飛行機に傘を持ち込み規定
日本では梅雨や秋の長雨の時期は傘が必需品ですが、飛行機に搭乗する際に気になるのは傘の持ち込みではないでしょうか。折り畳み傘であればそのまま飛行機に持ち込めますが長い傘の場合は飛行機に持ち込むのか悩むところです。
各飛行機会社により飛行機への持ち込みや手荷物規定があり、規定に沿うようであれば傘はどちらでも可能です。注意点としてはANAのようなフルコストキャリアとlcc(ローコストキャリア)は預ける手荷物や飛行機への持ち込み規定が異なりますので、飛行機の予約時点で確認しましょう。
1:日本の航空会社
日本の航空会社はANAとJALの二つの会社が傘下に持つグループ会社とともに国内線、国際線を網羅しています。また、lccといわれる格安航空会社ではソラシドエアやエアアジア、ピーチ・アビエーションを含む各社が国内外に就航してるlccsです。
各航空会社にはそれぞれ料金や機内の快適さ、サービスなどで特徴を活かしています。また、利用客を増やすためにANAやJALなどとコードシェアをしてマイル還元を実施するlccもあり、利用客にとっては喜ばしい限りです。
2.フルコストキャリアとlccの違い
ANAのようなフルコストキャリアは飛行機の運賃が高いですが、予約のキャンセルや変更には柔軟に応じて、飛行機の中でのサービスやエンターテイメントが充実して座席が広くゆっくりくつろげます。また、lccは運賃が安いですが予約の変更やキャンセルが有料になる場合が多いのが特徴です。
また、手荷物の飛行機持ち込みの規定も厳しく預ける手荷物も有料になります。飛行機の中での飲食その他のサービスも有料になる場合が多いので、料金や搭乗時間を考えて選択すれば飛行機の中で快適な時間が過ごせますので用途に合った飛行機を選びましょう。
- フルコストキャリアはサービス充実
- lccは料金が安い
- 持ち込み荷物の規定に注意
3.国際線と国内線の手荷物の注意点
傘などの手荷物を預ける場合に気をつけなければならないのが国際線と国内線の規定が違います。預け方はチェックインの際にカウンターに預ければよいのですが国内線は搭乗時間の30分、国際線は1時間前で終了で、これはフルコストキャリアとlccも同様です。
国内線、国際線ともに規定の時間までに保安検査場を通過する必要があります。また、カウンターで傘を預けず、飛行機への持ち込みにした場合に保安検査場で持ち込できない場合にはバックして傘を預ける必要があるので時間に余裕をもって保安検査場は通過しましょう。
- 国内線と国際線は手荷物規定が違う
- 保安検査場通過時間は余裕をもって
- 飛行機持ち込みは傘のスタイルに気をつけよう
4:航空会社に手荷物規定がある理由
航空会社に手荷物規定などがあるのは有料か無料かは各航空会社の規定によりフルコストキャリアとlccでは異なります。もう一つの理由はIATA(国際航空運送協会)や航空法で細かな規定が設けられ、航空会社はその規定に従わなければなりません。
チェックインの時に傘の機内持ち込みが可能でも保安検査場では許可されない場合があります。安全な飛行を守るために設けられた規定なので、各航空会社も遵守します。保安検査場でチェックインカウンターにバックされないようにするためにもこんな時には折り畳み傘なら荷物の中に入れられるので便利です。
ANA受託手荷物と機内持ち込み規定
ANAは飛行機への国内線手荷物持ち込みは身の回り品1個とバッグなどの手荷物1個と定められて、飛行機のサイズにより大きさは異なります。また、受託手荷物には個数制限はありませんが合計重量が規定されて範囲を超えた場合は超過料金が必要です。
国際線も飛行機持ち込み規定は国内線と同じですが、受託手荷物の規定はともに規定されてエコノミークラスやビジネスクラスで異なります。傘を飛行機に持ち込む場合は身の回り品としてカウントされますので、荷物が預けるのがおすすめです。
ANA
- 住所〒105-7140
東京都港区東新橋1-5-2 汐留シティセンター - 電話番号0570-029-767
- 公式サイトURLhttps://www.ana.co.jp/group/company/ana/
ANA飛行機に傘を持ち込む時の注意点
ANAで傘を飛行機に持ち込みする場合折り畳み傘ならバッグに入れて持ち込みが簡単ですが、長傘は受託荷物にするか飛行機に持ち込むのか考えるところです。預け方は簡単ですが、到着地で荷物を待たなければなりません。
荷物が多くない場合は飛行機に持ち込むのが最適ですが、傘をどこに収納すればよいのか分からない場合はご自身の足元に置くのがベストです。頭上の収納スペースですと傘に付いた水滴が落ちることもあり、他の乗客の人たちに迷惑をかけます。ご自身の足元なら少し濡れていても迷惑をかけません。この場合は折り畳み傘ならスペースが少なく済みます。
JAL受託手荷物と機内持ち込み規定
JAL国内線の荷物の扱いについては飛行機への持ち込みは飛行機のサイズごとに大きさの制限があり、重量は10kg位以内で身の回り品1個とキャリーバッグ類1個です。受託荷物は個数制限はありませんが重量制限がありファーストクラスとエコノミークラスで異なります。
国際線は飛行機への持ち込み規定は国内線と同じで傘も荷物の一つに加えられるのは国内線と同じです。また、受託荷物に個数制限はありませんが、重量制限がありファーストクラスとエコノミークラスとで規定が異なり超過した場合には国内線、国際線ともに超過料金が発生します。
