秩父のぶどう狩りスポット10選！BBQが楽しめる所や予約なしで行ける場所も！

秩父のぶどう狩りの魅力

秩父は自然豊かなブドウの名産地

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秩父は埼玉県の西部にあり群馬、長野、山梨、東京の4つの都県に面している水と森林に恵まれた自然豊かな地方です。その秩父エリアにはぶどう狩りができるスポットがたくさんあります。

秩父は収穫量は山梨県ほど多くありませんが、美味しさと質の高さでは全国有数のぶどうの名産地です。東京都心から電車のアクセスもよく、美味しい秩父のブドウが楽しめる、ぶどう狩りスポットの魅力や特徴を紹介します。

秩父ぶどう狩りスポットの楽しさの秘密

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秩父のぶどう狩りスポットは、日本百名山のひとつ「両神山」の麓にあたる秩父盆地にあります。盆地特有の寒暖の激しい気候とアルカリ土壌はブドウ栽培に最適なので、秩父には美味しい質の高いぶどうが育つのです。

またライン下りで有名な長瀞（ながとろ）や紅葉など自然美が堪能できる観光スポットやワイン醸造のワイナリーもたくさんあります。ぶどう狩りと合わせて観光できるのが秩父の楽しさの秘密です。

秩父のぶどう狩りスポットの最大の魅力

秩父のぶどう狩りスポットでは、幻のブドウと言われる「ちちぶ山ルビー」が味わえるのが最大の魅力です。ちちぶ山ルビーは皮が薄く食べやすく糖度が高い非常に美味しい品種ですが、収穫量が少ないので市場にはほとんど流通しません。

秩父のぶどう狩りスポットや農園直売所でしか味わえない絶品の限定ブドウです。ちちぶ山ルビーを始め最高品質のブドウを楽しめるのが秩父のぶどう狩りスポットの魅力になります。

東京都心から秩父へのアクセス

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電車の場合は、西武鉄道池袋線特急で飯能を経て、山間を抜け秩父市に至るルート（池袋より約90分）と、JR中央線八王子より八高線で東飯能で西武線秩父行きに乗り換えるルート（八王子より約90 分）があります。

車の場合は関越自動車道花園ICより彩甲斐街道〜県道232号線経由で都心から約2時間です。日帰りで十分楽しんで往復できます。ただ車は渋滞があるので電車の方が予定が立ち安心です。

秩父のぶどう狩りおすすめのスポット6選

秩父のぶどう狩りが楽しめるのは8月から9月下旬、遅い品種では10月中旬まであります。ちょうど夏休みの時期にかかるのでお子様も一緒に楽しめるのがぶどう狩りです。中には貴重な秩父限定の「ちちぶ山ルビー」も味わえます。おすすめの秩父ぶどう狩りスポット6選を紹介しますので、お出かけの参考にしてください。

①福島園

福島園では秩父限定の幻のぶどう「ちちぶ山ルビー」のぶどう狩りが楽しめる秩父でも珍しい農園です。しかも秩父鉄道野上駅から徒歩3分と駅近で電車利用が便利になります。

敷地内には山ルビーのほか巨峰やピオーネなど７種類のぶどうがオーナーの丁寧な管理で栽培されています。光の反射を利用して品質向上のための白い反射シートが敷きつめられ、来園者からは園内が明るく歩きやすいと好評です。また予約なしでも楽しめます。

②将門園

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将門園は最も奥秩父寄りにあるぶどう狩り施設で、三峯神社参拝観光と合わせて訪れる方が多い農園です。ぶどうは市場に出荷せず、直売とぶどう狩りのみを行なっています。

ぶどう狩りは巨峰のみですが粒が大きく、ぶどう棚が低めなので大人が少し手伝ってあげれば小さなお子様でもぶどう狩りが楽しめると評判です。料金は30分食べ放題で大人（小学生以上）1200円、小学生未満800円となります。

