【連載】ドライブで楽しむおすすめの旅 ～福島でお花見と洞窟探検を楽しもう！～

ドライブで福島の名所を巡ろう！

出典：ライター撮影

いい旅してますか？今週は福島県の観光スポットを巡るドライブ旅をご紹介します。旅の舞台となるのは福島県平田村と小野町、田村市の3市町村です。標高の高い「阿武隈高地」と呼ばれるエリアにはたくさんの市町村がありますが、小さな町や村にも一度は訪れてみたくなる素敵な観光スポットがあります。

今回のドライブ旅のスタートとなるのはあぶくま高原道路「平田IC」です。あぶくま高原道路は東北自動車道と磐越自動車道をつなぐ有料道路で、走行する車も少ないため快適にドライブを楽しめる道路となっています。

ドライブ旅の行程をご紹介

出典：ライター撮影

ここでドライブ旅の行程を簡単にご紹介しておきましょう。最初にIC近くの花の公園で綺麗な紫陽花の花を観賞し、続いて同じくICの近くにある道の駅へ移動して村の名産品を使ったスイーツを味わいます。ちょっと早めのランチタイムは隣町にある有名な食堂で絶品のラーメンをすすりましょう。

午後一番は隣の市にある鍾乳洞で洞窟探検を満喫し、その後天体観測ができる高台の天文台に移動してプラネタリウムなどを楽しみます。続いて歩いて行ける場所にある本日2ヶ所目の鍾乳洞で絶景を堪能し、最後は日帰り温泉で一日の旅を振り返ります。
 

綺麗な紫陽花の花に感動

出典：ライター撮影

ジュピアランドひらた

まず最初に訪れるのは近年人気急上昇中のお花見スポットです。ジュピアランドひらたは平田村のシンボルともなっている蓬田岳の麓に整備された公園で、春は芝桜の花を楽しみに多くのお花見客がやってきますね。

この芝桜のエリアとは別の場所に整備されたのが「世界のあじさい園」で、約5ヘクタールという広大な敷地の中に27,000株もの紫陽花の花が植えられています。花の種類も800種以上とずば抜けて多く、世界中にある紫陽花の花の大半をここで観賞することが可能です。めずらしい種類の紫陽花が目白押しですね。

電動カートでお花見も楽ちん！

紫陽花の花は山の斜面をメインに植えられているため、散策路は坂道が非常に多くなっています。元気な人なら歩いて散策できますが、障がい者や高齢者などは徒歩による散策は困難ですね。そこで登場するのがゴルフ場などで活躍している電動カートで、地元住民が運転手となって園内を回ってくれます。

実際に紫陽花の花を育てたり世話したりしている人が運転手となっているため、紫陽花についての知識はすこぶる詳しいですね。見どころのポイントではカートをとめて解説をしてくれます。わからないことは何でも聞いてみましょう。

観光スポットは福島のココ！

名産品のスイーツグルメを味わおう！

道の駅 ひらた

綺麗な紫陽花の花に感動した後は道の駅でスイーツグルメを味わいましょう。道の駅はジュピアランドからドライブで4分ほどです。館内には平田村で生産される農産物を販売する直売コーナー、平田村産のそば粉を使った絶品のそばが味わえる食事処、平田村産の食材を使ったファーストフードが味わえるフードコーナーなどがあります。

とにかく平田産尽くしの道の駅なので、平田村の食の魅力を感じるには最適なスポットといえますね。地元のお土産品なども豊富に揃っているので、こちらでドライブ旅のお土産を購入するのもおすすめです。

辛さ爆発のスイーツグルメを堪能

フードコーナーで味わえる「ハバネロソフト」をぜひ味わってみてください。ハバネロといえば唐辛子の中で最も辛いものとして有名ですね。平田村は「日本一辛い村」というキャッチフレーズで村をPRしています。

地元の農家がめずらしくて可愛らしいという理由から激辛唐辛子のハバネロを植えたのがその始まりで、ついにソフトクリームにもハバネロが盛り込まれてしまいました。ハバネロソフトは3段階に分かれていて、最高レベルの「地獄級」は強烈な辛さです。冗談半分で注文すると大変な目に合うので初級レベルでどうぞ。

観光スポットは福島のココ！

大盛りグルメに大満足

仙台屋食堂

激辛グルメを味わったなら少々早めのランチタイムといきましょう。平田村を出て今度はお隣の小野町へと向かいます。ランチスポットまでは道の駅からドライブで15分ほどです。県外からもラーメン好きが訪れる人気のお店で、地元小野町で100年以上にわたってラーメンをつくり続けています。

メニューはラーメンのみという非常にシンプルなラインアップですね。このラーメンが多くのファンを獲得していて、昼時は行列ができることもしばしばです。チャーシューとナルト、メンマが乗った見た目はごく一般的なラーメンですね。

大盛りにはご注意を！

こちらのラーメンはこてっとした脂分を感じない非常にさっぱりしたスープが特徴ですね。野菜の甘さと魚介メインのダシの味が際立っていて、どちらかといえば温かい煮込みそばを食べているような感じがします。麺はストレートでスープとよく絡みますね。

魅力的なのはその麺の量で、並盛でもたっぷり300グラムの麺が使用されています。大盛りになるとその量は450グラムにアップ。大盛りのボリュームは半端ではありません。一人前ずつオーダーするなら普通盛りでも十分に満足できますね。隠れた名店の味をぜひ一度ご賞味ください。

観光スポットは福島のココ！

洞窟探検にワクワクドキドキ

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入水鍾乳洞

ランチを食べたなら午後の部のスタートです。お隣の田村市に移動して洞窟探検をエンジョイしましょう。仙台屋食堂からはドライブで20分ほどです。入水鍾乳洞は国の天然記念物にも指定されている天然の洞窟で、入洞可能な部分の全長は約900メートルほどあります。