JAL
- 住所〒140-0002
東京都品川区東品川二丁目4番11号 野村不動産天王洲ビル - 電話番号03-6733-3062
- 公式サイトURLhttps://www.jal.co.jp/footer/link.html
JAL飛行機に傘を持ち込む時の注意点
JALの傘を飛行機に持ち込む際の注意点としては、チェックインの際にカウンターで飛行機に持ち込めるかを確認して、持ち込みができないのであれば受託荷物として預けましょう。預け方は他の荷物と同じです。注意点としては飛行機に持ち込んだ場合は手荷物の一つとしてカウントされます。
飛行機の中での傘の保管場所は特に設けられていないので、足元または頭上の収納スペースです。頭上の収納スペースの場合傘に付いた水滴が落ちて他の乗客の迷惑になる場合があるので、ご自身の足元に保管しましょう。こんな時は折り畳み傘が便利です。
lcc受託手荷物と飛行機持ち込み規定
lccの荷物についての規定はフルコストキャリアと大きく異なります。注意点としては会社ごとに異なりますがlccの多くは受託荷物は有料になることです。lccは殆どのサービスは有料となり飛行機の受託荷物も有料サービスの一つに含まれています。
一方、飛行機の荷物持ち込みについては規定内であれば無料になるのはフルコストキャリアと同じです。注意点としては受託荷物の預け方も同じですが、飛行機に持ち込む場合重量やサイズ有料になるため超過分については厳しくチェックされます。ここでは主要なlccの荷物の扱いについてご紹介します。
- lccは手荷物規定が厳しい
- lccは有料サービスが多い
ソラシドエア受託手荷物と機内持ち込み規定
ソラシドエアの荷物の規定は飛行機に持ち込む手荷物は重量、大きさが規定内なら1個は無料で、受託荷物は20kgまでは無料で個数制限がないのはフルコストキャリアと同じです。異なる点は飛行機への持ち込める荷物が1個なのでバッグなど複数の荷物は持ち込めない場合があります。
荷物の預け方はチェックインの際に係員に知らせれば受託荷物として扱いが可能です。lccは受託手荷物が有料の場合が多いですがソラシアエアは無料受託できるサービスがありますので他のlccと比べてサービスが充実しているといえます。
ソラシドエア
- 住所〒880-0912
宮崎県宮崎市大字赤江 宮崎空港内(宮崎空港ビル2階) - 電話番号0570-037-283
- 公式サイトURLhttps://www.solaseedair.jp/corporate/
ソラシドエア飛行機に傘持ち込む時の注意点
ソラシドエアはlccの中でも飛行機の受託荷物や飛行機への持ち込み荷物の規定が緩いといえます。これは、国内線のみで規定を厳しくするとフルコストキャリアとの競合に勝てない理由があります。傘の持ち込みや受託荷物についても規定はほぼフルコストキャリアと同じです。
飛行機に持ち込む場合には、lccといっても特別変わりませんが、持ち込める手荷物1個で傘も対象になる場合がありますのでチェックインカウンターで確認する必要があります。飛行機の中では頭上の収納スペースはありますが、座席のサイズが小さいので足元に収納する場合にも注意しましょう。
エアアジア受託手荷物と機内持ち込み規定
エアアジア
- 住所〒479-0881
愛知県常滑市セントレア1丁目2 - 電話番号052-456-4420
- 公式サイトURLtps://www.airasia.com/jp/
lccとして主に人気が高いのがエアアジアです。中距離の目的地に行くにはフルコストキャリアと大きな運賃格差がでます。また、運賃が安いですがサービスや手荷物の規定が厳しいのが特徴です。
飛行機に持ち込みはキャリーバッグとサブバッグなどで合計7kgまで、受託荷物季ついても飛行機の搭乗前に厳しいチェックがあり、事前に申告せずに超過した場合は高額の超過料金になります。注意点としては予約の際に受託荷物を申告していない場合はサイズと重量はきちんとチェックして空港に向かい、搭乗カウンターで再チェックの場合があるので、お土産の買い過ぎは注意です。
エアアジア飛行機に傘を持ち込む時の注意点
受託荷物の厳しいエアアジアといっても傘については特別の規定を設けてはいません。他の荷物と同じ扱いです。また、成田空港では厳しいチェックを受けてもバンコクのドンムアン空港ではチェックが厳しくないなど空港によって大きく異なります。
傘は受託荷物として預けることができて、預け方は同じです。また、飛行機への持ち込みも荷物の一つとなり、飛行機での傘の保管スペースは頭上の収納スペースまたは、ご自身の足元です。エアアジアの場合は座席の間隔が狭いので足元に保管する場合も気をつけましょう。この場合は折り畳み傘がおすすめです。
まとめ
飛行機に乗る時の傘の扱いについてご紹介しましたがいかがでしたでしょうか。傘も荷物の1つになり扱いは航空会社により異なり、預け方は他の荷物と同じです。また、チェックイン後に保安検査場を通過した時に持ち込みができない場合はバックして受託荷物になるのでバックさせられないよう注意しましょう。
また、飛行機に持ち込んでも収納スペースが限られているので保管場所には他の人に迷惑がかからないよう神経を使いますね。国内線であれば搭乗時間も短くて到着地の天候も分りますが、特に国際線の場合は折り畳み傘を使用すれば余計な心配をすることもありません。