直売取り扱い品種

ぶどう狩りは巨峰だけなので、その他の品種は直売所でお土産として購入するのがおすすめです。時期により変わりますが、幻の品種「ちちぶ山ルビー」をはじめ、巨峰・シャインマスカット・ブラックオリンピア・紅伊豆・安芸シードレスなど約10種類を取り扱っています。ちちぶ山ルビーは人気が高いので売り切れに注意してください。

③建川ぶどう園

建川ぶどう園がある寄居町は、荒川が秩父の山々から関東平野に流れ出る場所、新鮮な空気と名水の里のきれいな水で育てられたブドウを1時間たっぷり味わえるのが建川ぶどう園のぶどう狩りの魅力です。

しかも好きな品種を選べ、料金は予約なしの場合は大人（中学生以上）1000円 、3歳～小学生は500円とリーズナブルです。事前予約すると大人でも500円と破格な値段で楽しめるプランがあるのでチェックしてみましょう。　　

④ぶどう工房OIKOS（オイコス）

秩父の観光名所・長瀞エリアにあるぶどう狩り施設です。オーナーが手塩にかけて栽培した完熟のみずみずしいぶどうが、30分の食べ放題で楽しめます。シャインマスカットは、皮ごと食べられてマスカットの女王と大人気です。

そのほか濃厚で希少なブラックオリンピアや大粒でジューシーな「藤稔」、種なしで甘いハニーシードレスやジャスミンの香りの黄玉などが味わえます。料金は大人2500円、小学生未満 1200円です。

⑤大塚ぶどう園

家族経営の小さなぶどう園で、小規模農園ならではのほのぼのとした雰囲気が感じられるぶどう狩りスポットです。40年作り続けた技術とぶどうの樹に対する愛情や、農薬を使用しないで作物本来が持つ力で育てようとする姿勢が一味違うぶどうの美味しさに現れています。

ペット同伴の入場や弁当持ち込みOKなど細やかな配慮が嬉しいぶどう狩り施設です。もちろん予約なしでも快く受け入れてくれます。

⑥ちしまぶどう園

ちしまぶどう園は秩父盆地の小さな町「横瀬町」にあるぶどう狩りスポットで、園主が一房一房ていねいに丹精込めて作った引き締まったぶどうの味が特徴です。

天候や土質、管理の仕方により大きな差が出るぶどうなので、収穫時期もその年の気候により微妙な調整をし必ず糖度計で糖度を計り、味を確かめて合格したものを収穫するほどこだわっています。ぶどう狩りのぶどうも合格したものなので味は保証済みで安心です。

BBQが楽しめる秩父ぶどう狩り施設4選

秩父は電車で都心から約90分とアクセスがよく、大人から子供まで家族で楽しめるぶどう狩りスポットがたくさんあります。ぶどう狩り食べ放題だけではお腹が空いてしまいます。そんなときにバーベキューができれば最高に嬉しいです。秩父のぶどう狩りスポットでバーベキューが楽しめる施設を4選して紹介します。

①秩父フルーツファーム

秩父フルーツファームは、栽培が非常に難しい幻のぶどう「ちちぶ山ルビー」の栽培に初めて成功した2軒の農場の内の1軒です。ぶどう狩りのほか春はイチゴ狩りも楽しめ、さらに石焼バーベキューができる総合観光農園になります。

ぶどう狩り30分食べ放題はヒムロットシードレス（大人1500円）、巨峰系（大人1500円）、シャインマスカット（大人2500円）の3種類で、予約なしの当日受付（先着順）可能です。

石焼バーベキュー

バーベキューの利用は基本的には土・日・祝日ですが、団体の場合は平日でも受け付け可能です。また10名様以上の場合は最寄駅からの送迎もあります。（要予約）

またバーベキューは「梅コース（巨峰系3300円・シャインマスカット4300円）」豚ロース・野菜・ご飯・味噌汁付と、「竹コース（巨峰系3700円・シャインマスカット4700円）」牛カルビ・野菜・ご飯・味噌汁付の2種類です。