洞窟の奥に向かってAコースとBコース、Cコースがあり、Bコースから奥側はほとんど人の手が加えられていません。手軽に洞窟探検を楽しむなら30分ほどで楽しめるAコースがおすすめですが、ぜひワクワクドキドキのBコースとCコースにチャレンジしたいですね。

水濡れ覚悟の洞窟探検

Bコースから奥は冷たい水が流れる中を歩いて突き進まねばなりません。着替えは必須となっていて、洞窟内は暗いため懐中電灯やろうそくなどが必要となりますね。鍾乳洞の入り口の売店ではカッパやろうそくを販売していて、ヘッドライトや短パン、サンダルなどのレンタルもあります。持参することが難しいならこちらを利用するのがおすすめです。

ただ、Cコースについてはガイド付きのツアーのみとなっていて、予約しなければ楽しむことができません。ヘルメットをかぶり、膝や肘にパットを装着してチャレンジする本格的なコースです。

観光スポットは福島のココ！

宇宙と星について学ぼう！

出典：ライター撮影

星の村天文台

ワイルドな洞窟探検を満喫したなら今度は天体観測が楽しめるスポットへとドライブしましょう。入水鍾乳洞からは8分ほどですね。地元滝根町の町おこしの一環として建設された施設で、直径6.5メートルの大きなドームに口径65センチメートルの反射望遠鏡が設置されています。

特殊なフィルターを使って広間は太陽の動きを観察できるので、夜の星空の観察以外にも楽しむことができるのが魅力です。館内には天体望遠鏡の施設以外にもプラネタリウムや展示室などがあり、天体についてさまざまな事を学ぶことができます。

プラネタリウムを楽しもう！

ぜひプラネタリウムを楽しんでみてください。午前10時から1時間ごとに上映が行われていて、大人500円という安い料金で楽しむことが可能です。綺麗な星空を最新の映像機器でスクリーンに映し出します。平日は貸し切り状態ということもしばしばですね。

今回の観光コースでは昼間の時間帯に立ち寄りますが、冬以外は夜間公演も行われています。滝根町は大自然に恵まれた阿武隈高原に位置しているため「天体観測の宝庫」といわれるほど天体観測に最適な場所となっています。リーズナブルに楽しめるのでぜひこの施設に立ち寄ってみましょう。

観光スポットは福島のココ！

神秘の世界にうっとり！

出典：ライター撮影

あぶくま洞

綺麗な星空を鑑賞したなら本日2ヶ所目となる洞窟を訪れましょう。星の村天文台に隣接している鍾乳洞を観光します。あぶくま洞は福島県を代表する観光スポットのひとつで、大小さまざまな綺麗な鍾乳石を鑑賞できるのが特徴です。

入水鍾乳洞はワイルドな洞窟探検が見どころですが、あぶくま洞は自然のパワーがつくり出す神秘の世界を堪能するひと味違った探検が楽しめますね。入洞可能なのは全長600メートルほどの範囲で、アップダウンの続く散策路が洞内に整備されています。歩きやすい服装と靴は必須ですね。

圧巻の滝根御殿

散策コースは途中で2つに分かれていて、うつ伏せになって進む場所もある冒険コースを選択できます。別料金が必要ですが探検気分をより体験したいならこちらをチョイスしてみましょう。この2つのコースはあぶくま洞最大の見どころで合流するので、家族でばらばらに行動しても安心です。

その見どころというのが「滝根御殿」で、三層構造の巨大なスペースにはクリスタルカーテンや洞穴サンゴ、ボックスワークなどここでしか鑑賞することのできない希少な鍾乳石がたくさんあります。ライトアップされた滝根御殿は大変幻想的です。

観光スポットは福島のココ！

温泉でドライブ旅を締めくくり

奥州福島 聖石温泉

ドライブ旅の最後は田村市にある穴場の温泉で疲れを癒しましょう。あぶくま洞から30分ほどドライブした場所にある日帰り温泉施設に移動します。聖石温泉は1997年に開湯した比較的新しい温泉で、家の建築作業を行っていた際に偶然に地中から温泉が湧き出しました。

オーナーが自宅の敷地内に温泉施設をつくったのが始まりで、今では施設内で食事も楽しむことができます。源泉は無色透明ですが空気に触れると錆色に濁るため、湯船にはその茶褐色の温泉がなみなみと満たされていますね。お風呂は内風呂のみとシンプルです。

キャンプで宿泊するのもアリ！

温泉は鉄分が非常に豊富なため入浴すると体がよく温まりますね。浴場は湯治場の雰囲気を醸し出すつくりになっているので、濁り湯を堪能するにはもってこいです。筋肉痛や腰痛にも効能が期待できるのでぜひじっくりと温泉に浸かってみてください。

この日帰り温泉施設にはテントを設営できる広いデッキが整備されていて、テントを持参すれば宿泊することが可能です。温泉に入浴すれば料金無料と太っ腹。綺麗な星空を眺めながらキャンプを堪能できます。キャンプ好きならぜひテントを持参して出かけてみてください。

観光スポットは福島のココ！

次のドライブ旅は福島に決まり！

出典：ライター撮影

今週は福島県でお花見と洞窟探検を楽しむドライブ旅をお届けしましたがいかがでしたか？福島県には小さな町や村にもたくさんの魅力的な観光スポットがあります。ドライブなら効率的に観光スポットを巡ることが可能です。ぜひ本記事を参考にして福島県の魅力をドライブ旅で満喫してみてください。