欲しい方は、こちらのサイトをチェックしてみて下さい。

国指定名勝 東福寺本坊庭園のさらに詳しい情報はこちら

見どころ⑥:大本山東福寺「正覚庵」

東福寺の「正覚庵」は、鎌倉時代に伊達政依により創立された寺院です。一般公開されておらず、団体ツアーで事前予約がある場合のみ拝観可能となっています。一般公開されていないだけあり、落ち着いて建物や紅葉を楽しめ、建物内部から見る日本庭園と紅葉の組み合わせは風情があって絶好の写真スポットです。

正覚庵の基本情報はこちら


臨済宗東福寺塔頭 正覚庵

  • 住所
    〒605-0981
    京都市東山区本町15-808
  • 電話番号
    075-561-8095
  • 公式サイトURL
    http://shogakuan.web.fc2.com/index.html

正覚庵の詳しい情報はこちらをチェック

正覚庵のさらに詳しい情報については、こちらのサイトをチェックしてみて下さい。

京都東山臨済宗東福寺塔頭正覚庵|公式ホームページ|トップページ

見どころ⑦:東福寺塔頭「勝林寺」

毎年、春と秋の季節に特別拝観を実施している東福寺の塔頭「勝林寺」。特別拝観の時には敷地内が番傘や花で飾られ、日本庭園や建物と相まって京都のはんなりとした風情が感じられます。落ち着いた大人の雰囲気を楽しみたいなら勝林寺に行ってみましょう。

勝林寺は一般公開されていませんが、特別拝観の時や団体予約があれば見れるようになっています。

  拝観料
秋の特別拝観 大人600円、子供300円(小学生以下は無料)

勝林寺の花手水も見どころの一つ

勝林寺の紅葉以外での有名な見どころは「花手水」(はなちょうず)でしょう。花手水は、お参りの前に手や口を清める目的で使われている手水舎(ちょうずや)を花などで飾ったものです。色とりどりの花で飾られ、見るだけで心が和みます。

秋の特別拝観の際には小鉢に花を浮かべてあるものも置いてあるので、勝林寺のお気に入りの写真スポットを見つけて思い出の一枚を残してみて下さい。

東福寺塔頭「勝林寺」の基本情報

大本山東福寺塔頭 勝林寺

  • 住所
    〒 605-0981
    京都市東山区本町15-795
  • 電話番号
    075‐561-4311
  • 公式サイトURL
    https://shourin-ji.org/

勝林寺の詳しい概要についてはこちらをチェック

東福寺の塔頭「勝林寺」についての概要や口コミについては、こちらのサイトをチェックしてみて下さい。

東福寺塔頭「勝林寺」の詳しい概要や口コミはこちら

東福寺の紅葉の見頃はいつ?

東福寺の紅葉が美しい期間

Photo byStockSnap

大本山東福寺の紅葉の見頃は11月半ばから12月初めと言われています。その年の気候の変動によって時期はずれますが、毎年だいたいこれくらいの時期に紅葉が見頃を迎えます。紅葉は寒くなると早まり、気温が暑い日が続くと色づき始めるのが遅くなるというのが一般的な見方です。

京都市公式サイトで紅葉の見頃をチェック

せっかく見に行くなら一番の見頃に行きたい!という方は、「京都観光Navi」という京都市が公式で出している「紅葉だより」を参考にしてみましょう。まだ今年の情報は出ていませんが、紅葉のシーズンが近づいてきたら更新されます。

「紅葉だより」では、紅葉状況が色づき始め、見頃、見頃過ぎなど、段階に合わせてチェックできるように作られていますので、参考にしてみるといいでしょう。

紅葉だより2020|【京都市公式】京都観光Navi
京都市公式の「紅葉だより」では、京都の紅葉名所を定番から穴場まで、現在の色づき状況をお届け!京都観光に役立つライトアップ・特別公開などの情報もご案内します。

可愛らしい「通天もみじ」

東福寺には「通天もみじ」(「通天かえで」とも呼ばれる)と呼ばれる有名なもみじがあります。このもみじは鎌倉時代に栄(中国)から持ち込まれた外来種で、三つに分かれた葉っぱが特徴的なもみじです。秋の季節には、深い赤色や黄色からオレンジにも紅葉し、訪れる人の目を楽しませてくれます。