②秩父観光ぶどう農園

秩父で最も古い樹齢の巨峰があるぶどう狩りスポットで、白色で種なしのヒムロットシードレスや巨峰など15品種にブルーベリーと種類が多いのがこのぶどう狩り施設の特徴です。

また屋根付きのぶどう棚があり雨の日でも安心で、ぶどう棚の下でバーベキューも楽しめます。ぶどう狩り入園料金は大人200円（子供100円）で摘み取り分精算システムで予約なしでも楽しめます。また親鼻駅より駅近なので電車のアクセスが便利です。

③小松沢レジャー農園

西武鉄道横瀬駅から無料送迎があり、駅から電話をするとすぐに迎えにきてくれるので電車利用の方には非常に便利なぶどう狩りスポットです。

またぶどう狩りだけでなく、しいたけ狩りやマスのつかみ取り、溶岩バーベキューやそば・うどん打ち体験など食事コースも充実しているので家族連れの方に人気の総合施設です。ぶどう狩り30分食べ放題は品種に関係なく嬉しい一律料金で大人1300円子供800円になります。

④和銅ぶどう園

園のすぐ裏山に約1300年前に道を採掘していた和銅遺跡があることが名前の由来になっていて約50年の歴史があるぶどう狩りスポットです。

栽培品種も貴重な「ちちぶ山ルビー」をはじめ早生系から巨峰・シャインマスカットなどの高級品種まで豊富な種類を栽培しています。ぶどう狩りは入園料200円+もぎ取りぶどう量売りスタイルと30分食べ放題の2種類です。和銅黒谷駅から徒歩1分の駅近も魅力になります。

和銅バーベキューセンター

ぶどう園の敷地内にある焼肉店では、昔懐かしい七輪による焼肉バーベキューがリーズナブルな値段で楽しめます。営業時間は17:00～22:00でぶどう狩りを終えた方や、地元のお客様で賑わう焼肉店です。

メニューは新鮮なお肉に加え、秩父名物の「ホルモン」や地元の山菜のおつまみなど多彩に揃っています。定休日は水曜、電話番号は0494-25-0545です。

秩父ぶどう狩りスポットで栽培される品種

秩父のぶどう園で栽培されている品種は、収穫量の多いものから貴重な種類、早生種から高級品種まで非常にたくさんあり、ぶどう狩りを考慮して種なしがほとんどです。その中から主なものを選んでぶどう狩りに適した収穫時期やぶどうの味や特徴などを紹介します。

①巨峰（種なし）

巨峰は全国的に知名度も高く、粒が10g〜15gと大きいことから「ぶどうの王様」と呼ばれ、秩父でも最も多く栽培され人気の高い品種の一つです。果肉がしまっていて口当たりがよく、香りも甘みも強く優しい酸味があります。収穫時期が8月下旬から10月中旬と長いのが特徴です。

②ヒムロット・シードレス（種なし）

収穫時期が8月中旬から9月上旬で、お盆の時期に収穫できる早熟の品種です。皮が薄いので丸ごと食べられ、果肉が柔らかくすっきりした味わいの白色が特徴になります。また冷凍庫で半分凍らせると甘みが増しシャーベットのような食べ方がおすすめです。

③ちちぶ山ルビー（種なし）

秩父限定の秩父にしかないぶどうで、収穫時期が8月下旬から9月上旬と短く生産量も非常に少ない貴重なぶどうです。粒の形が楕円形で色が紅色でまさにルビーのようなので「山の宝石・山ルビー」と呼ばれています。皮が薄く酸味が少ない弾けるような絶品の味で人気があり量が少ないので売切れ覚悟の品種です。

④翠峰（すいほう）種なし

9月上旬から10月中旬に収穫時期を迎え、超大粒の巨大ぶどうです。1粒10g〜20gにもなり巨峰よりも大粒で、1房1kgを超えるものまであります。粒は巨大ですが皮が柔らかく丸ごと食べられ、口の中にあふれる果汁は比べようがありません。

⑤瀬戸ジャイアンツ（種なし）

瀬戸ジャイアンツは収穫期が9月中旬から10月中旬と遅めに熟す晩生種で、岡山県の瀬戸地方で育成されたことからこの名前がついています。果粒の形が四角味を帯びた柿に似ているのが特徴で、色は黄緑または黄白色で丸ごと食べられ、爽やかな酸味と程よい甘みに、パリッとした食感が加わり後味のよいぶどうです。

⑥ブラックビート（種なし）

ブラックビートは「藤稔」と「ピオーネ」を交配した品種で、名前の通り巨峰よりも色が濃く青黒または紫黒をしている果実色が見事な品種です。巨峰と同じように飽きがこない味で口ので果汁が溢れます。収穫時期は8月下旬から9月下旬で巨峰より早いのが特徴です。

⑦シャインマスカット（種なし）

シャインマスカットは黄緑色で果肉もしっかりとして果汁も多く香り味ともに上品で皮ごと食べられる最高品質のぶどうです。巨峰が紫色で「ぶどうの王様」と称されるのに対し、上品で黄緑色のシャインマスカットは「ぶどうの女王」と呼ばれます。収穫時期は9月上旬から10月上旬 になります。

秩父限定幻の「ちちぶ山ルビー」とは

秩父地方は四方を高い山に囲まれた盆地で、寒暖の差が激しく土壌もぶどう栽培に最適なエリアで生産量こそ山梨県には及びませんが品質では日本トップクラスのぶどう名産地です。

そんな秩父には他の産地にはない特上品質で幻のぶどうと言われる「ちちぶ山ルビー」があります。「ちちぶ山ルビー」が秩父のぶどう狩りスポットに根付くまでの歴史や秘話を紐解いてみましょう。

「ちちぶ山ルビー」栽培の歴史と秘話

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ちちぶ山ルビーは旧ソ連（ロシア）原産の「リザマース」と米国原産の「ピアレス」を交配した品種です。皮が薄く割れやすいリザマースと酸味が少なく糖度が高いピアレスのいいとこ取りをしたのが「ちちぶ山ルビー」になります。東西の敵対する国の品種を交配すると最高の品種ができるとは、なんとも皮肉な話ではないでしょうか。

ちちぶ山ルビーを最初にトライしたのは山梨の農家？

今でこそ品種名に「ちちぶ（秩父）」がついていますが、栽培を最初に試みたのは山梨県の農家です。ところが土壌が合わなかったのか栽培が難しかったのか断念しました。平成5年に秩父の農家がその苗を入手し栽培を試みたのです。

もちろん育て方が難しく栽培に成功したのはたった2軒の農場でした。このとき成功していなければ「ちちぶ山ルビー」は「やまなし山ルビー」になっていたかもしれません。

ちちぶ山ルビーの名称は一般公募

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ちちぶ山ルビーは秩父の農場の努力の末、商品化に成功しました。味や品質が好評だったことを受け秩父の名産品にしようとJA秩父や協議会が動き、山梨県の農家と協議し商標登録をして秩父限定になったのです。

名称は一般公募で「ちちぶ山ルビー」になり、秩父だけが栽培できる品種になりました。現在（2020年時点）では秩父の30農園が栽培と販売をし、生産量が少ないためぶどう狩り農園や直売所でのみ流通しています。

秩父ぶどう狩りスポットを満喫しよう！

まとめ

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秩父のぶどう狩りスポットは都心からのアクセスもよく、他の地域にはない秩父限定の幻の「ちちぶ山ルビー」を扱う農園もたくさんあります。また秩父には長瀞など観光スポットもたくさんあり、美味しいぶどう狩りと大自然で秩父を大いに満喫してください。

秩父観光や他のぶどう狩り施設が気になる方はこちらもチェック！

当サイトでは秩父の観光やぶどう狩りに関する記事をたくさん掲載しております。観光やぶどう狩りに関心のある方はぜひ参考にしてきださい。

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