紅葉ピーク時以外も楽しめる紅葉

見頃①:紅葉が色づき始めた頃の東福寺


紅葉のピークに比例して、混雑具合も増えます。写真などで見かけるような真っ赤や黄金色の葉っぱでないとしても、東福寺の風情ある建物や景観は色づき始めや、紅葉終盤のもみじとも相性よし。また、ピーク時ほどの混雑具合でないため、ゆっくりと紅葉を楽しめます。

紅葉が色づき始めた頃は、緑と紅葉の色合いが混ざり合って、柔らかな雰囲気です。通天橋の名所である張り出しからも、じっくりと景色を楽しめるでしょう。

見頃②:東福寺の紅葉の終わり頃

紅葉のピークを過ぎると葉っぱが落ちて、東福寺のいたる所が赤や黄色の絨毯を敷き詰めたような光景になります。敷きもみじの落ち着いた雰囲気が晩秋の空気感と相まってとても素敵な景観です。

この時期になると人の波も落ち着いていますので、じっくりと東福寺を見れるますよ。ピーク時は通天橋は歩くのも大変ですが、12月の最初の週になると通天橋は人もまばらになってくるので、その時期にずらして観光するのもありです。

見頃③:紅葉していない季節

人混みが苦手で紅葉を見たいけど自分には無理という方は、紅葉シーズン以外に東福寺へ訪れてみるものよいでしょう。夏の季節も青々としたもみじが美しく、見る人に清涼感や爽やかな印象を与えてくれます。

この季節にも東福寺には多くの人が訪れる京都観光の名所です。春や夏の季節は通天橋でもゆっくりと記念撮影ができ、いろいろな角度や場所からお気に入りの一枚を撮影できるでしょう。

紅葉シーズンピーク時の混雑を避けるには

東福寺の紅葉がピーク時の混雑具合は

Photo byPublicDomainPictures

紅葉の名所だけあり、11月の紅葉ピーク時は大変混雑します。東福寺は有名な紅葉の名所ということもあり、ピーク時は通天橋の拝観チケットを買うのにも一苦労です。

混雑具合を緩和させるため、紅葉が見頃の時期は通天橋、臥雲橋で写真撮影が禁止されています。これによって少しは混雑具合が緩和したようですが、それでも人の波がすごいです。午前中の早い時間は混雑具合もましですので、早起きして行ってみるのもいいでしょう。

大本山・東福寺の拝観開始時間

混雑を避けるため早朝に行ったけど、開いてなかった…という事態を避けるため、拝観開始時間を知っておきましょう。紅葉がピークの時期は30分前倒しで開けてくれます。拝観受付終了時間は閉門時間の30分前なので注意!
 

  拝観時間 閉門時間
4月から10月末まで 9:00~16:00 16:30
11月から12月 第一日曜日まで 8:30~16:00 16:30
12月の第一日曜日から3月末 9:00~15:30 16:00

京都の名所「東福寺」で紅葉鑑賞を楽しもう

大本山東福寺は京都で有名な紅葉スポットだけあり混雑しますが、通天橋や臥雲橋からの景色は圧巻!紅葉と東福寺の趣のある建物のコントラストが情緒あふれ、いつまでも記憶と心に残ることでしょう。

また、東福寺には国宝や重要文化財に指定された貴重な建造物や美術品が幾つもあります。東福寺を訪れて、美しい紅葉と歴史や芸術に触れる大人の旅を満喫しましょう。

大人の京都観光情報が気になる方はこちらもチェック!

今回は京都の名所「東福寺」の紅葉の見どころや見頃についてご紹介しました。京都には東福寺以外にも有名な観光スポットや美味しい食べ物がたくさんあります。

当サイトでは、京都を満喫するために役立つ情報がたくさん載せられています。京都の観光情報や宿泊施設、グルメ情報が気になる方はぜひ他の記事も参考になさって下さい。皆さんの旅行が思い出深いものとなるために少しでも役立てたら幸いです。